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松本大洋・くどうなおこ、親子共作の絵本原画展の注目点

松本大洋・くどうなおこ、親子共作の絵本原画展の注目点

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「ZAPPA」(金曜担当ナビゲーター:山中タイキ)。11月10日(金)のオンエアでは、漫画家の松本大洋さんと、松本さんのお母さんである詩人・童話作家のくどうなおこさんによる親子共作の絵本『「いる」じゃん』の原画展の話題をお届けしました。

会場では、絵本に使用された17点の原画を鑑賞することができます。山中はまず、絵本を見ずに松本大洋さんの原画だけを鑑賞していったそうです。

「松本大洋さんが描く、シンプルに鉛筆で描かれた景色や生き物。さらに、微妙に揺れているように見える鉛筆の線がたまらなくて、無邪気なあどけなさと、言葉にしなくても伝わってくるような、優しさに溢れた雰囲気が絵のなかにあるんです」と、感動を語りました。

絵にはほんの一部だけに色がついていて、この絵がどんな物語から生まれてきたのか、どんなふうに絵本の文字と寄り添い合うのか、といったところに注目しながら見ていたそうです。そして、山中はあることに気づいたとか。

「絵本の絵と原画の絵はほぼ同じだったんです。これは、当たり前のように思われるかもしれませんが、手で書いた絵をスキャンで取り込んだりすると、色味が若干変わることがあって、少し構図やレイアウトを変えて使うんです。ところが、この絵本の場合は紙に書かれたままといった感じなんです。 さらに、『生きる』というテーマでくどうさんが書いた文がとても素敵で、感受性豊かな男の子の口調で言葉が並んでいて、まるで松本さんの漫画に出てくるセリフのような口調もあるんです。これは『親子だからかな…』と思いました」(山中)

すっかりハマってしまった山中は、絵本を何度も読み返したとか。「大人同士の親子っていいな」と思わせてくれる一冊」と紹介しました。

原画展は西麻布にある「Rainy Day Bookstore & Cafe」にて11月26日(日)まで開催中です。皆さんもぜひ、足を運んでみてください。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「ZAPPA」
放送日時:毎日 5時-6時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/zappa/

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