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島地勝彦「男の顔は40歳からが自分の作品」

島地勝彦「男の顔は40歳からが自分の作品」

J-WAVE日曜24時からの番組「GROWING REED」(ナビゲーター:岡田准一)。9月18日のオンエアでは、作家・エッセイストの島地勝彦さんをゲストに迎えました。

島地さんは1980年代に雑誌『週刊プレイボーイ』の編集長に就任し、雑誌業界では異例の100万部を売り上げた“伝説の編集長”として知られています。現在は執筆活動の傍ら、自身がプロデュースするバーに“バーマン”としてバーカウンターに立っています。

現在75歳の島地さんが『週刊プレイボーイ』の編集長に就任したのは41歳の時。5年ほど編集長を務めたそうですが、「あの時代が、私の人生の中で“真夏日”でしたね」と当時を振り返ります。

「一丸となりスタッフを鬼のように働かせた」と話す島地さんですが、どのように人を動かしたのかを岡田が質問すると、「一言で言えば、『俺は才能があるんだ! と自分で思うくらい命がけで仕事をしたら絶対女にモテるよ』と言っていた」とのこと。これを聞き少し笑ってしまう岡田でしたが、島地さんが「男が仕事に輝いている顔を異性はほっとかない。動物としてそういうもんです」と続けると納得の様子でした。

そして“男の顔”について島地さんは「40歳までは両親が作った作品」という持論があるそうで、35歳の岡田にこう語りかけます。

「まだまだあなたのイケメンの顔は両親の作品なんです。しかし40歳を過ぎると自分の作品になります。そこからは本を読んだり、自分の時間を大切にし、なおかついろんな人に直に会うこと。例えば岡田さんがこの番組を50歳くらいまで続けたら、もっともっといい顔になると思う。それが自分の顔です」。これには岡田も「深い…。深いなあ…」と感服していました。

島地さんの肩書きのひとつに”バーマン”がありますが、「“バーテンダー”という言葉は“バーテン”と略されてしまうから嫌い」ということで、”バーマン”と名乗っているそう。

そんな島地さん、自分のバー「サロン・ド・シマジ」に来店したお客さんを見て、自らの格言を書かれたコースターを渡すのだとか。その格言をいくつか教えてもらいました。

■浮気はバレると実刑は無いが、時効も無い
「浮気はずーっと死ぬまで言われるんです。だから絶対に墓まで持ってく秘密にしないと」(島地さん)

■男と女は誤解して愛し合い、理解して別れる
「これ、常連のお客さんに『男と女は誤解して愛し合い、理解して我慢する』にしてくれと言われた。それが結婚でしょ」(島地さん)

そこで岡田が「僕に会って、僕を見て、『言葉をあげる』としたら何を?」と尋ねると「言葉をあげるのは難しいけど…この番組をあと20年くらいやるといい」と告げる島地さん。

「この番組は良いと思う。短い時間だけど、今の一流の人に会う。それで興味を持ったらその人と酒を飲むとかした方が良いと思う」と続けながらも、「…これはまあ、よそ行きの話だけどさ」と言う島地さん(笑)。

「本当のこと教えてくださいよ(笑)」と岡田が食い下がっても、「ラジオだし乱暴なことは言えない。真摯にいたいと思ってるんですよ」と、結局、“岡田に伝える本当の言葉”は教えてくれませんでした(笑)。

対談を終えて岡田は「やっぱりかっこいい大人の方でしたね。僕も何か格言を言えるようになりたいな」と一言。そして「『40歳からは親にもらった顔ではなく自分の生き様が出る顔ができる』と言ってましたけど…痺れますね。是非二人でしっぽり飲みながら、今日教えてくれなかった“本当の言葉”を聞きたいなと思います」と話す岡田でした。

【関連サイト】
「GROWING REED」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/growingreed/

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