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能町みね子が見つけた「行き止まりの法則」とは

能町みね子が見つけた「行き止まりの法則」とは

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「JOURNAL STANDARD FIND ONE STYLE」(ナビゲーター:Licaxxx)。9月22日(金)のオンエアでは、文筆家の能町みね子さんをお迎えしました。

能町さんは、4歳の頃から漫画を描いていて、漫画家になりたいと思っていたものの、中学生の頃に、自分があまり絵がうまくないことに気付き、趣味程度で続けていたそうです。その後、文筆家として仕事をするようになったいきさつをお聞きしました。

能町:仕事になったのは偶然で、本にする気満々でブログを始めたら声をかけてもらえるようになったんです。ブログが本になって、他のところからも「ウチでも本にしませんか?」というお話がきたんで、「違うネタでいいんだったら書きます」って言って。OLをやめたときに、仕事が少しずつ増え始めたから「これで生きていける…」と思って、そのままきちゃった感じです。
Licaxxx:喫茶店でミルクセーキを飲む話(『能町みね子の純喫茶探訪 きまぐれミルクセ~キ』)も好きです。
能町:私、純喫茶が好きなのに、コーヒーが飲めないんです。それで喫茶店に行ったときには紅茶かミルクセーキを頼むんですけど、喫茶店のことを書くときに、ミルクセーキを注文する人はあまりいないだろうと思って、「ミルクセーキだけでいってみよう」ということで、無茶な連載が始まったんです(笑)。

能町さんは、興味の幅が非常に広いですが、「当たり前と思ってたけど、そういえばこれはヘンだ」と、見過ごしていたことに気付くとうれしいそうです。

続いて、能町さんの著書『ほじくりストリートビュー』(交通新聞社)の話になりました。地図を見ていて気になった場所に、実際に足を運んだ記録が書かれてあります。その中でも、能町さんご自身のお気に入りは、新宿駅のすぐそばにある路地だそうです。

能町:新宿駅の東南口を出たところにある、Flagsビルの裏に路地があることをみんな知らないんです。地図を見ていて「こんなところに、道があったっけ?」って気付いて、ぞわぞわしたんです。それがうれしくて書いてみたりとか。あと、江戸川区に「妙見島」という島があって川の中の中洲みたいなところで…。行くと工場があってそれから先には進めないんですけど、そういう”端っこ”みたいなところには行きたいですね。
Licaxxx:「この先、行き止まり」だと分かったら行きますか?
能町:行きます(笑)。私が散歩をしていて気付いた法則があって、「この先、行き止まり」である場合、「車は行き止まり」という感じの看板だったら9割方、人間は通れるんです。人は通れるから、細くておもしろい道になっている可能性が高いんです。だから、行き止まりは好きなんです。

そのほか、能町さんのお気に入りの街・神楽坂にある不思議な一方通行の道の話や、好きなDJについてなど、話は尽きませんでした。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「JOURNAL STANDARD FIND ONE STYLE」
放送日時:毎週金曜 23時-23時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/findstyle/

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