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NakamuraEmi、アルバムのポイントは「余白と人間くささ」

NakamuraEmi、アルバムのポイントは「余白と人間くささ」

J-WAVEで放送中の番組「SAISON CARD TOKIO HOT 100」(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。4月1日(日)のオンエアでは、シンガーソングライター・NakamuraEmiさんが登場し、新曲「新聞」を生演奏で披露してくれました。

NakamuraEmiさんは、デビューする前に幼稚園の先生、ネジを売っている会社の事務、音楽スタジオの受付、家具屋、居酒屋、空調機の工場、自動車メーカーのエンジン開発部など、数々の仕事を経験してきました。その経験が土台となり音楽ができているため、地元・厚木(神奈川県)の職場で出会った人たちを大いにリスペクトしていると語りました。

■人間くさくレコーディング

3月には最新アルバム「NIPPONNO ONNAWO UTAU Vol.5」をリリース。タイトルには「いつか日本人らしい女性になれますように」という思いを込めているそうで、デビュー前に自主制作をしていた頃から、一貫してこのタイトルにしています。

クリス:今回のアルバムでこだわったところは?
NakamuraEmi:コミュニケーションとか、語感を意識することが大きかったので、言葉を大事にしました。あとは、いろいろな音を想像してもらえるように、隙間を多く作ったというか、あまり埋め込まず、余白を作りました。
クリス:どういう意識を持てば、余白が生まれますか?
NakamuraEmi:隙間を音で埋めて表現してしまいがちですけど、パソコンを叩く音を入れたり、鳥の声を入れたり、そういう形で隙間を埋めていきました。

さらに、レコーディングの仕方も変えたそうです。

NakamuraEmi:今までは、セッションという感じでレコーディングをしていたんですけど、機械がどんどん進んでいく中で、どれくらい人間らしさを出せるかというのがテーマだったので、クリックを使って録音しました。メトロノームの音を聞きながら、どれだけ人間くさく録音できるかを考えながら、みんなでセッションしていきました。

■人の温もりを残していくために

番組では、アルバムに収録されている「新聞」を、カワムラヒロシさんのギターとコーラスによる生演奏で披露。

【放送はこちら】NakamuraEmi「新聞」の生演奏音源をradikoで聴く

この曲は「SAISON CARD TOKIO HOT 100」で流れる「朝日新聞」のCM ソングとして作られました。曲についてクリスは「歌詞がすごくいいよね。Nakamuraさんは探るポイント、捉えるパワーがすごいと思う」と感想を述べました。

NakamuraEmi:実家は朝日新聞を購読していて、新聞を見て感じることを書こうと思っていたときにオファーがあったのでびっくりして。ナチュラルに書かせていただきました。雨の日は新聞をビニールで被せて配達してくれたり、新聞のレイアウトを見ても「誰かが決めたんだな」と、人の温度を感じて。そういうものを残していけるのは、自分たちが最後の世代かもしれないと思って書きました。

NakamuraEmiさんは、5月2日(木)から「NIPPONNO ONNAWO UTAU Vol.5」のリリースツアーが始まります。さらに、5月5日(土・休)・6日(日)には、六本木ヒルズアリーナで開催される「TOKYO M.A.P.S.」の初日に出演します。こちらもチェックしてみてください。

【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:「SAISON CARD TOKIO HOT 100」
放送日時:日曜 13時-17時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tokiohot100/

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