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SMAP作詞・作曲家が選ぶ究極の一曲

SMAP作詞・作曲家が選ぶ究極の一曲

タイムフリー

J-WAVEで放送中の「MITSUBISHI JISHO MARUNOUCHI MUSICOLOGY」(ナビゲーター:グローバー)。毎週、2組のゲストが登場し、1組の「レジェンド・ミュージシャン」をテーマに、ここでしか聞けないアツい音楽トークを繰り広げていきます。2月4日(土)オンエアは、「SMAP」をテーマに、作詞家の森浩美さん、NONA REEVESの西寺郷太さんがアツく語りました。

森さんは、デビュー曲「Can't Stop!! -LOVING-」をはじめ、「$10」「オリジナルスマイル」「青いイナズマ」「SHAKE」などの数々のヒット曲の作詞を担当、西寺さんはアルバム「We are SMAP!」に収録されている「SWING」の作詞・作曲を担当しています。お二人の話は非常に濃い内容となりましたので、こちらでは語られたことの中から、一部をピックアップしてお届けします。

■「SHAKE」は草食男子系の歌だった!

当初はいわゆるアイドルの王道で王子様チックな楽曲を作っていたものの、SMAPはどんな曲でも消化することから、森さんは「SMAPは何を歌っても自由なんだ」と思うようになったそうです。そこで、森さん自身、”ギアが入った”という「SHAKE」の解説をしていただきました。今までの曲とは異なり、多くの男性にも歌われた曲です。実は、この曲には裏のテーマがあるそうです。

:今日は残業もないし帰ってゲームをしようと思っていたところに彼女から電話がかかってきてしまい、断わって後でバレると問題になるから「今、俺も電話しようと思ってたの」と、調子の良いことを言っちゃうんです。でも「行きたくない」っていうテンションで行ったら怒られちゃうから、行くまでにテンションを上げていくっていう歌なんです。歌詞に「デートに行きたくない」と書くのではなく、そういう思いを込めた歌詞にしたことで、普通の男の子たちが感じとってくれて、サラリーマンの男性が歌ってくれたんじゃないかと思ってます。
西寺:なるほどね!
グローバー:それに曲として、SMAPが何かをやると楽しくなるっていうのはありますね。
:彼らがすごく実力を持った頃なのではないかと思います。

■SMAPが日本の顔になった瞬間

西寺:'94年末に「たぶんオーライ」が発売されて、'95年の1月にSMAPが「ミュージックステーション」(テレビ朝日)に出るんですけど、阪神・淡路大震災が発生した後で、「たぶんオーライ」を歌うと見せかけて「がんばりましょう」に差し替えて歌ったんです。それが、SMAPが日本の芸能界の顔役になった瞬間だったと思います。だから、’95年以降は王者の風格があった上で「SHAKE」などのぶっ飛んだ歌詞がのってくるから、無敵になっていったのかなという気がします。

また、西寺さんは、森さんがブラックビスケッツに提供した「Timing -タイミング-」に触れて、SMAPの楽曲の影響により、他のグループが“SMAP的なもの”をまとっていくようになったという話をしました。それに対して森さんは、同じくブラックビスケッツに提供した「STAMINA -スタミナ-」は、実はSMAP用に用意していたことを打ち明けました。

さらに、お二人にSMAPのキャッチコピーを考えてもらったところ、西寺さんは「SMAPとは、国民のベストフレンド」、森さんは「SMAPとは、リアルである」としました。それを踏まえて、お二人が選んだ究極の1曲は「がんばりましょう」に決まりました。ちなみに、森さん自身が書かれたSMAPの曲の中で1曲を選んでいただいたところ、シングルでは「ダイナマイト」、アルバム収録曲では「歯が痛い」となりました。森さんいわく「おちゃらけてるようにみえるけど、ベースは井上陽水さんの『傘がない』だから。『今、彼女といるけど、歯が痛い』っていう曲。中居くんはこういうのうまいの!」。

そのほか、番組ではSMAPのメンバーそれぞれの顔と歌声の魅力、「夜空ノムコウ」の歌詞の素晴らしさなど、お二人のSMAPに対する議論は、止まりませんでした。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「MITSUBISHI JISHO MARUNOUCHI MUSICOLOGY」
放送日時:毎週土曜 17時-17時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/musicology/

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