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m-floが日本の音楽シーンに定着させたスタイルとは

m-floが日本の音楽シーンに定着させたスタイルとは

J-WAVEで放送中の番組「SONAR MUSIC」(ナビゲーター:藤田琢己)。3月7日(水)のオンエアではLicaxxxとのコンビでお届け。ここでは週替わりで1組のアーティストを4日間かけて掘り下げていく「FEATURE TOPICS」のコーナーを紹介します。この週にピックアップしたのはm-floです。


■ボーカルの脱退をどう乗り越えたか?

m-floは今年、デビューから20周年というアニバーサリーイヤー。☆Taku Takahashi 、VERBAL、LISAのオリジナルメンバーで活動を再開し、話題を呼んでいます。月曜・火曜の2日間ではデビューから、2002年のLISA脱退までの歴史を振り返り、3日目となる水曜はボーカル脱退という大ピンチを取り上げました。

LISAの脱退後、およそ1年半の沈黙を経て、ベストアルバムのリリースで活動を再開。ボーカルを誰がつとめるのか注目を集め、「新人を発掘?」「既存のアーティストが加入?」とさまざまな予想が飛び交う中、ボーカルにCrystal Kayを迎えた「REEEWIND!」を発表しました。

m-floはここから固定ボーカルを置かずに、“Lovesシリーズ”という楽曲ごとに異なるボーカルをフィーチャーしていくスタイルになります。

Licaxxx:時代に合っていましたね。小室さんがいて安室ちゃんがいて、みたいな時代だったじゃないですか。そういうのを受けて、この女子フィーチャリング。

当時はフィーチャリングの文化がそこまでメジャーではなかったため、VERBALさんが“Lovesシリーズ”を発案したときは、スタッフでさえ反応がイマイチ。VERBALさんは企画書を作成、プレゼンで説得したそうです。


■「フィーチャリング」の結果は…大成功!

このスタイルで2005年8月にリリースしたアルバム「BEAT SPACE NINE」はオリコンチャートで最高位1位を記録。初の日本武道館でライブも行いました。さらにその年、フィーチャリングした和田アキ子さんから「紅白出る?」というオファーを受け、「m-flo loves Akiko Wada」として紅白歌合戦に初出場を果たしました。

Lovesシリーズでは、安室奈美恵や和田アキ子というビッグアーティストだけでなく、若手をいち早く起用したのですが、その中には火曜のナビゲーター、DAOKOの名前も。

このLovesシリーズは2007年にリリースしたアルバム「COSMICOLOR」にて終了。総計41組ものアーティストとコラボレーションしました。日本にフィーチャリングの文化を定着させたと言っても過言ではないのです。

「FEATURE TOPICS」のm-flo特集は、radikoで聴くことができます。ぜひチェックを。

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【番組情報】
番組名:「SONAR MUSIC」
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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