音楽、映画、エンタメ「ここだけの話」

「馬鹿っぽく思えることを表現した」…『人のセックスを笑うな』著者の制作秘話

9/23は秋分の日ということで、J-WAVE ホリデースペシャル「Feel the Wind」(ナビゲーター:板井麻衣子)を放送。そのワンコーナー「Autumn Short Trip」では、作家の山崎ナオコーラさんがゲストに登場し、デビュー作『人のセックスを笑うな』が出来上がるまでのエピソードを話してくれました。

友だちが少なかったという山崎さんは、小さい時から黙々と一人で本のページをめくるのが好きで、図書館や書店で見つけた本をたくさん読んでいたそう。

小学4年生で運命の本、ルイス・キャロル作の『鏡の国のアリス』に出会い、自分の好きな本の系統を初めて意識。数学者であるキャロルが論理的に文章を作り、言葉遊びをおもしろがっているところに興味をひかれたそうです。

『人のセックスを笑うな』は松山ケンイチさん、永作博美さんら出演で映画化され、人気を博した原作小説。この作品を書くにあたり山崎さんは、「苦手意識はあったのですが、小説の王道である恋愛小説を書きました。どうしても作家になりたかったので、馬鹿っぽく思えることや恥ずかしく思えることをできるだけ表現しようと腹をくくりました」とのこと。

そんな山崎さんに板井さんは、「ナオコーラさんにとって旅、トリップと聞いてイメージする場所は?」と質問。「ちょうどデビュー作を書いていた時期にマレーシアのきれいな海を眺める機会があり、それが自分にとっての旅のイメージになっています。孤独ではあったけど、自由や原点のイメージがある。旅先で視線が変わったり自分自身を遠くから眺めたりして、インスピレーションを受けたり、刺激を受けたりする」と答えていました。

「小説とは自分のすべて」と言い切る山崎さん。26日に発売予定の最新作『昼田とハッコウ』も楽しみですね。

【関連サイト】
J-WAVE ホリデースペシャル「Feel the Wind」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/holiday/20130923/

この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。