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内村航平選手がプロ転向! プロとアマの違いって?

内村航平選手がプロ転向! プロとアマの違いって?

タイムフリー

J-WAVEの番組「STEP ONE」(ナビゲーター:サッシャ・寺岡歩美)のワンコーナー「SPORTS DIGGER」。4月25日(火)のオンエアは、「スポーツ選手のプロ転向」に注目しました。

日本体操界初のプロ選手となった内村航平選手が、全日本個人総合選手権で前人未到の10連覇を達成して話題になりました。陸上のケンブリッジ飛鳥選手、競泳の萩野公介選手もプロ転向したことが話題となっています。そこで、スポーツ選手の「プロ」と「アマチュア」の違いについて、スポーツジャーナリストの増島みどりさんにお話を伺いました。

増島さんによると、プロとアマチュアの違いは、実業団に所属しているかどうかということ。プロは実業団に所属しません。また、プロの選手は確定申告の時に職業欄に「プロアスリート」と書くとか。

サッシャ:日本には長らく企業スポーツがあって、企業が支援する中で、実質的にはプロですよね?
増島:その通りだと思います。海外の選手から見ると、会社に所属をしながら遠征も合宿も会社にみてもらえること自体が、プロから見て理想像だという話はよく聞きました。そうしたことからも、日本の実業団に入るスポーツ選手も多かったと思います。
サッシャ:そうなると、内村選手はフリーになるということですか?
増島:そうですね。企業に所属していると、その企業とバッティングする企業のイベントやCMに出られなくなるし、チームとしての日程の問題もあり、個人の活動にも制限がかかってきます。内村選手はフリーになったことで、今後、自由に活動できて、例えば体操教室を開くといったこともできます。実は、体操はオリンピックでは注目されていますが、それ以外の時はそれほどでもなくて、内村選手はそのあたりを残念がっていて、自分自身が広告塔になって活動したいという気持ちからフリーになったと思われます。

とはいえ、リスクも出てくるそうで、「選手に求められているのはオリンピックのメダルだったり、世界選手権での活躍なので、それだけの活動を自分で行っていけるかどうかというのも考えていかなくてはいけないと思います。競技のレベルも維持しないといけないので、どれほどの協力者が集まってくるかに注目です」と増島さん。

サッシャ:昨年は、バスケットボールリーグがプロ化されましたが、今後、選手はプロ化していくべきだと思いますか?
増島:東京オリンピックに向けて、選手だけではなく、選手をサポートする周りのあり方も変わってくると思われます。プロ選手が誕生し、企業がその選手をサポートすること自体が競技の推進力になっていくと思うんです。一方で、競技によって特性が違って、海外に行きっぱなしになるとか、限られた場所でしかトレーニングできないとか…トップ選手たちの存在によって、こういう面がアピールされている点からも、ポジティブに捉えています。
サッシャ:苦労されている選手も多いですよね。
増島:遠征費を自分で賄ったりして、苦労しながらやっている選手の方が多いです。企業にも選手自らプレゼンテーションをするんです。選手のプロ化の波の一方で、こうしたことも主流になっています。

今後、内村選手を含めて選手たちのサポートはどのようになっていくのか、注目です。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「STEP ONE」
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/

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