2011年08月31日

大切なのは災害を共有すること

「国難のとき、政治家は目標を示すことが一番求められている役割り」と、自由民主党 衆議院議員 長島忠美さん。復興を何年で、どんな形で取り戻すのか、目標を示さないと、被災者はスコップを持って被災地に立つ覚悟を持ってくれないような気がするとおっしゃっています。
では、私たちはどうお手伝いができるのか…新潟県中越地震の際は国民の世論が一番ありがたかったそうで、応援する・メッセージを発信し続けることをやめないでほしいそうです。
これは災害を共有することにも繋がり、災害には重い軽いがあることを経験から知り、お互いを必要としあう関係の中で災害を大きな意味で共有し、それが地域の再生へと繋がっていくのではないか、思いあって支えあってほしいなと思っているそうです。
nagashimasensei_wed.JPG 9月1日は「防災の日」。どういう心構えが必要なのでしょう?『災害は想定外のことが起きるから災害。すべてを無くしたときにどうするのかを考えてほしい。例えば、通信手段が”のろし”だけ。そういう場面が来たらどうするかから、家族と自分の命を守ることを考えてほしい。最近の防災はハイテクに頼りすぎています。人本来の力、視点に立ち返った方がいいのでは?』
今夜の選曲: THE CHAMPAGNE WALTZ / LES BAXTER
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2011年08月30日

東日本大震災から半年、今重要なこと

東日本大震災から、まもなく半年。自由民主党 衆議院議員 長島忠美さんは被災地に9回訪れたそうですが、復旧と復興が進まないという実感と、自立への一歩が始まってない感じを受け取られたそうです。
どこに原因があるのか…長島さんの経験からの考えによると、被災地に向き合うのは市町村で、市町村に人と物と金が渡っていないような気がするのだそう。大きくしようとすると回らないので、何をやっていいのか、分からなくなっているのではないか、とのこと。
さらに、村議会では常に住民に向き合う現場から政治を目指すべきだと思っていたけど、東京に来ると法律から向き合う方もいることに気付き、平和な時は法律が国民を守ってくれると思っているけど、非常時は法律では国民は救えない、法律でないところでやるために政治家がいるということを、もう少し全員がかみしめる必要があるのでは?ともおっしゃっています。
山古志村の場合、復興が早かったのは、長島さんが直接村民と向き合うことが出来、その思いをうけて霞ヶ関の政治家とやり取りをすることが出来、だから判断が遅れること無く出来たそうです。 nagashimasensei_tue.JPG
今夜の選曲: WALTZING INTO LOVE / LES BAXTER
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2011年08月29日

新潟県中越地震からまもなく7年、山古志の今は?

自由民主党 衆議院議員 長島忠美さんは、旧山古志村の村長。新潟県中越地震は2004年10月23日ですから、まもなく7年。市町村合併により長岡市山古志になり、インフラはほとんど復旧が進んで、産業も90〜95%生産量が戻り、元の暮らしを取り戻していると行っていいそうです。そして、人々も9割以上が住んだり仕事をしたりして山古志に戻っているとか。

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もともと山古志村は、錦鯉が発祥した村で闘牛文化を1000年も守り続けています。また、棚田が広がる農村地帯なのですが、戦後はずっと過疎が続いているそうです。そんな過疎の中で村の誇りを失いつつあったときに災害が起こり、故郷にたいする思いを呼び戻し、今は棚田に住むことを誇りに思っている人がいらっしゃるとか。地震で山古志の名前を全国に知ってもらうと同時に文化を再認識し、心の自信に繋がっていくことも出来たのではないかと、長島さんはおっしゃっています。

今夜の選曲: VIENI VIENI / LES BAXTER

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2011年08月25日

8月29日から9月2日のゲストは

自由民主党 衆議院議員 長島忠美(ながしま・ただよし)さんです。
経験から語る復旧と復興への想いなどを、たっぷりお伺いします。

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■プロフィール■
1951年、新潟県山古志村(現在の長岡市)生まれ。山古志村村議会議員を経て、2000年山古志村村長に就任。2004年の中越大震災では、住民復興の陣頭指揮にあたられました。市町村合併により、山古志村村長を退任後、長岡市復興管理監に就任。2005年に、自由民主党より衆議院議員選挙に出馬され初当選し、2009年に再選されていらっしゃいます。

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2011年08月25日

【Podcasting 第283回】 立木義浩さん

今回のポッドキャスティングは、8月22日から8月25日放送分、
写真家の立木義浩さんです。

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2011年08月25日

人生に無駄なことはひとつもない!

写真家の立木義浩さんをお迎えしての最終日。若いカメラマンへメッセージをいただきました。

『無駄なことは人生に一つもない。すべては実りを持つために、成熟するまで、発酵するまで待つだけの話。
でも若いと、今すぐ認められたい。こういったことに苛立っているだけ。だから急ぐことは無い、誰かが見ていますから!』

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今夜の選曲: LOOK FOR THE SILVER LINING / CHET BAKER

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2011年08月24日

18回目、写真甲子園!

写真家の立木義浩さん「写真甲子園」という、高校生による全国規模のフォトコンテストの委員長をされています。

今年で18回目。これまで続けて来れたのは、自分自身が高校生に刺激を受けているのかな!?と、立木さん。日本全国の写真部がある高校に地元をテーマに撮影してもらって、勝ち上がり、最終的には同じテーマで撮影して競い合います。今年は、過去最多403校の応募がありました。

最近の写真部は、ほとんどが女子!昔は男性ばっかりだったそうです。…というのも、最近の子供たちは、はじめて写真に触れるのがプリクラ。そのうち携帯で写すように。写真の入り方が変ったんだそうです。

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今夜の選曲: JUST FRIENDS / CHET BAKER

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2011年08月23日

家族写真の底力

震災直後、宮城県に入ったという、写真家の立木義浩さん。神戸の時もそうだったそうですが、自分の目で見ないといけないと思ったそうです。そして、邪魔にならないように撮影。立木さんは、いろんな人たちが行って写真を撮った方がいいと言います。今後の地震対策に使えるかも知れませんから。

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震災以降、家族との絆を考えるようになった方が多いと言います。立木さんは被災地の瓦礫の中で、昔の家族写真を見つけたそう。それは最高で涙が出そうなくらい素敵な写真で、アートとかそういうのがふっとんだとか!個人の家族写真の力はスゴいと感じたそうです。そして、単純にキレイな風景写真などが愛おしくなってきたとも。


今夜の選曲: LIKE SOMEONE IN LOVE / CHET BAKER

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2011年08月22日

雑誌「孫の力」取材で宮城県へ

写真家の立木義浩さんが今週のゲストです。

mg.jpg 木楽舎から現在発売中の雑誌「孫の力」の取材で、東日本大震災の被災地:宮城県で祖父母や孫のポートレイトを撮影。表紙は亘理町で海の仕事をしている日下さんと孫の統吾君です。

撮影場所は、津波で流された自宅跡。おじいちゃんは笑って、統吾くんはジッとカメラを見つめています。立木さん曰く「自分たちに対して、何しにきた?」という顔。とても印象的な表情です。どうして子供がこういう顔になってしまうのかを、考えさせられる表紙の写真です。

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今夜の選曲: MY BODDY / CHET BAKER

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2011年08月19日

8月22日から25日のゲストは

写真家の立木義浩さんです。

被災地へ、家族写真の底力、若いカメラマンへ…たっぷりとお伺いします。


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2011年08月19日

【Podcasting 第282回】 荻野アンナさん

今回のポッドキャスティングは、8月15日から8月19日放送分、
慶應義塾大学教授で作家の荻野アンナさんです。

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2011年08月19日

おもしろい親子

今週のゲスト、慶應義塾大学教授で作家の荻野アンナさんのお母様は、日本を代表する抽象画家のお一人、江見絹子さん。ご高齢でいらっしゃいますが、起こる時と絵を描く時は元気なんですって!
お母様は震災の津波の映像にものすごく心を打たれたようで、それを表現すべくアトリエにこもっているそうです。荻野さん曰く「天地に仁なし」…天地のすごさを描こうと思っているようです。

大きなところから生の営みを見るお母様、そして、人に根付いた小さなところから見る荻野さん。すてきな親子です。

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今夜の選曲: MAU MAU / MARTIN DENNY

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2011年08月18日

すばらしい印税の使い道

慶應義塾大学教授で作家の荻野アンナさんの最新本『大震災・欲と仁義』の帯には「印税は現地へ直行」と書かれています。が!結果から言うと拒否されたそうです。
もちろん市に問い合わせをしてから避難所に持って行って、避難所の方に渡しはじめたときに、顔役の方が来てNO!理由は、自分のところに本が届かなかった、来る前に自分に連絡が無かった…激怒されNGに。
結局、お金は持って帰ったそうですが…すばらしい使い道に出会ったそうです。石巻の被災地の読者の方から連絡があり、働きたいという気持ちがあって、桟橋さえあれば船を出せるので桟橋のコンクリートの一部に!と。題して「明るい農村プロジェクト」なんだそうです。

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今夜の選曲: CARAVAN / MARTIN DENNY

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2011年08月17日

ボランティアの心得

慶應義塾大学教授で作家の荻野アンナさんに、ボランティアの心得をおうかがいしました。

今、被災地の方は2つに分かれていて(1)物資漬けになって時間が止まっている人、被災地には心材ぼけという言葉があるそう (2)すべてを失ったけど前向きな人。(2)には、さらに声の大きな人と小さな人がいますが、「うちはいいよ!」って言っている声の小さな人のところに行ってボランティアをしましょう!
この見極めが大事なんだそうです。

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こちらスタジオに持ってきてくださった、ひからびた魚。石巻で拾ってきたそうです。 anna_fish.JPG


今夜の選曲: BALI HA'I / MARTIN DENNY

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2011年08月16日

被災地で見た人間の最低と最高

慶應義塾大学教授で作家の荻野アンナさんの最新本は、被災地の現状を書いた『大震災・欲と仁義』。

『欲と仁義』このタイトル。最初は「かわらばん」くらいのタイトルで考えていたそうですが、欲と仁義にせざるを得ない現状がそこにはあったそうです。
仁義は<人間らしさ>であって、個人で頑張り抜く人と、途中から顔役になってモノとパワーを操る人が現れたり、金庫をこじ開ける人とお財布を拾っては警察に届ける人いる…。人間の最低と最高を見て「避難所は日本の縮図」とも思ったそうです。

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今夜の選曲: FLAMINGO / MARTIN DENNY

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2011年08月15日

おばさん力で書いた最新本

正統派純文学作家の荻野アンナさんの最新作は、東日本大震災の被災地、宮城県で避難生活を送る人々の姿を中心に描いた『大震災・欲と仁義』。

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物資の私物化、避難物資が届いていない人がたくさん居る現状があるなか、物資の出入りを行政は把握出来ていないので、何も立証出来ません。でも、こんな疑惑もあるんですと!と言えるのはジャーナリストでもなく作家でもなく単なるおばさん!荻野さんは「おばさん力で書いた!」とおっしゃっています。

テレビや新聞とツイッターの間が欠落していて、すべてを失った人は言葉も無いからメディアで取り上げられないんだそうです。そこが文字でしか伝えられない中小メディアのやること…そう感じたんだとか。
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今夜の選曲: WHEN FIRST I LOVE / MARTIN DENNY

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2011年08月12日

8月15日〜19日のゲストは

慶應義塾大学教授で作家の荻野アンナさんです。
被災地の現状を書いた最新本『大震災・欲と仁義』の話を中心に伺います。

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■プロフィール■
1991年に『背負い水』で第105回芥川賞、2002年に『ホラ吹きアンリの冒険』で読売文学賞、2008年に『蟹と彼と私』で第19回伊藤整文学賞をそれぞれ受賞され、現在は、慶應義塾大学で教鞭をとりながら、執筆、テレビ、ラジオ、落語など幅広い分野で活躍していらっしゃいます。
最新本は東日本大震災の被災地、宮城県で避難生活を送る人々の姿を書いた『大震災・欲と仁義』。

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2011年08月12日

【Podcasting 第281回】 信耕ヒロ子さん

今回のポッドキャスティングは、8月8日から8月12日放送分、
ラタンアーティストの信耕ヒロ子さんです。


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2011年08月12日

とにかく面白いことが好き!

「夏のイベントが終わったら、もう来年のことに取りかかりはじめます!」と、ラタンアーティストの信耕ヒロ子さん。籐で干支を毎年、作っているそうで、辰のリースやオブジェ作りに取りかかるそうです。

「面白いことが大好き!人から見ると、恥ずかしいことをしながらきたかもしれませんね。」

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今夜の選曲: LORETTA / NORAH JONES FEAT.GILLIAN WELCH/DAVID

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2011年08月11日

そもそも籐って?

ラタンアーティストの信耕ヒロ子さんをお迎えする一週間。そもそも籐って何なんでしょう?感じを良く見ると、竹冠です。藤ではないんですね。籐は日本ではとれす、熱帯雨林でとれます。ジャングルでターザンが捕まっているツル…アレです!籐のツタは、他の木の生育を邪魔するので、どんどんとっても大丈夫なんだとか。

今年の国際森林年を意識したイベントが、8月24日から伊勢丹で開催されます。信耕さんはディズプレイを担当されるそうで、熊野古道で伐採してきた藤やアケビのツルでオブジェを作るんだとか。とってきたツルに命を吹き込んで加工していく…すごく面白いとのこと。そして、ツルをとることで森林が元気になっていく…繋がっていることが、今回すごく新鮮に感じてうれしいともおっしゃっています。

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今夜の選曲: RULER OF MY HEART / NORAH JONES FEAT.DIRTY DOZEN BRASS BAND

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2011年08月10日

籐細工、ゴミ箱だけじゃつまらないでしょ!

ラタンアーティストの信耕ヒロ子さんも、もちろん最初は、籐教室の生徒さん。でも、作るのはカゴとかゴミ箱ばっかりで、ちょっと違うなって思ったんですって。

籐でさまざまなモチーフを作るきっかけとなったのは、実は息子さん。息子さんがまだ小さかった頃、乗り物を作ってほしいと言われ、作ってみたら意外とよく出来たんだそうです。そして代官山に手作りのお店があったので、持って行って置いてもらったら売れたんだとか。

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今夜の選曲: BULL RIDER / NORAH JONES FEAT.SASHA DOBSON

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2011年08月09日

モチーフは政治家が多いんです

ラタンアーティストの信耕ヒロ子さん。籐での作品作りは30年前に始めたそうですが、なんとあまりにも面白くて家事が出来なくなってしまい、一度辞めたんですって。そして10年くらい経ったときに、ロシアのエリツィン大統領をテレビで見て、これは作らなきゃ!って思ったんだとか。

そっくり人形、初代は田中角栄。政治家が多いんだそうです。旬の人はエネルギッシュ、顔にどんどん出てくるからたまらなく面白いんですって。
そしてコンセプトは「使えて、面白くて、オシャレ」。ただ使えるだけじゃつまらないでしょ!と信耕さん。たとえば女性の足のボトルケースは「ちどり足」!

信耕さんは、籐の教室「籐 king(トウキング)」を開いて、生徒さんに教えていらっしゃいます。20代〜80代の生徒さんまでいらっしゃるんですって。 shinko_tue.JPG


今夜の選曲: LOVE ME / NORAH JONES FEAT.LITTLE WILLIES

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2011年08月08日

籐で作る、そっくり人形!

籐というとカゴや椅子を思い浮かべますが、ラタンアーティスト信耕ヒロ子さんさんの作品はぜんぜん違います!

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↑こちら、題して「そっくり人形」!とくに髪の毛にはこだわりがあるそうで、籐を叩いて、裂いて、染めて、植え付けているんですって。人それぞれ違うので面白いそうで、オバマさんはとくに大変だったそう。(ちなみにオバマさん、製作期間は4日間!)


売るために作っているのではなく、子供みたいなもので売るのには惜しいんですって。今、150体あるそうで、ズラッと並べたときの快感!ひとつひとつ見るんじゃなくって、勢揃いで見てほしいんだそうです。

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今夜の選曲: CREEPIN' IN / NORAH JONES FEAT.DOLLY PARTON

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2011年08月05日

8月8日から8月12日のゲストは

ラタンアーティストの信耕ヒロ子(しんこう・ひろこ)さんです。
籐を素材に型破りな作品を生み出す、その楽しさをたっぷりと伺います。

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■プロフィール■
ラタン・籐を素材にし、独自の編み方で、小さな昆虫から、等身大の人間のオブジェまで作品を生み出し、1979年の個展を皮切りに、ウィンドーディスプレイや舞台美術など、幅広い活動をされていらっしゃいます。デパートやホテルのウィンドウディズプレイ、そして宮本亜門さんのミュージカル「熱帯祝祭劇・マウイ」の衣装を担当されていらっしゃいます。

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2011年08月05日

【Podcasting 第280回】 菊地和男さん

今回のポッドキャスティングは、8月1日から8月5日放送分、
写真家で茶人の菊地和男さんです。


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2011年08月05日

実はワイン通でもあるんです

写真家として世界を訪れている、菊地和男さん。今、面白い食があるのは<スペイン>!

菊地さんはワインにも造詣が深く、世界的に自然派のワインが主流になっていますが…まだBIOワインが流行る前からずっとイイ!と言っていたそう。昔は少し臭かったけど、今は匂いも無くて美味しいんですって。
日本のワインは、日本は湿気が高くぶどう作りに適していないので、コスト的にどうしても高くなってしまうので難しいのでは?ともおっしゃっています。

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今夜の選曲: SAMBOLERO / LUIZ BONFA

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2011年08月04日

おいしい中国茶のいただき方

普段でも中国茶を飲んでいるという、写真家で茶人の菊地和男さん。中国茶の愉しみ方について教えていただきました。
 ●茶葉は信頼出来る専門店で買う
 ●だいたい50g3,000円を目安に
 ●茶葉を見せてくれるところが多いので
  姿形のいいものを選ぶ
 ●水道水で十分!
 ●寝る前はプーアール茶
  油を流してくれるしカフェインも少ない

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今夜の選曲: NIGHT AND DAY / LUIZ BONFA

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2011年08月03日

お茶の起源と東方美人

中国茶の世界を隅々まで知り尽くしている、写真家で茶人の菊地和男さん。そもそもお茶の木のルーツは、雲南省/四川省/貴州省なんだそうです。

お茶の世界で有名な茶葉の一つに<東方美人>があります。これは烏龍茶を作るときに、小さな虫がちょっと食害を起こすと木がそれを守ろうとしてある分泌物を出すそうなんですが、それを摘んだところ香りの良いお茶ができて、これが東方美人なんだそうです。

200数十年前に英国王室にもつたわり愛されたお茶で、でも東方美人は量が少なく高価だったため、そのお茶と同じような香りが欲しいと、イタリアでとれたベルガモットを紅茶にトッピング…これがアールグレイのはじまり。つまり、アールグレイは東方美人が欲しくてしょうがない人たちが作ったお茶なんだそうです。

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今夜の選曲: NA BAIXA DO SAPATEIRO / LUIZ BONFA

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2011年08月02日

お茶のすべての始まりは中国

写真家で茶人の菊地和男さんが書かれた「中国茶巡礼」。ユニークなのは、お茶を<江南、華南、西南、江北>の4つのエリアに分かれて紹介しているということ。中国のお茶の産地は、一般的に揚子江より南なんだそうです。暖かく、よく雨が降り、寒暖の差がある場所が、どの国でもお茶の産地なんですって。

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「すべてのお茶のルーツは中国にある」と菊地さん。中国茶も日本茶も紅茶も、植物としては一つの種類ですが、蒸したり、煎ったり、発酵させたり…製法が違うんですって。中国でも長い歴史の中でいろいろなお茶の形が流行ったそうですが、廃れていったそう。
日本の茶筅もルーツは中国。一般日本市民がお茶を飲みはじめたのは、なんと江戸末期。それまでお茶は、お坊さんや武士の飲み物で、市民はお湯を飲んでいたそうです。


今夜の選曲: UMA PRECE / LUIZ BONFA

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2011年08月01日

中国茶にはまって30年

今週は、2007年以来2度目のご登場、写真家で茶人の菊地和男さんがゲストです。

小学館から発売された菊地さんの本「中国茶巡礼」。中国茶の奥義を極めていらっしゃる菊地さんならでは本で、中国茶の源流を訪ね歩いて得られた写真と文章で構成されています。 chinatea_book.jpg

香港に通って40年、中国茶にハマって30年。日本のお茶とまったく違うお茶がある!ということから中国茶にはまったんだそうです。当時は中国茶に関しては、まだ誰も手をつけていなかった時代でした。

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今夜の選曲: SERINGUEIRO / LUIZ BONFA

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