音楽、映画、エンタメ「ここだけの話」

「I am a lemon」というと… 日本人の知らない英語の意味

J-WAVE午前の番組「I A.M.」(ナビゲーター:藤原恵子)のワンコーナー「CLINIQUE CLOSE TO YOU」。9/17のオンエアでは、NY在住のジャズピアニスト、山中千尋さんがゲストに登場。音楽のことやNYのことについて話しました。

「I am a cat!」と冒頭で言い放った山中さん。実はジャズ用語で、Catは猫とは別の意味があるのだとか。

「実はジャズミュージシャンのことをCatと言うんですね。お互い友達を紹介しあう時に、『This is my cat』と言うと、『これは私の友達で、すごいミュージシャンなんだよ』っていう意味になるんです」(山中さん)

この他にも、英語には日本ではあまり知られていない面白い言い回しがあるのだとか。

「これはジャズに限らずなんですが、Lemonには音痴っていう意味があって。『I am a lemon』と言うと、『私、音痴なの』という意味になるんですね。なんでレモンなのかはわからないんですけど。これはジャズに限らず、みんなに通じますね」(山中さん)

ちなみに歌に関して言うと、アメリカ人はダンスは好きだけど、歌を歌うのは恥ずかしがる人が多いのだそう。「だから、日本人があんなに恥ずかしがりなのにカラオケをするのを、不思議に思う人が多いみたいですね」とのこと。アメリカ人にとってカラオケは「すっごく恥ずかしい」のだそうです。日本人からすると意外な感覚ですね。

そして現在もNY在住だという山中さん。その魅力についても聞いてみました。

「やっぱりNYに住んでいる人って自己中的なところがあるんですが、お互いの主張をそれぞれが受け入れて共存している、不思議な場所なんですよね。表現も自分がやりたいことに関しては絶対譲らなくて、そこがまた面白いんです。色んな表現を見るっていう意味では、NYは最高だと思います」(山中さん)

そんなNYに、山中さんは自身が「合っている」と感じる部分があるとともに、逆に培われた部分もあるといいます。

「どっちかっていうとタフで、1回2回どころか1000回くらい失敗してもめげない、しぶとさはありますよね。昔からいい意味で鈍感というか。それと、失敗しても成功するまで辞めなければ失敗ではないという、そういうメンタリティはNYで培われたかなと思います」(山中さん)

そしてそんな山中さんが、NYのフリーペーパーで連載していたものをまとめた初のエッセイ本『ジャズのある風景』を出版。内容はジャズの専門的なことというよりは「ジャズを交えた面白い話や、ジャズとは何も関係ない面白いハプニング」が収められているのだそう。普段ジャズに触れる機会のない人も、こうしたところを入り口にしてみると、面白いかもしれませんね。

【関連サイト】
「I A.M.」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/iam/

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