2017年03月15日

チェリストの徳澤青弦さんを迎えて

こんにちは!亀田誠治です。
BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA
この番組は、人々に愛される曲、
メロディの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、
どんな秘密があるのか?
毎日、レコーディングやライブで
音楽に接している、僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー。
今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!


第962回目のテーマは…

チェリストの徳澤青弦さんを迎えて

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亀田:今日は、スタジオにゲストをお迎えしてお送りします。チェリストの徳澤青弦さんです!こんにちは!

徳澤:こんにちは。

亀田:青弦さんは、くるり、ハナレグミ、クラムボンからさだまさしさんまで。ジャンルも幅広く数多くのアーティストの作品に参加しています、チェリストの徳澤青弦さん。ちなみに僕も参加した、J-WAVE THE BASS DAY LIVEではクラムボンのミトくんと一緒にバンドで登場されていました。チェロだけでなく、キーボードを弾いたりしていましたね。僕も日々のレコーディングや武道館で開催したイベント、亀の恩返しのときにもお世話になっています。もう今や売れっ子の青弦さんなんですけど、青弦さんがチェロという楽器に出会ったのはいくつぐらいのとき?

徳澤:僕は8歳ですね。小学校3年になって。ある程度チェロは体が大きくないと。

亀田:バイオリンみたいに何分の1スケールとかあったり?

徳澤:ありますよ!16分の1とか。

亀田:16分の1!?そんなの手のひらになる?そこまではいかないか!

徳澤:バイオリンぐらいの大きさ。

亀田:へえー!それはご自分が弾きたいと思ったんですか?

徳澤:うまく誘導されましたね。親がチェロ好きで。

亀田:ご両親もどちらか音楽家だったりしたんですか?

徳澤:そうですね。バイオリン弾きだったり。

亀田:チェロを選んだのは何故なんだろう?

徳澤:元々チェロが好きで、息子にはチェロをやらせたかったって言ってました。

亀田:青弦さんもチェロがピンときた?

徳澤:チェロを小学校で始める前に、バイオリンとかピアノとか触らせてもらっていたんですけど、全然相性良くなくて。やっぱそういうのがあるんでしょうね。それでうまくおだて上げられて。

亀田:チェロだよチェロだよ!って?

徳澤:そういうの大事ですよね?

亀田:で、チェロっていうと元々クラシック楽器っていうイメージもあるけれども、その音楽のルーツはどこにあるんですか?このチェリストが好きだ!とか。

徳澤:母がオープンリールを持っていて、数ある無伴奏チェロ全曲持っていたんですけど、それは覚えていますね。あとは、何人かいるんですけど、元々母が現代音楽大好きで、そこから入った。あと、THE BEATLES世代で。

亀田:ということは、クラシック、現代音楽もそうですし、でもTHE BEATLESのロックとかも分け隔てなく青弦さんは聴けたの?

徳澤:そうですね。もう最初からボーダーレスの状態だったので。

亀田:あー!そこはやっぱり今の青弦さんを作っているのかもしれないですよね。

徳澤:有り難かったですね。

亀田:青弦さんは、アーティストたちの作品に参加するとともに、映画や演劇のための音楽も手掛けています。

M. カジャラのテーマ / 徳澤青弦

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亀田:この曲、待てども待てどもチェロが出てきませんでした。青弦さん、どういうことですか?

徳澤:自分のチェロはあんまり好きではないんです。

亀田:えー!そんなこと言わないでー。でもチェロっていう楽器ってボーカルぐらいの威力の主張があるから。

徳澤:そう。色がついちゃうので、パッと弾けるツールだからこそ、そのへんはちょっと気をつけて作るときは考えていきたいなと思っています。

亀田:なるほど。さっき言った現代音楽的なフィーリングはやっぱり詰まっていますよね。

徳澤:そうですね。

亀田:ずーっと無限ループで繰り返されて何が混ざっているか分からないけど、段々トランス状態に達するっていう。それはトランス・テクノ世代だったりするっていうのも?

徳澤:やっぱり、大いにあると思います。

亀田:はあー、面白い世代ですね。そんな徳澤青弦さんは昨年から今年にかけて大ヒットを続けている2本の映画、「君の名は。」そして「この世界の片隅に」のサウンドトラックに参加されています。これ以外にもたくさんの作品に参加されていると思うんですけど、僕が思うのは青弦さんがやっぱり日本を代表する2つの作品のサウンドトラック、大ヒット作の要になっているっていうのが凄いことだと思うんです。

徳澤:本当、棚からぼた餅な状態ですね。

亀田:そ、そんな!棚からぼた餅だなんて!「君の名は。」の場合、野田洋次郎さんからご指名があったわけでしょ?

徳澤:そうですね。2年前に急に呼ばれたんです。もう過ぎましたけど3月11日に毎年RADWIMPSはYOUTUBEにあげていますよね。それにカルテットを入れたいと呼んでくれたのが初めての出会いです。

亀田:野田洋次郎くんはRADWIMPSで日本のトップバンド・トップアーティストでありますし、「この世界の片隅に」のコトリンゴちゃんも凄く繊細な楽曲の持ち主じゃないですか。そういう独特で主張のあるアーティスト頭の中で「こいつら絶対完成図が鳴っている」ようなアーティストだと思うんです。そういう人たちの言葉を聞いて、それを実際ストリングセクションにオーケストレーションしていくっていうのは、どういう作業なんですか?

徳澤:まず自分をなくして、どういう趣旨でその曲、その曲を作っているのかっていうのを納得するまで聞き込むようにはしています。

亀田:そして何回もやりとりっていうのは重ねて?

徳澤:そうですね。

亀田:あれでしょ?アーティストさんだけではなくて、映画の場合は映画サイドからもいっぱい注文がきたりするでしょ?

徳澤:そうですね。今回「君の名は。」に関しては、全部野田洋次郎くんが1年ぐらいやりとりしていたみたいなんですよね。僕が参加したのはレコーディングの2ヶ月ぐらい前からだったんで洋次郎くんの注文だけ聞いて。色々大変そうだなっていうのはなるべく…。僕は音楽のことだけ考えるように。

亀田:でもそうやって音楽の部分で関わってくれるっていうところがやっぱりアーティストにとっては絶対心強いと思うんですよね。僕も本当にそこにいつも重きを置いていて、亀田さんには音楽の部分を任せればいいんだ!っていう。きっと青弦さんにもそういう音楽の部分を任せれば安心、自分の思い描いているサウンドを作れるっていうのはきっとアーティストさんからの安心感になっているんじゃないかな?コトリンゴちゃんからは色々あったんですか?

徳澤:コトリンゴも長い付き合いなんです。この映画に関してはレコーディングの前に資料をもらっていたんですけど、ほとんど何も僕からは注文はなく、スムーズに。

亀田:じゃあそれはあれだ!音楽の向いている方向性がきっと近いんですよね!

徳澤:うん、きっとそうなんですよね。コトリンゴのときは、弦のアレンジも全部コトリンゴが。

亀田:書いてきたのを、現場のリーダーとして青弦さんが関わっているっていう?凄いな〜。もしかしてストーリーに涙をしているかもしれないけれど、その後ろで音楽が支えているって本当に素晴らしい仕事だと思っていて、日本にも青弦さんみたいに表舞台に登場しない裏方として音楽を作ったアーティスト・ミュージシャンたちに光を当てる仕組みっていうか、アワードみたいなのを。本当にグラミーみたいにそういうことが出来るといいと思うんですよね!

徳澤:この間アカデミー賞とってましたけどね!コトリンゴ。

亀田:良かったですよね!ということで、徳澤青弦さん、今後はどのような活動を予定されています?ソロアルバムの制作の予定とかは?

徳澤:つくりたいとは思っているんですけど、トウヤマタケオさんっていう素晴らしいピアニストとチェロとピアノだけのアルバム作ってます。で、今年はこれの2枚目を出そうと動いています。

亀田:楽しみです。やっぱり「君の名は。」や「この世界の片隅に」っていうオーバーグラウンドのトップの音楽を支えつつも、こうやって自分のやりたい音楽をやり続けるというのは本当に素晴らしいです!僕もいつも刺激受けています。僕の現場でも弾いてくれてありがとうございます。これからも宜しくお願いします!「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」今日は、チェリストの徳澤青弦さんをゲストにお迎えしました。どうもありがとうございました。

徳澤:ありがとうございました。

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【徳澤青弦】
★ニューアルバム「カジャラの音楽」本日リリース!

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STAFF| 16:27 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA


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