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シューベルト「アヴェ・マリア」本当のタイトルは?

シューベルト「アヴェ・マリア」本当のタイトルは?

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「ACOUSTIC COUNTY」のワンコーナー「DAIWA HOUSE SECRET NOTES」(ナビゲーター:西村由紀江)。10月13日のオンエアでは、この週のテーマが「アレンジ~編曲~」ということで、有名な作曲家によってアレンジされたシューベルトの歌曲を紹介しました。

この日に取り上げたのは、西村も「600曲に及ぶシューベルトの歌曲の中でも、特に親しまれている名曲です」と語る「アヴェ・マリア」。

「アヴェ・マリア」というタイトルの曲は、グノー、ブラームス、ブルックナー、フランク、ヴェルディ、ストラヴィンスキー…など多くの作曲家によって書かれているそう。それらは全て聖母マリアを讃える宗教曲だそうですが、シューベルトの「アヴェ・マリア」だけは、宗教曲とは少し違うのだとか。

同曲は、ウォルター・スコットというスコットランドの詩人が書いた「湖上の美人」という叙事詩に曲をつけたものだそうで、その「湖上の美人」の中の「理不尽な理由で追放された父親と共に身を隠している娘・エレンがマリアに助けを求めて祈る」というワンシーンを歌にしたのだそうです。

そして「アヴェ・マリア」の本当のタイトルは「エレンの歌 第3番」なのだとか! 「でも歌の出だしが『アヴェ・マリア~』だからでしょうか、いつしか『シューベルトのアヴェ・マリア』と言われるようになったのです」と、この曲の知られざる歴史を紹介する西村でした。

この日はギタリストのタック・アンドレスが編曲・演奏を行った「アヴェ・マリア」を聴いていただきましたが、このタック・アンドレスは夫婦デュオ“タック&パティ”でおなじみです。このデュオは西村も大好きだそうで。タックについて「普段は(ボーカルの)パティのバックに徹していますが、実は超テクのジャズギタリスト。(ジャズミュージシャンの)ジョー・パスを研究し、独学で磨き上げたという独特の奏法は、まさに“one and only”」と絶賛していました。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聞き直せます。

【番組情報】
番組名:「DAIWA HOUSE SECRET NOTES」
放送日時:月・火・水・木曜 15時15分ー15時20分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/acoustic/secretnotes/

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