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「マイナンバー制度」なぜ必要? 個人情報漏えいの問題も……

J-WAVE金曜の番組「GOLD RUSH」(ナビゲーター:渡部建)のワンコーナー「CURIOUSCOPE」。9月25日のオンエアでは、「マイナンバー制度」に注目しました。

来年1月から導入される「マイナンバー制度」。住民票を持つ人全員に割り当てられる12桁の番号ですが、一体どんなものなのでしょうか? 週刊エコノミスト編集部の桐山友一さんに解説していただきました。

【マイナンバー制度とは?】
税金、社会保障、災害対策の3分野で、共通の番号を導入する制度。コンピューターで無造作に決められた規則性のない番号で、家族でも連番になったりせず、原則として一生変えられないようです。

【メリット】
1 国民の利便性の向上
2 行政の効率化
3 公平・公正な社会の実現
……③が一番の目的で、社会保障の不正受給や脱税のなどの防止に役立てます。マイナンバーと個人情報を紐づけし、所得や資産を把握することが狙いなのだそうです。

【デメリット】
1 民間企業にはコストがかかる
……民間企業にはマイナンバーの収集と保管というタスクが加わります。その代行サービスを始めるIT企業も多いのですが、マイナンバー1件の収集で1,500円。保管は1件1カ月当たり100円、年間だと1,200円が相場だとか。今まで必要のなかったコストがかかるようになってしまします。
2 個人情報漏えいの心配
……複数の行政機関や企業から情報流出した場合、マイナンバーをカギとして照合することで、情報をつなぎ合わせやすくなってしまうそう。

ちなみに、預金口座にもマイナンバーが紐づけされることが決まっているので、2018年からは銀行で手続きする際、任意でマイナンバーを聞かれることになりそうです。任意だからといって提示しなければ、税務署に目をつけられることになりそうなので、義務化も検討されているとか。

10月5日を基準にして、国民に配布されることになったマイナンバー制度。しっかりと事前に内容を確認して、メリットやデメリットなど理解を深めておくことをおすすめします。

【関連サイト】
「GOLD RUSH」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/goldrush/

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