2017年09月26日

経営する神楽坂の書店「かもめブックス」 その成り立ちとは?

株式会社鷗来堂 代表取締役 柳下恭平さんです。

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柳下さんは2008年に株式会社鷗来堂を設立。
鷗来堂は校正・校閲の専門の会社ということで、
具体的にどのようなことをさせているのでしょうか?
柳下さん「校正・校閲ってすごくシンプルに言うと
情報が世の中に出る前に間違えを見つける仕事ですね。
本で言うと、出版する前ということになります。
間違えというのは見方によって定義が変わりまして…
例えば、漢字として正しくても小学3年生の漢字ドリルに
小学4年生で習う漢字が出てきていたらこれは間違えなんですね。
日本語としてはあっているのだけれども、
小学3年生の漢字ドリルとしては間違えなんです。
なのでただの間違え、誤字雑字であったり衍字だったりを
探すことはもちろんあるんですけど、商標のチェックだったり、
差別語、不快表現がどのように読者が思うかですとか、
表記が統一されているかなどを探していくのも校正・校閲の仕事です。」

柳下さん「校正・校閲の仕事は本当にいろいろあるのですが、
その物事を知っている方が見つけられる間違えと、
知らない方が見つけられる間違えというのがあるんです。
専門性が高くなってくると知っていないと見つけられない
間違えが多くなってくると思うのですが、
逆に読者の立場に立って言うと、知らない立場で
読むということになると思いますから、
それを両立して行うのも校正・校閲の仕事です。」

今夜の選曲:夢の中で / CORNELIUS


staff| 20:48 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

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