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手形・足形を集めてパラリンピックに飾るプロジェクト

手形・足形を集めてパラリンピックに飾るプロジェクト

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「WONDER VISION」(ナビゲーター:平井理央)のワンコーナー「TOKYO SOCIAL MAP」。2月19日(日)のオンエアでは、「ハンドスタンプアートプロジェクト」に注目しました。

このプロジェクトは、病気や障がいを抱える子どもたちや、応援してくれるすべての人たちの手形や足形を集めて、一枚の大きなモザイクアートにして、2020年の東京パラリンピックの会場に飾ろうというプロジェクトです。

スタジオには、一般社団法人HAND STANP ART PROJECT、代表理事の横山万里子さん、事務局長の岩下廣紀さんにお越しいただきました。

プロジェクトが立ち上がったのは2014年。そのきっかけは、肢体不自由児の鍼灸治療をしている岩下さんの元に通うみなさんから「2020年の東京パラリンピックに、私たちも参加したい」という声が上がったことだそうです。現在は1万枚以上が集まっているそうで、目標は10万枚だそうです。

プロジェクトが広がっている理由は「お母さんが抱える悩みを、お母さん同士で共有していることが多くて、お母さんがこのプロジェクトを発足したということから、お母さんの友達の間で広がっていっています」ということでした。平井も「お母さんのネットワークって、すごいんですね!」と感心していました。

「体が弱くて、学校になかなか行けない子のなかに、『私は今、友達がいないの』っていう子がいるんです。その子が『手形を一緒にとっていくことで、友達が増えていくのがうれしいんだ』って言ってくれて、その子に出会えて本当に良かったと思います」と、岩下さん。

実際に、手形を押した子どもたちは、みんなが笑顔になるそうです。

さらに岩下さんは「2020年というのはすごく近い将来だと思うんですけど、病気を抱えている子どもたちからすると2020年というのはすごく長い道のりで、そこまで体を維持していないといけないのもチャレンジなんです。そういう子が10万人も参加すると、ポジティブなメッセージが伝えられるのではないかと思ってます。2021年以降も、集まった手形を元に、社会を大きく変えていけたら」とのことでした。

ちなみに、このプロジェクトを番組に推薦してくれたのは、小笠原諸島・母島に住んでいる、小笠原高校3年の宮澤かれんさんでした。宮澤さんは、何かお手伝いができたらとの思いで、卒業後から世界一周をしながら、学校などを訪ねて行って手形を集めていく予定です。

「障がいがあったり病気があったり、人種差別、年齢・性別による差別など、人々の壁がたくさんあります。でも手形をとることって、みんな小さい頃にやったことがあると思って…その、ひとつの楽しいことをしながらいろいろな人がつながって、出会えるというのが、すごく素晴らしいと思っています」と宮澤さん。

3月に卒業して、宮澤さんが最初に向かう国はブラジル。そこから、1年間かけて、24カ国をまわって2000枚の手形を集める予定だそうです。

「ハンドスタンプアートプロジェクト」の活動は公式サイトで公開されていますので、ぜひチェックしてみてください。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「WONDER VISION」
放送日時:毎週日曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/wondervision/

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