2016年08月16日

ドラマチックなレンブラントと、質素なフェルメール。

現在そごう美術館の開催中の
『レンブラント リ・クリエイト展2016』
オフィシャルサポーターである
生物学者の福岡伸一さん。

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「レンブラントは、大きな画面にドラマチックに
 光と闇の対立を描いて、商業的にも大成功した
 権力志向の人です。一方でフェルメールは、
 当時は無名で、自分な好きな絵を丹念に、
 小ぶりな絵を描く、名もなき人だったわけです。」
実は、レンブラントのドラマチックさよりも、
控えめなフェルメールが好きな福岡さん。

この『レンブラント リ・クリエイト展2016』には、
レンブラント研究の第一人者である
レンプラント・リサーチ・プロジェクトの委員長、
エルンスト・ファン・デ・ウェテリンク教授の監修のもと、
厳選された約200点が集結しています。
「サインも非常に誰でも真似できるようなもので。
 状況証拠、科学的な調査を行っても、
 真贋を定めるというのは難しいんだそうで。」
日本にある5点のレンブラントの作品も、
実は1点のみ以外は偽物である可能性があるとか…
それほどで真贋を定めるのは難しいようです。

今夜の選曲:VIEW TO A KILL / VALENSIA

staff| 20:48 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク


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