2017年03月21日

亀田文庫!<「ひとごろしのうた」著者:松浦千恵美さんをお迎え>

こんにちは!亀田誠治です。
BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA
この番組は、人々に愛される曲、
メロディの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、
どんな秘密があるのか?
毎日、レコーディングやライブで
音楽に接している、僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー。
今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!


第964回目のテーマは…

亀田文庫!<「ひとごろしのうた」著者:松浦千恵美さんをお迎え>

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亀田文庫の文庫は、学級文庫の文庫!
ミュージシャンが奏でる音楽を聴いて、感動するのと同じように
素敵な言葉を読んで感動する…
思いを伝えるという意味では、 「音楽」と「文学」はとても似ていると思います。

一冊の本をご紹介する「亀田文庫」。
今回、僕の書斎にある「亀田文庫」から、ご紹介する一冊は…
…音楽業界を舞台にしたミステリー。
早川書房 松浦千恵美さんの書籍「ひとごろしのうた」です。

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どんな本なのか? あらすじを簡単に説明しますと…
大手レコード会社に勤める元ミリオンセラー・アーティストの大路樹は、
「ひとごろしのうた」と題されたデモ音源の歌声と、
69年型レスポール・カスタムのギター演奏に魅せられる。
「瑠々」というアーティスト名以外、詳細が一切不明のまま
CDリリースに踏み切った大路だったが、
ある日、この曲に影響されたという殺人事件の記事が週刊誌に掲載される…

作者の松浦千恵美さんは大学職員として勤務する傍ら、小説を執筆されていて、
2014年、「しだれ桜恋心中」で「アガサ・クリスティー賞」を受賞。
「ひとごろしのうた」は2作目の作品となっています。

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亀田:
そして今日は、この作品の著者、松浦千恵美さんをスタジオにお迎えしています。
こんにちは!


松浦:
こんにちは!


亀田:
実は、亀田文庫で本の著者の方をゲストにお迎えしたのは初めてなんです!


松浦:
そうなんですね!
ありがとうございます、よろしくお願いします。


亀田:
ちなみに松浦さんは1965年生まれということで、ほぼ僕と同世代なんですね!

この「ひとごろしのうた」は音楽業界の中で繰り広げられる
色々な事件や人間模様も描いたストーリーなんですよね。
レコード会社や音楽業界を扱うストーリーって、今までもあるんですけど
大抵どこかに突っ込みどころがあるんですよ。
おいおい!こんなプロデューサーいないよ!とか、
レコーディングこんな状態でやらないでしょ!みたいな突っ込みどころがあって
僕らはクスクス笑うんですけど、
今回この「ひとごろしのうた」に関しては、突っ込みどころが全くないんですよ。
これはよほど丁寧なリサーチをなさって作られたんじゃないですか?


松浦:
うれしい!ありがとうございます。
実は私、20〜30代半ばまでレコード会社やプロダクションなどの
音楽業界で働いていたときがあったので、
そのときのベースがあったことが一番の強みだと思います。
だから時間は経ってしまっているんですけど
リサーチというよりかは、当時の自分の経験を元に書きました。
こんなニュアンスだろうなという感じの部分部分を切り取って
人物形成をしたり、シチュエーションを考えたり。
ただ、今現在のフレーバーにおいては
今もレコード会社でディレクターをしている友人に取材をして
チェックしてもらいました。


亀田:
とにかく中で繰り広げられる人間模様、またミステリー的な謎解きみたいなところも
ワクワクするんですけど、
とにかく松浦さんの音楽に対する愛情みたいなものを
ミステリーにも関わらず僕はビシビシと感じたんですよ。


松浦:
ありがとうございます。


亀田:
例えばギブソンのレスポールというエレキギターの69年型の音が
このミステリーの色々なところでポイントになってくるんですけど、
これはなぜ69年のレスポールを選ばれたんですか?


松浦:
まず、レスポール自体が私にとって一番ロックを感じさせるギターなんです。
また、大好きなシーナ&ロケッツの鮎川さんがいつも弾いていらっしゃるので
もうこれしかないだろう!と思いました。


亀田:
ちなみにこの69年型の通称レスポールブラックビューティーは
表紙にも載っていて、こういうところにもこだわりを感じました。
ギターを持って誰かが演奏しているような、
それを俯瞰みているのではなく、
楽器そのものが登場し、表紙を飾るというところに
「ああ、これはよほどの音楽愛が松浦さんの中にあるんだな」
音楽を通して伝えていこうというところを強く感じるんですよ。

それでは、ここで一曲お送りした後で松浦さんにまたお話を伺っていきたいんですが、
今日かける曲はぜひ松浦さん選んでください!


松浦:
やはり大好きな、シーナ&ロケッツの「ユーメイドリーム」をお願いします。

M. ユーメイドリーム / シーナ&ロケッツ

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亀田:
お聴きいただいたのは、シーナ&ロケッツの「ユーメイドリーム」。
日本のこういうロックが小説の裏でずっと流れているストーリーなんですよね。

まあとにかく色んなものが色んなところでシンクロしていて
本当に面白い本なんですよ!
しかも遊び心も満点ですね。
これはどこのレコード会社かってすぐにわかるし(笑)
あれ?これひょっとしてJ-WAVEじゃないの?みたいな放送局もありましたよね。

松浦:
え?あれあれ?
…でてきますね(笑)

亀田:
あとはバンド名とかにもひねりが効かせてあって、
色んなところに音楽ネタが満載です!
しかもその音楽ネタにはどれもちゃんと愛情があります!
ただ遊んでいるだけじゃない、というところがとても素敵です。

ちなみにこのストーリーを書くときに、松浦さんの中でイメージした
人や歌、声はあったんですか?


松浦:
それは特にないんです。
逆に決めると、それに沿って書いて引っ張られちゃうので、
それが読み手に伝わって、これあの曲だなとかわかると
急につまらなくなってしまうじゃないですか。
なので今回は、
曲の印象、特に主人公がデモ音源を聴いたときに感じたことを書いて、
あとは読み手の想像にお任せします。みたいになるように意識しました。
「想像のメロディで、想像の歌声で歌ってください」
というのが私からのメッセージです。


亀田:
僕はすぐに想像のメロディをイメージしましたよ。
そして、こういう声の人なんじゃないのかなというのもすごく想像できてます。
僕の中のイメージですけどね。


松浦:
ドキドキ。後で教えてください!
ただ、歌詞に関してははっきり書かないと物語にならないので、
それは私の大好きな柴山俊之さんに自分がなったつもりで書いてしまいました。


亀田:
へえ!面白いですね。
音楽、曲、登場人物の色々なものがシンクロして進んでいく
素晴らしいミステリーだと思います。
みなさん「ひとごろしのうた」ぜひ読んでください!
少なくとも僕はこの本を読んで、
若い人たちにもぜひ読んで欲しいなと思って。
大人が読むミステリーというよりも、音楽から色々なものが広がって、
あとは社会的も総合的に扱っているじゃないですか。
だからこそ若い人に読んで欲しい本だなあと僕は思いました。


松浦:
ありがとうございます!


亀田:
というわけで、今日は「ひとごろしのうた」の著者
松浦千恵美さんをお迎えしました。ありがとうございました!


松浦:
ありがとうございました!

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STAFF| 16:45 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA


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