2016年10月25日

風力発電のメリット、デメリット。実際の発電効率は?

日本風力開発株式会社の大関桂さんをお迎えしています。

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風力発電の設計や製作には、国際基準を基にした
日本独自の基準があります。
「日本には地震もありますし、
 設置の建築基準法の規制もあって
 強固なものを利用している傾向があります。」
風車の羽は非常に大きく、
直径100メートルのものもあります。

設置費用は、場所によって異なります。
「基礎を作るんですけど、地盤が柔らかいところですと
 杭を深くいれて、強風で倒れたりしないように。
 輸送費も、山の上ですと、道を整備しないと…」
それでも、太陽光よりも設置費用は安く、
発電効率が良いのだそう。
「太陽光発電の効率は、10~15%が標準ですが
 風力では30%前後で。低くても22%で
 冬ですと、50~60%で回る時期もありますので」

ただし、デメリットもあるそう。
「風力発電は大きいので、ずっと見てきた景色が
 変わってしまって嫌だという人もいますし、
 あとは音。10年前と比べると全然静かですけど
 風が強い時ですと、回る時にシュッシュっと
 羽が近づくたびに音がしますね。」
景色に関しては、発電している様子が目に見えるため、
好みの問題のようです。

今夜の選曲:WINDY LADY/風の国 / 細野晴臣

staff| 20:48 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク


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