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2009年12月13日
ポップでダークな作品

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SOIL / カネコアツシ

なんとも言えない感覚に襲われるミステリーマンガです。
ポップな絵の中なのに、そこに流れている空気感がとても乾いていて、余計に怖さを増殖しています。

舞台は地方に出来た新興住宅地である一家の失踪事件が起こる。
それと時を同じくして起こる数々の不可思議な事件。
外から見ると幸せに見える世界が小さな綻びから、徐々にその膿が露呈していく恐怖。

身近な世界観なだけに余計怖くなります!!

ちなみにカネコアツシはあの名作『BAMBi』の作者!!
って、『BAMBi』を知らないよという声が聞こえてきそうですが、
超ポップな若い女性が、男の子を戦いながら旅を続けるというアクションロードムービー!!
実はREAL-EYESアーティストにもファンが多く、あのミッシェルのチバさんも好き過ぎてThe BAMBiというバンドを結成するほど。


そんなミッシェルですが、REAL-EYESも来週からトリビュート企画をスタートします!
毎週毎週、ミッシェルに影響を受けた様々なアーティストにインタビューを慣行!!
しかも、秘蔵のミッシェルグッズのプレゼントも!!!マジで激レアです!!!!
お聴き逃しのないよう!!!!

REAL-EYES STAFF | 05:50 | カテゴリー:ASK日記
2009年11月29日
パズルがお好きな方に

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puzzle / 恩田陸

あの名作「夜のピクニック」の作者 恩田陸の代表作のひとつ。

先日、本屋にいったら、彼女のコーナーがあったのですが、この方、とてつもなく多作です!!
しかも、常に高テンションの作品を連発しているのだから、流行作家の鏡とも言える方ではないでしゅうか。

不思議な文章が続くオープニングから、廃墟となった無人島で発見された不思議な死体について考察する二人の検事、そしてまるでパズルのようにバラバラだったエレメントが一つの絵としてつながるようなラストのスピード感。
まるで読むパズル!

短い物語ですので、ちょっと突っ込みどころも満載なのですが、その緻密でなさも愛おしく思える作品です。
文章のテイストもソフトで手軽に読めますので、ぜひぜひに!!

REAL-EYES STAFF | 04:00 | カテゴリー:ASK日記
2009年11月22日
夢を追い続けることとは・・・

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ANVIL〜夢を諦めきれない男たち〜

今年最高のドキュメント映画です。
70年代から活動をスタートし、メタリカやスレイヤー、ガンズなど大スターとなるメタルバンドに大きな影響を与えながらも、本人たちはデビュー時に少し注目されながらも不遇な状況に追いやられているカナダのメタルバンド、ANVILの活動を追ったもの。

もう、メタルファンとしたら始まりのシーンから涙がこみ上げてきます。
名前は知っていても、もう過去のアーティストという認識だったANVILが未だに細々と続けている。
しかも、それでは生活できず、普段は給食の配送や建築作業員で生計を立てながら、50になってもいつかロックスターになる夢を諦めきれず続けている。

私たちは普段、ステージの上にいるロックスターしか知らないのですが、その裏にはとても地道な作業や過酷な現実があるということを分ってはいながらも改めてこういう形で見せられると感慨深いものがありました。

メタルが嫌いという方も、純粋にとてもいいドキュメント映画ですので、是非見てみてください。
音楽とか関係なく、夢を追い続けることの素晴らしさを教えてもらった気がします。

REAL-EYES STAFF | 03:35 | カテゴリー:ASK日記
2009年11月15日
色々な顔を持つ小説

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空中ブランコ / 奥田英朗

大きな総合病院の地下にある精神科。
そこに集まるのはちょっとおかしな悩める患者だが、迎えるのはもっとおかしな医者と看護婦。破天荒な医者につきあいながらも、いつしか心が解放される患者たちを面白おかしく書いた小説。

直木賞も受賞した作品で、映画化、舞台化もされるなどクロスメディアしていく原作ということでずっと気になっていたのですが、この度フジテレビでアニメ化されることで再び注目されたのをきっかけに読んでみましたがとても面白かったです。
一つ一つのストーリーが短めでありながらしっかりとした落ちもあって、主人公が同じな上質の短編小説を読んでいる感覚。シリーズであるイン・ザプールも町長選挙も同じテンションで素晴らしい作品です。純粋に面白い小説をお探しの方には大変お勧めの一冊!!

追伸、アニメ版(アニメと実写を融合させた新感覚アニメ)の看護婦マユミ役の杉本有美が恐ろしくかわいいのでそちらも是非とも。

REAL-EYES STAFF | 04:40 | カテゴリー:ASK日記
2009年10月11日
秋の夜長に・・・

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アフロ・ディズニー / 菊地成孔

慶応義塾大学で行われた視聴覚分断講義の議事録を一冊の本にまとめたものです。
これがまた難しい。
メインの内容は映像と音の記録媒体はかつてその始まりはサイレント映画とレコードに分断されていただが、トーキー映画以降融合し現代ではPVを含め完全に結実したものなっている。しかし、本来的に持っているそれぞれの揺れ(ノイズ)はふたつが融合したことによりいかにその存在意義を求めてきたか云々・・・。
そんな内容が難しいのはなにより、講義内で使われている単語の一つ一つの意味が分からず、携帯片手に意味を検索しながら読む始末。
しかも、講義としては前期にあたり、ここで問題提起されたものを受けて後期にそれぞれの専門家を招いて解説していくというものですので、問題提起投げっぱなしで読んだ後に脳内に?マークがあふれまくりといったものです。
著者はそういった不完全さについても現代芸術の一部であるとこれまた?マークがひとつ加わる次第でございます。
そうは言ってもなかなかどうして、内容は面白いもので疑問が続く様も読んでいくうちにこれまた心地のいい、高熱が出た状態みたいな・・・。
秋の夜長にひとつ。

REAL-EYES STAFF | 06:28 | カテゴリー:ASK日記
2009年10月04日
大おススメOLマンガ!!

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あさって朝子さん / 伊藤 理佐著

雑誌Hanakoの一番最後の方のページで連載されていたものがやっと文庫化されました。
連載されていたときからちょくちょく読んではいたのですが、改めてこうやって一冊になったものをまとめて読んでかなりはまってしまいました。

主人公はあるメーカーのプレスとして働く30歳のOL朝子さん。
でも、この朝子さん頑張り屋さんなんですけど、ちょこっとおっちょこちょいだったり、30歳という歳を気にしたり・・・、ってつまりすごく普通のOLさんなんです。
そんな朝子さんの日常を見開き2ページで展開しているのですが、男でもちょっと分かる分かると言ってしまうエピソード満載です。
日常のちょっとした機微の中で喜びを見つけたり、落ち込んだりする朝子さんがすごくかわいらしくて、共感以上に応援したくなります。

個人的に朝子さんファン増やす会を実施しているのですが、実はSPEAK OUT!ナビゲーターの星羅さんもはまったようで嬉しい限りです。

OLさんはもちろん全ての女性に、そしてそんな女性が好きな全ての男性にお勧めの一冊です!!

REAL-EYES STAFF | 04:12 | カテゴリー:ASK日記
2009年08月30日
名作映画誕生!!

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映画「サマーウォーズ」がとんでもなくすばらしいです。

他の番組のBLOGでも紹介させていただいたのですが、少しでも多くの方とこの感動を分かち合いたくご紹介させて頂きました。
個人的にはこの夏、最高の思い出かもしれません。
なんか、どこかのキャッチコピーみたいな上、お前はどれだけ寂しいんだという突っ込みを受けそうですが、それは置いておいて。

最初はアニメ映画ということで少し侮っていただのですが、
もう日本映画の歴史的名作の誕生ですよこれ!!

ストーリー、登場人物(主人公からヒロイン、脇役にいたるまで)、音楽、どれをとってもすばらしいと思わせてくれる映画なんてそうそうありません。
映画が始まってからずっとドキドキしっぱなしでした(笑)

薦めすぎても、期待しすぎて見た人ががっかりしない自信がありです。
自分が係わっているわけでもなんでもないのに、とても思い入れのある作品になっています。

まだ見ていない方は、この夏最後の思い出にぜひ!!

REAL-EYES STAFF | 04:53 | カテゴリー:ASK日記
2009年08月23日
だまされる心地よさを

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葉桜の季節に君を想うということ / 歌野 晶午

Happinessナビゲーターの宮本さんにお勧め頂いた本シリーズ第二弾。
もう、問答無用に面白い本です。

ちょっとしたものもネタバレになってしまうので詳しくは書けませんが、少なくとも私は完全に著者の手の内で踊らされてしまいました(笑)

ストーリーは何でも屋をやっている男が、ちょんな切っ掛けからある悪徳商法に戦いを挑むというもの。
もう、これ以上は言えません!!
だって、伏線がはりめぐら・・・
い、言えない!

ぜひ、皆さんもなんの前情報なしに読んで頂きたい!
そして、著者にはだまされる楽しさを味わって頂きたいどえす!!

REAL-EYES STAFF | 04:21 | カテゴリー:ASK日記
2009年08月09日
心に刻まれる名作

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この世界の片隅に / こうの史代

とても考えさせられる素敵なマンガです。

第二次世界大戦時の広島を舞台にちょっとドジなすずという女性を中心に、昭和の日々の生活模様を描いたマンガです。
しかし、ただの昭和を舞台にしたマンガではなく、あくまでも舞台は広島。
そこには全てを飲み込んでいく戦争がある。
それでも健気に生きていく姿には凄く考えさせられます。
どんな状況であろうとも、人間の本質は変らない。
色々なメッセージが込められたマンガです。

とにかくヒロインのすずがとてもかわいらしく、悲しい物語をとても受け取りやすくしています。

終戦記念日が近いこともあり、このマンガを切っ掛けに改めて戦争・平和について考えるのもあると思います。

REAL-EYES STAFF | 04:58 | カテゴリー:ASK日記
2009年08月02日
子供は天才です。。


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ママはテンパリスト / 東村アキコ

こんなに笑いの止まらないマンガ、久しぶりに読みました。

漫画家の東村さんが自分の息子、ごっちゃんとの日々の生活で自分がテンパッテしまったことをマンガにしたというもの。
ただ、コンセプトは育児ガイドにならない育児本、っということもあり自由すぎる作風に笑いっぱなしでした。

ごっちゃんならではの奇想天外行動はもれなく笑いをもたらしてくれる。
これを読むと本当に子育てって大変だろうな〜と思いながらも、子供がいたら毎日が楽しいだろうな〜と思いながらも、それでもやっぱり大変だろうな〜と思ったり。。

子供はやっぱり天才です。

REAL-EYES STAFF | 05:00 | カテゴリー:ASK日記
2009年07月19日
やっぱり青春モノ!

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ぼくたちと駐在さんの700日戦争

いや〜、青春ってやっぱりバカであればバカであるほどいいですね。
そんな事を考えてしまう映画です。

現在までに4000万アクセスを記録する、マンモスBLOGの映画化なのですが、これがもう気持ちいいぐらいの青春ものでした。

ストーリーはいたずらに青春の全てをかける田舎の高校生達と、それに大人気なく対抗する駐在さんのトムとジェリー的な話しなのですが、
ひとつひとつのエピソードが大変面白くDVDだったので、寝る前にちょっとずつ見ようかなんて思ったのですが、
笑いすぎて全く途中でやめられませんでした。

高校時代に下らない事に夢中になったあの感覚を思い出させてくれます。
学生だった人と、かつて学生だった人にお勧めしたい映画です。

REAL-EYES STAFF | 06:09 | カテゴリー:ASK日記
2009年07月12日
東大の講義って?

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東京大学のアルバート・アイラー 東大ジャズ講義録・キーワード編 / 菊地成孔・大谷能生・著

東大で行われた菊地成孔・大谷能生のジャズの講義の歴史編です。
つまり、あの東京大学で行われた授業が手軽に文庫本で読めるようになったものです。

内容はJAZZの歴史をバークリーメソッドと記号化というテーマで解説していったと言う、ちょっととっつきにくく難しい内容なのですが、文章が口語体で書かれているため、面白くすらすらと読めてしまいます。

個人的にはJAZZ好きなもので、読んでいて面白いエピソードや分かりやすく音の構造解説があり、夢中になってしまいました。

たまにはJAZZのこんな顔をのぞくのもいいかななんて、おすすめの一冊です!!

REAL-EYES STAFF | 06:14 | カテゴリー:ASK日記
2009年06月28日
本当に面白い本

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 告白 / 湊かなえ

先日、HAPPINESSナビゲーターの宮本絢子さんと話をしている時、本の話になりお勧めされたのがこちら。
いや〜、こんなに面白い本を読んだことないとつい言ってしまいたくなる位に素晴らしくて、読み始めると止まりませんでした。

全国の書店員が選ぶ「本屋大賞2009」で1位を獲得した作品だけのことはあります。
本屋大賞は歴代、リリーさんの東京タワーや恩田陸の夜のピクニックなど、心の温まる作品が多いのですが、この作品はサスペンスの要素を持った新感覚な作品です。

物語はある中学校の女性教師がある告白を始めるところから始まります。
全部で6章からなるこの作品は各章ごとに違った登場人物の主観で一つの物語がつむがれていくのですが、それぞれの心理描写が怖くなるぐらいに上手く表現されており、なおかつ緻密に張り巡らされた伏線が収束していく流れにはただただ感服いたします。

しかも、作者はこれがデビュー作ということで、末恐ろしいとはこのことかと思います。
今後の彼女の活躍に大期待です。

ちょっと、怖い作品ではあるのですが、皆さんにお勧め出来る作品です。
ぜひぜひに!!

REAL-EYES STAFF | 03:44 | カテゴリー:ASK日記
2009年06月21日
熱いマンガです!!

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とある大手ゲーム会社のキャリア女性が左遷されたのは、秋葉原にある小さな弱小ゲーム制作会社スタジオG3。
そんなゲーム会社にいるのは一癖も二癖もある楽しい面々。
社長は元ゲーム会社で活躍していた天才クリエーター。
ゲーム作りに命かけています!

ゲームクリエイターって仕事、全く知らないのですが、こうやってゲーム会社の裏側みたいなものを読むと、なんとなくゲームが好きになります。
ストーリーは凄くストレートで、読んでいて熱くしてくれます。

スポ魂マンガを読む感覚でひとつ!

REAL-EYES STAFF | 07:42 | カテゴリー:ASK日記
2009年06月07日
阿部真央おすすめ本!!

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好きな人に愛される「かわいい女」練習帳 / 里中李生


SPEAK OUT!で阿部真央ちゃんがおすすめしていた本です。

内容は具体的に女性がどのような所作をすれば、いいのかをひとつひとつ、短いエッセイにして紹介しているというものです。

例えば、
スカートは短く、もしくは長くしろ
とか、
さりげないスキンシップを心がけろ
のように正にかわいい女練習帳です。

いろいろと頷けるところもあるのですが、かなり強い口調で断言されるので、個人的には少々過食気味で御座います。
かなり灰汁の強い本なので、全員にはおすすめ出来ませんが、阿部真央ちゃんおすすめということで。

ただ、読み終わって一番思ったことが。

なんで私(28歳男子)が『かわいい女練習帳』を読んでいるんだろうと・・・。

REAL-EYES STAFF | 05:39 | カテゴリー:ASK日記
2009年05月31日
この世で最も面白いマンガ!!

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先週も書きましたが、最近改めて手塚治虫にはまっています。

今読んでも、最も素晴らしくて面白くて、そしてなにより前衛的な作品達です。
その中でも、宗教色が強く、手塚自身もライフワークと言っていた作品が『火の鳥』です。

久しぶりに火の鳥を読んだのですが、こんなに激しい作品だったかと改めて色々なものを考えさせられてしまいました。
宗教色やメッセージ性の強さもさることながら、この作品が持つエンターテイメント性にもただただ感嘆させられてしまいます。

実は、火の鳥の印象といいますと、個人的にはアニメが脳裏に刻み込まれています。
もう、トラウマであるといっても過言ではないほどです。
っと、言うか久しぶりに読むまで、ストーリーを忘れていたのですが、子供の頃みたアニメのいくつかの場面を強い悪夢のように、今でも詳細に覚えています。

思い入れが強すぎて長くなってしまうので、ここでは割愛させていただきますが、
ぜひ、皆さんに読んでいただきたい作品です。

ここではその中でも一番のおすすめ『鳳凰編』を!!

REAL-EYES STAFF | 06:42 | カテゴリー:ASK日記
2009年05月24日
神様の素顔

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「父」手塚治虫の素顔 / 手塚眞

あのマンガの神様 手塚治虫を、その息子でビジュアリストである手塚眞さんが家族の視点で書いたストーリー。

本の中では生前の手塚治虫の姿が色々と語られているのですが、
現在のマンガ家では考えられないほど多くの連載を重ねていた手塚治虫が、原稿を待ち受ける各社の編集者から逃れて気分転換に遊びに行く話しなど、家族だからこそ知るお話がどんどん出てきます。
手塚治虫大ファンの私にとっては神様を身近に感じられるエピソード満載で、むさぼる様に読み終えてしまいました。

尊敬と愛情、そして手塚治虫から受け継いだメッセージを次世代に伝えるための使命感。そんな色々な思いが込められた素敵な本です。

REAL-EYES STAFF | 04:21 | カテゴリー:ASK日記
2009年05月17日
大阪国!?

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プリンセス・トヨトミ / 万城目学

不思議な設定の面白い本です。

大阪に国家会計の出張にきた会計検査員のでこぼこ三人組。
いつも通りの出張で終わるはずであったが、ある一軒の検査を切っ掛けとして、大阪が江戸時代から抱えるもう一つの組織を知ることとなる。
それが大阪国!!

別にサスペンスや壮大な歴史巨編なんてものでは全然ありません(笑)
普通に面白い小説です。

最近では「鴨川ホルモー」の映画化や「鹿男あをによし」のドラマ化で注目される、万城目学(まきめ まなぶと読みます。)の作品最新作なのですが、日常のお話しの中に摩訶不思議な世界が入り込み、複線を引きながら面白く展開していく手法は、まだ小説4作目とは思えない技術だと思います。

設定の面白さもあるのですが、登場キャラクター設定の面白さや、それぞれのキャラクターが見せるちょっとした機微が絶妙で、そこそこなボリュームの作品なのですが難しい所がないので、どんどん読み進めてしまいます。

こんな世界があっても面白いなと思わせる作品。
おすすめいたします。

REAL-EYES STAFF | 14:50 | カテゴリー:ASK日記
2009年05月10日
やさしくって、少し悲しいマンガ

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パーマネント野ばら / 西原理恵子

以前、このブログでも紹介した『この世でいちばん大事な「カネ」の話』を読んで以来、西原さんの本を改めて読み直しています。
『いけちゃんとぼく』の映画化や、『毎日かあさん』のテレビアニメ化など、世間的にも改めて再注目されていて、いちファンとしてうれしい状況です。

さて、この作品はある田舎町の美容室に出戻ってきた女性と、それを取り巻くひと癖もふた癖もある田舎町の女性たちの物語で、女性の強さと切なさを素晴らしく表現している作品だと思います。
つい笑ってしまうエピソード満載の短編集なのですが、全て読むとなんとも言えないすがすがしさと切なさを感じさせてくれます。
彼女の作品はただ笑えるだけでない、物語の後ろ側にやさしさを感じさせる作品が多いのですが、個人的にはこの作品が一番やさしさで溢れているように思います。

少し疲れた夜に(特に女性のみなさんに)お勧めの一冊です。

REAL-EYES STAFF | 05:40 | カテゴリー:ASK日記
2009年05月03日
万華鏡の様な一冊

この本を紹介するのを忘れていました。

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スペインの宇宙食 / 菊地成孔

音楽家であり、文筆家であり、大学講師でもあるJAZZミュージシャン:菊地成孔の出版デビュー作が単行本化になり手に入れやすくなりました。
昨年までJ-WAVEのナビゲーターでもありましたね。

内容は彼の日常と思考とが折り重なった不思議なエッセイ集なのですが、現実と妄想と嗜好が入り混じるかなりディープな内容で、時に色男の日記のように、時にアカデミックな専門書のように、時におしゃれな料理本のようにと、一冊の中で七変化しながらも、芯はぶれていない文章が459ページの中につまっています。

あとがきに作家のよしものとばななさんが『私はこの本を小説として読んだ』と書いているとおり、現実と非現実(のように思える彼だけの現実?)、思想と妄想が入り混じって料理されている姿は、イタリアの芸術映画を見ている様に読者を不思議な世界に誘います。

著者の菊地成孔本人も、「もうこのような本は書けないと思う」と言う、彼の本の中でも特殊な一冊。

個人的には彼のフェティシズムを吐露した章が好きなのですが、ここではあまりかけない内容(笑)なので、詳しくは読んで確認して下さい。

因みにリアライズ的には約10年前のスネイルランプとのレコーディングの話しなんかが出てきます!

菊地成孔がナビゲーターをつとめたJ-WAVEの深夜番組『UNIVERSE』にはまっていた人なら、必ず楽しめる内容です。
ぜひぜひに。

REAL-EYES STAFF | 05:50 | カテゴリー:ASK日記


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