2018年03月29日

オオカミの復活にかける思いとは?

今週は一般社団法人 日本オオカミ協会 
会長の丸山直樹さんをお迎えしています。

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丸山さんが会長を務めている
「日本オオカミ協会」の会員数は
どのくらいいらっしゃるのでしょう?
丸山さん「これを聞かれるのは一番辛いけれども、
まだ600人弱ですね。」

アメリカやドイツなどとはシンポジウムも
共同で開催しているそうですが、この2カ国の実情は?
丸山さん「アメリカとドイツはすごいんですよね。
元々、自然保護文化というのはアメリカやヨーロッパで
生まれたものですからね。どの時代で生まれたかというと
ロマン主義が栄えた18世紀から
19世紀の初めごろに生まれたたんです。
それに押されてアメリカやヨーロッパの
自然保護運動もその頃に出てきました。」
丸山さん「ドイツの“NABU”という自然保護団体なんかは
会員数は50万人もいます。それからアメリカで
1番積極的に保護運動をしている
“Defenders of Wildlife”という団体も確か
30万人か40万人いると思います。」

今後の展開、活動の展望などあればお聞かせください。
丸山さん「自分で言うのもあれですが、元々私は自然動物の
保護の専門でプロですからね。プロは1番難しい問題に
取り組まなくてならない。特にこの問題は日本の
野生動物保護の中でも1番難しい問題だと思うんです。
コウノトリだって30年ぐらい、トキは15年ぐらい
復活するのにかかっているんです。
それと比べてもオオカミはもっと難しい要素がある、
言ってみれば逆風の中に帆船走らせているもんですからね…(笑)
当然時間はかかります。でも、あと10年ぐらいで
ケリをつけたいと思っています!」

今夜の選曲:WILL THE WOLF SURVIVE? / LOS LOBOS

staff| 19:52 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

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