2016年09月29日

米津玄師さんをお迎え

こんにちは!亀田誠治です。
BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA
この番組は、人々に愛される曲、
メロディの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、
どんな秘密があるのか?
毎日、レコーディングやライブで
音楽に接している、僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー。
今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!


第873回目のテーマは…

米津玄師さんをお迎え

====================

さあ、僕が今、会いたいこの方を迎えています!
米津玄師さんです!

米津:
よろしくお願いします。

亀田:
よろしくお願いします!
僕、アイネクライネ『YANKEE』の時に米津さんの作品に出会いまして、
私は青天の霹靂のような、なんだ!この人は!!と。
音楽が良いし、アートワークもやって、
この人ボカロPもやってるの!? みたいな、
何から何まで自分でコントロールして作り上げるすごい世代の登場で…
眩暈がするような出会いだったんですよ。
作品を通じて、ですけどね。
それで今日は是非スタジオに来て米津さんに音楽の話を聞けたらいいなと
思って、来ていただきました。

こういう表現の仕方をなさる米津さんの音楽経験っていうのは
一体どんなものだったんですか?

米津:
最初に音楽に触れたのが中学生とか
小学校から中学校に変わるくらいだったんですけど、
その時は日本のロック…BUMP OF CHICKENとか
スピッツとか聞いて、それに影響されて音楽をやり始めました。

亀田:
手に取った楽器は?

米津:
ギターですね

亀田:
それまでは、小さい時は英才教育でピアノ習っていたとか

米津:
全然ないですね(笑)

亀田:
ないんですか?そんなことあるのかと聞こうと思っていたんですけど、、

米津:
姉がピアノやってたんですけど、姉がそんな特別上手くなくって、
で、横で間違えながら弾いてるのをずっと聞いてたってのはあったんですけど。
自分で弾いたことは無いです

亀田:
でもお姉ちゃんが間違えながら弾いてる間違いが解るっていう、
何かしらの子供ながらに音感があったってことじゃないですか?
お姉さまのおぼつかないピアノが何かの引き金になってるのかもしれないですね!

そして、聞いたところによると
専門学校時代はバンドを組んでいてベースボーカルをなさっていた…?

米津:
そうですね、ほんと一瞬でしたけど…!

亀田:
一瞬ってどれくらいですか?

米津:
学校行ってたのが1年くらいなんですね、
1年行ってやめちゃったんですけどその間だけですね。

亀田:
歌はいつから始めたんですか?

米津:
歌は中2の時に。
バンドをそこで初めて組んで。それは自分で曲を作って…

亀田:
中2で曲も作ってボーカルもやっていた、曲っていうのは作詞作曲両方?

米津:
そうですね

亀田:
やっぱ早熟ですわ…
そして米津さんは昨日約1年ぶりとなるニューシングル
『LOSER/ナンバーナイン』をリリースされました。
僕見ましたよ「LOSER
のMV。踊ってらっしゃるじゃないですか!

米津:
恥ずかしいですけどね

亀田:
いやいやいや、僕も"某"東京事変というバンドで
ちょいちょい踊らされて、出来てんのか微妙なムーンウォークを
人前で披露してきた経験があるので…
本当に素晴らしいダンスだと思いました。

米津:
ダンス自体は昔から興味があって
高校生くらいの時に若干学校で流行っていて、
踊っている人たちを端から見てて「かっこいいな」って思ったんですけど。
そこが最初にあって、ずっとなんとなく
やりたいなと思いつつタイミングがなくズルズルやってきた、
ココのタイミングでよくわからないけどやることになって(笑)
良い機会だなって感じでした。

M. LOSER / 米津玄師

20160929_fm.jpg

亀田:
ちなみに米津さんは10月5日に中田ヤスタカさんとコラボした
『NANIMONO FEAT.米津玄師』がリリースされます。

米津:
はい

亀田:
これは、ボーカリストとしての参加?

米津:
そうですね、歌詞を書いて歌を歌うっていう
自分が作ってないっていうのは初めてですね

亀田:
どういう作業をして作られたんですか?

米津:
最初にそのデモがきて、それがなんとなくのメロディーラインが乗っていて…

亀田:
なんとなく?

米津:
なんかふにゃふにゃ歌っている感じの

亀田:
中田さんがご自身の声で歌っているんですね。

米津:
日本語なのか英語なのかよくわかんないって感じで
歌っているメロディーラインがあって、
それに対して言葉を乗せてくださいというお願いをされて、
乗せて返してもらってみたいな

亀田:
トラックはその時点では出来上がっているんですか?

米津:
トラックは…言うとアレなんですけど
5分作ったみたいなトラックが最初にきて、「これ大丈夫なのかな?
って。

亀田:
天才によくあるやつだよね(笑)
声と歌詞とかを聞いて、サウンドの肉付けをきっとされていくんですね

米津:
そうですね。
レコーディングした後に大丈夫かな?と思いつつ、
その翌日くらいになったら完パケみたいな状態で返ってきたんですけど
それがものすごいクオリティで返ってきたから、
この人すごいんだなって思いましたね。

亀田:
あれじゃないですか?米津さんの自分の作品にもそういう経験っていうのが
フィードバックされてくかもしれないですね

米津:
そうですね。
ものすごい影響は受けましたね。

亀田:
なるほど!そして11月からは"米津玄師2016TOUR/はうる"がスタート
11月23日豊洲ピットからスタートです、で12月8日Zepp Tokyoでファイナル、
これはどんなツアーになるんですか?そもそもバンドとかいるんですか?

米津:
バンドでやってますね。
どんなツアーにしたいかって言われると、
こないだ夏フェスに出て、山中湖のSweet Love Showerっていう
フェスに出たんですけど、それで大事故起こしちゃって。
セットリストの半分くらい声が全く出ないことになっちゃったんです。
それが、すごい自分の中にしこりとして残っていて、
それを払拭したくてしょうがないって状態です。

亀田:
なるほど!そんな同じことなんども起こらないでしょう、絶対うまくいきますよ!
ということで、これは米津さんにとっても、
すごくやりがいがあるツアーになりそうですね!
当然新しい楽曲たちも入ってくる感じですか?

米津:
はい、やります。

亀田:
すごく、楽しみです!
この時間は米津玄師さんをお迎えしました。
ありがとうございました!

米津:
ありがとうございました。

【米津玄師】

♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪

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STAFF| 14:47 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2016年09月28日

亀田リサーチ〜どこまでPC使いますか?〜

こんにちは!亀田誠治です。
BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA
この番組は、人々に愛される曲、
メロディの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、
どんな秘密があるのか?
毎日、レコーディングやライブで
音楽に接している、僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー。
今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!


第872回目のテーマは…

亀田リサーチ〜どこまでPC使いますか?〜

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番組が集めたデータ、リサーチの元、
ひとつのテーマについて分析する「亀田リサーチ」。
今日、テーマに選んだのは…
アーティストはどんな風にPC/パソコンを
使っているのか?

作曲、アレンジ、歌入れを含むレコーディング、
シンセの演奏、ミックス…
全ての行程を行う事も可能となっている今のPC環境。
さすがに全てをPC1台でやっているのは
ダンス・ミュージック系など一部だと思いますが、
それでも今やアーティストにとっても欠かせないPCの存在。

では、実際にどんな風にPCを使っているのか?
今日は3組のアーティストへのリサーチと共に、
僕、亀田誠治がお話ししたいと思います。

まずは…PC使いこなしてる雰囲気あります。
この方!

★ DAOKO -------------

亀田さん、リスナーの皆さん、こんにちは。ラップシンガーのDAOKOです。私は楽曲制作の時、歌詞を起こすときにはiPhoneのメモ帳でメモした言葉を、テキストエディットというソフトで調整、膨らませて制作します。ツルッと上から下まで書いていく感じで。そして仮録音のデモを作る時にMac付属のガレージバンドを使っています。それはずっと、始めて録音をした時から変わりません。そしてその後エディット(編集)は、Cubaseを使っています…こんな感じです。いつかまた、亀田さんと番組でお会い出来るのを一つの夢にして楽しみにしています!ありがとうございました!

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DAOKOさん、ありがとうございます。
それでは続いて…ぼくと同じベーシスト、この方!

★ ハマ・オカモト(OKAMOTO'S) -------------

亀田誠治チルドレンのハマ・オカモトでございます。ウチのバンドは曲を作る人がボーカルとギターなのでデモが届くんですが、その状態の時は音楽ソフトを使ってリズムを打ち込んで、その上に歌と、手で弾いたギターやベースが入った状態で来ることが多いので、楽曲制作陣に関しては、ある程度音楽ソフトを使っていますが…割りとアナログというか、スタジオに入って「せーの」で叩くと、その日の気分や、それまでに仕入れたネタでデモとかけ離れたドラムを叩いたりベースを弾いたりギターを弾いたりがあるので、あまりガチガチにソフトを使ってデモを作ることは、ウチのバンドはありません。で、僕の場合は、フレーズはiPhoneのボイスメモに何のリズムもなく思いついたものを録ってありますけども、9割ボツになりますが…(笑)。大概そんな感じで録音しております。ただまぁ最近はバシバシ使う方もいっぱいいらっしゃるそうで、そういう技術を身につけないと今後やっていけないのかなと、不安があります。亀田さんもバシバシ使われていたので、今度使い方を教えてください。以上、ハマ・オカモトでした。

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ハマくん、ありがとうございます!
PC講座、今度やりますか?
それでは、ほとんどボツになる…という
ボイスメモの中から、採用された数少ない例が
OKAMOTO'Sの新曲のベースラインでは
採用されているそうなので、
その辺に注目して聞いてみましょう!

M. Burning Love / OKAMOTO'S

20160928_bp.jpg

「FM KAMEDA」。
今日は「亀田リサーチ 〜どこまでPC使いますか?」
と題してお送りしています。
先ほどは、割とバリバリPC環境を使いこなしているDAOKOさん。
一方、基本的にはボイスメモぐらいで、
これから使いこなしたいと仰るハマオカモトさん。
二組のアーティストへのリサーチを紹介しました。
それでは、もう一組、この方たちに聞いてみましょう。

★ GLIM SPANKY -------------

松)亀田さん、リスナーの皆さんこんにちは!GLIM SPANKYです。ギターボーカルの松尾レミと…
亀)ギターの亀本寛貴です!
松)楽曲制作でどれくらい機械を使うか…私が基本的に作詞作曲をしていて、機械はほぼ使いません!ノートと鉛筆とアコギと録音する機械があれば何でも良いです!一曲に対してノート一冊くらいは使ってずっと同じ言葉を書き続けます。で、最後にパソコンの文字で第三者的な視点で見て、最後にジャッジを下す感じですね。それで曲の柱を全部作って、ギター亀本にアレンジとして回します!そして?
亀)僕はほぼ必須ですね。基本的にドラムを全部打ち込んで、ベースとギターを自分で弾いて作業する感じ。でもレミさんも音素材を拾ってきて「ここに貼ってみよう!」みたいな(笑)。
松)実験が好きなんで、それはやります!でも基本的には曲が生まれるその時は、ノートと鉛筆と録音できる何かがあればOKって感じです!…どうなのこれ? 参考になったら嬉しいです!それでは、以上、GLIM SPANKYでした!亀田さんバイバーイ。
亀)バイバーイ!

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GLIM SPANKYのレミちゃん、
亀本くん、ありがとうございました!

超アナログ派の松尾レミちゃん、一方、
基本パソコンを使って作業する亀本くん。
その後は僕と亀本くんはデータをやり取りして
プロデュース作業をするのです。
様々な作業ができるPC。
エンジニアリングはさておき、
楽曲制作に絞って考えてみましょう。
たとえば、僕とアーティストは
どんな風にPCを使って楽曲制作しているのかというと…

ぼくにとってPCは、ずばり共同制作者!
創作のパートナーです。
作曲、作詞、アレンジ、レコーディング、
すべての作業をPC を使って行います。

PCを使うといっても、それはtool(道具)という意味で、
もちろん、クリエイティブなアイディアや閃きは
自分の中から生まれてくるのですが、
PCに楽曲を記録することによって、
メロディや歌詞、アレンジを客観的に見ることができるし、
PCは、テープや譜面といった
アナログなツールと違って「編集」が簡単にできるので、
自分でコントロールできる範囲が、飛躍的に広がるんです。

さらに、海外のアーティストやツアー中のアーティストと
いながらにして24時間体制で、
データのやりとりができるのも便利ですよね。

一方、PCで制作することでのマイナス面は、
昔だったら、ギター一本、ピアノ一本でも、
ラジカセに「がちゃん!」と録音して、
「今ココ」で作曲することができたし、
いいメロディーをふと思いついた時、
速攻、ラジカセや自分の留守電(!)に録音したものですが、
作曲にPCを使うようになってからは、
まずは電源オン!さてソフトを立ち上げて、
ファイルに名前つけて、テンポ入れて…
みたいな、作業の段取りに時間をとられ、
ひらめいた瞬間のエネルギーが
どんどん冷めてしまうということもあると思います。
PCの恩恵で一番大きいものは、その編集能力です!
我々は、PCの編集能力によって
「音程とリズムの壁」から解放されました。
編集して音程やリズムのズレやアラを、
修正することができるからです。
でもね、便利になったからといって、
音程やリズムは音楽の最低限のエチケット。
PCの編集に頼ってばかりでは、本当の意味で歌や、
楽器や、うまくなりません。
なによりも、音楽は人間が奏でるものですから、
揺らぎがあって当然です。

一方、PCで作り上げる音楽が、
マンパワーを引き上げることもあると思います。
編集で「上手に仕立てられた歌」を聞いて育った世代は
音程もリズムも「機械のように」正確に歌うことができるのです。
もしかしたら、ボーカロイドを聴きながら育った世代は、
ボカロのように、歌える人もうまれてくるかもしれません。

昔と違いマシンの性能も上がったし、PC自体が安く身近になって、
簡単に扱えるソフトも増えました。
今後、思いもよらぬ形の楽曲や、
意外な才能を発揮するアーティストが登場する可能性も
あるかもしれないですね!

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「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」、
明日は…僕が会いたかったアーティスト、
ゲストに米津玄師さんをお迎えします。お楽しみに。

♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪

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STAFF| 16:35 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2016年09月27日

スポーツの秋〜運動会ソング〜

こんにちは!亀田誠治です。
BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA
この番組は、人々に愛される曲、
メロディの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、
どんな秘密があるのか?
毎日、レコーディングやライブで
音楽に接している、僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー。
今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!


第871回目のテーマは…

スポーツの秋〜運動会ソング〜

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芸術、食欲、読書、スポーツ…
みなさんは、どんな秋を楽しんでいるでしょうか?
そして来月には、体育の日もやってきますが、
秋といえば運動会のシーズンでもあります。

でも、もし運動会が「無音」だったら…
盛り上がらないですよね?

昔から、応援と共に運動会を
盛り上げるのに必要なのが、音楽なんです!
今日は、そんな「運動会の音楽」について
お話ししてみましょう。
おや… どこかの学校で運動会が始まったようですよ?

亀亀小学校、続いての競技は4年生による徒競走です。
直線の先にはカーブが待っているちょっと難しいコース。
無事にゴールできるかな? みんなで応援しましょう!

♪ トランペット吹きの休日

あるある… どこの学校からも聞こえてくるこんな光景と曲。
かけっこが早い子も、遅い子も、転んじゃう子もいて…
そんな光景を盛り上げてくれるのが「トランペット吹きの休日」。
どこか和やかな感じもいいですね!

さぁ続いては、今年初めての運動会!
1年生による「玉入れ」です。
かごをいっぱいにできるのは赤かな? 白かな?

♪ ギャロップ

なんでしょうか、この高揚感!
玉入れでもいいけど、大玉転がしとか、借り物競争とか…
ちょっとユニークな競技に合いそうなのが、
カバレフスキー作曲の「ギャロップ」。
(なんだかこちらまで走りたくなってきた…)

次は6年生による団体競技「騎馬戦」です。
力技でいくか? 頭を使った作戦を立てるか?
お兄さん、お姉さんの活躍を期待しましょう!

♪ カルメン

はい、こちらもよく聞きます!
「カルメン」ですね。
壮大なスケール、勇敢なイメージが、
騎馬戦とか棒倒しとか、大玉ころがしで
バッチリ合いそう!

さぁ、運動会もいよいよ最後の競技になりました。
1年生から6年生まで代表選手によるリレーです!
応援もきっと選手を後押しします!
みんなで選手を盛り上げましょう!

♪ ウィリアム・テル序曲

徒競走と同じく、疾走感と随所にハプニング感が溢れる
運動会の花形競技「リレー」。
こちらも、いろんな曲が使われますが、
この亀亀小学校では「ウィリアム・テル序曲」が
使われているようです。

と、いった感じで、「運動会の音楽」、
いくつかピックアップしてみましたが
聞いているだけで盛り上がってきますね。
これをバックに競技できるなんて…運動会って最高の行事!?

では、ここで1曲お送りした後、
さらに運動会の音楽について考えてみたいと思います。

M. 「天国と地獄」終曲 / キング シンフォネット

20160927_fm.jpg

子供から、おとうさん、おかあさん、おじいちゃん、
おばあちゃんまでがあつまる運動会。
このイベントを盛り上げるには、
世代を超えた音楽が必要不可欠です。

つまり、「ジャンルという横の軸」、
「時代という縦の軸」を超えることができる
スタンダード性が求められるわけです。

今まで聞いた楽曲は、日本全国津々浦々で行われる
運動会で長年使われてきました。
かけっこをする我が子を見て、親もうん十年前の自分に
タイムスリップすることができる。

運動会は究極の「地域密着型エンタテイメント」、
まさに日本の「ドメスティックな伝統芸能」なのです。

一方、よさこいやソーラン節を踊る学校もあります。
これは、「祭り」的な盛り上がりを演出するにはもってこい!
こちらも、誰もが一度は聞いたことがあったり、
踊ったことがあるから、
一緒に手拍子をしたり、掛け声をかけたり、
全員参加型のムードが簡単につくれるんですね。
こうして、運動会で使われる音楽が、心のバリアを解き放ち、
目の前で繰り広げられる競技をみんなで楽しめるわけです。

運動会では、その時代の流行歌、
今でいえばJ-POPが使われることもあります。
たとえば「だんご三兄弟」がアレンジされたもの、
「WAになっておどろう」、
そして定番は「エレクトリカル・パレードのテーマ」など。
最近は、三代目J-SOUL BROTHERSの
「R.Y.U.S.E.I」を流して、
みんなでランニングマンを踊る…そんな学校もあるそうです。

これですよ!これ!
我々の間で「運送会で使われたら国民的なヒット曲の証。」
という鉄則があります。
みんなが知っているし、運動会という公共の場でも楽しめる。
まさに、日本全国、津々浦々、老若男女に届いている
「今年一番」の楽曲だということなんですね。

運動会の音楽。あらためて聞いてみると、深い!!!
運動会には、音楽の演出が欠かせませんね!

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「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」、
明日は…恒例企画、亀田リサーチ。
パソコンと音楽の関係を紐解きます。

♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪

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STAFF| 21:57 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2016年09月26日

まもなくリリース〜宇多田ヒカルのニューアルバムに注目!

こんにちは!亀田誠治です。
BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA
この番組は、人々に愛される曲、
メロディの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、
どんな秘密があるのか?
毎日、レコーディングやライブで
音楽に接している、僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー。
今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!


第870回目のテーマは…

まもなくリリース〜宇多田ヒカルのニューアルバムに注目!

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皆さん待ちに待った、宇多田ヒカルさんの
ニューアルバム「Fantome」が
あさって9月28日発売されます。
オリジナル・アルバムとしては
6枚目となるこのアルバム、なんと8年ぶりとなります。

すでにトラックリストは公開になっていて
このアルバム、僕は一足先に聞かせていただきました!
これまでリリースにされている「花束を君に」
「真夏の通り雨」「桜流し」の他、
すでにラジオなどでオンエアされている新しい曲「道」や、
椎名林檎さんをフィーチャーした「二時間だけのバカンス」など、
盛りだくさんな全11曲となっています。

今日は、宇多田ヒカルさんの歴史を辿りながら、
ニューアルバム「Fantome」の魅力をさぐります。

1998年、鮮烈なデビューを飾った宇多田ヒカルさん。
この曲「Automatic」は、ミュージックビデオも話題になり、
いきなりダブルミリオンセールスを記録!
トップアーティストとなりました。

そして、3か月後、1999年3月にリリースされた
ファーストアルバム「First Love」は
CDセールスの日本記録を樹立!
日本だけでも870万枚を超え、
いまだにその記録を破られていません!

その後のアルバムは、すべてチャートの1位を記録し
2007年にはシングル「Flavor Of Life」が
発売当時、ダウンロード世界記録を樹立。
宇多田ヒカルが新曲を出す、いや、なにか動きを見せること自体、
世間をザワザワっとさせる現象が続きました。

そんな中、2010年に「人間活動」を宣言し、
アーティスト活動については、一時休止期間に入った宇多田さん。
その間、特例として「桜流し」のリリースはあったものの、
「人間活動」を貫いていましたが、
今年2016年春、「花束を君に」
「真夏の通り雨」のリリースにより
アーティスト活動を本格的に再始動しました。

というわけで、あさってのアルバム・リリースが
待ち遠しいわけですが
ここで、そのアルバム「Fantome」から、
1曲お送りしましょう。

M. 二時間だけのバカンス / 宇多田ヒカルft.椎名林檎

20160926_fm.jpg

●一足先にアルバム全体を聞いた亀田さん。

「宇多田ヒカルさんは、アルバムの可能性を信じているのではないか?」
という印象を持ちました。
大型タイアップのついたシングル曲をちりばめながらも、
この「Fantome」に入っている、自由奔放、
変幻自在に鳴り響くヴァラエティーに富んだ楽曲は、
宇多田ヒカルというアーティストの、
ここ数年間の「思い」の集合体です。
もはや、「R&B」というジャンルで
くくることはできなくなっています。

先ほどお聴きいただいた椎名林檎との
ゴージャスなコラボだけでなく、
小袋成彬、KOHHといった個性派アーティストを
フィーチャリングしたり、
多くの楽曲に海外のミュージシャンを起用したり、
宇多田ヒカルというブランドと実績を持ったアーティストが
過去のスタイルをなぞらずに、
新しいチャレンジをしていることが素晴らしい。

ある意味、宇多田ヒカルは、
ユーザーの目線に立って音楽を作っていない。
自分の感覚を信じて音楽を作っているだけなのだと感じます。
ここが大事!!!
結局は、これができているアーティストが、
常に先駆者としてブレイクし、
長続きするのだと思います。
聴く人の心の奥に届くのはアーティストの
「強い思い」にほかならないのです。
このアルバムは、今の時代にアーティストが
大切にしなければいけないことを
教えてくれています。

それにしても、宇多田ヒカルさんの楽曲が、
みんなのハートを掴み、
感情移入するのはナゼでしょう?

まずは「声」。宇多田ヒカルさんの「声」はワビサビのかたまり。
ハスキーな声、深いちりめんビブラート、泣いているような歌い回し…
いたるところに、我々日本人が、
昭和歌謡から脈々と受け継いでいる日本的な温度感、
湿度感がある。(いや、あったんです。)
そして、このNEWアルバムでは、宇多田印の、
この「湿度感」が少しづつ薄まってきて、
「柔和」な表情を見せはじめている。
歌が昔よりもつるっとしているのです。
僕は、これが、「今」っぽいと思うんです。

情念よりも、素直な感情、まっすぐな歌が求められる時代。
そんなフェイズに入ってきているのではないでしょうか?
宇多田さんの新しいアルバムを聞いて僕は、
ふと、そんなことを感じました。

そして、アルバムを通して聴くと、
彼女が、最高のソングライターだと思います。
メロディー、歌詞どれをとっても、飛び込んでくる。
自分自身も含め、よく人間観察して作られているんだと思うんです。
そんな歌詞は、人間本来の愛情、
友情、欲望、感情に基づいているから、
どんな時代にも通用するのです。
つまり古くならないのです。

だから、宇多田ヒカルさんの音楽は
アナログ〜デジタル〜配信のような音楽フォーマットの変化、
世の中で流行っているサウンドやジャンルの移り変わりといった変化、
そんな中にも、周りの影響を受けない
唯一無二の存在で居られるのではないでしょうか?

【宇多田ヒカル】

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「BEHIND THE MELODY〜FM KAMEDA」
明日は…スポーツの秋、運動会ソングを特集します。

♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪

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STAFF| 16:01 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2016年09月21日

女性アーティストのドライブソングに注目

こんにちは!亀田誠治です。
BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA
この番組は、人々に愛される曲、
メロディの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、
どんな秘密があるのか?
毎日、レコーディングやライブで
音楽に接している、僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー。
今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!


第869回目のテーマは…

女性アーティストのドライブソングに注目

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数あるドライブソングの中から、
女性目線で歌われているドライブソングを
選んでみたいと思います。

目線は助手席ではなく、運転席。
そんなつもりで、いくつか聞いてみましょう。

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♪ プレイバック Part / 山口百恵

緑の中を走り抜けてく深紅なポルシェ
一人旅なの 私気ままにハンドル切るの

女性目線のドライブソングと聞いて、
思い浮かんだのは、まずコレ!
山口百恵さんの「プレイバック Part供廖
道路でのイライラ、個人的なイライラがシンクロした
運転中の心理が見事に描かれた曲でした。

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♪ ワゴンに乗ってでかけよう / 松任谷由実

荒井由実時代の名曲「中央フリーウェイ」では
助手席から見えるドライブの風景を見事に描いたユーミン。
こちらは1980年発表のアルバム「SURF & SNOW」から
「ワゴンに乗ってでかけよう」という曲。
"ハンドルを握ればどこへでも行ける…"
そんなドライバー目線のフリーな気持ちが伝わってきますね。

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♪ 走れゎナンバー / 椎名林檎

環状線脱出したい。JCTは大渋滞。
止まんないで。運んで行って何処へでも。

はい、こちらは椎名林檎さん、
2014年のアルバム「日出処」から「走れゎナンバー」。
林檎さんの作品なので、
そのままストレートにドライブソング、
というワケじゃないと思いますが…さて真相は?

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それでは、ここで…
女性シンガーが運転席目線で歌ったこの曲、お送りしましょう。

M. トーキョードライブ / 土岐麻子

20160921_fm.jpg

天元寺橋、明治通り、ラフォーレ、
東京の地名テストのようです。
こうして本当に運転しているんだなというのが分かります。

「FM KAMEDA」、今日は
女性シンガーが歌うドライブソングに注目しています。

さて… ドライブソングって色々ありますが、
実は、女性が歌っているもので多いのは、助手席目線の歌。

♪ ドライブに連れてって / 今井美樹

"コンバーチブルの助手席は 私だけの 指定席よね?"

今井美樹さんの「ドライブに連れてって」のような、
助手席ソング、非常に多いんです。

ラブラブな関係や、ちょっと気まずい関係、
などなど運転席に座る相手との
心の距離感を、「助手席」という座席の距離感で表している。
そんな恋にまつわるエトセトラが見えてくるのが、
この助手席目線のドライブソングです。

一方それに対して、運転席目線で歌われる
ドライブソングから、読み取れるコトとは?

運転する女性は、「何かわけがあって」
自分でハンドルを握っています。
「恋人と別れてしまった。」「いまある日常から離れたい。」
「自由気ままな時間をすごしたい。」
とにかくいまある状況から飛び出したい!
そんな「一人でいる」こと、「一人になること」が
必要なシチュエーションにいるんです。
さらに、運転する女性は、一人の意思ある女性、
独立した女性の象徴にもなっています。
ハンドルを握り、アクセルを踏み、
クルマという道具を自由自在に操って、
どこまでだって飛んでいける。
そんな誰もが「輝くスーパーウーマンになれる」
ということを伝えているのです。
心は傷ついていても、恋にときめいていても、
運転席目線の歌では、一人の女性として、
強く、前を向いて生きて行く。
目に映る景色、心地よい風、
カーラジオから流れてくる懐かしい音楽、
聞き手に「わかる〜その感じ!」と思わせる演出ができる。

そして「その先にはきっといいことがあるかも!」
「私だって大丈夫!」という具合に
「新しい自分に出会える」という、
聞き手の自己肯定感アップの特効薬になるのが、
運転する女性のドライブソングなのです!

なんといっても、ドライブをしていると、
いろんな情景が見えてきます。
僕も運転する時間が大好き。もちろん音楽を聴きながら!
なにはともあれ、女性も男性も、
今日も安全運転でお願いします!

♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪

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STAFF| 17:12 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2016年09月20日

超絶ギターテク! Reiを迎えて

こんにちは!亀田誠治です。
BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA
この番組は、人々に愛される曲、
メロディの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、
どんな秘密があるのか?
毎日、レコーディングやライブで
音楽に接している、僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー。
今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!


第868回目のテーマは…

超絶ギターテク! Reiを迎えて

====================

今日はこの方をゲストにお迎えしています。
超絶ギターテク、シンガーソングライターReiさんです!こんにちは!

Rei :
こんにちは!

亀田:
久しぶりですね。
デザイナーズウィークにReiさんはゲストで来られていて、
僕は壁の横からこっそり見ていて、あのときの歌とギターすごいと思いました!
しかもエフェクターも自分でいじっているみたいな話もされいていて、、
裏で音楽の話も色々しましたよね。
今年の夏はいかがでしたか?

Rei :
いくつか音楽フェスに出演させていただいて、北海道の「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2016 in EZO
や、「東京スカパラダイスオーケストラ presents トーキョースカジャンボリー vol.6」、「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2016」。
山中湖には2回も行って、富士山も見れました。

亀田:
本当に綺麗に景色が見えるよね。
そんなところにReiさんのギターと歌が響いたんですねぇ。
そして、まだデビューして1年ちょっとなんですけども、順調に活動をされていて、
この1年間はReiさんにとってどんなスピード感で進んでる感じ?

Rei :
あっという間ではあるんですけど、
アルバムの作品作りも一つずつ丁寧にやれている自覚はあるので、
コントロールが効かないほど進んでいるスピード感ではないんですよね。

亀田:
しっかりしすぎ!
どうしたらこんなにしっかりした音楽少女が生まれてくるんでしょうね…!
そして自分の納得いきながら丁寧に作っている話でしたけども、
なんとReiさんは明日、21日に3rd Mini Album「ORB
をリリースします。
1作目が「BLU
、2作目が「UNO」、とこれは3部作みたいなイメージですか?

Rei :
そうですね。
最初からこういったトリオロジーの構想はあったんです。

亀田:
それも自分で考えていたの?

Rei :
そうですね。
自分の存在を示すような3枚を作りたいと思っていて、
もちろん最初から3枚目のイメージまで固めていたわけではなかったんですけど、
でも3枚作りたいとは思っていました。
1枚目のアルバムは亀田さんとも繋がりのある長岡亮介さんと一緒に作って、
そのときに色々教えていただいたり、刺激をいただきました。
たとえばアレンジの部分だったりとか自分にない発想をいただいたので、
1枚目で自分のルーツを見せるようなアルバムでありながら、
自分の方向性を示すものでした。
2枚目はそれを受けて、ほとんど一人で、ドラム以外は自分で演奏して作ったんです。
3枚目に来て、1枚目、2枚目のライブや作品を通じて出会った人たちの繋がり、
そして縁を終結して、色んなアーティストの方々に参加していただきました。

亀田:
なるほど!
演奏してもらいたいミュージシャンはご自分で決めるんですか?

Rei :
そうですね。相談しながらですけど、Base Ball Bearのベース・関根さんや、
Flower Flowerというバンドのベース・真舟さんと一緒に演奏させていただきました。
音楽は人間同士のぶつかり合いだから、
やりたいという気持ちだけでお願いするよりも自分で伝を手繰り寄せて
一緒に音楽をやったほうがずっと音楽がシンクロするような実感が
自分の中であったので、それだけは気をつけていました。

亀田:
それは具体的には、お手紙とか書くの?
それともライブに行ってご挨拶したり?どうやってやるの?

Rei :
似たような感じです!
スタジオに入りませんか?とか、セッションしませんか?と言うのが多いですね。
まず一緒に音楽で遊んでから、です!
やっぱりまず一緒にやってみないと相性もわからないし、
一方的に聴くのは好きでも奏でてみると感覚が違ったり。

亀田:
でもそれはよくあることなんですよね!
自分の憧れのミュージシャンと、「よし、やろう!」と思って
いざ一緒にやってもらったら
「あれ?こんな感じだったっけ?」みたいなことはありますよね。
僕、ベーシストとして呼ばれてそういう風になったこともあるし。

Rei :
え!そうなんですか?

亀田:
うん。「亀ちゃんらしいいつものプレイして!」って言われて
一生懸命弾いてるのに、みんなが喜んでない感じ。(笑)
うちらのバンドで亀田さんが弾くとこうなっちゃうんだ!みたいな。
でもこればっかりはやってみないとわからないし、
音楽の一番面白いところですよね。

Rei :
はい、そうですね。

亀田:
そうやって、音楽の経験を本当にいい感じのスピード感で積んでいるReiさん、
3rdミニアルバム「ORB」から1曲お届けしたいと思うんですが何にしましょうか?

Rei :COCOAという曲なんですが、今目の前に広がっている景色から
目を背けているとまでは言わないけど、直視しないでその瞬間を味あわずに
日々のスピード感に飲み込まれて目の前の景色を見ていなかったり、
逆にデジタルの世界やスマホに夢中になっていて会話をちゃんとしていなかったり、
対面しない感じを身近で見てもったいないと思う機会があって、
それを曲に出来ないかなと作りました。

M. COCOA / Rei

20160920_fm2.jpg

亀田:
これ歌詞書くのとかってパッとできる?
初めは英語で作るの?

Rei :
そうですね。
そういうこともありますし、私はアメリカにずっと住んでいた経験があって
英語も喋れるんですけど、日本にも長く住んでいるので日常会話でも
混ぜこぜになることがあって、その要領で!
混ぜこぜで出てきちゃうこともあります。

亀田:
へえー!
だから言葉にもすごいグルーヴがありますよね。
あとシーンのチェンジがすごい素敵!
だからReiさんの音楽ってすがいスリリングというか、
そういう雰囲気が伝わってくるんだと思う。

Rei :
でも日本語と英語だと言葉の美しい部分が全然違うじゃないですか。

亀田:
そうだね。両方に良さがあるよね。

Rei :
そうなんですよね!
だから両方のおいしい部分をちょこちょこ取れないかなとはいつも思っています。

亀田:
なるほど!
さあ、夏は色々な音楽イベントにご出演されたReiさんですけども、
ご自身のライブが、12月9日に渋谷 WWWであるということですが、
これはどんなことをたくらんでいますか?

Rei :
これはCDを出させていただくときに、もちろんCDの上でしか表現できない部分、
ライブでは表現できない部分があるじゃないですか。
ミックスだったりとか、バンドの編成だったりとか。
そういうCDならではの部分っていうのをすごく気をつけているんですけど、
ライブはライブで解き放たれて、全然違うアレンジでするのが大好きなんです。
なので、CDを聴いてくださった方が全然違いエキサイトメントが味わえるような
ライブにしたいなとは思っています。

亀田:
や〜楽しみですね〜
ちなみにこのライブは大阪でもあります。
大阪は、12月16日、心斎橋、PANGEAであるそうです。

BEHIND THE MELODY FM KAMEDA、
今日はシンガーソングライター、
そしてスーパーギタリストのReiさんをお迎えしてお送りしました。
どうもありがとうございました!

Rei :
ありがとうございました!


20160920_fm.jpg

【Rei】

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STAFF| 20:53 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2016年09月15日

亀と鹿のJ-POPバンザイ!<後編>

こんにちは!亀田誠治です。
BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA
この番組は、人々に愛される曲、
メロディの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、
どんな秘密があるのか?
毎日、レコーディングやライブで
音楽に接している、僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー。
今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!


第867回目のテーマは…

亀と鹿のJ-POPバンザイ!<後編>

====================

昨日に引き続き、昨今のJ-POP、そしてこれからの
J-POPや音楽シーンについてゲストと一緒に語ろう!
そんな企画です。
今日もスタジオには、この方をお迎えしています。
鹿野淳さんです!

鹿野
こんにちは!

亀田
こんにちは!

鹿野
昨日喋りすぎちゃったから今日はないんじゃないかって思ったんですけど(笑)
今日も続いて良かったです。

亀田
全然喋りたいこといっぱいあります!

鹿野
頑張ります!

亀田
ところで、聞きたかったんですけど、鹿野さんが音楽ライターをスタートした
90年代っていうのは、CDもバカ売れ、ミリオン連発の時代でしょ?
あとはとにかくJ-POPイケイケの時代だったと思うんですけど…
その頃と今、シーンと言うよりもアーティストと対峙されてきた鹿野さんから見て、
アーティストは変わりましたか?

鹿野
すごい変わったと思います。
まずアーティストは今、夢よりもリアルを追求していると思います。
90年から僕はこの仕事をしているんですけど、2000年代の中ぐらいまでは
アーティストは『成功する』ってことに対しても夢を持っていましたし、
その夢っていうのはものすごく大きい夢だったんですよね。
簡単に言えば、マンションが5つ6つ買えちゃう、家が3軒4軒建っちゃうような…。
でも今、音楽でデビューして行って、
音楽を仕事にしてそういう夢を持つっていうのがすごく難しい時代です。
それを分かった上で音楽をやる人たちは
やっぱり何のために音楽をやるのかっていうのがだいぶ変わっていて、
すごく冷めた目線で、客観的に自分が「音楽をやる
ってことを見つめている感じがします。
昔は自分のために音楽をやっていた。
今は「音楽を自分のためにやる=リスナーのためにやることなんだ

「リスナーのためにやる」=「自分のためになるんだ
っていう、
そういうエンターテインメント心というかホスト心が、
自分が音楽をやるっていうことの真ん中みたいなところにあって、
その意識っていうのが、この10年前と今とで大きく変わったなと思います。

亀田
例えば、2010年以降キャリアをスタートさせたアーティスト達。
このアーティストライフみたいななのはどう変わっていくんだろうか?

鹿野
僕らの時代までアーティストは音楽活動できなかったし
僕もライターとかできなかったんだけど、
今50歳ぐらいで音楽をやれてる人って多いし、まず増えてきてると思うんですよね。
それこそ奥田民生くんとかエレカシの宮もっちゃん(宮本浩次)とか。
スピッツとかMr.Childrenが50歳を超えて急に失速することなんて
今考えられないじゃないですか。やってくれると思うしね。
そういう時代になった。
それが90年代以降デビューしたアーティストの一つの価値だと思うんですよ。
これが2000年代後半からデビューしてきたアーティスト達が
どう考えるのかは、多分今から2、3年で決まるんですけど、
僕は2つの道があると思います。
まず、音楽を作るのにお金がかからなくなったじゃないですか。

亀田「かけられない、かけてくれない」

鹿野
それこそパソコンの中の"ガレージバンド"っていうアプリで
何十万枚のヒット曲をさらに埋める(作る)時代が
これからやってくるから、そういう意味ではお金をかけないで
音楽を作れることによって、音楽家がカジュアルに長生きをしていく可能性は
一つあると思うんです。
例えば、最近デビューしたアーティストはね
『僕らあと2、3年でいいかな〜って思ってます。』って最初からいう人すごく多いんです。
つまりは、自分たちの長い人生の中で
「セカンドライフは違うことをやろうと思ってる」
「でもまず表現家としてアーティストとして、ここで何年間か音楽っていうもので
自分の第一歩を世の中にするんだ」という人が、すごく多くて、
そういう人達が主流になってくる可能性がある。
極端に短いのかもしくは極端に長くなるのか。
もしかしたら両方の道がはっきりと示されて音楽シーンっていうものが
続いていく可能性はあるなと思ってます。
その生き方も僕は大きく分けると2つあると思っていて。
亀ちゃんとよく2人でJ-ROCK 、J-POPっていう話をするじゃないですか。
僕この2つによってここからのシーンの流れって変わってくると思うんですよ。

まずロックってなんなのかって意味でいくと、やっぱストーリーだと思うんですよ。
そのストーリーということで自分達の活動、そして音楽、メッセージ…
全部をどう繋いでいくのか。その繋いでいったものが絶やさないで
どれだけ色んな人達の心の中に流れていくのかっていうことが
すごく大事な活動だと思う。
ポップっていうのは、僕はそのストーリーというよりは
「どれだけのエポックメークを作るのか
ってことだと思うんですよ。

つまりロックっていうものが線であれば、
ポップっていうのは点だと思うんですよね。
そのエポックメークっていうのを、どれだけこの時代に打てるのか。
ネット、そして色んなメディアの中で
どんどん点をどれだけ打てるのかっていうことがポップの1つの可能性だと思うし、
J-ROCKはJ-ROCKらしくストーリーを。
J-POPはJ-POPらしくエポックメークを連発していく。
これをこの時代の中でどこまでやっていって、
最終的に「良い曲だな
っていう風に思ってもらえるかっていうのが
今の時代の課題かなって思いますけどね。

亀田
僕は星野源ちゃんが、その両方を自分なりの解釈で突き進んでいる
素晴らしいアーティストだと思うんですけど。
今日は源ちゃんの曲を鹿野さんに選んでもらおうかな〜。

鹿野
僕はやっぱり目の前に"亀田誠治"というプロデューサーがいるということは
やっぱり星野源と亀ちゃんが「こういうコラボレートをしたんだ!」っていう
見事な音楽の結晶を聞いていただきたいと思うので…

M. ギャグ / 星野源

20160915_fm2.jpg

亀田
僕が、源ちゃんが1回目の体調崩してその直後に
一緒にコラボレーションして作った曲です。
ちなみに、9月15日に出るMUSIKAの表紙が星野源ちゃんらしいですね。

鹿野
やったーーーー!!コラボレートしたーーー!!
聞いてる方、書店に行ってください!(笑)

亀田
ところで、話変わりますけど鹿野さんは
次世代の音楽ジャーナリズムを伝える
若い音楽ライターや評論家を育てる活動も行っていますよね。

鹿野
寺子屋みたいな感じに【音小屋】って言ってね。
10人ぐらい目の前にして「ジャーナリズムとはなんなのか
って事とか、
「みんなこの仕事楽しいからやってみなよ」っていうオススメをしている学校なんです。
僕は、あと5年したら音楽ジャーナリズムって無くなるなって思ってて。

ネットって、ものすごい可能性を持ってると思うんですけど、
でもネットのメディアってブログと、ネットの中で作られているメディアの違いを
今の音楽リスナーは感じてない人も多いんですよね。
で、感じてないまま音楽ジャーナリズムに入って来たいって人も多くって。

そうやって考えると、メディアってものは
どうやって編集をしていくんだ。
どれだけ音楽っていうもの自体を頭の中で客観的に見て、
それを自分の言葉として編集をしながら、
人に読んでもらう見てもらうためにどんなことをして世の中に出すんだ。
ってことがわからないことが多くて。
それを今、僕は頑張って伝えてるんだけど、
でも今のこのままだと、音楽ジャーナリズムが無くなっていく可能性もあるなと思って。
【音楽ジャーナリズム】って1つの形…
もっと言うと、過去に有った形みたいなものに思われるかもしれないんだけど…
人は音楽のガイドを未だに求めてるんだなってことは
52歳になって未だに物書いたり、喋ってる自分にとってはわかるわけで。
それをもっと、僕よりもエネルギッシュで若い、
青臭い人たちがやるっていう形のバトンを渡したいし、
それを彼らがやるっていうフォーマットにやっぱり音楽の語り部として
新しい可能性があるんじゃないかなと思います。

亀田
BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA
亀と鹿のJ-POPバンザイ!
二日間にわたって、鹿野さんと一緒にJ-POPについてお話しました。
鹿野さん、ありがとうございました!

鹿野
ありがとうございました!

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【MUSICA】

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STAFF| 22:32 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2016年09月14日

亀と鹿のJ-POPバンザイ!<前編>

こんにちは!亀田誠治です。
BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA
この番組は、人々に愛される曲、
メロディの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、
どんな秘密があるのか?
毎日、レコーディングやライブで
音楽に接している、僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー。
今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!


第866回目のテーマは…

亀と鹿のJ-POPバンザイ!<前編>

====================

「FM KAMEDA」では、洋楽、邦楽、ワールドミュージック…
様々な音楽についてお話ししていますが、
今日と明日の2日間は、昨今のJ-POPについて
たっぷり語ろう! そんな企画です。
そして、僕と一緒にJ-POPを語ってくれるゲストを
紹介しましょう、鹿野淳さんです!

鹿野:こんにちは。亀と鹿のJ-POPバンザイって花札みたいですね。

亀田:鹿野さんは、雑誌「MUSICA」を発行する出版社の社長さんであり、音楽ジャーナリスト。さらに音楽フェス「VIVA LA ROCK」なども手掛けています。昨今の音楽話を伺いたいんですけれども、もう今や1年中フェスがありますよね。鹿野さんも「VIVA LA ROCK」を手がけていますが、こういったフェスが得られる手応え、フェスから広がっていく未来へのビジョンは感じますか?

鹿野:僕は「VIVA LA ROCK」というタイトルでも分かる通り、ロックフェスをやっているんです。今、ロックは凄く斜陽がかっているというか、ロックを目指すというのがどういうことなのか、ロックバンドってかっこいいのか、もしくはアイドルのほうがかっこいいのかなんなのかよく分かんなくなっていて、日本で70年代以降ある種の憧れだったロックというもののフォーマットが無効化しつつあるなと感じます。そのロックというものをハッキリさせたいなと思い始めたのが「VIVA LA ROCK」で、ある意味フェスとはメディア。そのフェスに来る人は、そこに来ることによって今の音楽を知ったり、今のロックはこれだ!と提示されたり、色んなものがある。そうなったときにフェス自体がメディアとなって、1つのフリーペーパーや雑誌などの情報源となっていくことが凄く大事で、そういう意味では1年間かけてフェスがあるっていうことは悪いことではないと思う。ただ今は「フェスだ!フェスだ!ライブだ!ライブだ!」という時代になって、じゃあお客さんがフェスやライブにお金を使いすぎてそこで得た音楽を聴くってことをしなくなっているとか、YOUTUBEでさらっと見てその音楽やアーティストを知った気になったところで終わるというのは凄く残念だと思っていて、僕はフェスが増えれば増えるほどフェスのビフォーアフター、例えばラジオで音楽を紹介したり、メディアやアーティストが発信したことに注意深くキャッチしやすい環境を作っていくことが凄く大事だと思う。

亀田:僕は「VIVA LA ROCK」の中で、今年と去年「VIVA LA J-ROCK ANTHEMS」という鹿野さんが考えてくださった企画で、若者を含めた往年の名曲たちを僕らのバンドで演奏して、ゲストボーカルを招いて愛すべき音楽を聴いてきた世代が歌うということを始めました。

鹿野:「VIVA LA J-ROCK ANTHEMS」っていう、日本のロックを改めて丁寧にしっかりと真摯にカバーすることによって、我々なりに提示しようというライブじゃないですか。例えば今年に関しては宇多田ヒカルさんが「traveling」からTHE BLUE HEARTSの「リンダ リンダ」。

亀田:「traveling」はスガシカオくんが歌ってくれたんだよね。

鹿野:そして「リンダ リンダ」は10-FEETのTAKUMAが。亀田さんにとって、ああいうのをやって得られるものが、楽しい以外になにかあるとしたらどういうものなのかをオーガナイザーとして聞きたいですね。

亀田:まず僕はミュージシャンであり、プロデューサーでありますけれども、それ以前に音楽ファンなんです。もうとにかくヒット曲が好きだったり、チャートに入ってくる曲が好きだったり、CDショップ・レコードショップに行くのが好きだったり、それだけで人生の大半を費やしてきているんです。ということはリアルタイムでその時に自分が街で聴いてきた曲、テレビの向こうから流れて聴いていた曲を自分の仲間たちと一緒に見て、演奏して、今あの時代のみんなに届けられるということに本当に喜びを感じます。

鹿野:ほとんどのみんなが言うのが、このバンドをバックに自分が歌を歌えたら、そして一緒に何度もリハーサルをできたってこの財産は比べ難いものがあるという話をしてくれていて、やっぱりプロフェッショナルであるという意味合いをそのバンド自身がちゃんと持っている、そういう人たちと一緒にやることと、特にバンドマスターの亀田さんのベースって物凄い。なにが物凄いかと言うと歌っている人に対して投げかけてくるメッセージがあのベースは半端ないんです。

亀田:そういう音楽の会話があるということがこのフェスの舞台で行われていて僕は素晴らしいことだと思います。

鹿野:本当にそうなんです。だからフェスって盛り上がる、一体感が描かれる、それが凄くフェスの美徳とされていて、もちろんそれは凄く大切だし、そうやって盛り上がったから音楽を好きになったこともあると思うんですけど、なにより音楽って素晴らしい、音楽って凄いと思わせる力は音楽自身になくちゃいけないと思うんです。盛り上がるということよりも、音楽がスゲー。その音楽がスゲーということを音楽フェスはもっとこれから追求しなくていけないと思うし、今「VIVA LA ROCK、「VIVA LA J-ROCK ANTHEMS」では、僕は亀ちゃんと一緒に追求できていることが本当に有り難いし、良いことだと思っています。

亀田:そんな中、色んなアーティストを鹿野さんは見てきているわけではないですか。ここでもし一押しのアーティストがあればご紹介いただけますか?

鹿野:僕はSUCHMOSをみんなに聴いていただきたいです。

亀田:お!僕大好きですよ。

鹿野:最高ですよね。SUCHMOSって言ってみればあんまりフェス向きではない音楽と思われているんですけど、フェス向きというのはそもそもまずなんなんだ!と。フェス向きという言葉で音楽の幅を狭くしているんだったらやっぱり、フェスも音楽ももっと素晴らしい幅をみんなに提示しなくてはいけないと思っている。そういう中で1歩今年の夏に抜き出したのがSUCHMOSで、やっぱり音楽ってムードが大切。

亀田:1番大事!

M. MINT / SUCHMOS

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亀田:やっぱかっこいいっすね!

鹿野:ね!ムードがあるからライブ感がバリバリ!

「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」
「亀と鹿のJ-POPバンザイ!」
明日も引き続き、鹿野さんと一緒にJ-POPについて語ります、
鹿野さん、よろしくお願いします!

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【MUSICA】

♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪

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STAFF| 16:27 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2016年09月13日

月ソング

こんにちは!亀田誠治です。
BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA
この番組は、人々に愛される曲、
メロディの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、
どんな秘密があるのか?
毎日、レコーディングやライブで
音楽に接している、僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー。
今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!


第865回目のテーマは…

月ソング

====================

明後日、15日は「中秋の名月」。
日本では月見だんごを作ったり、ススキの穂をお供えしたりして、
お月様を祀る日ですよね。

以前、このFMKAMEDAでも
J-POPの月ソングをご紹介してきましたが、
今回のFMKAMEDAは洋楽の「月ソング」に注目してみたいと思います!

本当にたくさんの「月ソング」がありますよ。
いくつか聴いてみましょう!

--------------------

♪ Fly Me To The Moon / フランクシナトラ

大名曲!!ジャズのスタンダードナンバー。
シナトラ・バージョンの録音テープは、アポロ10号11号にも積み込まれ、
人類が月に持ち込んだ最初の曲になりました。

「私を月に連れてって、星たちに囲まれて遊んでみたいの」
ロマンチックな歌詞です。
クインシー・ジョーンズのアレンジがノーベル賞ものですね。

--------------------

♪ Mr. Moonlight / The Beatles

R&Bナンバーのカバーです。
冒頭のジョンのシャウトが印象的ですね。

--------------------

♪ Harvest Moon / ニールヤング

「Harvest Moon」とははまさに「中秋の名月」のこと。
「月の光の下 ふたりで踊ろう
音楽が流れてる場所は知ってる
一緒に出かけて この夜を感じよう」

--------------------

♪ Walking On The Moon / Police

レゲエ調のポリスの名曲。
「君の家からの帰り道は、
月の上を歩いているみたい。」
最高ですね。

--------------------

♪ Ozzy Osbourne / Bark at the moon

これもある意味月ソングの名曲です。
さすが、オジー!これぞ、不吉な「月」のイメージ!

どうでしょうか?
「月ソング」どれも名曲ばかりでしたね。
それでは、ここで僕、亀田誠治が選ぶ「月ソング」を聴いて下さい!

2015年にグラミー賞、album of the yearを
受賞したアルバム「Morning Phase」から。

M. Blue Moon / Beck

20160913_fm.jpg

「真実を照らし出す月が空にかかったら、
それまで闇に隠れてたお前の影もハッキリわかる」

今日のFMKAMEDAは「洋楽 月ソング」を特集しています。

「月」というのは西洋と東洋では感じるイメージが、異なります!
西洋では、昔から月には神秘的な魔力があると信じられ、
不吉な存在として月の光を恐れられてきました。
満月で変身する狼男とかまさにそうですよね!
(そうそう、マイケル・ジャクソンのスリラーのMVとか!
満月の夜は何かが起こる!ことの象徴ですよね。)

そして最近、twitterなどで「スーパームーン」の時は
写真がタイムラインに次々と流れることも…。
普通の満月もの時もインスタやfecebookにバンバン写真があがります。
やはり満月は特別なもの。神秘なパワーがあるものとして皆、信じていて
みんなとシェアせずにはいられないんですね。

満月のパワー、人体への影響は、はっきりとした科学的根拠はどれも無く
迷信であったり神秘的な解釈といわれています。

ところが、科学では説明できない、この「神秘的な解釈」というのが
人々の心に夢や希望を与えるのです。
生きている限り、人間は数多くの説明できないことに出会います。
これが現実ですよね。

つまり満月の存在は、まさに幻想と現実の両方を満たしているんです。
ファンタジーであるとともに、リアリティーでもあるわけです。
これは、歌の題材にはもってこいですよね。

ちなみに、「神秘的」といわれている、満月には
次のような効果があるとも言われています。

・出産率が高くなる(実際に多いというデータがあります。ほほう…)
・眠りが浅くなる
・感情が高ぶりやすくなる(狼男のアレだ!)
・衝動的な行動をとってしまう

根拠としては、大きく2つの「仮説」があります。
あくまでも「仮説」ね。

(1)
満月の時、月と太陽と地球が一直線上に並びます。
この時、地球に及ぼす重力が強くなって、潮の引きが大きい大潮となります。
同じように、引力の影響で、70%が水分で出来ていると言われる人体にも
影響を及ぼしているという説があります。

(2)
満月は月の光で夜が最大限に明るくなることで、
人体にもなにかしらの精神的な影響を及ぼしているという説。(ほほう!)

音楽の中で思うのは、満月に出会えるのは月1回。
しかもその間に、満月に向かって月が大きく丸くなっていったり、
満月を過ぎて月が欠けていったり…
満月にはbefore afterに、時の流れを感じさせるドラマがあるんですね。
ここが、また人感情の動きを表すメタファにななるんですよ。

さあ、明後日は中秋の名月。晴れるといいですね。
満月を見ながら、音楽を聴くのも良いかもしれませんよ!

--------------------

「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。
明日は、音楽ライターの鹿野淳さんを迎えてのアツい音楽対談、
「亀と鹿のJ-POPバンザイ!」です。
お楽しみに!

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亀田誠治オフィシャルサイト『亀の恩返し』では、
動画やリリース情報などなど
最新情報が載っていますので、ぜひチェックを!

STAFF| 13:57 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2016年09月12日

ライブマナー講座

こんにちは!亀田誠治です。
BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA
この番組は、人々に愛される曲、
メロディの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、
どんな秘密があるのか?
毎日、レコーディングやライブで
音楽に接している、僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー。
今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!


第864回目のテーマは…

ライブマナー講座

====================

亀:「ユキヒロ先輩、遅いな〜…あっ、きた!」

ユキヒロ:「おう!亀、わりい、わりい、いろいろ準備してたら遅れちゃったよ!」

亀:「ライブに行くのに、そんな荷物入ります??リュックパンパンっすよ

ユキヒロ:「バキャロー!ライブで他の人より、ひとつ前に出るには、
色々、準備が必要なんだよ!」

亀:「人より、前って…アーティストでもないのに…」

ユキヒロ:「まぁ、いいや!そんなことよりライブに遅れるから、急ぐぞ!」

-----------------

〜ライブ会場〜

亀:「うぁ〜、すごいお客さんの数ですね〜…ユキヒロ、先輩…スマホ見ながら、
何やってるんですか?

ユキヒロ:「何って、そこら中に、
モンスターがたくさんいるんだよ!あっあそこにもいる!」
亀:「先輩!何しに来たんですか!ライブはマナーか電源OFFが鉄則ですよ!」

-----------------

亀:「そろそろアーティストが出てきますね!!」

ユキヒロ:「おっそうか!じゃ三脚をセットして!そこに登って、スマホで動画をON

亀:「せっ先輩!何やってるんですか???」

ユキヒロ:「何って、動画を撮って、SNSで日本中に拡散するだよ!
フォロワー813人もいるんだよ!すごいだろ!?」

亀:「三脚で後ろのお客さんみえないし、
ライブを動画で拡散って、言語道断ですよ!」

ユキヒロ:「本当、亀は真面目だな!そんなんじゃフォロワー増えないぞ!
俺みたいにギリギリ攻めないと!わかる??」

亀:「ギリギリって、全然OUTですよ!そんなのバレたら、会場から出されますし、
アーティストもいい迷惑ですよ!このライブ会場に集まったみんなと
アーティストが一緒になって楽しむのがいいんじゃないですか!」

ユキヒロ:「もういいよ!わかった!わかった!それより9曲目ってこれだっけ?」

亀:「えっ!何ですか?このリスト??」

ユキヒロ:「これは、思い出にライブのセットリストをデータにして、SNSで…」

亀:「ユキヒロ…何回言えばわかるんだ…これ全国ツアーで、まだまわるんだぞ…
いいか…それ…みた全国のファンはどう思う…ユキヒロ…おい…」

ユキヒロ:「すっすっすみませーーーーーーーーーーん!(泣)」

〜ライブでの、スマホゲーム、動画の撮影・配信、またネタバレとなるような行為はやめましょう。ライブ講座事務局からのお知らせでした。〜

M. FORMATION / BEYONCE

20160912_fm.jpg

BEHIND THE MELODY FM KAMEDA、
今日は、「ライブマナー講座」をお届けしています!

自分の感動をみんなとシェアしたくて、よかれと思ってついついやってしまう
セットリストのネタバレ。こんな経験誰でもありますよね。

シェアの概念が進んでいる海外では、セットリストを自ら公開したり、
ライブの映像をアップしてしまうアーティストも多いですが、
礼儀や儀式を重んじる日本では、まだまだ抵抗がありますよね。
日本人は、懐石料理のように「感動のプロセスを楽しみたい。」
完璧な「おもてなしをうけたい。」そんなところがあるのだと思います。

動画撮影においては、アデルのライブでも実際に話題になりました!
昨年11月に発売したニューアルバム『25』、
そんな、大ヒットアルバムを引っ提げ
行われたワールドツアー中、事件が発生。

イタリアのヴェローナで行われたコンサートで、アデルが、
ステージ近くで三脚を立ててライブを撮影、そして録音していた女性を指差し、
「ビデオカメラで撮影するのをやめてくれない!?」と、訴えたんです!
彼女は…
「私は、実際にここにいるの。そのカメラを通してじゃなくて、ライブを現実で楽しめるはずよ。だから、その三脚を畳んでくれない? これはDVDじゃなくて生のショーなの。外には、このコンサートに来たくても来れなかった人達がたくさんいるのよ」
とコメント。
会場は、彼女のメッセージに拍手を送ったそうです!

アデルの気持ちわかります。
この頃はスマホで撮影OKのライブも増えてきましたけど、
あれ、どうなんでしょう!?OKやNGということではなく、
一生懸命動画で撮影したライブ、家帰って観たことあります?(僕は皆無)
その時の雰囲気を伝えたくて一瞬動画に収めたい気持ちもわかりますが、
スマホがあるおかげで、「映しとかなきゃ!」という使命感だったり、
なんとなく回しているということに満足しているというのが本当のところでは…

いいこと教えてあげます!
アリーナやドームなどでアーティストが豆粒みたいに小さく見える場合、
ついついビジョン越しにコンサートを観ているあなた。
たとえ豆粒のようにアーティストが見えていても、ステージ全体を観てください。
だって、ビジョンを観ながらだと、
カメラ越しの限られたパフォーマンスしか見ていないんです。
ステージ全体に繰り広げられている素晴らしいパフォーマンスに感動しましょう。
会場全体に鳴り響いている音や光にふれあいましょう。

ライブとは、演奏、照明、演出、全ては
アーティストとプロフェッショナルなスタッフが想いを込めてつくったんです。

だから先ほどのスマホ問題もそう。一生懸命スマホに録画したとしても、
その会場でおきている、大切な「イマココ」を失ってしまっているかもしれません。
せかっくのライブ。 音楽という一期一会のパフォーマンスを大切にしたいですね。

ということで、みなさんライブを楽しむ時は、会場一体となって、
アーティストにも良い環境でライブを行ってもらうため、マナーを守りましょうね!

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「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」、
明日は… 月にまつわる洋楽が大集合!
「月ソング」でアーティストは何を歌っているのでしょうか? お楽しみに。

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2016年09月08日

HAPPY BIRTHDAY P!NK

こんにちは!亀田誠治です。
BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA
この番組は、人々に愛される曲、
メロディの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、
どんな秘密があるのか?
毎日、レコーディングやライブで
音楽に接している、僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー。
今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!


第863回目のテーマは…

HAPPY BIRTHDAY P!NK

====================

今日、9月8日は、シンガーソングライター
P!NKの37歳のバースデー。
アメリカでは、レディー・ガガや
ビヨンセと並ぶ大スターです。

今年4月に、リリースされたシングル
「ジャスト・ライク・ファイア」は、
この夏に公開された映画
「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」の
主題歌に起用され、世界中で話題を呼んでいます。

破天荒でぶっとんだキャラクターと、
時にメディアの前で過激な発言をするP!NK、
メッセージ性の強い楽曲と圧倒的なパフォーマンスで、
音楽ファンのみならずアーティストからも
絶大な支持を得ているP!NK。

今回の「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」は、
キャリア16年を誇る、
シンガーソングライターとしてのP!NKに、
スポットを当てていきたいと思います。

ペンシルバニア州最大の都市、
フィラデルフィアで生まれたP!NKは、
音楽好きな父親の影響で、
ボブ・ディランを聞いて育ちます。

クラブで歌い続ける日々が続くなか、
P!NKはレコード会社の目に止まります。
その後、楽曲を制作する過程で
R&Bシンガーとしての才能を開花させた彼女は、
ホイットニー・ヒューストン、マライア・キャリー、
マドンナなどをプロデュースしてきた、
敏腕プロデューサー・アントニオ"LA"リードに、
デモテープでアプローチ。
彼女の曲を気に入ったLAリードは、
P!NKとソロ契約を結びます。

2001年には、マイヤ、クリスティーナ・アギレラ、
リル・キムと歌ったコラボシングル
「Lady Marmalade」は、
映画「ムーランルージュ」の主題歌として人気を博し、
ビルボードで1位を記録。
デビューから1年、この曲でP!NKは
グラミー賞を獲得します。

瞬く間にスーパースターへと躍り出たP!NKは、
シンガーソングライターとしての道を歩んでいくなかで、
R&Bからロック色の強いサウンドへとシフトチェンジ。

そして、彼女の代表曲となる、
2008年にリリースされた「So What」は、
爆発的なヒットを記録。
"旦那に逃げられちゃったみたい"と、
出だしからインパクトのある歌詞とメロディが
人気を呼び、P!NKのソロ名義で、初の全米首位を獲得しました。

これまでアルバムは全世界で6000万枚以上を売り上げ、
そしてグラミー賞3冠に輝き、
トップ・アーティストとして不動の地位を獲得したP!NKは、
あるインタビューの中でこんな言葉を発しています。

「私が負け犬だってことは永遠に変わらない、
でも負け犬でいることがうれしいの。
モチベーションを与えてくれるから。」

今を生き抜く女性の代弁者として、
強く歌い上げるシンガーソングライターP!NK。
今日はそんな、彼女の楽曲の中から
この1曲をお届けしましょう。

P!NKで「Just Like Fire」

M. Just Like Fire / P!NK

20160908_fm.jpg

お送りしたのは、P!NKで、「Just Like Fire」でした。

今回は、今日9月8日に37歳の誕生日を迎える
シンガーソングライターP!NKを特集しています。

ところで、P!NKは、アメリカでは
超がつくスーパースターでありながら
日本では評価がいまいち低い印象があります…

その理由をお答えしましょう!

P!NKは、その過激なルックスとパフォーマンスと楽曲で
MTV世代を釘付けにしました。
そして、その楽曲はMTVからラジオに広がり全米を制覇したのです。
つまりTVとラジオの両方を味方に付けたのです。

まさに、MTV全盛の時代に、
ミュージック・ビデオというメディアを
フルに活用して成功したアーティストの先駆けでしょう。
これは、プロデュサーのL.Aリードの
手腕によるところが大きいのです。

90年代半ばから2000年代はじめのことです。
TLCもNeyoもアブリルもL.Aリードが、
桁違いのミュージック・ビデオの
制作費をつぎ込んで、ヒット作を連発していきました。

ミュージック・ビデオでアーティストのリアリティー。
ラジオで楽曲の良さを伝える。
この手法は今もアメリカの
ヒット曲誕生の基本になっています!

これに対して、日本は、同じTVでも、
アーティストが表現するミュージック・ビデオではなく、
ドラマやCMのタイアップや歌番組から広がる
ヒットの構造になっています。
だからアーティストのリアリティーが見えてこないし、
純粋に音楽だけが届いてこないのです。
さらに、ラジオから聞こえてくる音楽を、
クルマの中で聞いたり、口ずさむという生活文化が、
アメリカほど強くないんですね。
なんだか、残念ですね。

僕はL.A.リードの自叙伝「Sing To Me」に
L.A.リードが初めてP!NKに会ったときの模様が
リアルに描かれていて、驚きました。

デビュー前から、写真を見るまでは
黒人かと思うほどの抜群の歌唱力を持っていて、
一発で契約をしたそう。
でも、それは「目をつぶって聞けば」天才現る!状況だったとか。
そう、その時のP!NKのルックスは、
髪型はロングドレッド、ジーンズにTシャツをはおり、
ガソリンスタンドでバイトをしている、
どこにでもいるような女の子だったそう。
レストランでは、ナイフやフォークの使い方も
知らなかったとか…

そんなPINKにL.Aリードはアドバイスをします。
「君が必要なのはエチケットスクールに行くことだ」と。

ところが、2回目に会った時は、
ドレッドはばっさり切られ、その髪はピンクに!
ファッションも急にとんがって、
まさに今のP!NKの原型が出来上がっていたそう。

そして、自分から
「私をMr.PINKと呼んで!」と言ったそう。
ここからPINKの伝説は始まったのです。
P!NKは、たぐいまれなセルフプロデュース能力で、
自分改革をおこなったんですね。

R&Bブーム真っ只中の2000年初頭、
P!NKとアブリル・ラヴィーンの登場が
シーンをポップにカラフルにしました。

さらに、P!NKの歌う、自分自身の感情を
ありのままにさらけ出す歌詞と、
その自由奔放でキュートなパフォーマンスは、
多くの若い女性ファンを
ひきつけました。
これが、レディ・ガガ、ケイティー・ペリーらに
つながっていくんです。
そして、その白人離れしたソウルフルなボーカルは、
アデルなど、多くのアーティストにもつながっていきます。

MTVというメディアを通じて時代が生んだスーパースターP!NK。
そして次の時代の後継者を生んだP!NK。
P!NKは今のミュージックシーンのキーパーソンです。
これを機会に、みなさんもP!NKの
ミュージック・ビデオやサウンドを楽しんでみて!

「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。
今日は、今日9月8日に37歳の誕生日を迎える
シンガーソングライターP!NKを特集しました。

【P!NK】

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2016年09月07日

亀田ロードショー「ジャニス:リトル・ガール・ブルー」

こんにちは!亀田誠治です。
BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA
この番組は、人々に愛される曲、
メロディの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、
どんな秘密があるのか?
毎日、レコーディングやライブで
音楽に接している、僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー。
今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!


第862回目のテーマは…

亀田ロードショー「ジャニス:リトル・ガール・ブルー」

====================

僕、亀田誠治が愛して止まない
とっておきの、「映画」と「サウンドトラック」を
紹介していく「亀田ロードショー」。
今日は、最新作からのピックアップです。
今週末、9月10日(土曜日)に公開となる

「ジャニス:リトル・ガール・ブルー」
をご紹介しましょう。

20160907_fm1.jpg

「ジャニス:リトル・ガール・ブルー」、この映画は
27歳の若さでこの世を去ったアーティスト、
ジャニス・ジョプリンの生涯を追ったドキュメンタリー映画。
僕も大好きなアーティストで、
一足先に作品を見せていただきました。

1943年、アメリカ、テキサス生まれのジャニス・ジョップリン。
ごく普通の中流の家庭で生まれたジャニスは、
容姿へのコンプレックスや元来の内気で繊細な性格から、
学校になじめず、他の生徒から孤立を深めていくようになります。

しかし、やがてブルースやフォークに出会い、
自分でもバンドを組み歌い始めます。
1963年、フラワー・ムーヴメントの中心地
サンフランシスコへ単身で趣き、
そこで圧倒的な歌唱力から歌手としての存在感を高め、
1967年のモンタ レー・ポップ・フェスティバルでの
ライブで一夜にしてスターダムにのし上がってゆきました。

マドンナ、ピンク、シンディ・ローパー、
エイミー・ワインハウス…など、
後の女性アーティストにも強烈な影響を及ぼし、
没後半世紀を経た今も20世紀の
ポップ・ミュージック史における
不滅のアイコンであり続けているジャニス。

この映画では、遺族の全面協力により
バンドメンバーや親しい友人、昔の恋人、家族といった
生前ジャニスの最も身近にいた人々からのインタビュー映像と、
故郷を離れロックスターとして大きな注目を浴びるようになっても、
変わらずにずっと書き続けていた両親や兄弟、
恋人へのパーソナルな手紙を軸に、
ロックスターとしてのジャニス・ジョプリンではなく、
一人の女性としての「ジャニス・ジョプリン」が
立体的に浮かびあがってきます。

それではここで、1曲お送りした後、
映画の見どころ、そしてジャニス・ジョプリンの魅力について
お話ししましょう。

M. Me and Bobby McGee / JANIS JOPLIN

20160907_fm2.jpg

なんといってもジャニスこそが
最初の白人ブルースシンガーです。

シャウト(絶叫)やスクリーム(悲鳴)を交え
ありのままの感情を生々しくさらけ出す歌。
情熱ほとばしる歌は、それまでの「きれいに歌う」「上手に歌う」
「可愛らしく歌う」といった女性歌手の概念を飛び越えたのです。

そうなんです、ジャニスは、今までにない
女性アーティストの形を生み出したのです。

しかも、その歌唱は決して荒々しいだけじゃないんです。
ついついそのエモーショナルなパフォーマンスに目や耳がいきがちですが、
実は、ジャニスの歌はピッチだって、リズムだっていつも正確です。
ミュージシャンとしての音感やスキルがずば抜けて優れていて
どんな環境でも決してぶれることはありまあせんでした。

だから、ジャニスの真骨頂はライブパフォーマンスで発揮されました。
モンタレー・ポップ・フェスティバル、
ウッドストックでの伝説のライブを生み出したのです。
そして、そのキレッキレのパフォーマンスは多くの人を、いや、
時代までを巻き込み、永遠に輝く存在になったのです。

この映画からこみ上げてくるもの。
僕は、サブタイトルに込められた
「リトル・ガール・ブルー」の意味に
思いを馳せずにはいられません。
短い生涯を駆け抜けた偉大なジャニス。

その裏で彼女はどんな風に音楽を愛し、
人生を楽しみ、そして悩んでいたのか?
彼女が両親や恋人に宛てた手紙や、
バンドメンバーや多くの友人の証言から、
ジャニスの優しい人柄、孤独な日々、
そして音楽だけが彼女に、
生きている実感を与えてくれる存在だということが
浮き上がってきます。

この映画で、27歳で亡くなる伝説を改めて思い知らされました。

ブライアン・ジョーンズ
ジム・モリソン
ジャニス・ジョプリン
ジミ・ヘンドリクス
カート・コバーン
エイミー・ワインハウス

27歳で、その命を落とした、音楽の星たち。
全てに共通するのは、ステージから降りた時間の「孤独」です。
20代前半に若くしてほとばしる才能が開花、
それがメジャーシーンでの成功を経て、
レコーディング、ツアーという怒涛の時間に巻き込まれ、
繊細な彼らは、自分自身のありのままの姿を見失い、
アルコール、ドラッグに溺れ、
心身ともにその負荷のピークがくるのが
27歳という時期なのではないでしょうか?

ジャニスが教えてくれたことは、
「自分の感情にありのままに生きる」ということだと思います。
そして、「ありのままに生きる」ということは、
決して難しいことでも、恥ずかしいことでもない。
それを伝えるために、ジャニスはシャウトし続けたのだと思います。

歌うということで自分自身とオーディエンスの両方を解放したジャニス。
南部の田舎街育ちの一人の女性が、魂の叫びで音楽の歴史を変える
偉大なシンガーになったのです。

「FM KAMEDA」、今日は、
今週末、9月10日(土曜日)から公開される
映画『ジャニス:リトル・ガール・ブルー』をご紹介しました。

【ジャニス:リトル・ガール・ブルー】

20160907_fm3.jpg

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「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」、
明日9月8日は、明日が誕生日!アメリカの偉大なアーティスト、
PINK!の魅力についてお話しします。

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STAFF| 14:40 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2016年09月06日

アーティストが"ブラック"に込めた思いとは?

こんにちは!亀田誠治です。
BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA
この番組は、人々に愛される曲、
メロディの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、
どんな秘密があるのか?
毎日、レコーディングやライブで
音楽に接している、僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー。
今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!


第861回目のテーマは…

アーティストが"ブラック"に込めた思いとは?

====================

はい、説明するまでもないですが…
今日9月6日は、語呂合わせで「クロの日」。
これ、ちゃ〜んと記念日として制定されています。

そんなワケで、音楽界の黒というと、
まず思い浮かぶのがブラック・ミュージック。
ファンク、ブルース、ゴスペル、ジャズなど、
アメリカの黒人音楽を総称して
括られることもありますが、今日はそうではなく、
単純に「黒/BLACK」という単語が入る
曲、アルバム、アーティスト名を並べた時に、
なにか見えてくるモノがあるのか?
探ってみたいと思います。

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BLACKSTAR / DAVID BOWIE

今年、惜しくも亡くなったロックスター、デヴィッド・ボウイ。
彼の最後のアルバム、そのタイトルが「ブラックスター」でした。
実際は文字で綴られたタイトルではなく記号で表されたこのアルバム、
闇、悪、そして死… 自分の最期の時間を感じていたボウイは、
何を思い、このタイトルをつけたのでしょうか?
(黒=死=喪服)

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When 2 R In Love / Prince

ボウイと同じく、今年星になってしまったプリンス。
パープル(紫)のイメージが強いプリンスですが、
1987年に「The Black Album」を制作、
発売直前になって発売中止となってしまった作品で、
のちに正式にリリースされました。
ジャンルの飛び越え、自由な世界を創造したプリンスの作品の中でも、
かなり実験的な作品でした。
(黒=実験)

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Back To Black / Amy Winehouse

プリンスもお気に入りだった、という…
こちらも悲劇のアーティスト、エイミー・ワインハウス。
セカンドアルバムにしてラスト・アルバムとなったのが
「Back To Black」でした。
彼に振られた主人公が
「暗闇 暗闇 暗闇 私が戻るのは…」と歌うこの曲。
そこで歌われる「黒」は、やはりネガティブな色でした。
(黒=闇=光のない世界)

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それでは… ここで1曲お送りしましょう。
この曲では、目の前に出てくるものが
「黒」で塗りつぶされてしまいます。

ローリング・ストーンズ、「PAINT IT BLACK(黒く塗れ!)」

M. Paint It Black / The Rolling Stones

20160906_fm.jpg

「FM KAMEDA」。
今日は「クロの日」ということで、
音楽界の「黒/BLACK」に注目しています。

バンド名に「黒」がつくバンドもありますね、
BLACK KEYS、ブラックサバス、BLACK CROWS…
日本のバンドでも、黒夢、ACID BLACK CHERRYなど。

なんだか、「黒」という色には共通のイメージがありますね。

僕らは光の中で生きています。
ていうか、光があって存在が認知され生かされているんですね。
色を光としてみるとき、「黒」は光がまったくない状態です。
だから、「黒」といわれて一番強く感じるのは
「闇」のイメージではないでしょうか?
そこから派生して、「絶望」や「死」などが連想されます。
「悲しみ」はブルーだけど、「絶望」は黒なんです。
というわけで、音楽の中で「黒」は、その多くは
ネガティブな感情の最上級を表すことに使われています。

ちなみに、ネガティブなイメージといえば、
ブラック企業とか、ブラックマーケット、
あと刑事物のドラマで犯人のことを
「あいつはクロだ」とかいいますよね。

大切なのは、日本と欧米では、それぞれの
「黒」のイメージの違いがあるようです。

たとえば日本では「黒」はお葬式や喪服など、
「負」の落ち着いたイメージになりますが、
欧米ではフォーマル、優雅で崇高なイメージがあるようです。
黒=シックというイメージは欧米由来ですよね、

でも「悪魔系」などはやっぱり「黒」。
メタルやハードロックが基本「黒」基調なのは
欧米由来です。「デスメタル」とはよくいったものだ!
メタルはライブ行ってもオーディエンスも黒系ですもね。
そうだ日本でも、たとえばXジャパンはドーム全体が真っ黒になる。
一方、黒には「存在を消して」しまうという側面もあります。
「黒子に徹する」なんて言いますよね。
バンドもサポートメンバーは
「黒系の衣装にしておいてね。アーティストより目立たないで!」
なんてね、よく言われますよね。
これは自らの存在を目立たなく消して、
センターで歌うアーティストにフォーカスを当てているのです。

一方、「黒」という色のイメージの持つ
パワフルな側面もわすれてはいけません。
問答無用の「黒」。
重厚な威圧感で、なにもかも塗りつぶして全部始末してしまう感じ。
社長さんの車は黒ですよね。
フォーマルを通り越した、権力の証の「黒」ともいえるでしょう。

このように考えると「黒」という色は、非常にパンチがある。
音楽の中で、心情や情景を一発で限定する力を持っているのです。
皆さんも、ブラックソングを探してみると楽しいかも?

ちなみに今日、9月6日は色黒のアーティストでも知られるアノお方、
「松崎しげるの日」でもあります。
(しげるさん、お元気ですか?!)

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「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」、
明日は… ジャニス・ジョプリンのドキュメンタリー映画、
「ジャニス:リトル・ガール・ブルー」についてお話しします。

♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪

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STAFF| 13:44 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2016年09月05日

亀田文庫<宮下奈都・著「羊と鋼の森」>

こんにちは!亀田誠治です。
BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA
この番組は、人々に愛される曲、
メロディの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、
どんな秘密があるのか?
毎日、レコーディングやライブで
音楽に接している、僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー。
今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!


第860回目のテーマは…

亀田文庫<宮下奈都・著「羊と鋼の森」>

====================

亀田文庫の文庫は、学級文庫の文庫!
ミュージシャンが奏でる音楽を聴いて、感動するのと同じように
素敵な言葉を読んで感動する…
そう、思いを伝えるという意味では、
「音楽」と「文学」はとても似ていると思います。

一冊の本から、素晴らしい言葉をご紹介する「亀田文庫」。
今回、僕の書斎にある「亀田文庫」から、ご紹介する一冊は…

文藝春秋から宮下奈都さんの「羊と鋼の森」です。

20160905_fm2.jpg

今年2016年、全国の書店員さんが
"いちばん売りたい本"を選ぶ
「本屋大賞」に選ばれた「羊と鋼の森」。

主人公の青年は、ある日高校のピアノを調律に来た
調律師の弾くピアノを耳にし、
その音色に心を奪われてしまします。
そして、調律師を目指し、人として成長していく…
そんな姿を追った作品です。

本屋さんでこの本を見かけたことがある方も
いらっしゃるのではないでしょうか?
楽譜の上に羊が何頭か放たれている…
そんな本の表紙に目が引きます。

それにしても、
「羊、鋼、森」…それらは何を表しているのか?
この本からどんな音楽が聞こえてくるのか?
ここで1曲お送りした後、
この本「羊と鋼の森」について、お話しします。

M. 結婚行進曲 / メンデルス・ゾーン

「FM KAMEDA」。
今日は、僕 亀田誠治が選んだ1冊をご紹介する「亀田文庫」、
宮下奈都さんの「羊と鋼の森」という作品をご紹介しています。

ピアノを弾くとき鍵盤を叩くと、鍵盤に連動した
木製のハンマーが連動して弦を打つことで
ピアノの音が鳴るのですが、
木製のハンマーの先にはフェルトがついて、
このフェルトは羊の毛で出来ているんです。

というわけで、「羊と鋼の森」の
「羊」はフェルト
「鋼」は弦
森は、88個の鍵盤からなる、ピアノという
「音の森」から生まれる世界。
そしてそれに関わる人達の、さまざまな
「人生という森」という意味を表しているのです。

調律師になるために日々格闘と挫折をくりかえす主人公の外村が
才能が足りないと思位悩む中に、
同じく調律師の先輩が一声かけてくれます。

「才能っていうのはさ、ものすごく好きという気持ちじゃないのかな」
「どんなことがあっても、そこから離れられない執念とか、
闘志とか、そういうものと似ている何か」
これって、どんな仕事にも通じますよね。

さらに、ピアニストになりたい双子の少女が、母親に

「ピアノで食べていける人なんて一握りのひとだけ」

とたしなめられたときに、少女はこうこたえます。

「ピアノで食べていこうなんて思っていない。
ピアノを食べて生きていくんだよ」

好きなものへの純粋な情熱に心が震えます。

そもそも、「音」や「音色」を
言葉で表現するのは大変難しいことです。
その「音」の表情をこの本は、弾き手、
聞き手の心情と重ね合わせて
あたかも、本当に音が聞こえてくるような描写をしています。
たとえば、
「それは基準音となるラのはずだったのだけど、
音の伸びる方向にすうっと景色が開けるのが見えた。
銀色にすんだ森に、道が伸びていくような音」

これだけで、この瞬間、
いかに澄み切った音が鳴ったか伝わってくるでしょ?

このように、この本では、読者の視覚と聴覚を
美しい言葉がつないでくれるのです。
これがね、心のデトックスになるんですよ!

そして、何かに憧れて夢を持つ。
その夢を叶えるのにはたくさんの時間がかかるかもしれないこと。
もしかしたら、あきらめなければならないこともあるかもしれない。
でも、その時間経過の中で、たくさんの出会いや、
成長や挫折を繰り返し、人間は強く、
やさしく、たくましくなっていくこと。
そんな穏やかな人生観がこの本には始終流れています。

「羊と鋼の森」。
美しい言葉で、どこにでもいるような人達が重ねていく毎日を、
ピアノを通して描くあたたかいヒューマンドラマです。
ぜひ読んでみてください。

「亀田文庫」、今回は文藝春秋から出版されている
宮下奈都さんの「羊と鋼の森」をご紹介しました。

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「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」、
明日は…「クロの日」
黒にまつわる楽曲を紹介していきたいと思います。

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亀田誠治オフィシャルサイト『亀の恩返し』では、
動画やリリース情報などなど
最新情報が載っていますので、ぜひチェックを!

STAFF| 15:32 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2016年09月01日

もちこまレコメン

こんにちは!亀田誠治です。
BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA
この番組は、人々に愛される曲、
メロディの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、
どんな秘密があるのか?
毎日、レコーディングやライブで
音楽に接している、僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー。
今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!


第859回目のテーマは…

もちこまレコメン

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「TOKIO HOT 100」のコーナー"持ち込みレコメン"。
評論家、プロデューサー、CDショップのオーナーなどが、
イチオシの楽曲を紹介する名物企画。
(僕もよく出させてもらっています。)

ここFMKAMEDAでもなんと、この企画が勝手にスタート!
僕亀田がオススメの楽曲を持ち込む…
のではなく、持ち込まれるという…。
題して「もちこまレコメン!」(2回目です!)

誰が持ち込むのかというとこの人です。
番組の新人AD、ネギちゃんです。

ADネギちゃんは春から番組に参加した新人スタッフ。
日頃、足しげく色々なライブハウスに通う、21歳の女の子。

お仕事を始めてまだ日の浅い、
音楽好きのネギちゃんが等身大で選ぶ曲。
一体、どんなものを選んでくれたのでしょうか…。
それでは、早速、「持ちこまレコメン」スタートしましょう。

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ネギ:
はい!まず最初にご紹介する曲はこちらです!

【リアクション ザ ブッタ】


安定感がありココロ落ち着くボーカルに、ダイナミックに響くサウンド。楽曲全体で聴いている人を包み込んでしまうような"許してくれる曲"。「もっと売れてもいいのに…」とファンからの賞賛が寄せられ続けているリアクション ザ ブッタは注目のバンド。

M. WONDER RULE / リアクション ザ ブッタ

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ネギ:
では、続いてはこちらです!
いじめられっこがラップで人生を逆転!13歳ラッパー

【けーご】

渋谷駅前で外人ラッパーに挑む中学生日本男児として話題に。普段は徹夜で勉強をする一般的な中学生。路上では即興フリースタイル。今までにまったく聴く機会のないジャンルではあったが、渋谷の街で出会い「13才のリアル」を聴いた際にはうるっとしてしまった。自分を極めていじめがなくなった経験の持ち主。

M. 13歳のリアル / けーご

亀田:
エミネムの「8miles」から15年!時代が巡ったね。
日本の場合貧困層から立ち上がってきていないかもしれないけど、
生きていく葛藤は同じ。スキルアップが素晴らしいね。

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ネギ:
では、最後はこちらです!

【にゃんぞぬデシ】

まるで何を話しているか分からない個性的なMCからは一変、落ち着いた大人な雰囲気溢れる弾き語りからは、普段伝えることのできない想いがジンジンと胸に伝わってくる。SSWはこうでなければ!といった型から飛び出した、振り幅の大きい中毒性のある女子高生アーティスト。

M. BTB海岸 / にゃんぞぬデシ

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ネギ:
以上、3組のアーティストを紹介させて頂きました!

亀田:
はい、ADネギちゃんありがとうございました。
「もちコマレコメン」。
次回の持ち込みも期待しています!!
どんどん、持ち込んでください!

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【ベースの日】
★2016年11月11日、ベースが主役のスペシャルライブが 今年は都内3か所で同日開催決定!!


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亀田誠治オフィシャルサイト『亀の恩返し』では、
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最新情報が載っていますので、ぜひチェックを!

STAFF| 13:58 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA


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