2017年10月19日

【Podcasting 第552回 】中沢 新一さん

今回のポッドキャスティングは、
10月16日から10月19日放送分、
思想家で人類学者の中沢新一さんです


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2017年10月19日

10月23日から10月26日は

前衛芸術家、篠原有司男さんと奥様の篠原乃り子さんです。

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ニューヨークを拠点に
活躍する85才・芸術家の破天荒な人生、
映画「キューティー&ボクサー」
の制作秘話などたっぷりと伺います。

篠原有司男さんは、1932年東京生まれ。
東京藝術大学中退後、60年代の反藝術運動を
代表するグループ「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」の
一員として脚光を浴び、1969年に渡米。
2007年第48回毎日芸術賞を受賞。
現在も、ニューヨークを拠点に創作活動を続けていらっしゃいます。

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2017年10月19日

日本の食文化を支える、築地市場の文化と価値について

思想家で人類学者の中沢新一さんです。

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中沢さんが責任編集された現代思想の
臨時増刊号「総特集=築地市場」が青土社から発売中です。
中沢さん「昔、小黒さんから築地行こうよって言われた時は
あまり関心なかったんですね。割と最近なんですよ。
なぜか知らないけど、築地のいろんな問題がある中で、
興味を持ち始めて研究をし始めたんです。面白い…
まずは(移転)賛成、反対だけじゃなくて、築地が
どんなところかっていうのを知ってもらいたいです。
そうすると築地市場をどうすればいいかっていうのが
見えてくると思うんですね。」

実際に伊東豊雄さんと中沢さんが実際に築地市場を
歩いていてみたそうですが、どうでしたか?
中沢さん「仲卸って人たちね。つまり、問屋さんと
小売をやっている人たちの間に立って物品を集めてたり、
解体している人たちね。この中間をやっている人たちが
築地の文化を作っていて、日本の食文化を
担っているいんだってことがよくわかりましたね。
結局は仲卸なんですけど、今は日本のどこの業界でも
仲卸が追い詰められているっていう状況なんですよね。
中抜きをやるとね、例えば本屋なんかだと大手流通は
伸びていくと思うんだけど、本を作っている元の方は
痩せていっちゃうんだよね… これだと出版文化って
いずれ無くなってしまう。どうしたらいいかというと
仲卸をちゃんと健康に作って置くといい。築地に関しても
仲卸がちゃんと活動できる環境を作っておけば、
日本の食文化は残っていくんですよ。」

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「野生展:飼いならされない感覚と思考」
会期:2017年10月20日(金)ー2018年2月4日(日)
会場:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1、2
休館日:火曜日、年末年始(12月26日 - 1月3日)
開館時間:10:00ー19:00(入場は18:30まで)
入場料:一般1,100円、大学生800円、高校生 500円、中学生以下無料
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今夜の選曲:Garcon / 細野晴臣

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