
「宇宙の音」といわれると
どんな音が聞こえてくるだろうか。
何となく浮遊した感じの音が聞こえてこないだろうか。
聞いたこともない宇宙の音が聞こえてくるのはなぜだろう。
先日「アトムの足音が聞こえる」という映画を観ました。
この映画の主人公は「宇宙の音を創造した男」
といわれている音響デザイナーの大野松雄さん。
監督は、菊地成孔、相対性理論のPVなどを手掛ける冨永昌敬さんです。
大野さんは1963年に放送開始されたテレビアニメ「鉄腕アトム」
の音響効果を務めた伝説の音響デザイナーで、
アトムのあの「ぴょこ、ぴょこ」という足音を生み出した
その業界ではまさに伝説の人。
多くの音響デザイナーに影響を与えた大野さんですが
80年代に突如業界から姿を消します。
大野さんは今どこで何をしているのか?
当時を知る人の証言を元に、彼の足跡をたどるという
内容のドキュメンタリーでした。
アトムの足音ってわかりますか?
ロボットなのに体温を感じるような、かわいらしい音。
本当にこれ意外はしっくりこない!というくらい
ピッタリです。
この映画を見て考えたのですが、
アトムの足音にしても、宇宙の音にしても
なぜ、存在しない音に対し「ピッタリ」だと感じるのでしょうか。
「この世に存在する音に興味がない」
と大野さんは語りました。
「音のないもの」に音をつける。
それが人間の「感情」だと例えると
音楽に通じる部分がありますよね。
そういえば「この曲は今の自分の気持ちにピッタリだ!」
と感じたことあります。
この「ピッタリ」不思議ですね。
はじめてアトムの足音を聴く人でもきっとそう感じると思います。
映画は東京での公演は終了してしまいましたが
やっているところもあるみたいです。
興味ある方はぜひ。