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秦 基博 会いたい気持ちが歌になる瞬間

J-WAVE祝日の特別番組「J-WAVE CHRISTMAS SPECIAL JAPAN AIRLINES presents JINGLE YOUR HEART」(ナビゲーター:ショーンK / クリス智子)。12月23日のオンエアでは、シンガーソングライターの秦 基博さんがゲストに登場し、“会いたい”気持ちについて語りました。

“今すぐ会いたいひと”をテーマにした、クリスマスイブ前日のオンエア。3年ぶりとなった秦さんのアルバム『青の光景』にも、好きだったけれど距離が出来てしまったひとへの気持ち、決別して旅立つなど、会いたいけど会えない気持ちを切なく歌った曲が収録されています。

そんな秦さんの“今すぐ会いたいひと”はというと、宮崎県での小学1年生のときの同級生。すぐに引っ越ししてしまったため、すごく仲のいい時代を過ごしたにもかかわらず、その後を全く知らないのだとか。30年経って、どんな人たちになっているのかがとても気になると秦さんは言います。会おうと思えば会えるような時代だけに、逆に会えないことで気持ちが募り、想像が膨らむことってありますよね。

秦さんが歌を書くときにも、何か具体的なことをイメージしているのでしょうか。

「意識的に別れというものを捉えて歌っていることもありますし、『ひまわりの約束』なんかは特にそうで、側にいたいと思う気持ちの裏にはいつかは離れてしまうということがあるんだという、そういう表裏一体の部分というのは意識して作ったりもします。一方、『鱗』はあまり意識していなくて、別れだったり、二度と会えなくなるという、そこの情景みたいなものは無意識で書いていたりもするんですよね。だから、曲によって結構変わってくるなと」(秦さん)

『STAND BY ME ドラえもん』の主題歌となった『ひまわりの約束』もそうですが、河瀬直美監督の映画『あん』の主題歌として使われた『水彩の月』にも、会いたくても会えない気持ちが切々と歌われています。この曲は、川瀬監督のできたばかりの映像を観て、圧倒的な感動から生まれたものなのだとか。「もう観終わったあとに、ピアノの音色とか、この『水彩の月』の世界が僕の中で広がっていて」と秦さんは、そのときのことを語ります。

会いたいひとへの思いが募るこの季節。秦さんの曲を聴きながら、会いたい気持ちにどっぷり浸ってみてはいかがでしょうか。

【関連サイト】
「J-WAVE CHRISTMAS SPECIAL JAPAN AIRLINES presents JINGLE YOUR HEART」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/holiday/20151223/

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