J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』（ナビゲーター：藤田琢己）。5月23日（水）のオンエアでは、Licaxxxとのコンビでお届け！ ここでは「FEATURE TOPICS」のコーナーを紹介します。注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、週替わりで1組のアーティストを4日間かけて掘り下げていくこのコーナー。今週は、今年デビュー20周年を迎えた椎名林檎さんを特集します！
1、2回目は、椎名さんのデビューからブレイクまでを紹介。3回目となる今回は、ソロから東京事変の活動までの軌跡をお届けました。
【1回目】デビュー20周年の椎名林檎を徹底解剖！ あの名曲は17歳のときに作っていた
【2回目】意外と知られていない？ 椎名林檎の2ndアルバム『勝訴ストリップ』に隠された秘密
■3rdでも“形式美にこだわり！
2001年にシングル『真夜中は純潔』をリリース。結婚、出産のため一時活動休止に入った椎名さんはその後、カバーアルバムのリリースなどを経て、2003年に3枚目のアルバム『加爾基 精液 栗ノ花』をリリースしました。
2枚目のアルバム『勝訴ストリップ』では、曲名の文字数や漢字・カタカナの配置がキレイにシンメトリーなっていて、トータルの収録時間は55分55秒というこだわりがありました。一方、『加爾基 精液 栗ノ花』は、収録時間が44分44秒。曲目の配置はもちろん、楽曲で使用している楽器までシンメトリーになるよう使い分けるなど、普通は気づかないような部分にまで、椎名さんの形式美へのこだわりが伺える作品となりました。
『加爾基 精液 栗ノ花』のリリース後、2003年にNHK『みんなのうた』で放送された曲でもある、シングル『りんごのうた』をリリース。その後は、ソロ活動をいったん停止し、翌年の2004年にバンド・東京事変を結成しました。
■東京事変としての活動
当時、ツアーのバックバンドだったメンバーとともに結成した東京事変。実はこの頃の椎名さんは、引退を考えるほど音楽活動の継続にモチベーションを見いだせなかったという一説があるそうです。そんななか、メンバーたちのために書き下ろすつもりで曲を書けば意欲が湧くのではないかと、東京事変を結成したとのこと。もともとデビュー前から椎名さんはバンドを組むことを考えていたとの話もあったようです。
「ソロのファーストアルバムからサードアルバムまでは、バンドをやるためのプレゼン」と話していた椎名さん。メンバーチェンジなどがあったものの、2012年の解散までにトータル6枚のオリジナルアルバムをリリース。2012年2月29日（水）に東京事変は解散しました。
■映画『さくらん』で音楽監督を務める
椎名さんは、東京事変の活動途中からソロ活動も並行しておこなっていました。2006年にSOIL&"PIMP"SESSIONSとの共演作『カリソメ乙女（DEATH JAZZ ver.）』を配信限定リリース。この曲は映画『さくらん』の主題歌にもなり、椎名さんはこの映画の音楽監督も務めました。さらに、『さくらん』エンディングテーマとなったシングル『この世の限り』を、「椎名林檎×斎藤ネコ＋椎名純平」名義でリリース。2007年には「椎名林檎×斎藤ネコ」名義でアルバム『平成風俗』をリリースするなど、この時期は単独ではなく誰かと一緒に音楽を作る期間となりました。
椎名さんが純粋なソロ名義として復活したのは2009年。およそ5年半ぶりとなるシングル『ありあまる富』をリリースし、その1カ月後にアルバム『三文ゴシップ』をリリースしました。
ソロ名義では6年4カ月ぶりとなるオリジナルアルバムとして、大いに盛り上がった『三文ゴシップ』は、ヌードをテーマとしたビジュアルも注目されました。そして、これまでのソロ名義のアルバム『勝訴ストリップ』『加爾基 精液 栗ノ花』と同様に曲目配置におけるシンメトリーの形式美を表現し、収録時間も50分05秒と、こだわりを見せ、サウンドはあえてこれまで避けてきたというブラックミュージックの影響が色濃くあらわれた作品となりました。
【4回目】「椎名林檎という存在に、日本の音楽のスタープレイヤーたちが吸い込まれていく」いきものがかり・水野が語る
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名：『SONAR MUSIC』
放送日時：月・火・水・木曜 21時－24時
オフィシャルサイト：https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
1、2回目は、椎名さんのデビューからブレイクまでを紹介。3回目となる今回は、ソロから東京事変の活動までの軌跡をお届けました。
【1回目】デビュー20周年の椎名林檎を徹底解剖！ あの名曲は17歳のときに作っていた
【2回目】意外と知られていない？ 椎名林檎の2ndアルバム『勝訴ストリップ』に隠された秘密
■3rdでも“形式美にこだわり！
2001年にシングル『真夜中は純潔』をリリース。結婚、出産のため一時活動休止に入った椎名さんはその後、カバーアルバムのリリースなどを経て、2003年に3枚目のアルバム『加爾基 精液 栗ノ花』をリリースしました。
2枚目のアルバム『勝訴ストリップ』では、曲名の文字数や漢字・カタカナの配置がキレイにシンメトリーなっていて、トータルの収録時間は55分55秒というこだわりがありました。一方、『加爾基 精液 栗ノ花』は、収録時間が44分44秒。曲目の配置はもちろん、楽曲で使用している楽器までシンメトリーになるよう使い分けるなど、普通は気づかないような部分にまで、椎名さんの形式美へのこだわりが伺える作品となりました。
『加爾基 精液 栗ノ花』のリリース後、2003年にNHK『みんなのうた』で放送された曲でもある、シングル『りんごのうた』をリリース。その後は、ソロ活動をいったん停止し、翌年の2004年にバンド・東京事変を結成しました。
■東京事変としての活動
当時、ツアーのバックバンドだったメンバーとともに結成した東京事変。実はこの頃の椎名さんは、引退を考えるほど音楽活動の継続にモチベーションを見いだせなかったという一説があるそうです。そんななか、メンバーたちのために書き下ろすつもりで曲を書けば意欲が湧くのではないかと、東京事変を結成したとのこと。もともとデビュー前から椎名さんはバンドを組むことを考えていたとの話もあったようです。
「ソロのファーストアルバムからサードアルバムまでは、バンドをやるためのプレゼン」と話していた椎名さん。メンバーチェンジなどがあったものの、2012年の解散までにトータル6枚のオリジナルアルバムをリリース。2012年2月29日（水）に東京事変は解散しました。
■映画『さくらん』で音楽監督を務める
椎名さんは、東京事変の活動途中からソロ活動も並行しておこなっていました。2006年にSOIL&"PIMP"SESSIONSとの共演作『カリソメ乙女（DEATH JAZZ ver.）』を配信限定リリース。この曲は映画『さくらん』の主題歌にもなり、椎名さんはこの映画の音楽監督も務めました。さらに、『さくらん』エンディングテーマとなったシングル『この世の限り』を、「椎名林檎×斎藤ネコ＋椎名純平」名義でリリース。2007年には「椎名林檎×斎藤ネコ」名義でアルバム『平成風俗』をリリースするなど、この時期は単独ではなく誰かと一緒に音楽を作る期間となりました。
椎名さんが純粋なソロ名義として復活したのは2009年。およそ5年半ぶりとなるシングル『ありあまる富』をリリースし、その1カ月後にアルバム『三文ゴシップ』をリリースしました。
ソロ名義では6年4カ月ぶりとなるオリジナルアルバムとして、大いに盛り上がった『三文ゴシップ』は、ヌードをテーマとしたビジュアルも注目されました。そして、これまでのソロ名義のアルバム『勝訴ストリップ』『加爾基 精液 栗ノ花』と同様に曲目配置におけるシンメトリーの形式美を表現し、収録時間も50分05秒と、こだわりを見せ、サウンドはあえてこれまで避けてきたというブラックミュージックの影響が色濃くあらわれた作品となりました。
【4回目】「椎名林檎という存在に、日本の音楽のスタープレイヤーたちが吸い込まれていく」いきものがかり・水野が語る
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【番組情報】
番組名：『SONAR MUSIC』
放送日時：月・火・水・木曜 21時－24時
オフィシャルサイト：https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
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