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食べ尽せない台湾、「非情城市」の街で読みたい本は?

食べ尽せない台湾、「非情城市」の街で読みたい本は?

J-WAVE月曜-木曜14時からの番組「ACOUSTIC COUNTY」(ナビゲーター:坂倉アコ)のワンコーナー「KODANSHA HERE AND THERE~for reading 」。4月28日(木)のオンエアでは台湾で読みたい本をテーマにお届けしました。

人々の優しい笑顔。何もかもが美味しい食べ物。熱帯の風景。台湾は一度訪れると、すぐにまた行きたくなる場所です。言葉が通じなくても紙に漢字でメモを書いて筆談すれば、なんとなく通じてしまいます。

2 泊3 日の台湾旅行なら、まず一日は、台北で思いっきり食べましょう。台北はグルメの街。一日五食は当たり前。朝は早起きして朝粥を食べて、午前十時過ぎには飲茶をいただきましょう。ランチタイムには台北のローカルご飯、魯肉飯(ルーローファン)。早めの晩ご飯は、地元で人気の火鍋のお店へ。アフターナインはナイトマーケット。夜市で屋台めし。

翌日は、台北駅から列車に乗って45分、瑞芳(ずいほう)駅へ。瑞芳からさらにバスで揺られること20分ほどで、山間の古い街、九份 (きゅうふん)へ着きます。19世紀に金鉱が発見され、かつては台湾で一番の鉱山街として賑わいました。

ところが、1971年、鉱山が閉山されると街は一気に衰退。そんな九份は今、世界の観光客で賑わう街になっています。台湾が産んだ世界的な映画監督で映像作家の侯孝賢(ホウ・シャオシェン)。彼がベネチア国際映画祭の大賞「金の獅子賞」を受賞したヒット作「非情城市」の映画のロケ地の一つが九份だったのです。街のハイライトは、雨の日の午後と夜。 赤い提灯が揺れる古い坂道に、ノスタルジックな街並みが続きます。

そんな九份の茶屋で ぜひ開きたい本があります。川上未映子の短篇集『愛の夢とか』。台湾は、いくら食べても食べ尽くせない街。でも、たまにはじっくりと本を読みながら胃袋も休ませたいところです。

【関連サイト】
「ACOUSTIC COUNTY」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/acoustic/

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