2015年03月11日

ミュージシャン/石井竜也さん

ミュージシャン、音楽プロデューサー、映画監督として活躍するマルチアーティスト。ご出身は、茨城県北茨城市。4年前の大震災と津波によって、ご実家が全壊する体験もありつつ、様々なカタチで、自らも復興支援の活動に携わっていられます。今日は、石井竜也さんからのメッセージを頂きました。

「震災から4年、北茨城市はですね、やっと港の工事が始まりまして、だいぶ進行状況もいいんですが、港としての機能は、漁師さんが漁をするという所までは至っていないという現状です。ですから、これから音楽を通して僕が何が出来るのかとか、それから僕が作れるだけのオブジェを作ったりして、自分のふるさとにも、そんなこんなで色々やってはいるんですけど、こないだ、薬師寺の執事である大谷徹奘さんとお話をした時、やっぱり気持ち、心、それから今一番大事なのが会話、そういうことだよということを言ってらっしゃって僕もなるほどなと思いました。やっぱり何か大きなことが起こった後というのは、最初の1年はとにかく生きるというその一心です。2年目に入って、出来るだけ自分の生きる場所を確保しようとし始めて、3年目になってやっと腰が落ち着いて、4年目に入ると、初めて悲しさ、悔しさ、色々なものが沸々と出てくる、そういう段階にあると思います。だから、東京からもみなさん行って、出来るだけ東北で色んなものを買ってあげたり、色んな話をしてみたりということは凄く支援になると思います。ここからがやっぱり気持ちの支援じゃないかなと思います。だから、歌を流すのであれば、今これからだと思いますね。ちょっと昔を思い出すような歌や、そういうのもいいんじゃないかなと。出来るだけ、東北に向けて僕も歌を作っていきたいなと考えています。」

石井竜也 Official

Heart to Heart STAFF| 16:06 | カテゴリー:Heart to Heart

2015年03月11日

社団法人RCF復興支援チーム/藤沢烈さん

情報分析や事業創造に取り組みながら、被災地復興をサポートをしている、
<社団法人RCF復興支援チーム>藤沢烈さんをお迎えしました。

Q 復興庁政策調査官を務めた経験もある藤沢さん実際の復興の進捗、どう分析しているのか、具体的なデータとしてご紹介できることがあれば教えてください。

「"復興感"という数字があります。震災前と比べて人付き合いが減った人は数字が低く、30%以下、逆に減ってない人/増えた人は60%の復興感があります。周りが進み、自分は取り残されている気持ちを持ってしまうのでしょう。なので、地域の中で、人と人との繋がりを作っていくのがとても大事だと思います。例えば仮設住宅に入居する前から、周囲の人々と関係を作ったり、地域のイベントを催すなど交流を深めていくことが大事です。」

Q 求める復興がされていないという意見も聞こえてきます。実際に政府が行っている復興の現状を教えてください。 
「被災されたみなさん自身が復興を取り戻すということです。"復興をやれ"と言われれば国はやりますが、新聞などでも"国が"復興を進めているという見出しになりますよね。現地のみなさんが自分の力で復興をやっているんだと思える、現地の方が復興に携われる環境作りを、政府にはしてもらった方がいいと思います。毎日復興に関して考える時間があったり、もしかしたらお金から一度離れることも大事かもしれません。」

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藤沢烈 新書
『社会のために働く 未来の仕事とリーダーが生まれる現場』(講談社、藤沢烈)

Heart to Heart STAFF| 15:38 | カテゴリー:Heart to Heart

2015年03月11日

フォトジャーナリスト/安田菜津紀さん

Studio AFTERMODE所属。カンボジアを中心に、東南アジア、中東、アフリカで貧困や難民問題を取材。東日本大震災以降は、陸前高田市を中心に記録を続けています。
安田菜津紀さんが思う震災から4年とは?

「東日本大震災をキッカケに、岩手県の沿岸の街の中で最も南に位置している陸前高田市を中心に、被災地を記録し続けています。あれから丸4年が経ちましたが、今実は漁師さんたちの取材をしているんですけれども、海の世界に一人、また一人と戻ってくる様子をファインダー越しに見させてもらってきました。特に陸前高田市はカキの養殖が盛んで、築地の中でも一二を争うくらい、良質なカキを作っている街です。漁師さんの“どうだ!”という誇らしい顔を見ながら、私もその宝物を少しでも伝えていきたいと思いました。あれだけ人の命を奪ってきた海ですが、それでも恵を与え続けてくれた海かもしれない。その海の力をもう一回借りて、人々が少しずつ立ち上がろうとしているのではないかと思います。一方で、陸前高田市内は、8割の仮設住宅が埋まったままという現状も残されています。できれば元のコミュニティごとに高台へ移転をしたいと待ち続けていた方も、あまりにも時間が経ちすぎてしまって、一軒、また一軒と自力再建している状態です。もちろんそれ自体は喜ぶべきことではありますが、その一方で再建できない方々が取り残されてしまって、コミュニティが少しずつバラバラになってしまう・・・だからこそ、人が繋がる続ける街がどうやってできるのか、大きな課題として残されているのではないかと思います。もう一つ、陸前高田市にはこれから12.5メートルの防潮堤が建てられようとしていますが、どんなに高い防潮堤が建てられたとしても、逃げなくていい街にはならないと感じます。この地域には、津波てんでんこという言葉が残されていますが、どんなに臆病者だと笑われても、とにかく地震が起きたら高台へ逃げなさいという教えが残されています。なので、ハード面ではないところで、いかに人の命が奪われない街を作っていくのかどうか、どうやってこの記憶を伝承できるのかどうか、引き続き、考え続けていかなければならない大きな課題だと思います。これからも陸前高田市を中心に被災地を記録し続けて、その現状をお伝えできればと思っています。」

安田菜津紀 Official


Heart to Heart STAFF| 14:54 | カテゴリー:Heart to Heart

2015年03月11日

復興に向けた今の思い

南三陸さんさん商店街組合長、阿部忠彦さんにお話伺いました。
阿部さんは仮設店舗にて営業中の「阿部茶舗」のご主人。現在の商店街は、来年11月に、新しく整備される商店街用地への移設を予定していますが、今でも地元住民の流出が止まらない中、地元住民の需要で成り立っていたものが果たして続けられるのか、そんな商店街の行く末を危惧していました。そんな、阿部さんの思いとは?
「今町外に仮設のお住まいあるいはみなし仮設といまして、民間の借り上げ住宅を仮設住宅代わりにお住まいなっている方もいらっしゃいますので、そういった方々に戻って来てもらって、またここでですね、町の交流とか、賑いの盛んな街になっていくような時が、やや復興に向かっているんだろうなという頃だと思いますね。」

仙台市若林区種次 町内会長/大友重義さん。
津波の最高到達点に桜を植えて、震災を未来に伝えるプロジェクト<さくら並木ネットワーク>によって、自宅に桜を植樹された大友さん。町内会長として、積極的に町内でイベントを開催し、地域住民を勇気付け、心の復興を支えています。
そんな、大友さんの、思いとは?
「行政のほうも防潮堤とかね、あと盛り土を高くするとかいうことだけれども、なかなか進んでいないんですね。僕らが見ると、新聞等にね、復興復旧という文面があるうちは、復興復旧していないという事ですよ。それがなくなれば初めて復興が進んでいるのかと思うんだけれども、そういう文字がかかる間はしてないということですよ。」

Heart to Heart STAFF| 14:47 | カテゴリー:Heart to Heart

2015年03月11日

シンガーソングライター中田裕二さんを迎えて

東日本大震災直後に発表された楽曲「ひかりのまち」の生演奏を披露していただきました。

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Q ひかりのまち制作の経緯とは?
「2011年はバンド解散直後でした。第二のふるさと仙台も大変な状況でその当時頑張れ頑張れという曲が多かったんですが、どこかロウソクの灯りのような被災された方のこれからを応援できるような曲を作りたく思いました。」

Q 中田さんは、震災後、6月にツアーもされていて、福島、仙台、岩手、各地で演奏されたそうですね。そういった経験から、楽曲をつくる、歌うという音楽家としての、気持ちの変化などはありましたか?
「聴いてくれる人がいて成り立つのが音楽家だと実感しました。この歌声で何かしら力になれるのなら出来るだけ歌いにいきたいと思います。なので、本当の意味で歌い手としてのありがたみを感じています。仙台空港から北海道へ行く飛行機の中からみた海岸の風景、長い海岸線が更地になっているんです。それをみると、あの頃の景色を取り戻したいとやはり強く思います。」

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中田裕二 Official

【EVENT INFORMATION】
TOUR’15 “BITTER SWEET” 追加公演
日程:3月28日(土)
会場:赤坂BLITZ
OPEN 17:00/START 18:00

Heart to Heart STAFF| 11:07 | カテゴリー:Heart to Heart

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