2017年03月24日

3月27日から31日は

元陸上選手で、スポーツコメンテーターとして
活躍されている、為末大さんをお迎えします。

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先日丸の内MC Forest で行われた、
番組公開収録の模様をお届けします。

■プロフィール■
1978年広島県生まれ。
2001年エドモントン世界選手権、2005年ヘルシンキ世界選手権の
男子400メートルハードルで銅メダル。また、シドニー、アテネ、北京と
3度のオリンピックに出場し、2012年に、現役生活から引退されました。
現在は、一般社団法人アスリートソサエティや,Xiborgなどを通じ、
スポーツ、社会、教育、研究に関する活動を幅広く行っていらっしゃいます。

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2017年03月24日

【Podcasting 第525回 】小倉ヒラクさん

今回のポッドキャスティングは、3月21日から24日放送分、
アートディレクターで、発酵デザイナーの小倉ヒラクさん

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2017年03月24日

発酵で世界が繋がる?! まだまだ知られていない、発酵食品たち。

アートディレクターで、発酵デザイナーの小倉ヒラクさんは、
著書『発酵文化人類学』が来月中旬に発売されます。

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この本は、発酵好きが読めば、人間の歴史や美術の面白さに
気づいてもらえる、と小倉さん。
「芸術もすごく人間にしかできないものだとも思うんですけど、
 この本のポイントは、人間と自然との関わりを
 発酵という観点からもう一度見直してみる、という事かな、と思います」

著書の中には、長野県木曽町の塩を使わない”すんき漬け”や、
高知の山間部、大豊町で作られる”碁石茶”など、
発酵食品の多様性も紹介されています。
「日本にはほとんど発酵茶がほとんど無いんですが、
 碁石茶は、例外で、人知れず何百年もつくられていたんです。
 茶葉に、最初カビを付けて、カビによって分解して腐葉土みたいにして
 そこに、乳酸菌を付けて酸味を付けて、コクを出すお茶です。」
”碁石茶”は調味料として活用され、地元ではお茶漬けにして食べるそう。

”すんき漬け”も、”碁石茶”も、
産地は離れているものの、同じ乳酸菌を使い、
全く違う発酵技術であるのに、風味が似ています。
「”碁石茶”を辿ると、東南アジアのお茶のシルクロードに行き着いたり、
 すんきを辿ると、今度はネパールのお漬物に辿りついたり。
 発酵文化にって面白いのが、ローカルをずっと掘っていくと、
 地球の反対側のローカルと繋がっちゃったりするんですね。
 そのミッシングリンクを科学的に見つけていくのが、1つのロマンですね」

著書『発酵文化人類学』の発売記念イベントは、
4月21日(金) に行われます。

今夜の選曲:AM I EXPECTING TOO MUCH / ALLEN TOUSSAINT

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2017年03月23日

ワイルドな風味を出す甲州ワインが、世界で注目される理由。

発酵デザイナーの小倉ヒラクさんは、東京都出身ですが、
現在では、“菌がよく育つ”という理由から、
山梨県の大菩薩峠の中腹に住まれています。

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近くには、ワインの醸造所が多い勝沼があります。
「甲州ワインという、山梨のブドウをつかったワインを
 よく飲んでいます。一時は、ヨーロッパみたいなワインを
 作ろうという動きがあったんですけど、最近は、地酒にも戻っていて。
 あえて、日本酒用の一升瓶に入れていたような素朴なぶどう酒を
 今の技術で復活させようという、若い人たちが出てきてます。」

フランスのワインは、優良品種を中心に作りますが、
イタリアは、様々なブドウを使いワインを作る文化があります。
「甲州ワインを作る『甲州葡萄』は、1200~1300年ぐらい前に
 ペルシャの方からシルクロードを渡ってやってきた、
 今ワインを作っているほとんどの葡萄のルーツで。
 でも日本では忘れられて、山梨の山に、
 野生化して残っていた、というものなんです。」
山梨葡萄は、ワイン用に品種改良されてきていないため、
ワイルドな味を作り出す事が可能だそう。
そのため近年では、ヨーロッパと比べるのではなく、
新しい価値観を作り出す醸造所も増えているのだとか。

今夜の選曲:LAST TRAIN / ALLEN TOUSSAINT

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2017年03月22日

歌って踊って、味噌を作る? 発酵と美術の意外な共通点を発見。

アートディレクターで、発酵デザイナーの小倉ヒラクさんは、
著書『発酵文化人類学』が来月中旬に発売されます。

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「僕1年間、フランスのルーブル美術館に
 ずーっと通い続けた時期があって。
 ルーブル美術館って毎日行っていると、
 名画に飽きて、古代のものを見てたんです。
 そこから、”なぜ人間が文化を作ったのか”という
 謎に導かれて行ったんですよね」
ルーブル美術館や大英博物館も、物を見て、デザインから
人間の起源を紐解くことをしています。
小倉さんは、それを微生物や発酵文化で行っています。

「発酵食品って、目に見えない自然微生物っていうものと、
 人間の感性が働きかけて作り出した芸術なので。
 だんだんずっと調べてみてくると、細かい所がわかるようになって、
 その細かい所によって、その土地ではどういう暮らしがあったか
 分かるようになってくるんです」

約8年前から小倉さんは、ご自身がプロデュースされた
絵本『てまえみそのうた』を使った、
味噌を手作りするワークショップを開催しています。
「発酵って、色んな理屈が後ろに隠れているんですけど、
 基本的には美術と一緒で、五感で感じ取るものなので、
 アプローチするときに体で楽しむのが必要だなって」
現在では、多くの場所で活用されている絵本になっています。

今夜の選曲:SOUL SISTER / ALLEN TOUSSAINT

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2017年03月21日

微生物とデザインをつなぐ、発酵デザイナーとは?

アートディレクターで、発酵デザイナーの小倉ヒラクさんは、
旅好きで大学在学中にバックパッカーをされていました。

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「それがきっかけで、就職活動をする機会を
 失ってしまって。一時期フランスで絵の勉強していたので、
 アートとデザインの世界に入って行きました。」

発酵デザイナーとして、雑誌ソトコトにて連載をされています。
発酵デザイナーの仕事は、
”微生物の見えない働きをデザインを使い可視化する”こと。
「大雑把に言うと、微生物研究とデザインを
 足して2で割ったような仕事です。
 全国の酒屋さんとかのデザインの仕事をしたり、
 研究機関や自治体なども、発酵技術を使って町おこししたい
 って話があった時に、商品開発などを一緒に考えています。」
小さい子供達にもわかりやすいように、
菌を育てるワークショップなども行っています。

日本の発酵食品は、大別すると、お酒と調味料に分かれます。
中でも、大豆、麹、塩を使った固形調味料=味噌は、
原料が単純でありながら、発酵プロセスが複雑です。
「お味噌は、麹菌、乳酸菌、酵母菌が働いて発酵していくので、
 原料の大豆の味は複雑ではないんですけど、
 半年、1年経つと、複雑な味覚を生み出すんです。
 これが、和食の発酵食品の特徴で」
味が複雑であるため、お味噌汁を毎日のように
飲むような文化になったそう。
また、納豆は東アジア一帯で食べられていますが、
日本のような糸を引く納豆は珍しいのだとか。

今夜の選曲:COUNTRY JOHN / ALLEN TOUSSAINT

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2017年03月17日

3月21日から24日は

アートディレクターで、
発酵デザイナーの小倉ヒラクさんをお迎えします。

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発酵文化と発酵食品のお話、たっぷりと伺います。

■プロフィール■
1983年東京都生まれ。早稲田大学文学部を卒業され、
ゲストハウスの経営を経て、スキンケア会社にデザイナーとして就職。
その後、独立されて、現在は、
アートディレクターとして幅広く活動していらっしゃいます。

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2017年03月17日

【Podcasting 第524回 】和田裕美さん

今回のポッドキャスティングは、3月13日から17日放送分、
人気営業コンサルタントで、和田裕美事務所株式会社・代表取締役の和田裕美さん。

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2017年03月17日

投資するなら、自分のスキル! 人生が楽しくなる営業のワザとは?

和田裕美事務所株式会社の代表取締役、
和田裕美さんは、ビジネス書を中心に50冊以上出版されています。

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最初に出した著書、
『世界NO.2 セールスウーマンの「売れる営業」に変わる本』は
当時まだ数少なかった”女性のビジネス本”でした。
「当時2003年で、女のビジネス本なんて誰が読むんだって
 15社くらい断られたんですけど、ダイヤモンドの編集担当の方が
 偶然女性で、面白いから出そうってなって、ヒットしたんです。」

著書『幸せなお金持ちになるすごいお金。』は
お金のマインド、考え方をテーマにした、
女性に手に取ってもらえる本になっています。
「出版業界、書店、中継ぎ含め、いろんな事で
 模索されている状況なので、
 何か良い企画あればどんどんやりたいです。」

今後について伺うと、、、
「老後に必要なお金の心配される方多いんですけど、
 株に投資するよりも、自分に投資して、自分に1番リターンが高い
 自分の価値を上げるほうが、最高の投資だと思うんです。
 物を伝えて、物を売れるって、年齢制限なく仕事できるので、
 そのスキルさえあれば、ずっと人生楽しいんじゃないかなって思うので、
 そういう方達の教育をしていきたいなって考えています」

今夜の選曲:TAPESTRY / CAROLE KING

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2017年03月16日

何歳になっても諦めずに働く楽しさ。大人も子供も、陽転思考で変わる!

和田裕美事務所株式会社の代表取締役、
和田裕美さんは、営業での経験をもとに、
様々な企業で講演をされています。

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「私は営業を中心にお話するんですが、セールスの世界って、
 70歳、80歳の女性が活躍されていて。凄いんです!
 この年齢で納税しているっていうのは、
 すごく国を助けている、と思っているんですよ。」
仕事のために、化粧をし綺麗な格好で外出するため、
病気にもなりにくいのだとか。
「物を伝えて、物を売るスキルを身につけて、
 旦那さんが定年退職したら、自分が外に出るわ!って
 諦めないで、どんどん社会に出てほしいですね。」

数々の企業を見られてきた和田さんは
日本の男社会は、変わりつつある、と感じるそう。
「今までは、男性と女性が一緒に仕事していると、
 どうしても女性の方が、結婚出産の関係で、
 仕事を辞めちゃうことがあったんですが。
 女性が、“どうやったら仕事を続けられるのか”って考え始めて、
 今、男性もすぐ辞めちゃうよねっていう風になってきました(笑)」

最近では、和田さんは ”陽転思考” の特別授業を
小学校でも行っています。
”陽転思考” とは、何か悪いことが起こった場合に、
それを何か理由をつけて、”良かった事”に変換すること。
たとえば、親に怒られた場合には、
”学べて良かった”、”時間が潰れてよかった” と考えます。
「このトレーニングは、中学生の前で、先生の話を聞く段階、
 小学5年生、6年生くらいが一番良いのかな、と思います。」

今夜の選曲:HOME AGAIN / CAROLE KING

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2017年03月15日

まだまだ結果が出せる!女性の社会進出とスキルアップ。

和田裕美事務所株式会社の代表取締役、
和田裕美さんをお迎えしています。

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先日3月8日(水) 、国際女性デーに女性の生き方を考える
イベント「HAPPY WOMAN FESTA」が、
渋谷ヒカリエにて開催されました。

横浜市長:林文子さんや 東京都知事:小池百合子さんなど、
女性の社会進出は、少しづつ増えているように感じます。
「やっぱり、結婚や出産で、ブランクができてしまうんですが、
 働く女性をもっともっと増やしていきたいですね。
 本当に、女性の人は伸びます。男性がダメっていうのでは無く、
 女性にも良い環境を与えてあげれば、まだまだ結果が出ます」

和田さんは、営業スキルに関する講演を、
企業の依頼でたくさん行われています。
「成約率を上げて、売り上げを3倍にしたい、とか、
 落ち込んでいるから、モチベーションあげてほしいとか。
 あとは、やっぱり女性ですね。男性社員に向けて、
 どう女性を活躍させ、マネジメントしていくかとか。」
さまざまな企業、商品について勉強できる今の活動が楽しい、とも。

今夜の選曲:WHERE YOU LEAD / CAROLE KING

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2017年03月14日

時代に合わせた、感覚的にワクワクする本作り。

和田裕美事務所株式会社の代表取締役、
和田裕美さんは先月、廣済堂出版から
『運をつくる授業』を出版されました。

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自己啓発が好きな読者層に向けた本で、
今は、字を詰め込んだHOW TOよりも
感覚的にワクワクするように作られています。
「最近小説を書いたんですけど、人生で1回も
 小説読んだことないっていう読者さんがたくさんいて。
 1冊読み切れたの初めてって言われたんですよ。」
20代の半数が ”1年に1冊も本を読まない”時代、
どうやったら本を読んでもらえるのか、考えられています。

和田さんの小説『ママの人生』は、
ご自身のお母様を題材にされ、昨年末に出版されています。
「自分の人生で、影響を受けたのって、母なんです。
 破天荒な母だったんですね、でも、上手に育ててもらったんです。
 上手な育て方、付かず離れずな育て方で、ちゃんと大人になって。
 結局、あっという間に亡くなるんですが、、、
 そういう話を編集担当としていたら、書いてみようって。」

今夜の選曲 : BEAUTIFUL / CAROLE KING

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2017年03月13日

売れる営業に変わる! 世界ナンバー2の営業ウーマンのセールストーク術。

ビジネス書を中心に50冊以上出版される
和田裕美事務所株式会社の代表取締役、
和田裕美さんをお迎えしています。

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作家としてのデビュー作は、2003年にダイヤモンド社より発売した、
『世界NO.2 セールスウーマンの「売れる営業」に変わる本』
当時セールスNo.1は、アメリカの男性だったそう。
「私が営業をやり始めた時は、8割男性の社会でした。
 とりあえず、”ノルマ達成” “売ってこい” “煽れ” とか、
 そういうキツい事が多かったんです。でも自分がそういう事言うの嫌で、
 辞めかけた時に、どうやって売れるか自分なりの方法を
 見出していった事から、はじまりましたね。」

営業のセールストークの定番として、
“残り1つです” と、煽ることが良くあります。
ですが、和田さんは事実だけを伝える事で、”売れる営業”に変わりました。
「いくつでもあるし、いつ開始しても良いし、
 10年後でも20年後に決めても、商品は山のようにあります。
 でも人生の時間だけは、刻一刻過ぎていくので、
 本当に何かやりたいことがあるなら、1日でも早く
 やったほうが良いというのは、事実ですよって、」

20代で、年収6000万円ほどにまで登り詰めた和田さん。
それでも、“女性であるから” “若いから” など、
さまざまな行動に対して、周りからの反対が多かった、と
当時を振り返ります。

今夜の選曲 : BROTHER, BROTHER / CAROLE KING

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2017年03月10日

3月13日から17日は

人気営業コンサルタントで、
和田裕美事務所株式会社・代表取締役の和田裕美さんをお迎えします。

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人気営業コンサルタントが説く
女性の社会進出とスキルアップ。
たっぷりと伺います。

■プロフィール■
京都府生まれ。光華女子大学英文科卒業後、英会話学校の
事務職を経て、1993年に日本ブリタニカ株式会社に営業職として入社。
2001年に独立され、現在は、作家、営業コンサルタントとして
活躍していらっしゃいます。

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2017年03月10日

【Podcasting 第523回 】指出 一正さん

今回のポッドキャスティングは、3月6日から10日放送分、
東京大学 東洋文化研究所の菅豊教授

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2017年03月10日

切り離された学問と生活。いかにして、学問を野に戻すべきか?

東京大学 東洋文化研究所の菅豊教授をお迎えしています。

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アフリカの牧畜民の中には、
牛と人間との密着度が強い地域もあります。
ですが、『越後の角突き』が行なわれている
新潟県小千谷 山古志では、少し違う感覚があります。
「結局、ペットではないんですよね。家畜でもない。
 でも、最後は、食肉処理場に送って、
 命を絶たなきゃいけないんですよね。」

地方創生ブームの今、地域文化に詳しい学者さんたちは
まだ殆ど機能していない、と菅先生はおっしゃいます。
「あまり関わってこなかった、というのは大きな問題なんですよ。
 知識生産である学問と、社会生産である生活が分断されているんです。
 今まで、野にあった学問を、切って学問にしてきたんですよ。
 でも、もう1回”野”に戻そうか、っていうのが、私の考えなんですよね。
 野にある物を、摘んでしまったら価値がなくなったような気が、
 民俗学にはするんですよね。」

今夜の選曲: MY GIRL / OTIS REDDING

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2017年03月09日

ついに飼い始めた闘牛! 学者として文化を守り、作っていくためには。

東京大学 東洋文化研究所の菅豊教授は、
2007年に、『越後の角突き』が行われている、
新潟県小千谷 山古志で闘牛を飼い始めました。

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「最初牛を飼いところがないて諦めようとしてたら、
 私の牛を飼ってくれている、川上テツヤ君が、
 “牛舎はないけど、車庫があるよ”って改造してくれて。」
川上さんは、自身の牛の牛舎は残ったもの
の自宅は全壊し仮設住宅暮らし。餌をやるために、
片道30分ほどかけ毎日通っていたのだとか。

新潟県小千谷 山古志の『越後の角突き』では
最後まで勝負をせず、盛り上がったところで引き分けにします。
「引き分けになるので、お互いが勝ったと言えるんですよ。
 でも玄人目で見れば、どっちが優勢とか分かるので、
 ”あいつは横綱級だ”という風になってきます。
 1番分かりやすいのは、取組表ですね。」
最後の取組、それも東に配置される牛は、”横綱級”という意味になります。
取組表は、取組審議会が1週間ほどかけて考えます。

「私が今やっているのは、調査というよりも、
 一緒にやりながら、この文化を維持する、新しい文化を作っていく。
 そういうプロセスを、本とか論文にアウトプットしていくんです。
 やっていることが遊びに見えるんですけど(笑)」
牛を飼うまでは、撮影や記録を残すようにしていましたが、
今では、親しい仲間たちにカメラを向けるのは不自然であると気付き、
記憶するようにし、わからないことは本人たちに聞くようにしているそう。

今夜の選曲: SHAKE / OTIS REDDING

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2017年03月08日

地元で愛され守られ続ける、越後の角突きとは?

東京大学 東洋文化研究所の菅豊教授をお迎えしています。

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あまり知られていませんが、日本でも闘牛が行われています。
沖縄、徳之島(鹿児島県)、宇和島(愛媛県) 隠岐の島(島根県)、
そして、新潟県小千谷 山古志で行われています。
「本当は最後まで、勝負をつけるんですけど、
 この、小千谷 山古志の『越後の角突き』で特徴的なのは、
 途中で引き分けにするんです。
 一番盛り上がったところで、勢子長が手をあげるんです。」
牛の持ち主は、相手の牛の鼻をとり、勢子(せこ)たちは一斉に
”綱かけ””綱引き”を行って抑制し、引き分けにします。

この『越後の角突き』、5月〜11月まで計7回開催されています。
菅先生は、2007年には闘牛を飼い、”天神”と名付けています。

「この地域の人たちは、闘牛と言わずに、”角突き”というんです。
 良い所になったら、離していく。それに対する誇りがあります。
 2004年の地震後、1週間後の避難所の総合体育館で、
 “角突き、いつ復活させるのか”って話してるんですよ。
 家全部潰れてしまっている人たちがほとんどなのに。」
数十頭の牛を救出したり、牛をつなぐ綱を切ってから避難するなど、
地元の方々の努力があったことで、現在も”角突き” が残っています。

今夜の選曲: PAIN IN MY HEART / OTIS REDDING

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2017年03月07日

日本全国で感じる、学者としての葛藤と苦悩。

東京大学 東洋文化研究所の菅豊教授は、
研究対象によって、日本全国様々な場所をフィールドとしています。

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「18歳の大学1年のころからは、
 新潟県の山北町で鮭の研究をして、卒論を書いて、
 修論は、千葉県・手賀沼の鴨猟をやりましたね。」
日本以外では、中国・浙江省で豚・鶏、
上海ではコオロギなどを研究されてきました。

もともと、菅先生は、新潟の中越地方に、
1998年ごろから関わりを持つようになります。
その後、2004年に中越地震が起きました。

震災後から、学者としての”葛藤”や“苦悩”を
著書『「新しい野の学問」の時代へ』に書き留めています。
「自分を出していくのは、研究者はしないんですよ。
 これは、オートエスノグラフィー(auto-ethnography)という手法で、
 自分を含み、一般的にいうと主観的な方法で、変わった方法です。」

著書の中でも、冒頭に記されてされている
”ある研究者”の言葉は、衝撃的なものです。

(以下、「新しい野の学問」の時代へ(岩波書店) より引用)
『“俺たちは学者のモルモットじゃない”と、語る人々の声もあります。
 大学教授が さも当然のように被災地へ来て、フィールドワークと称し、
 津波で全財産を失って先行き不透明な暮らしの中で、
 仮設住宅で暮らす人々を呼びつけて、同情然として話を聴き歩く。
 1つ2つの大学、教授、研究者ではありません。
 被災地で立ち上げる、寄り添う意志のない方は、来るべきではありません。
 研究者の”思いつき”が被災地の負担にさえなっています。
 1日フィールドワークして、聞いた話を簡単に研究報告にまとめる作業は、
 別のところでやってください。情けなさすぎます。』 

これは、現在は学者で、東日本大震災当時、大学院生だったという
山内明美さんがブログに書いた言葉だそう。
ふるさとが被災地となり、ボランティアとして活動してた中、
目の当たりにしたのが、”情けなさすぎ”の光景だったそう。

今夜の選曲:MR PITIFUL / OTIS REDDING

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2017年03月06日

学問の中で最も危機に瀕しているのは、民俗学?!

東京大学 東洋文化研究所の菅豊教授をお迎えしています。

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『「新しい野の学問」の時代へ』
『「二〇世紀民俗学」を乗り越える』など
数々の著書も出されています。

文化人類学と民俗学は違う学問です。
「現在も人類学の方も研究していますが、
 自分のアイデンティティとしては、民俗学ですね。
 民俗学は、学問の中でも1番弱く、危機に瀕していて
 ある意味、そこが現代的には意味があると思うんです。」

多くの学問は、明治以降に欧米から”輸入されたもの”で、
学者たちで繋がれてきた学問です。
しかし日本の民俗学は、日本で生まれたものであり、
民間人が担い、繋がれてきたものです。

今夜の選曲:I CAN’T TURN YOU LOOSE / OTIS REDDING

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2017年03月03日

3月6日から10日までは

東京大学 東洋文化研究所の菅豊教授をお迎えします。

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自らを描く民俗学者に、
越後の”牛の角突き”について、たっぷりと伺います。

■プロフィール■
1963年長崎市生まれ。
筑波大学大学院で民俗学・人類学を専攻された後、
1991年に千葉県にある国立歴史民俗博物館の
研究部助手となられ、その後、北海道大学助教授を経て、
現在、東京大学・東洋文化研究所の教授でいらっしゃいます。

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2017年03月03日

【Podcasting 第522回 】指出 一正さん

今回のポッドキャスティングは、2月27日から3月3日放送分、
雑誌ソトコト編集長の指出 一正さん。

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2017年03月03日

全国95カ所でイベントをしてきた編集長が選ぶ、今オススメの地方は?

指出一正さんが編集長を務めている雑誌ソトコトは、
創刊から、まもなく18年。
ようやく、エコやソーシャルが日本全国に届き始めています。

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「メディアとして、行政の方々から絶大な信頼を
 いただけるというのがびっくりもしていますし、
 ありがたい限りですね。イベントをすると、ソトコトを
 皆持ってきてくれるんですよね」

さらに、指出一正さんは、昨年2016年1月から
”レンタル編集長”というサービスを試験的に行いました。
「全国95箇所ほどを、トークイベントをやったんです。
 ローカルに皆が注目し始めたって肌感覚で理解できた中で、
 ソトコトこういう感じで支持されてるんだなって」

最近指出さんが面白いと思った地方は、京都!
中でも、京都・堀川商店街の空き店舗を活用した
『NEW STANDARD CHOCOLATE kyoto by 久遠』が注目です。

New Standard Chocolate kyoto by久遠- ニュースタンダードチョコレートキョウト by久遠- 堀川商店街

「吉野さんという方がやっている、京スイーツの人気店なんですけど、
 実は、働いている方々が、障がいがある方々なんです。
 就労施設なんだけれども、シャッター通りに、
 おしゃれに作って、女性客が買いにくる場所になっていて。
 今皆が関わりたい、リノベーションと福祉を融合させたんです。」
面白いローカルを持ち、社会に関わる人がいる地域だからこそ、
京都が世界から注目される理由だ、と気付いたそう。

今夜の選曲: LOW COMMOTION / RY COODER

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2017年03月02日

3月25日から開催、ひろしま さとやま未来博2017の注目プロジェクトをご紹介。

ソトコト編集長の指出一正さんは、
3月25日から開催されるプロジェクト
『ひろしま さとやま未来博2017』に参加されています。

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その中の1つで、小黒一三も参加している
『シンボルプロジェクト』では、建築家:隈研吾さん監修の
廃校リノベーションが行われます。
このプロジェクトは、地元の人と大学生たちが協力し、
ファッションやコミュニティの基点にしていく活動です。

「お金かかるので、いろんな人がメンバーになってくれて、
 ガバメントクラウドファンディングをやっています。
 目標は、3000万円。小さな力でももちろん嬉しいです。
 日本の里山を変えていく、最初のプロジェクトになります」
さとやまよ、甦れ!広島に眠る廃校をみんなの居場所に再生しよう (Ready For)

もう1つは、『ココロザシ応援プロジェクト』。
こちらは、Sutudio-L代表の山崎亮さんが総合監修を行い、
広島を盛り上げたい人が行う小さな企画を
応援していく活動をしています。
「これが、ゆくゆく来年、再来年、五年後に花開いて、
 広島は自分たちで地域を盛り上げようとするローカルプレイヤーが
 たくさん居る場所だ、っていう風にしていきたいです。」
『ひろしま さとやま未来博2017』

今夜の選曲:FLASHES / RY COODER

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2017年03月01日

マジックワードは、地方とプロジェクト。

ソトコト編集長の指出一正さんをお迎えしています。
売れ行きも好調だという、現在発売中のソトコト3月号は
『地域を巻き込む ローカル プロジェクト』

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「地方と、プロジェクトっていう言葉が、
 たぶんマジックワードになってきています。
 今まで地方という言葉で括られていた場所が、
 地域化してきてるなって感じています。つまり、東京も地域。」
この地域で、何か面白いことに関わること、
プロジェクトに参加することが、カッコよく、オシャレである
という認識になっていきているそう。

今回の表紙は、兵庫県尼崎市で撮影したもの。
写っているのは、ネガティブイメージと戦う
様々なプロジェクトを行っている尼崎の若者たちです。

このような地方のプロジェクト拡散の
そもそものきっかけを作ったのは、島根県でした。
現在では広島県でのプロジェクト、
ひろしま里山ウェーブ拡大プロジェクトで
指出さんは人材育成講座の講師として活動されています。

「ほとんど広島行ったことのない、市町村の名前も読めない人が、
 はじめて広島でローカルに出会うんです。
 中山間地域の課題をどう解決するか勉強していくんですが、
 おかげさまで今100人くらい受講してくれています。」

プロジェクトの舞台となったのは、神石高原町、安芸太田町、
世羅町、三次市など、6つの市町村。
「例えば学生が行くと、楽しんで農業をする人たちが
 美味しいこんにゃくを作っているのを見て。
 農業に対する、自分の価値観が変わって。」
移住するのではなく、その街の味方になる”関係人口”を
東京で増やす活動を学生たちも出てきています。

今夜の選曲:PARIS, TEXAS / RY COODER

staff| 20:48 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク


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