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草間彌生展、展示方法に意外な秘密が?

草間彌生展、展示方法に意外な秘密が?

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「BEAT PLANET」(ナビゲーター:サッシャ)のワンコーナー「HILLS AGENCY」。2月22日(水)のオンエアでは、ちょうど22日から東京・六本木にある国立新美術館で始まった「草間彌生 わが永遠の魂」に注目しました。

「わが永遠の魂」という展覧会タイトルは、2009年からずっと草間さんが取り組んでいる絵画の連作のタイトルでもあります。国立新美術館副館長・南さんをお迎えして話を伺いました。

「(この連作は)キャンバスの大きさが縦横共に2メートルあるんですが、草間さんは7年にわたって毎日描いていて、すでに連作は500点以上にのぼります。今回はこの連作をメインに、作品と書籍を合わせて270点という、草間さんの展覧会としては最大規模になります。その内の130点が『わが永遠の魂』の作品で、こちらは日本初公開ですし、そもそもこの連作の作品が、これほど展示されるのは初めてのことです」(南さん、以下同)

また“第二部”として、草間さんがニューヨークで過ごして帰国するまで、1950年代から1990年代の活動の全貌が分かるようになっているとのこと。草間さんご自身は、日々新しい作品を描き続けており、「最新の作品が一番良い作品」という思いから、展覧会が始まるギリギリまで「作品を差し替えて欲しい」という要望もあったそうです。

ちなみに展覧会としては、先にこれまでの活動を振り返った後で現在の活動を見てもらうものもありますが、今回の流れにはきちんとした理由があるそうです。

「『わが永遠の魂』は草間さんの集大成で、今までの作品のスタイルやテーマを見てとることができるため、まずは新作の展示。そして今までの活動の振り返り、もう一度、新作の展示に戻ってこられる構成になっています。そうすると、最初に見た時と違った印象になって楽しめるのではないかと思っています」

さらに、いつもたくさんの草間さんの作品を見続けている南さんに、印象的だったことをお聞きしました。

「1点1点は知っていた作品なんですが、『わが永遠の魂』を全部展示し終わって一望した時には圧倒されました。バリエーションに富んだ描き方とか、さまざまな色彩、さまざまなテーマの作品があって…2~3日で描きあげる作品もあるんです。それが、どんどんできてくるところに創造のエネルギーを感じます」

草間彌生展「わが永遠の魂」は、国立新美術館にて5月22日(月曜)までの開催です。ぜひ、足を運んでみてください。

さて、次回23日(木)の「BEAT PLANET」はゲストにクリープハイプが登場します。放送は11時30分からです。どうぞ、お楽しみに!

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「BEAT PLANET」
放送日時:月・火・水・木曜 11時30分-14時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/beatplanet/

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