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脂肪を燃やして社会貢献?「メタボランティア」とは

J-WAVE日曜朝の番組「WONDER VISION」(ナビゲーター:平井理央)のワンコーナー「LISTEN FIRST!」。8月2日のオンエアでは、「メタボランティア」に注目しました。

社会人になると運動する機会が少なくなり、年齢とともに気になるお腹まわり。この夏に向けてダイエットを頑張った人も多いのではないでしょうか。今回の放送では、ダイエットとボランティアを組み合わせたユニークなNPO法人メタボランティアを紹介しました。

同法人は、「あなたの脂肪が、地球を救う。」をコンセプトに設立。当時、世界には、肥満人口と飢餓人口が10億人ずついると言われており、お互いが健康になれば20億人を救うことができるのでは、という考えのもと、先進国など肥満で余っている脂肪を運動で減らし、その減らした消費カロリー分(1キロカロリー=1円)を発展途上国など飢餓で苦しむ人々へ、給食などの栄養として寄付をする仕組みを作っています。つまり、“カロリーの循環システム”となっており、自分と世界が一緒に健康になる取り組みをしているそうです。

また、消費カロリーを意識することで、普段からより健康意識が高まり、それが社会貢献になることで、ダイエットへの意義を持つことにつながるとか。具体的な取り組みとして、同法人は主にスポーツイベントを開催しており、「メタボウリング」(ボウリング)、「メッタ蹴り」(キックボクシング)、「歩(ぽ)ランティア」(ウォーキング)など、ネーミングもユニーク。たとえば、ボウリングでは1ゲーム、ウォーキングでは1キロ歩くごとに50キロカロリーを消費するので、50円を参加料として寄付をすることができるそうです。

代表の竹田シューさんによれば、現在は世界で肥満人口が21億人、飢餓人口は8億5000万人という数値が出ているそう。飢餓人口は全体的に見れば減少傾向にあるものの、肥満人口は爆発的に増加しており、肥満は、高血圧や心筋梗塞など11の生活習慣病のリスクを抱えることから警鐘を鳴らします。

「2020年のオリンピックに向けて、東京のあちこちでスポーツイベントが開催されると思うのですが、そこにメタボランティアの仕組みが入っているという状態になると、海外の人も『日本人はスポーツをやりながら絶対社会貢献もやっている』みたいな形で、すごいサプライズになるのではないかなと思っています」(竹田さん)

スポーツの消費カロリーで寄付。スポーツで社会貢献という新しいニュースタンドが、ここ日本から発信されることで、どんどん世界中に浸透していけば素敵ですね。

【関連サイト】
「WONDER VISION」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/wondervision/

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