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増田セバスチャンが明かす きゃりーぱみゅぱみゅとの出会い

J-WAVE土曜午前の番組「RADIO DONUTS」(ナビゲーター:渡辺祐/山田玲奈)のワンコーナー「TOKYO GAS LIFE IS A GIFT」。11月29日のオンエアでは、1980年代から“Kawaii”カルチャーを発信してきた増田セバスチャンさんがゲストに登場しました。

増田さんは、アートディレクター、アーティスト、原宿のショップ「6%DOKIDOKI」のプロデューサーなど様々な顔を持っていますが、そのひとつにアーティスト・きゃりーぱみゅぱみゅさんの美術監修があります。彼女との出会いをこう振り返りました。

「もともと、きゃりーちゃんは僕のお店『6%DOKIDOKI』に毎週のように通ってきてくれたお客さんで、最初は僕は知らなかったんですが、うちのスタッフから『大きいリボンをつけて、毎週のように通ってきてくれる可愛い女の子がいるよ』っていう風に聞いていたんですね。それで気になってブログなんかを調べてみたら、すごく自由な発想で、すごく楽しそうな元気な女の子がいる。それってすごく原宿っぽいなって。だんだんみんなが自分なりの表現ができなくなってる中で、彼女はひとりすごく目立って、自由な原宿らしい女の子っていう感じで、毎日を過ごしている。そういうブログを見たんですね。それで当時、僕は雑誌のディレクターをやっていたので、雑誌の表紙に推薦したのが最初ですね」(増田さん)

その後、きゃりーさんがCDデビューすることになった時に、彼女の方から「自分がアーティストとしてデビューするなら、PVや美術の世界観はセバスチャンにやってほしい」という申し出があり、そこから二人はタッグを組むことになったのだと言います。

きゃりーさんの世界観を表現することとなったデビュー曲のPV撮影では、こんな裏話があったのだそう。

「最初は新人でデビューした女の子でしたので、何も世界観がないので、どうしようか、という話になったんですが、僕は彼女の好きな物だけは知っていたんです。だからとにかく、彼女の好きなものでPVのセットを埋めてやれ! って思って、トラック1台分の自分の私物でスタジオを飾ったんですね。そうしたら、最初っから『こーいう部屋にしたい!』って言ってくれて。そのまま彼女は横で違う撮影があったんですが、その間も目線はずっとセットにくぎ付けで、目がくるくるまわっていて。そういう可愛らしい感じがあった思い出がありますね」(増田さん)

トラック1台分というのは相当の量。増田さんの力の入れようがわかりますね。きゃりーさんの人気の背景には、彼女をよく理解する増田さんの存在があったんですね。

【関連サイト】
「RADIO DONUTS」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/radiodonuts/

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