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LNOL、大沢伸一とVERBALが「あずさ2号」をデュエット

J-WAVE日曜の番組「SMILE ON SUNDAY」のワンコーナー「CHINTAI TOKYO DISTRICT」(ナビゲーター:秋元梢)。4月3日のオンエアでは、m-floのVERBALさん、ミュージシャンの大沢伸一さん、ピアニストの武村八重子さんからなる話題の音楽プロジェクト「LNOL(ルノール)」をお迎えしました。

実は今回から番組オープニングテーマやジングルがリニューアル。それを担当したのがLNOLなんです。結成から2年にして公の場に3人で出演するのはなんと今回が初めてだそう。まずは秋元がLNOL結成のいきさつを聞くと、さっそく事件が発生!

VERBAL:実はLNOL、エル、エヌ、オー、エルと書いてルノールと読むんですけど、ライク・ノー…
武村・大沢:わー!ダメダメ! 言わないで!

と、一斉にツッコミ。どうやら名前の由来はシークレットだったようです。今のはなかったことにして改めて結成のいきさつを語っていただきました。

VERBAL:数年、武村八重子さんと大沢伸一さんと、何かクラシックとモダンな音楽を混ぜて楽しいことをしたいよね、ってところから始まり、スタジオセッションを経て、満を持してこういう場所で楽曲などを使っていただいているって感じ

普段のVERBALさん、大沢さんが作られている音楽にクラシックピアノが合わさるというのはかなり斬新な試みですが。

武村:クラシックの元々の技術だったりとかメロディアスな部分だったりとかを大沢さんとVERBALさんの力によって、全く新しい音楽を作っていくのがLNOLのコンセプト。普遍的な音楽を作りたいという気持ちでやっています。
大沢:ピアノを軸にどれだけ、もともと武村さんの持っている音楽じゃないところにいざなっていけるかなっていうのが一つの実験ですね。

公の場で3人揃うのは初めてだそうですが、先日は3人でカラオケに行ったそう。

武村:二人でデュエットしてましたよね?
秋元:その時、何を歌うんですか?
大沢:「あずさ2号」を歌いましたね。
一同:(爆笑)
武村:終わった後、大沢さんが「俺、松田聖子の方がちょっと得意なんだよね~」って。
秋元:音楽の話にいかないでそれ披露してもらいたくらい(笑)

と、スタジオは意外な裏話に大盛り上がり。仕事で集まっても、おしゃべりがメインで全然仕事っぽくないそうです。そして、番組のリスナーには10代、20代が多いということで、それぞれ「夢を叶えるためにしてきたこと」を熱く語っていただきました。

VERBAL:中学高校から(ラップを)やってて、ずっと音楽やりたいなってのが夢だったんですけど。90年代はまだラッパーとしてデビューっていうのはリアルじゃなかったから諦めてた。

それでも、とりあえず自分の信じてることをずっと追求していたら、類は友を呼ぶというように同じ志を持つ人たちが集まってきてくれたそう。

VERBAL:みなさんと出会いを通してデビューできたんです。      

続いて、「2歳半からご飯を食べる、寝るのと同じ感覚でピアノがあった」という武村さん。

武村:練習は本当に辛い。周りの友達と遊べないし。でも14~15歳の頃から10年先の自分をよく思い描いてて。10年後、自分はこういう風になっていたいっていうのを想像したら、今のこの頑張りは耐えられるんです。
秋元:でも、それって並大抵の人じゃできないと思うんですけど。
武村:続けることより、やめることの勇気が私にはなかったのかもしれない。

これには思わず一同から「深い!」と感心の声。最後に大沢さんは……。

大沢:まだまだ夢は叶っていない感じがしてる。時々にやりたいことや目標って変わっていくじゃないですか。だから本当にやりたいことが常に何かっていうのを認識しながら過ごすっていうことと、やめないことじゃないですかね。

と、これまた深いお話をいただきました。実験的で逆行しながら、そこでどういうものが生まれくるかということを常にテーマにしつつ、仲良くおしゃべりしながら良いものを作り続けていく、と締めくくったLNOL。今後の活動に大注目です。

【関連サイト】
「CHINTAI TOKYO DISTRICT」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/district/

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