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増え続ける患者数…糖尿病になりやすい人の特徴は?

増え続ける患者数…糖尿病になりやすい人の特徴は?

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「JAM THE WORLD」(ナビゲーター:グローバー)のワンコーナー「KODANSHA CASE FILE」。11月14日が世界糖尿病デーということで、この週は、永寿総合病院糖尿病臨床研究センター長の渥美義仁さんに、糖尿病についてお話を伺っています。7日(火)の放送では、「どんな人が糖尿病になりやすいのか」お聞きしました。

日本では、患者数が増加し続けている糖尿病。最新データによると、現在日本には316万6,000人の患者がいるそうです。

糖尿病には1型と2型があります。2型糖尿病は遺伝的な要素があるので、両親や兄弟など親族に糖尿病の人がいる場合は、若くして発症することも少なくありません。そのきっかけは、食事、肥満、運動不足など、いわゆる生活習慣によるケースが多いそう。

一方、1型糖尿病は、遺伝関係は非常に少なく、生活習慣とも全く関係がないので、本人の責任なく発症してしまうそうです。また、1型の場合、生まれたての赤ちゃんから大学生までの期間に発症することが多いと言われてはいますが、発症を予想することも困難だそう。1型糖尿病の患者は国内で約10万人と考えられていますが、糖尿病全体の患者数約1,000万人からみると、少数派ではあるとのこと。

また、糖尿病の男女比は全体的に男性が多く、その原因は遺伝的な要素もありますが、男性は生活習慣が乱れ、肥満になりやすい状況が多いことが影響しているのだとか。

糖尿病になりやすい食習慣は、カロリーが多い、糖質を好む、米や麺など炭水化物の食べ過ぎを続ける…などが影響すると考えられています。女性は健康にいいと勘違いして糖分の多い果物を摂り過ぎてしまい、糖尿病にかかる場合も少なくないそうです。

人口に占める糖尿病の割合は8%前後と考えられ、この割合自体は、日本もアメリカもほぼ変わらないのですが、日本とアメリカでは糖尿病のタイプが違うそうで、日本や中国、その他アジア系の人は太っていなくても糖尿病になってしまい、それは遺伝的に体内で血糖値を下げるインスリンを分泌する力が弱いからと考えられています。反対に、欧米の人は体内でインスリンを出す力が強いので、食べ過ぎてもなかなか糖尿病にはなりませんが、その分、太りすぎてしまう傾向にあると考えられているそうです。

生活習慣によって発症する場合が多い糖尿病。そのお話は9日(木)まで続きますので、どうぞお聴き逃しなく。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「JAM THE WORLD」
放送日時:月・火・水・木曜 19時-21時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/jamtheworld/

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