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太田愛、『天上の葦』の原点はあのヒーロー作品?

太田愛、『天上の葦』の原点はあのヒーロー作品?

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「JAM THE WORLD」(金曜担当ナビゲーター:青木理)のワンコーナー「BREAKTHROUGH!」。8月4日(金)のオンエアでは、作家であり脚本家でもある太田愛さんをゲストにお迎えし、脚本家の原点についてお話を伺いました。

太田さんは、2008年からドラマ「相棒」シーズン8から脚本に参加。3年連続で元旦スペシャルも担当し、今年公開の映画「相棒 -劇場版IV- 首都クライシス 人質は50万人! 特命係 最後の決断」の脚本も務めました。脚本以外にも、今年発表された著書「天上の葦」は、共謀罪をとりまく昨今の社会状勢について描いたことで話題になりました。

そんな太田さんですが、もともと演劇活動をしながら脚本を書いていたとのこと。知り合いの編集者の紹介で、1997年に放送が開始した「ウルトラマンティガ」の脚本に参加することになり、その後も平成ウルトラシリーズに脚本家として参加するようになったのだとか。

そして、このウルトラマンの作品には一貫して、子ども向けの娯楽番組でありながらそれだけではない思いが込められているそうです。

青木:やっぱり今でもウルトラマンシリーズっていうのは、政治的なというか、そういうメッセージを込められることがありますか?
太田:ありますね。それはやっぱり私たちがそういうものを見て育っているというのもありますし、実際に平成のシリーズは上原正三さんもお書きになられてますし。もともとのシリーズが金城哲夫さんと上原正三さん、沖縄出身の脚本家の方が中心になって、割と社会的なものを残されているので、平成で、若いライターが集まったとき、どうやってこれを受け継いでいこうかというのはみんな真剣に考えていて。
青木:その金城さんたちのDNAがウルトラマンの中に流れているということですか、今でも?
太田:そうですね。子どもたちが初めて正義ってものに出会う番組として、やっぱり書き手が結構考えないと…考えて書かないとっていうのは、ありました。
青木:正義って確かに大切なものだけど、ある種危ないものでもあるじゃないですか。その辺はやっぱり考えないと子どもたちがそれをスっと飲み込んじゃうところがあるってことですか?
太田:正義っていうのは、両面から描いていかないと…単にファナティックになっても危険なだけなので。

「相棒」「天上の葦」、これまで太田さんが書いてきた作品には、一貫してウルトラシリーズで考えてきた正義が描かれているそうです。このほかにも、「相棒」製作の裏側や「天井の葦」について、聞き応えたっぷりの内容でした。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「JAM THE WORLD」
放送日時:平日 20時-22時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/jamtheworld/

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