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あの名子守歌に隠された秘話

あの名子守歌に隠された秘話

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「ACOUSTIC COUNTY」のワンコーナー「DAIWA HOUSE SECRET NOTES」(ナビゲーター:西村由紀江)。2月7日(火)のオンエアでは、この週のテーマである「子守歌」から、“歌のない子守歌”を紹介ました。

西村によると「歌のない子守歌にも名曲はたくさんあります」ということで、フランスの作曲家ガブリエル・フォーレの組曲「ドリー」から「子守歌」を流し、「優しく語りかけるようなメロディ…癒されますね…」とその魅力を伝えていました。

この曲は、“ドリー”と呼ばれていた女の子エレーヌの1歳の誕生日に、フォーレが贈った曲。それが1893年のことで、それから毎年1曲ずつプレゼントを続け、それがピアノ連弾用の6曲からなる組曲「ドリー」として完成したのだとか! その組曲は1898年に初演され、1906年にはオーケストラ版も作られたそうです。

そんな組曲を贈られた女の子エレーヌは、なぜそんな素敵なプレゼントをもらえたのでしょうか? それは、エレーヌの母親エンマ・バルダックとフォーレが親しかったから。歌手でもあったエンマは17歳で銀行家と結婚しましたが、社交界でも活躍する恋多き女性として有名だったそうで、「研究家の間ではエレーヌの父親はフォーレではないか」と言われているそうです。

そんなエマですが、フォーレとの親密な関係を数年続けた後、なんと今度はドビュッシーと再婚! そしてクロード・エマという娘を授かったそうですが、43歳で初めての子供を授かったドビュッシーは娘を溺愛し、クロードのために組曲「子供の領分」を作曲しプレゼントしたそうです。そのためエマは、“2人の娘が2人の大作曲家から曲をプレゼントされる”という何とも珍しいエピソードをもつ母親となったそうです。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「DAIWA HOUSE SECRET NOTES」
放送日時:月・火・水・木曜 15時15分-15時20分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/acoustic/secretnotes/

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