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「選択的夫婦別姓」についてどう思う?

「選択的夫婦別姓」についてどう思う?

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「JAM THE WORLD」(ナビゲーター:グローバー)のワンコーナー「UP CLOSE」。11月13日(月)のオンエアでは、月曜日のニュース・スーパーバイザーを務めるジャーナリスト、津田大介が、作家・思想家の東浩紀さんと共に「選択的夫婦別姓」について考えました。

先日、ソフトウェア開発会社のサイボウズ社長、青野慶久さんが、「日本人と外国人の結婚は同姓か別姓かを選べる選択的夫婦別姓なのに、日本人同士の結婚だと選択ができない。これは法の下の平等を定めた憲法に反する」として、2018年春にも国を提訴する方針であることを明らかにしました。

結婚を機に奥さんの姓を選択された青野さんは、結婚によって姓を変えた側が不便さを強いられることに疑問を持ち、また、青野さん自身も仕事では旧姓を使うことで生じる不便さや不利益を痛感したことで、「姓は選択して決める方が生きやすさにつながるのでは?」と考えたそうです。

東さんは、夫婦の選択的夫婦別姓について「導入するべき」としたうえで、「90年代から『選択的夫婦別姓が現実的になった』と言われ続けているので、そろそろ決着して欲しい」と見解を述べました。

青野さんの訴えについて、弁護士は、民法の“夫婦は同姓でなくてはならない”という条文が違憲だと訴えを起こすのではなく、「例えば日本人同士でも離婚した場合は、民法上は元の姓に戻るが、戸籍上は、子どものためなどの理由から結婚時の姓のままにすることができる。そのことから、離婚した場合は民法上の姓と、戸籍上の姓にズレが生じることが認められているのに、なぜ日本人同士が結婚した場合には適応されないのか。つまり、『ズレていてもよい』という補足の条文を作るべきではないか、これが作られていないということが法の下の平等に違反しているのではないか」という内容で訴えていくことを明らかにしているそうです。

東さんいわく、これは最高裁判所が「今ある法律は違憲だ」と判決を下すのは難しいが、「憲法を実現させるために、別の法律が必要だ」と判決を下す方がはるかにハードルが低いからではないか、とのことでした。

近い将来、選択的夫婦別姓は認められるのか、青野さんの訴えの行方にも注目していきましょう。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「JAM THE WORLD」
放送日時:月・火・水・木曜 19時-21時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/jamtheworld/

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