音楽、映画、エンタメ「ここだけの話」

松崎しげる 高校球児からミュージシャンに転身した理由

J-WAVE日曜夕方の番組「SAISON AMERICAN EXPRESS CARD VINTAGE GARAGE」 (ナビゲーター:ロバート・ハリス)。7月26日のオンエアでは、松崎しげるさんが登場しました。

真夏の降り注ぐ太陽が似合う芸能人といえば、やはりこの人。真っ黒に日焼けした肌が夏に似合います。 松崎さんが音楽に目覚めたのは高校時代。当時は硬派な男子校で、高校球児として野球に明け暮れる日々。 しかし、肩と肘を壊してしまったことから、野球を辞めることになってしまいますが、 そんな時、学校で放課後にギターを持った友人たちから「おい松(崎)、お前一緒にやろうぜ」と、誘われたそう。

こうして当時、高校3年生だった松崎さんは、バットをギターに持ち替えて音楽の世界に。 シャドウズやザ・ベンチャーズのようにインストゥルメンタルが流行っていたため、 まわりでギターを弾きながら歌を歌える人がいなかったことや、ビートルズの「Long Tall Sally 」など、 かなり高いキーの曲も歌えたことから、友人たちは「嘘だろ!?」と驚き、 松崎さんもこれを受けて、すぐにヴォーカルとしてバンドを結成したそう。 「豚もおだてりゃ木に登るようなタイプですから」(松崎さん)。

そんな松崎さんの最初のヒット曲は「愛のメモリー」。 スペインのマジョルカの音楽祭のために作った曲だったそう。 学校の卒業論文のテーマがショパンで、ショパンが晩年暮らした音楽の島だったこともあり、 情熱の国・スペインに合う楽曲を作ろうと思ったことがきっかけだったとか。

当時は「愛の微笑み」という曲名で、音楽祭では準優勝、歌唱賞に選ばれましたが、 日本では大きなトピックとして取り上げられませんでした。当時は、 誰もが口ずさめるような曲が流行っていた時代だったので、レコード会社に同曲を持ち込んだ際にも 「こんな難しい曲ダメ」と言われて蹴られたそう。しかし、その後こんなエピソードも……。

「ある時、チョコレートのCMソングに決まったんですよ。そしたら手のひら返したように 『良い曲ですね~!』とか言われて(笑)。もう、大人のズルさを初めて知った26歳ですよ。 冠が付くとこの業界弱いっすね(笑)」

今となっては笑い話ですが、当時の日本を象徴するかのようなメモリー。デビュー45周年を 迎えた松崎さんは、6月にアルバム「私の歌~リスペクト~」をリリース。 9月6日には、幕張メッセで「デビュー45周年『黒フェス』~白黒歌合戦~」を開催します。 今後の音楽活動にも注目です。

【関連サイト】
「SAISON AMERICAN EXPRESS CARD VINTAGE GARAGE」
オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/vintagegarage/index.html

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