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グリコの「ポッキー」と「プリッツ」の違いは?

グリコの「ポッキー」と「プリッツ」の違いは?

J-WAVE日曜朝9時からの番組「SMILE ON SUNDAY」(ナビゲーター:レイチェル・チャン)のワンコーナー「THERMOS SMILE LABO」。7月3日のオンエアでは、大人も子どもも大好きなワクワクが詰まったお菓子工場「グリコピア・イースト」を紹介しました。

こちらのグリコの工場は、新宿から電車で約45分の埼玉県北本市にあり、無料で見学することができます。ポッキーやプリッツの製造工程が間近で見学できるほか、グリコの歴代のおもちゃ1,500点を見ることができたり、特設コーナーでクイズにチャレンジできたり、見どころ満点です。館長の吉村さんによると、ひと通り見学するための所用時間はおよそ70分とのこと。ではさっそく、見て行きましょう。

●ポッキーのチョコ付け作業は「企業秘密」

まずはポッキーの製造工程の見学へ。X線検査機、画像検査機、重量検査機などハイテクな機械を使用して、入念な検査を行っています。X線検査機はレントゲン写真のように異物が入っていないかを確かめているそうです。

さらに先に進むと、今までは工場の風景が窓から見えて見学できていたのに、窓のない真っ赤な部屋に着きました。実は壁の向こうではチョコレートを付ける作業が行われているそうなのですが、企業秘密なので残念ながら見ることはできないそうです。

それでも廊下はチョコレートの甘い香りがするため、レイチェルは「ポッキーが食べたくなってきましたね!」とワクワク。

●ポッキーとプリッツの違い

続いてプリッツの製造工程を見学しました。ところで、ポッキーとプリッツは“断面”に違いがあるそうです。その真実を探るべく、プリッツの製造工程を見ていきましょう。

レイチェルが目撃したのは、薄く伸ばされた生地が流れてきて、縦切りカッターでうどんのように細長く切っていく工程。この時点では非常に長く、プリッツの長さにはなっていません。ではどのようにして短く切るのかというと、ガイドの方によると、実は切るのではないそうです。

プリッツは、オーブンの入り口で小さな切り込みを入れていて、オーブンに入った際に水分が蒸発し、生地が縮んで、オーブンの中で自然と切断されるようになっているとのこと。「プリッツの先端が丸くなっているのはそのためだったんですね!」とレイチェルも感心。

一方、ポッキーは先端でチョコレートがダマにならないように垂直にカットされているそうです。ポッキーとプリッツの違い、思わず確認してみたくなりますね!

その後、ベルトコンベアーの上にプリッツが出てきました。プリッツの表面には模様がついています。それはオーブンの網目の跡なので、実は片面にしかついていないそうです!

●「グリコ専用自動販売機」があった!

「グリコピア・イースト」では、昭和6年に実際にあったという「グリコ専用自動販売機」も設置。お菓子が出てくるだけではなく、お金を入れると20秒間の白黒の映像を見ることもできるというもので、当時としては画期的なものです。実際に「10銭」のコインをもらい、お菓子を購入することもできます。

グリコの工場に行ってみたくなったところで、さらに豆知識を。よく「グリコのおまけ」という言い方を耳にしますが、正式には「グリコのおもちゃ」が正解。「食べる」と「遊ぶ」を子どもの“二大天職”と考えた創業者、江崎利一さんの理念からきているのだそうです。館内にはグリコのおもちゃが時代ごとに展示してあります。

さらに驚くのが1日の製造個数。ポッキーは約7万箱、プリッツは約5万5,000箱も作られているとのことでした。「グリコピア・イースト」を見学すると、限定のお土産がもらえるのも嬉しいところです。ぜひ、夏休みのご予定にいかがでしょうか? なお、見学には予約が必要なのでご注意ください。

【関連サイト】
「SMILE ON SUNDAY」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/smileonsunday/

今キテる! 朝からスイーツ<朝菓子>が人気なワケ(2016年06月07日)
https://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/06/post-1720.html

亀田誠治が「お菓子ソング」を分析!(2016年06月22日)
https://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/06/post-1802.html

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