2016年07月28日

ポップスってなんだろう?<GUEST : 沖井礼二(TWEEDEES)>

こんにちは!亀田誠治です。
BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA
この番組は、人々に愛される曲、
メロディの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、
どんな秘密があるのか?
毎日、レコーディングやライブで
音楽に接している、僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー。
今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!


第841回目のテーマは…

ポップスってなんだろう?

====================

亀田:
音楽のシーンでよく聞く「ポップス」という言葉、
音楽以外の場面でも「ポップ」という言葉はよく使われますよね。
でもこれって実際どんなものなのだろうか?
というわけで、今日はポップスをこよなく愛し、
ポップミュージックを本当にその音楽活動で実践しているアーティスト、
TWEEDEESの沖井礼二さんをお迎えしました。

沖井:
こんにちは、よろしくおねがいします。

亀田:
沖井さんは90年代後半にCymbalsで活躍。
その後ソロプロジェクトやバンドを経て、
昨年、ボーカルの清浦夏美さんとバンド・TWEEDEESを結成。
僕と同じベーシストであり、音楽プロデューサーです。

沖井:
そう言われると緊張しますね、(笑)

亀田:
今日はポップスについて話をするんですけども、
まず先週リリースされたTWEEDEESのセカンドアルバム、
『The Second Time Around』。
これがね〜、聴かせていただいたんですけど、すごい!
これだけポップスという言葉が似合うアルバムはないかも!

沖井:
嬉しいなあ。ありがとうございます!

亀田:
TWEEDEESは自らを表現するときに
「王道」っていうキーワードをよく使っていらっしゃいますよね。
沖井さんの中で「王道」とはどういう感覚なんですか?

沖井:
「どの時代に聴いても」っていうのはあると思うんですよ。
60年前に作られたものでは今聴いてもポップスとして普通に成立しているものって
たくさんあると思うし、今作ってるのでもそういうものってたくさんあると思うんですね。
そのときの流行りではなくていつ聴いてもいいものっていう風には考えています。

亀田:
なるほどね〜。味が長持ちするというか…

沖井:
そうですね。賞味期限っていうのはいつも考えますね。

亀田:今回このTWEEDEESさんのセカンドアルバムを聴かせていただいたときに、
60年代、70年代のA&Mのレコードを思い出しました。
ハーパーズ・ビザールとか、ロジャー・ニコルズとか、
あとはクロディーヌ・ロンジェとかもそうかな。

沖井:
ありがとうございます。そんな嬉しいことを…

亀田:
なんか本当にキラキラした音楽なんですよ。宝石箱のような…

沖井:
もう褒めすぎです(笑)
褒められると伸びるんで今日もう、どんどん伸びちゃいます。

亀田:
伸びてください!(笑)
でも、いつからかポップスの中にどんどん毒っ気のあるものとか、
良い言葉でいうと魂とか情念とかそういうものだったりもするんですけど、
TWEEDEESが追求している音楽はそういうものではなくて、
「声」単体、「音」単体、「言葉」単体でキラキラ輝いてる。
そんな音楽な感じがするんですよね。

沖井:
嬉しいですね。
さっき亀田さんがポップスに毒っ気が入ってきたというお話をされましたが、
例えば90年代くらいまでってそれが続いていた時代、
ロックの時代だったなって僕は思うんです。
でもそれもポップスの中にロックが内包されていて、
ロックの方にそういう要素があったと思うんですけど、
それが21世紀に入ったあたりから風向きがガラッと変わった気がしていて。
「キラキラ」とか「単体で楽しく」とかいうものが求められているような気がするし、
僕自身が聴きたいものでもあるので、
多分そういう気持ちでこうなっていると思うんですけどね。

亀田:
では、そんな沖井さんの作られた最近のポップス、
TWEEDEESの中から聴かせていただきたいと思うんですけど…
どれいきましょうか?

沖井:
それではTWEEDEESのこの間出したセカンドアルバム
『The Second Time Around』から…

M. PHILLIP / TWEEDEES FEAT. IKKUBARU

20160728_fm2.jpg

亀田:
いやーもうこれはね、なんていうんだろう。洗練されているにも程がある!

沖井:
僕自身がこんな人間で申し訳ないんですけど…

亀田:
本当に素敵ですね!
おしゃれとか都会的とかそういう言葉では片付かない、なんだろう…夢ですね!
これは夢に繋がっていく音楽だと思います。

沖井:
一番嬉しいですね。

亀田:
でね、僕が気になるのはボーカル・清浦夏美さん!素晴らしいですね。
清浦さんはおいくつなんですか?

沖井:
26歳で、私の21歳下なんですけども、彼女は90年代、平成生まれで、
私は63年生まれなので、もう共通言語がほぼ無いんですね。

亀田:
でも1周、2周くらい回って合ったりとかしないんですか?

沖井:
いやー、多分ないですね(笑)

亀田:
なるほど!それは面白い!

沖井:
だから、僕がこれ良いよと思って言ったものとか、
絶対良いもんだと思って紹介するものを「古い」の一言で片付けられちゃうんですよ。
それでも、モータウンは反応してくれたかな?
おじさんが言ってるから信用しないのかもしれないけど、
だけどそれでも彼女の中でピンと来るものがあるときは変な反応の仕方をしていて、
その彼女の反応のいいところから僕が素材を拾って、
それをヒントに曲を作ってるようなこともあるんです。
だから僕は自分の意思でっていうより
彼女に影響を受けて曲を書いてる感じがありますかね。

亀田:
今のこのTWEEDEESのメロディっていうのは、
清浦さんの存在、パーソナリティから引き出されてるんですね。
お互いが映し鏡なんてすごいですね。お互いがプロデュースし合ってるみたいな。

沖井:
ユニットというかバンドだと思っているので、
意見を何か持っていてもそこは対等ですね。
僕が曲書いてもバンバン没にされるし(笑)

亀田:
A&MはだめでもR&Bやモータウンは大丈夫だっていうのは、
やっぱりR&Bをナチュラルに経てる世代だからなのかなあ。
抵抗なく16ビートとかブラックミュージックとかのベースを、ね。

沖井:そうなんですよ。もう鼻歌がファンキーなんですよ。
それがもう僕らの世界にはないもので、
それを見て「あーそうかー!
って思って。
モータウンが良いならフィラデルフィアも良いのかなとか思うと
割りと良い反応が返ってきたりとか。
そういうのをヒントにはするんですけど、
やっぱりポップスって若い人のためのものじゃないですか。
だから、僕が歌わせるとか押し付けるというよりじゃなくて、
彼女が歌いたいものを歌った方が正解のポップスには近いなと思うんです。

亀田:
なるほど!じゃあ今世に出て行くものとしては
もしかしたら源泉のアイディアは沖井さんから取り出してきたものかもしれないけど、
そこに清浦さんのボーカルを経て、触媒によって増幅されて、
ポップがポップを生む!みたいな…
ポップの遺伝子だ!

沖井:
彼女がそうやって育っていくのが僕は見ていてすごい楽しくて。
最近は彼女も曲を作り始めていて、「PHILLIP」は僕と彼女の共作なんです。
僕が20年、30年曲を作っているのとは違う、
非常に新鮮な、曲を作り始めた人特有の輝きっていうのがあって。
もちろんダメなのもたくさん作るんですが、
でもその輝いてるものっていうのは今しかできないことだから、
それは絶対記録しておかなきゃなっていう気持ちもありますね。

亀田:
ポップスの遺伝子が受け継がれていく感じが今日すごく伝わってきました。
結局、この「ポップスって何だろう?」の回答は、もう一言じゃ言えないですね。

沖井:
もう、荒れちゃいますから(笑)

亀田:
最後にTWEEDEESについてのお知らせです。
セカンドアルバム『The Second Time Around』リリース記念ライブ
「ショウほど素敵な商売はない vol.2」
8月10日(水) 渋谷TSUTAYA O-WEST で行われます。

これはどんな感じでやられるんですか?

沖井:
これは6人編成ぐらいのバンドで、僕フーが好きなので…大きな音でやりたいです(笑)

亀田:
(笑)
さっき僕らキラキラとかポップスとかロック的な部分が云々とか言っておきながら、
結局また混ざってくるのがポップスの良さですよね(笑)

沖井:
もう仕方がないですね。

亀田:
ポップスを語るのは難しい!
でもポップスって本当に僕は素晴らしいと思います。
ありがとうございました!

沖井:こちらこそ、ありがとうございました!

20160728_fm.jpg

【TWEEDEES】

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「BEHIND THE MELODY〜FM KAMEDA」
来週月曜日は、「亀田トラベル」、音楽で巡る世界旅行の旅へ…
お楽しみに!

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2016年07月27日

スピッツのニューアルバム「醒めない」制作秘話<後半>

こんにちは!亀田誠治です。
BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA
この番組は、人々に愛される曲、
メロディの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、
どんな秘密があるのか?
毎日、レコーディングやライブで
音楽に接している、僕、亀田誠治が解き明かそう!
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普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー。
今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!


第840回目のテーマは…

スピッツのニューアルバム「醒めない」制作秘話<後半>

====================

今日、スピッツの15枚目のアルバム
「醒めない」がリリースされました。
昨日に引き続きこのFMKAMEDA では
ニューアルバム「醒めない」を特集していきます。

今回のレコーディングはいつも12時からはじめて
夜の8時には終わっていました。
とても健康的なレコーディングです。

桜の季節は目黒川が花見の人であふれて、
道行く人を眺めながら、
スタジオに通ったのが忘れられません。

昔とちょっと、変わったのは、
みんなスマホをいじるようになったことぐらい!

レコーディングの合間のおしゃべりも、
楽器のことや、音楽のこと、など
永遠のバンド少年が感じられて
とてもいつも、おだやかで愉快です。
煮詰まって、固まる時間なんて一度もありません。

ちなみに、バンドサウンドにこだわった今作は、
今主流のハードディスクではなく、
アナログテープを回してレコーディングしています。
理由は、一個一個の音をナチュラルに太くレコーディングして
できる限り、楽器を重ねない、
ダビングをしない、という考えからです。

テープがキュルキュル回るレコーディング。
コピペができないレコーディング。
まさに、「今しかない、スピッツ!」
一期一会のプレイがうまれる予感の中、
ワクワクしながらレコーディングスタジオに通いました。

さらに、レコーディングの最終工程で、
マスタリングという、アルバム収録曲の曲を並べた時の、
レベルを揃えたり、音質を整えたりする作業があるのですが…
その、マスタリング、いつもは、
LAのスティーブ・マーカッセンという、
名マスタリングエンジニアにやってもらっていたのですが、
今回は、レコーディングエンジニアの高山徹さんご自身が、
ミックスの後、そのままマスタリングまで行いました。

トラックダウンをした時、
その時レコーディングスタジオで「OK!」
を出したそのままの音が、最後まで作品に残っている。
マスタリングエンジニアが入って、
化学反応がおきて「ナイスサウンド!」
になることもあるのですが、
今回は「今、スタジオで鳴っている音」にこだわりました。
つまり、メンバーの初期衝動が、
最後まで貫かれているということです。

さらに、ミーティングは、必ずフェイス・トゥ・フェイス。
メールやデータのやりとりだけで、進むこともめずらしくない
昨今のレコーディングで、僕が唯一こだわったのは、
この実際に相手の顔を見ながら、
一緒に音を聞いて、意見交換するというところです。
結局そのほうがメール飛ばして、
意見交換するより、「早い」し「確実」。
ていうか、なにより「気分がいい」。
フェイス・トゥ・フェイスのコミュニケーション。
ぜひ、みなさんもとりいれてください。
幸せになりますよ。

では、そんな幸せいっぱいの現場から生まれた
この曲を聞いてください。

M. ハチの針 / スピッツ

20160726_fm.jpg

デジタルの最新技術を取り入れたり、
アナログテープに戻ったり、

「進化するということは、
さまざまな多様性を受け入れていくこと」
なんだなということを強く感じます。
これって、音楽だけじゃなくて、人生そのものですよね。

マサムネくんの唯一無二の声
田村くんのベース、
テツヤのギター、
サキちゃんのドラム、

その全てがスピッツというバンドを構成している、
欠かせないピースになっている。

メンバーの友情と、愛情に支えられているからこそ、
どんなときも自分たちの音楽を見失わず、
一歩一歩進んでいける。
スピッツの永遠の甘酸っぱさは、
こんなところから生まれているのです。
だから、真似しようと思っても真似できない。
考えてみれば、周りを見渡しても、
スピッツ以外にスピッツっぽい音楽ってないですよね。

そんな、スピッツは、ワンアンドオンリーの、
日本の音楽界の「宝物」だと思います!

このアルバムを引っさげて
「SPITZ JAMBOREE TOUR 2016 "醒めない"」
を来月からスタート!!
まずは、今日発売のアルバム「醒めない」を
しっかり聴いて予習してきてください。
アルバムの楽曲をLIVEで聴けるのもお楽しみに!!

【スピッツ】

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2016年07月26日

スピッツのニューアルバム「醒めない」制作秘話<前半>

こんにちは!亀田誠治です。
BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA
この番組は、人々に愛される曲、
メロディの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、
どんな秘密があるのか?
毎日、レコーディングやライブで
音楽に接している、僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー。
今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!


第839回目のテーマは…

スピッツのニューアルバム「醒めない」制作秘話<前半>

====================

明日、27日、スピッツの15枚目のアルバム
「醒めない」がリリースされます。
僕もプロデューサーとして参加しています。

今日と明日のFMKAMEDAでは、2日間にわたって
このニューアルバムを特集したいと思います。
まず、前半の今日はアルバムが
どんな過程で作られていったのか
お話してゆきたいと思います。

今回のアルバムは足掛け、
1年半にわたる制作期間を経てじっくり作られています。
その時々で、メンバーのモードがあるので、
一曲一曲、つどつどサウンドの方向性を
話し合いをして進めていく感じです。

例えば、10年ほど前の「魔法の言葉」あたりでは、
スピッツもストリングスを入れたがっていましたし、
15年前の「三日月ロック」の頃は、
打ち込みとの合体を楽しんでいました。
そして、一緒にタッグを組んでから15年。
ここに来て、バンドサウンドというものに
本気で原点回帰したのです。

一番最初は、マサムネくんから曲のデモが届くんです。
このデモが、昔はドラムマシンにギターくらいだったのですが、
前作あたりから、マサムネくんが、DTMを導入して、
デモの中に、方向性を決定づける
フレーズやアイディアが入っているんです。
つまり、曲の完成が見えるデモになっている。

そのマサムネデモを踏まえて、
「こうしたい」「ああしたい」など、
方向性をミーティングで話し合い、
メンバーの意見を吸い上げた上で、
今度は「カメダデモ」を作る。
ここで、僕の思いつくアイディアを入れたり、
一曲としての構成が出来上がる。
こうして、イントロや間奏などが
くっきりとした、設計図が出来上がる。

さらに、このカメダデモをもとに、
リハーサルスタジオに入って
3、4日かけて、演奏を磨くんです。
で、そこがバンドの面白いところで、
メンバーが自分のアイディアや解釈を入れて、
プレイすると、
もう、スピッツの音になっている!

そして、レコーディングスタジオで「せーの!」で
全員一緒にレコーディングする。
と、これがバンドマジック!
もうダビングなんてしなくていいんじゃない?
ってくらいにほとんど完成形になっている。

表題曲「醒めない」は、歌詞からも分かるように、
ロックの初期衝動、青春時代、
若い頃に受けた影響を現在もこれからも
持って行くという内容。
決意を表した歌です。

(MVではライダースジャケットを着てパフォーマンスする4人の姿も)

それではアルバム「醒めない」から…

M. 醒めない / スピッツ

20160726_fm.jpg

ちなみに、この曲で印象的なフレーズを奏でるトランペット。
このトランペットを入れたいというのも
マサムネくんのアイディです。

イギリスのバッキンガム宮殿の
衛兵交替式で聞こえてくるような、
素朴なファンファーレのような響きにしたい
ということで、
トランペットも2本同時に生でレコーディングしました。
こういう生楽器のアレンジをしたり、譜面を書いたり、
スムースにレコーディングが進むように仕切っていくのが、
スピッツの現場での僕の仕事の重要な部分です。
楽曲が生まれて、作品として出来上がるまで、
サウンドのあらゆる面をサポートする。
そんな感じです。

ある意味、ビートルズでいうところの、
ジョージマーティンのような関わり方でしょうか。

なんせ、15枚目のアルバム!!!
このアルバム「醒めない」には、
スピッツの大きな決意が込められています。

【スピッツ】

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「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」、
明日も引き続き、スピッツの
ニューアルバム「醒めない」に迫ります。
お楽しみに。

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2016年07月25日

アルバム再現ライブ、なぜ?

こんにちは!亀田誠治です。
BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA
この番組は、人々に愛される曲、
メロディの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、
どんな秘密があるのか?
毎日、レコーディングやライブで
音楽に接している、僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー。
今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!


第838回目のテーマは…

アルバム再現ライブ、なぜ?

====================

1枚のアルバムを 曲順に沿って再現、
演奏していくコンサート、
それが「アルバム再現ライブ」。

通常、ライブ・コンサートとは…
ニューアルバムを中心に!とか、
今までのヒット曲を織り交ぜながら、
時に「アレンジ」や楽器編成やサイズなども変えて、
そのコンサートのために考えられた構成を楽しむもの…
という感覚がありますが、

最近、多くのアーティストがリリースした
アルバムを忠実に再現するライブを行い
ちょっとしたブームになっています。

今日は、この"アルバム再現ライブ"について、
考えてみましょう。

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BEACH BOYS

記憶に新しいのは、今年の4月に行われた
ブライアン・ウィルソンの「ペット・サウンズ」
50周年アニバーサリー・ジャパンツアー
このライブに行った番組スタッフによると、
本当に忠実に再現されたコンサートだったそうで、
効果音で使われている犬の鳴き声なども、
レコードのままだったとか!
コアなファンは、うなずきながら聞いていて、
ご満悦だったそう!

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KRAFTWERK

ファンの度肝をぬいた"アルバム再現ライブ"といえば…
2013年に行われたクラフトワーク。
過去に発売された8枚のオリジナル・アルバムを
日替わりで再現するという規格外のライブでした。
ただしこのライブは、音の再現だけではなく、
新しい試みも導入されていて
観客は3D眼鏡を着用、映像を楽しみながら過去の名作を聴く…
そんなコンサートだったそうです。

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くるり

今年の秋にバンド結成20周年を迎えるくるり。
彼らは2015年から「NOW AND THEN」という
ライブシリーズを行っています。
VOL.1は、ファーストアルバム
「さよならストレンジャー」と、
セカンドアルバム「図鑑」。
VOL.2は、サードアルバム「TEAM ROCK」と、
4枚目の「THE WORLD IS MINE」。
さらに、先日終了したVOL.3では、
5枚目の「アンテナ」をプレイ。
20周年という区切りを、
過去のアルバムをプレイすることで振り返る…
これはある意味納得できる"アルバム再現ライブ"です。

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コーネリアス

こちらは最新型の"アルバム再現ライブ"。
1997年に発売されたコーネリアスの
アルバム「Fantasma」がアメリカでリマスターされ
アナログ盤で発売されることを記念して
8月にアメリカでのみ
"アルバム再現ライブ"が行われるそうです。
これは日本から見に行っちゃうファンもいそう。
海外でも再現ライブが注目されているということですね!

…といった感じで、様々なアーティストが、
様々な事情で"アルバム再現ライブ"を行っています。

アーティストは、なぜ"アルバム再現ライブ"を行うのか?
ここで1曲お送りした後で、考えてみたいと思います。

この方も2014年にアルバム再現ライブをやり
圧倒的な存在感を見せてくれました。

M. 氷の世界 / 井上陽水

20160725_fm.jpg

「FM KAMEDA」、今日は
"アルバム再現ライブ"について考えていますが…
ここでアーティスト側の意見を聞いてみましょう。
コメントしていただいたのは、
TRICERATOPSの和田唱さん。

この夏、8月から全国数か所で行われるコンサート、
「IN A LIFETIME 2016 presents GRAPEVINE×TRICERATOPS」。
これは、ともに1997年デビューの
GRAPEVINEとTRICERATOPS、両バンドが
ファーストアルバムの再現ライブで対バンする!
という企画なんです。

そこで、このライブを行うTRICERATOPSの和田さんに、
アルバム再現ライブに向かう意気込みなどうかがいました。

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今回のこのVineからのお誘いが無ければ多分考えてなかったので、ライブのセットリストをいつもやっているとつい忘れがちなんですけれどもアルバムもアルバムで、ものすごい曲順って考えて作っているのでよくよく考えてみたら、アルバムの曲順をそのまま上からやるっていうのは結構正しいっていうか、いい曲の並びになってるはずなんですよね。だからきっとちゃんとした流れになるんだろうなっていうのは今話しながら思ってますね。後は、今回僕らとVineはファーストアルバムの再現ライブなんですけれども、ファーストアルバムってもちろん青いところもいっぱいあるし、若い無知だったところはいっぱいあるんですけども無知がゆえの良さっていうのがすごくあって、逆に僕なんか今振り返って昔のアルバムを聴く場合3枚目4枚目ぐらいの方が恥ずかしいっていうか1枚目2枚目ぐらいっていうのは逆にすごくいいんですよ、もうもはや出せない味わいというか若さ、無知ゆえの良さっていうのがすごくあって、それを今の僕らが再現する場合、プレイそのものは絶対上手くなっちゃってるし、ノリは絶対進化しちゃうんですよね絶対、注意しなきゃいけないのはやっぱり歌だったりとか、いい意味での淡白さを意識してやった方がいいかなっていう、あれを本当に上手にやってやろう今のバージョンでやってやろうって意気込みすぎると、結構違ったものになっちゃう可能性があるので、ノリは今のトライセラトップスでもスピリットの面では、当時を思い出しながらやりたいなっと思ってます。もしかしたらハマっちゃってもしものすごく楽しめたら、じゃあ次は何のアルバムやろうかってことになるかもしれないですよね、はい。(和田唱)
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今日ピックアップしたアーティストって、
とても音楽にこだわりのあるアーティストだと思いませんか?
そうなんです!再現ライブは、オンデマンドが進み、
アルバムの重要性が薄れてきた
「今のご時世、アルバムを聴いてほしい!」という、
アルバムにこだわるアーティストの熱い思いが伝わってくる、
音楽そのものにプライオリティーがおかれた
純度の高いライブなんです。

今までのライブって、照明や演出で
ショウ的要素を入れたり、アレンジを変えたり、
ヒット曲のメドレーをやったり、
アーティストがそのツアーのために、
「お客さんがおいしく召し上がれる"コースメニュー"」を
お出ししていたんですね。
でも、このやり方だと、「中盤はしっとり聴かせて」とか、
「後半は盛り上げて」とか、
アンコールはフレンドリーに!などなど
どのアーティストも、似たり寄ったりの
コースメニューになってしまうんですね。

ところが、アルバム再現ライブは、アルバムの細部を再現して、
内側に向かって掘り下げていく、
作品の「レシピを楽しむ」ライブなんですね。
アーティストの作品作りの本質を感じることができる。
つまりアーティストの「思い」と、
ダイレクトにつながることができる
ライブといってもいいのではないでしょうか?

お客さんが聞き込んできたアルバムを「静止画」とすると、
そのアルバムに、目の前でアーティストの
生の息吹が吹き込まれて、
「動画」になって生まれ変わる。
そんな達成感をえることができるのが、
アルバム再現ライブなのではないでしょうか。

イヤフォンやコンポで聞くのとは違う、生演奏の音圧で、
目の前いるアーティストが曲を辿っていく。
しかも、アーティストにもちゃんとした演奏スキルがないと、
やりぬくことが難しいはず!
お客さんとアーティストは、通常のコンサートに比べ、
より濃い関係性で同じ空間をシェアしているのです。


SNSなどで情報があふれている、このご時世に、
シンプルにアーティストと思いを重ねる。
アルバム再現ライブは、まさに、
今の時代の音楽の楽しみ方だと思います。

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「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。
明日とあさっての2日間は、
いよいよリリースされるスピッツのニューアルバムに注目!
制作に関わった僕、亀田誠治が、
他では聞けないアルバム制作秘話、お話しします。
お楽しみに。

♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪

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STAFF| 14:44 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2016年07月21日

お仕事百貨〜スカウト編〜<GUEST : 加茂啓太郎>

こんにちは!亀田誠治です。
BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA
この番組は、人々に愛される曲、
メロディの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、
どんな秘密があるのか?
毎日、レコーディングやライブで
音楽に接している、僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー。
今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!


第837回目のテーマは…

亀田仕事百科〜スカウト編〜

====================

「BEHIND THE MELODY〜FM KAMEDA」、
今日は音楽に携わる様々なお仕事の裏側に迫る「亀田仕事百科」!
今回は、輝く原石、スターになるべく才能をいち早く見つけ、磨く…
そんな仕事をされる方、いや才能発掘人に注目してみたいと思います。

亀田:
スタジオには僕も大変お世話になっているこの方をお迎えしております。

加茂
こんにちは加茂啓太郎です!

亀田:
こんにちは!加茂さんといえば業界の伝説ですよ!
これまで本当にたくさんのアーティストの方を発掘なさって、
1998年当時の東芝EMIの中に新人発掘部門の
グレートハンティングを立ち上げ
多くのアーティストを発掘されてきました。
僕が知ってる中でもBase Ball Bear、ナンバーガール、
フジファブリック、氣志團、そして赤い公園…

加茂:
最近だとShiggy Jr.とかMrs.GREEN APPLEとか
My Hair is Badとかもそうですね。
僕のところで経由してデビューしたっていう感じですけど。

亀田:
加茂さんの門を叩いていない人はいないんじゃないかっていう。
その昔はウルフルズさんとか…

加茂:
そうですねSUPER BUTTER DOGとかね。

亀田:
そして今、加茂さんは?

加茂:
今、会社は変わったんですけど
引き続きアーティストを見つけてきて
メジャーデビューできるまで育成して
サポート、面倒をみるっていう仕事のスタンスは変わってないです。

亀田:
単刀直入で言うと、例えば今出たナンバーガールもそうですし
林檎さんもそうですけどあれから
もう20年近くずっと活動してるわけじゃないですか。
加茂さんの目で見てずっと活動を続けていけるアーティストとか
バンドに共通するものってなんだと思いますか?

加茂:
やっぱり音楽に対する情熱と愛情じゃないですか。
当たり前ですけどナンバーガールの向井くんとかも会ってもそうだし
Base Ball Bearの小出くんに会ってもそうだけど、
やっぱりその情熱が衰えることってないですよね。

亀田:
その情熱を実はキープすることが難しかったり…
加茂さんは情熱を持ってるような
情熱を持ち続けられる原石を見つけるアンテナが
すごく鋭い気がします。

加茂:
人間1つぐらい取り柄があってよかったなって思いますけどね(笑)

亀田:
前に僕に言ってくれたのは、デモテープが送られてきたとして
デビュー出来るのは、何本に一個でしたっけ?

加茂:
大体3000に1個ですね。

亀田:
3000に1個!?

加茂:
当時年間9000本ぐらいのデモが来てたんですよ。
それで年間3アーティストくらいがデビューしてたんで、
そこから考えると3000のデモを聞けば
1人メジャーデビューできるアーティストがいるっていう感じですね。

亀田:
すごいですね〜、3000聞くって1日何時間聞かれるんですか?

加茂:
いやいや、語弊はありますけど、
食べ物と同じでちょっと食べて不味かったらいいじゃないですか(笑)

亀田:
みんな聞きましたか!?
デモテープ作る時はド頭から気合い入れて!
いつも言うんですけど、イントロから気合い入れなきゃダメだし
言い訳とか絶対ダメですよね。
なるほどちょっと聞けばわかる、わかりました。
じゃあここで1曲お送りした後に輝く才能を見抜くコツ、
その真理眼についてさらに加茂さんに伺ってい来たいと思います!
さあ、加茂さん今日は加茂さんが発掘したアーティストの中で
1曲おかけしたいと思いますけども、どうしましょうか?

加茂:
Mrs.GREEN APPLEっていうバンドですね。
3年前かな…本当にたまたまライブハウスで見て、
全然ヘタクソだったんだけど、なんか「この子達持ってるな
って思って、
ずっとサポートしていて。
メジャーデビューして最新シングルがベスト10に入ってって感じかな

亀田:
実は、その直後に僕は見せていただいてまだ元貴くんが高校生頃でした。
今日は加茂さんが発掘されたアーティストを聞いてみましょう!

M. サママ・フェスティバル! / Mrs. GREEN APPLE

20160721_fm2.jpg

亀田
今日は、音楽に携わる様々なお仕事の裏側に迫る「亀田仕事百科!」
新し才能を発見する"スカウト"的な、お仕事について
加茂啓太郎さんにうかがっています。
数々のアーティストを発掘なさってきた加茂さんが初対面のアーティスト、
もしくはバンドを見るときテェックする部分っていうのはなんですか?

加茂:
亀田さんもおっしゃっていたんですけどやっぱり声ですよね。
聞いた後に頭の中で声がなるかどうか見たいな事はやっぱり思いますよね。
亀田さんの前で恐縮なんですけど…コード感。
僕そんなに詳しくないんですけど、
なんか不思議鳴り方してるギターを弾いてるとか、
コードのバッキングが違ったり、
ピアノのバッキングが違ったりとかする子いるじゃないですか。
同じメロディでもコードのつけ方っていくらでもつけられるから、
そこで何か不思議な鳴り方してたりすると、
「この子なんか持ってるかな」って。
人と違うものをやりたいんだなって気がするんですよね。
例えばナンバーガールの向井くんって
コードがディスコードしまくりなんですけど、
要は、彼の精神がディスコードしてるから良いんですよ。

亀田:
なるほどね、要するにコード感などにも、
声ももちろんなんですけどアーティストの本質が見える、と。

加茂:
Base Ball Bearってマイナーシックスみたいな響きが多いんですよ。
マイナーシックスって"曖昧なコード"じゃないですか。
小出の歌詞って「曖昧
って言葉がすごい出てくるんですよ。
「お前曖昧な歌詞多すぎないか?」って言ったら、
要するに彼は"曖昧なことが言いたい"んですよね。
多少こじつけはありますけど。
やっぱり歌詞で言いたいこととコードで伝えたいことが何か表裏一体、
これ亀田さんに聞きましたけど林檎ちゃんって、
ナインスが多いんですよね?

亀田:
そうなんですよ!

加茂:
ナインスのヒリヒリした感じって
林檎ちゃんの世界観とマッチしてるじゃないですか。

亀田:
ちょっとはみ出したところなんですよ。
ぴったりとしたところに着地しないんですよね。
すごい今日はアカデミックな話ですね。
声とコード感とあとは?

加茂:
あとは1回聴いて覚えられるメロディーがあるかどうか。
ライブハウス見に行って、曲覚えてるケースってなかなかないんですよね。
Base Ball Bearの「ELECTRIC SUMMER
って曲が出来た時に
1回聴いてサビのリフレインがキャッチーですぐに頭に入ってきたから、
やっぱりそういう曲ができると
基本的な何か大勢に訴えかけるものを作る力があるんだなっていう風に思います。

亀田:
なるほど。
そっから先は加茂さんは自分の中だけで判断していくんですか?
それとも誰かに相談したり?

加茂:
それこそ亀田さんだったりとか
「もうちょっとブラッシュアップしたいんですけど
ご相談にのってくれませんか
みたいな感じですよね

亀田:
なるほどね、そこからの伸びしろっていうか、
将来性はどうやって見つけるんだろう?

加茂:
バンドの子でいうと週2回スタジオ入って練習して
月2回新曲作って月2本ライブを2年間やってみろっていうんですよね。
それをやってみて才能と運があれば次の世界が開けてくるし、
それで何も変わらなかったら考え直したほうがいいっていう。
Base Ball Bearとかフジファブリックとかそんな感じですよね。
粛々とそれをやり続けてちょっとずつじっくり上がってきて。

亀田:
昔と今、時代で何か変わってきたものってあります?

加茂:
宅録の技術が上がったから
恐ろしく綺麗にちゃんとしたものがみんな作れますよね。
逆にセンスが問われる。
全部プリセット音源でコードも勝手につけてくれちゃうし、
アレンジも勝手にしてくれちゃうじゃないですか。

亀田:
そういう中で出てくるアーティストは飛び出てきますよね。
SNSの使い方とかアピールの仕方は?

加茂:
アピールの仕方はみんなこちらの想像を超えたことを
やってくれる方、楽しいですよね。
逆にSNSの使い方が下手な子もいるんですよね。
そうすると、音楽は良いのに
この子損してるなって思うこともあるし。
好材は両方あるような気がしないでもないですね

亀田:
音楽業界新人発掘する目から見て、今後どうですか?

加茂:
音楽をやりたいって子が減ってる印象は全くないですよね。
CD売れないとか音楽では儲からないよ、とか、
そういう話結構入ってくるじゃないですか。
それでも俺音楽やめて別の仕事しようっていう子が増えてるかっていうと
それは全くないから、そういう意味で新しい才能は出てくると思う。
僕も日に日に「おっ」って思う子に出会うから、それに関しては楽観的ですけどね。

亀田:
なるほど、新しい世代が未来の音楽を動かしていくので
加茂さん今後とも見つけまくって発掘しまくって
新しい才能をどんどん引っ張りあげてください!
今日はありがとうございました!

加茂:
ありがとうございました!

20160721_fm.jpg

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「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」
来週月曜日は、最近よく聞く「アルバム再現ライブ」について考えてみます。
お楽しみに!

♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪

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2016年07月20日

亀田リサーチ! 〜バンドTシャツ

こんにちは!亀田誠治です。
BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA
この番組は、人々に愛される曲、
メロディの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、
どんな秘密があるのか?
毎日、レコーディングやライブで
音楽に接している、僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー。
今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!


第836回目のテーマは…

亀田リサーチ! 〜バンドTシャツ

====================

BEHIND THE MELODY FM KAMEDA、
きょうは恒例企画、「亀田リサーチ」です。

気になる今日のテーマは『Tシャツ』。

夏真っ盛り! Tシャツは何枚持っててもOK!
でも、ちょっと人とは違うものを着たいなぁ…
なんてみなさん思っていませんか?

特に音楽ファンにとっては、
CDやコンサートグッズの定番、
いや王様といえば間違いなくTシャツ!

今日の「FM KAMEDA〜亀田リサーチ」では、
Tシャツについて考えてみようと思います。

まずは、スタッフが街で聴いてきた
「Tシャツについてのあれこれ」、聞いてください。

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*22歳 プログラマー 男性
バンドTシャツは主にパスピエの物が多いです。柄が可愛いので観た瞬間ビビッと来たものを買う。ホントにお気に入りだと色違いで2枚購入。それ以外はあまり無い。好きなバンドだとそれを着て次のライヴに行きたいと思って行っちゃいます。

*19歳 学生 男性
いま着ているのもフジファブリックのTシャツで…。フジファブリックのツアーは毎回行っているので、その都度買っている感じですね。例えば町中で好きなバンドのバンT着ていると「あ、この人このアーティスト好きなんだ」って、アガるポイントになっています(笑)

*20歳 栄養士 女性
ライブのタイトルが書かれていた方が親しみやすいのかなと思いますね。期間限定になっちゃうじゃないですか、やっぱり記念だから、そのフェスやライブのために買うって感じですね。

*29歳 事務員 女性
基本的には1枚しか買わないですね、いっぱい溢れちゃっているので。ハードコア寄りなものもあって、マリリン・マンソンとかも持っていたり、幅広く持っていますね。やっぱりバンTが一番着れますね、季節関係なく。服の中で一番使えると思います!気付いたら寝間着になってるとかもありますね(笑)

*たまたま渋谷にいた、ハリー杉山さん(!)
ハローハロー!!夏を楽しむしかナナナナイスワーーーン!!ハリー杉山です!バンドT、フェスTですか?家にせめて30枚はありますかね。ライブに行ったら絶対絶対Tシャツを買うんですよ。Tシャツを着るだけでライブを改めて振り返ることが出来るし、だから今年もフジロック・サマソニあるじゃないですか。個人的な楽しみはそれほどメジャーじゃないバンド、アーティストがメジャーになる前によく来るじゃないですか。その時のバンドTをゲットして10年後のサマソニでセンターステージ飾っている時に、見せちゃう?

----------------

街で実際に行ったアンケートを改めて振り返ってみると
いくつかわかったことがありましたね。

*好きなバンドであれば、やっぱり着ていきたい
*ツアーごとにTシャツを購入
*街中でバンドTシャツ来ているのを見るとアガる
*普通に着れるものも多いので購入

それでは、ここで1曲お送りした後、
アーティストとTシャツの関係、
なぜこんなにTシャツは重宝されるのか?
お話ししましょう。
フジロックのヘッドライナーをかざる…

M. Dark Necessities / Red Hot Chili Peppers

20160720_fm.jpg

さて、今日の「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」は
亀田リサーチ「Tシャツ」を調査しています。

TYシャツはとにかく、雛形があれば
大量に生産できるので作りやすいんです。
一方、Tシャツに、どんなデザインを刷り込むか?で
そのアーティストのセンスやフェスの雰囲気が見えてくる。
そんなところに、お客さんが
こだわりっているんだと思います。

最近では素材の質感にこだわったものふえてきています。
さらっとした木綿のTシャツから、
薄手厚手といった生地感。さらに
サッカーウエアのようなスポーティーな素材まで、
その素材選びで、Tシャツの時代感が出てくるから面白い。

あと、なぜだかアーティストは、
アンコール前にTシャツに着替えてくるのか…
まあ、「帰りにグッズを買ってくださいよ
ということですよね。
しかもTシャツは看板、目玉商品で、
アーティストサイドの本音を言うと
「Tシャツだけでなくほかのものも買ってちょうだいよ!
という期待も込めています。

先ほどのリサーチでも、フェスやアーティストのツアーごとに
毎年、毎回購入する人多かったですよね。
だって、フェスやツアーそのものが、
「Tシャツの新着コレクション」になっているのですもの。
アルバムのデザインなんかとシンクロしているときの一体感!
なんだかワクワクしますよね。

そして、今やミュージックビジネスは、
コンサートにそのウエイトを置いています。
だから、グッズはもはやアーティストにとっては、
大事な収入源なんです。
その中でも手軽な値段で買えるTシャツは、
最大の目玉商品です。
実は、Tシャツはその原価も安く、
非常に「利ざや」が大きいんですね。

さらに、Tシャツは、サイズさえ覚えていればだれでも、
「黒のMサイズ!」とかいってポンと出てくるでしょ!
サッサっと買えるTシャツは売る時の時間効率もよいので
短い時間でたくさん売ることができるのですよ。

さあ、今年のフェスの思い出も、ある意味Tシャツ次第!
どんなTシャツを着て行って、
どんなTシャツを買って帰るかを
考えるだけで、ワクワク気持ちが上がりますよね!

亀田リサーチ。
今回は「バンドTシャツ」について徹底研究しました!

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2016年07月19日

FM KAMEDA 2016年夏のプレイリスト

こんにちは!亀田誠治です。
BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA
この番組は、人々に愛される曲、
メロディの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、
どんな秘密があるのか?
毎日、レコーディングやライブで
音楽に接している、僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー。
今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!


第835回目のテーマは…

FM KAMEDA 2016年夏のプレイリスト

====================

今日から「J-WAVE SUMMER OF MUSIC」がスタートしました。
この夏を音楽で彩り、思い出深いものにするために、
各番組のナビゲーター、スタッフなどが、
選りすぐりのアルバム100枚を選びました。
(僕も参加しています!)

今日7月19日から31日までの第一弾は、
ロックで暑さを楽しむ「ROCK'N ROLL CIDER」。

この夏にオススメのロックな曲を
ガンガンお届けしていきたいと思います。
ちなみに僕が選んだのは、
CHEAP TRICK「Cheep Trick at Budoukan」、
RED HOT CHILI PEPPERS「Californication」
です。

みなさんROCK'N ROLL CIDERのほうもお楽しみいただきつつも、
今日は、FM KAMEDAがセレクトした夏の王道。
鉄板の夏洋楽10曲をお送りしたいと思います。

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まず1曲目は…

THE BOYS OF SUMMER / DON HENLEY

イーグルスのメンバー、ドラマーのドン・ヘンリー。
ドラマーながらイーグルス時代から
メインボーカルをとることもあって、
あの「ホテル・カルフォルニア」のボーカルもこの人!
そんなドン・ヘンリーが1984年に放ったヒットが
「THE BOYS OF SUMMER」。
夏の終わりの切ない気持ち、
誰にでも共感できる甘酸っぱい歌詞で大ヒットして
グラミーのベスト・ロック・ボーカルも受賞しました。

当時、僕はハタチ。
このカリフォルニアから届いた、
MTVに胸をときめかせていたぞ!

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2曲めは…

SURFER GIRL / BEACH BOYS

夏の名曲数あれど、やっぱり欠かせないビーチボーイズ。
この曲の入ったアルバム
「サーファーガール」のジャケット写真には
サーフボードを抱えたメンバー達が写っていますが、
肝心のサーフィンは出来なかった…そんな逸話も残っています。

60年代のアメリカの青春を、
そのままスナップショットに収めたような
素晴らしいサウンドですね。

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3曲めは…

Breezin' / George Benson

偉大なギタリストでありボーカリスト、ソングライターでもある
ジョージ・ベンソンのもっとも有名な曲のひとつが、
このインストナンバー「ブリージン」。
ギターのカッティング一つで、青い海。青い空。
そんな夏の爽やかな海辺に吹く風を
見事にイメージさせてくれます。

--------------------

4曲めは…

サマーブリーズ / シールズ&クロフツ

1970年代に人気だった男性2人組ソフトロック・デュオ、
シールズ&クロフツ最大のヒットが「サマーブリーズ」。
こちら、1972年にヒットした曲でしたが、
その後アイズリー・ブラザーズがカバー。
こちらのバージョンで馴染のある方もいるかもしれません。
素敵な思い出に満ちた夏の日を惜しむ切ないナンバー。
洗練されたメロディーとハーモニー。
AORの黎明期を感じさせますね。

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5曲めは…

Summertime / Janis Joplin

1970年、27歳でこの世を去った女性ロックシンガー、
ジャニス・ジョプリンの「Summertime」。
(なんだかエイミーと重なるなぁ)

元々はジョージ・ガーシュウィンが
オペラのために書き下ろした曲。
ジャニスは、自分の人生を振り絞るような
素晴らしいパフォーマンスで僕らの心を揺さぶります。
ちなみにこの秋、ジャニスのドキュメンタリー映画が
日本でも公開されます。
音楽ファン必見ですよ!

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6曲めは…

Summer of ‘69 / Bryan Adams

永遠の18歳。 カナダのロッカー、ブライアン・アダムス。
実際の年齢が56歳になった今でも現役バリバリで活躍中ですが、
そんな彼がヒットを連発していた80年代、
1985年のシングルヒットが
「SUMER OF '69 (思い出のサマー)」。
青春時代だった"あの夏の日"を回想する歌詞…
「安物のギターを、指に血がにじむまで弾いた」
って歌詞が超青春してて泣ける!!!
共感しちゃうんですよね〜。

--------------------

7曲めは…

クラブ・トロピカーナ / ワム!

今でいうと、1D?ジャスティン・ビーバー?的な???
当時はアイドル視されていたけれども、
その後、アーティストとして評価された
ジョージ・マイケルが相棒、
アンドリューと組んでいたグループ、ワム!
ワム!といえば、冬の大ヒットとして
「ラスト・クリスマス」は永遠に歌い継がれる名曲ですが…
彼らの夏の大ヒットといえば、
こちら「クラブ・トロピカーナ」です。
海辺に打ち寄せる波とか、カクテルとか、
サンゴ礁とか、トロピカルな
「夏」のキーワードが満載!!!

--------------------

8曲めは…

サマータイム・ブルース / エディ・コクラン

ロック創成期、1950年代から60年代にかけて
活躍したロカビリーシンガー、
エディ・コクラン。
こちらはその後、ザ・フーやブライアン・セッツァーから
RCサクセションもカバーした、
ロックンロールのスタンダード「サマータイム・ブルース」!
実は、夏の日(サマータイム)の憂鬱(ブルース)を歌った、
ある意味「やってらんねえ」的な「夏の愚痴りソング」です!

--------------------

9曲目は…

Lost in love / air supply

AORブーム真っ只中の1980年、
日本でも大ヒットしたオーストラリアのバンド、
エア・サプライのヒット曲が「ロスト・イン・ラブ」。
なんてったってバンド名がエア・サプライ!!
清涼感あふれる空気清浄機のようなボーカルが、
夏を涼しくしてくれた記憶があります。
ちなみにこの曲の入ったアルバム。
ジャケットのカバーがオリジナルでは
都会的なビルをバックにメンバーが立ったものでしたが、
日本で発売されたものは、
真っ青な海に気球が浮かんだもの…でした。

--------------------

さあ、最後10曲目にお届けするのは…

時代を超えて、夏を楽しむ気持ちはみんな同じ!

M. Good Time / Owl City and Carry Rae Jepsen

20160719_fm.jpg

Owl City(アダム・ヤング)と
カーリー・レイ・ジェプセンの夏のパーティーチューン。
こうやって聞いてみると、
ビーチボーイズが60年代に提案した、
若者の「夏」が、いつの時代にもしっかり
受け継がれていることを感じます。

今回は夏の名曲をセレクト。
70年代80年代のヒット曲も多かったので、
もしかしたら、若いリスナーの人は
知らない曲もたくさんあったかも!?

でもね、どの曲も、みんなのお父さんやお母さん、
おじいちゃんやおばあちゃんたちが、
デートやドライブの最中聞いていて、
夢中になった洋楽の夏ソングです。
せっかくの「夏」。
今年の夏は一度きりです。みんなで楽しまなきゃ!!!
そんな、夏のさまざまなシーンを盛り上げてくれる
ゴキゲンなサマーソングを選びました。

『FMKAMEDA 2016年夏』プレイリスト。
いかがでしたでしょうか?

こちらブログにもアップしておきますので、
チェックしてみてください。
是非、この夏を音楽で楽しみましょう!!

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「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」、
明日は恒例企画、亀田リサーチです。
お楽しみに。

♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪

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2016年07月14日

フレンチポップス初級編

こんにちは!亀田誠治です。
BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA
この番組は、人々に愛される曲、
メロディの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、
どんな秘密があるのか?
毎日、レコーディングやライブで
音楽に接している、僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー。
今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!


第834回目のテーマは…

フレンチポップス初級編

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今日、7月14日は「フランス革命記念日」です。
毎年この日にパリ祭が開催され、
花火の打ち上げ、軍事パレード、
エッフェル塔での音楽祭などで、パリを中心に大盛り上がり!

また、フランスの夏といえば
"長いバカンスと音楽祭"と言われているほど、
街に音楽が根付いています。

そこで今日は、"フレンチポップス初級編"と題して、
フランスで生まれた数々の名曲を
紹介していきたいと思います。

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フレンチポップス初級編、まずはコチラ!

●クレモンティーヌ「男と女」

パリ生まれのシンガー、クレモンティーヌ。
日本ではおしゃれなカフェなどで、
彼女の歌声を耳にする人も多いのでは?
1966年に公開されたフランス映画「男と女」の
大ヒットテーマ曲を、
おしゃれなアレンジでリメイクしたことで、
この曲が再び大人気となりました。

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●シルビィバルタン「あなたのとりこ」

現在71歳、パリ育ちのシルビィバルタンは、
ロック、ジャズ、バラードなど
ジャンルを超えて歌いこなすシンガー。
この1968年に発売された「あなたのとりこ」は、
世界的に広くリリースされ、
日本でも有名になりました。
日本では特にCMに起用されることが多く、
ここ数年間の間でも、
CMに起用されたのは、なんと5社以上!!
まさにCM音楽の女王!

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●ジプシーキングス「Volare(ボラーレ)」

この曲はビールのCMソングとして、
日本でもお馴染みの曲ですよね。
ジプシーキングスは
1978年にフランス南部の都市アルルで結成。
メンバー8人全員がギター奏者で、
フラメンコに南フランスのラテンの要素が入った
情熱的なサウンドが特徴的です。

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●Deep Forest「Sweet Lullaby」

ディープ・フォレストは、
エレクトロと民族音楽を融合させて大ヒット。
彼らの出世作となるのが、この「Sweet Lullaby」。
この曲が収録された彼らの
ファースト・アルバム「アフリカン・コーリング」は、
1993年にグラミー賞を受賞しています。

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●ダフトパンク「Get Lucky」

日本でも大人気のフランス発
テクノポップユニット、ダフトパンク!
2001年にリリースされた「One More Time」は、
フロアアンセムとして、
日本でも長年愛されています。
そして、ファレル・ファレルウィリアムスを迎えて
2013年にリリースした、この「Get Lucky」は、
2014年のグラミー賞で5冠を達成しています。

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ここまで駆け足でフレンチポップスを紹介してきましたが、
ここで私・亀田誠治がセレクトした
"フレンチポップス"をお届けしましょう。
ちょっと懐かしいところで

M. 夢見るシャンソン人形 / フランス・ギャル

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お送りしたのは、フランス・ギャルで、
「夢見るシャンソン人形」でした。
こちらも、当時の日本の歌謡曲に多大な影響を与えました、
CMでも使われていましたよね!
なぜだか、CMタイアップ率が高いフレンチ・ポップ!

今日7月14日がフランス革命記念日ということで、
フランスの音楽をフィーチャーし、
フレンチポップス初級編を紹介してきましたが…

フランスの国土に比べて、
音楽のジャンルが幅広いのはなぜでしょう。
お答えしましょう!

その昔フランスは、世界中に植民地を持ち、
そのおかげで、たくさんの人種がフランスに流入しました。

さらに、今、イギリスのEU離脱で
何かと話題になるヨーロッパですが、
フランスの隣は大まかにいうと
スペイン、イタリア、ドイツ、スイス、
ルクセンブルク、ベルギーという国と地続きで
人と文化の交流が盛んであったことも見のがせません。
島国気質、ガラパゴス状態の日本と
真逆の条件にあるんですね。

しかも、海をはさんで隣はロックの国イギリス!
そんな地理的、そして歴史的バックグラウンドが
フランスの音楽を豊かにしたのです。

さらに、キリスト教音楽の深い関わりや、
何百年も前の繁栄した王朝時代から、
クラシックやオペラなどが大変盛んでした。
これは、今でもフランスに行くとわかるんですけど、
ありとあらゆる芸術が守られている。
それは、クラシックからDJまであらゆるジャンルの音楽や芸術を
楽しむというフランス人の気質として強く残っています。

パリは、パリコレなど、モードの中心でもあります。
とにかく、昔からたくさんの芸術家、
作家、アーティスト、などが集まった街、
パリは、今でも新しいモードを発信する波動に
満ち溢れています。
さらに、フランス語の響きが、「柔らかくてしなやか」な、
独自の雰囲気を作り出していますよね。
この、言語が生み出す影響って大事です。
縦のリズムを強調するのではなく、
横にしなやかに流れていくフランス語のグルーブが、
音楽や文化にも見事に生かされていると思います。

とはいえ、グローバル化の影響でしょうか。
フランス発の音楽も、フランス語ではなく
英語で歌わたり、DJ文化として様々な音楽をミクスチュアして
世界に発信されることが多くなりました。
最近ではパリっ子でも英語を話せる人が増えています。

60年代70年代のように、
「フレンチポップ=フランス語=おしゃれ」という
方程式は成り立たなくなっています。
逆に、「フレンチ」=「おシャレ」という潮流よりも、
「フレンチ」=「ミクスチュアor最先端」
という潮流が目立ってきました。

今や、フランスの都パリは
ヨーロッパの音楽の中継基地=ハブになっているのです。

----------------------------

僕が感じるフランスの
ミュージックシーンを総括すると、
大きくは3つ。

1 )常に、洗練された新しい自由を追求していること。
2 )その新しさの中に、美しく華やかなものを愛する伝統と歴史が生かされていること。
3 )アフリカ系移民、ラテン系移民という、民族のルーツの集合体が音楽に、とてつもなく大きなうねりとエネルギーを与えていること。

そんなフランスの音楽が、クラシックにはじまり、
ポップ、ダンスミュージックまで、
世界の音楽を、音楽産業を柱としたエンジンではなく、
音楽芸術を柱としたエンジンでひっぱってきました。

つまり、フレンチミュージックには、
根っこに、音楽や芸術、(そしてスポーツもかな!)を
愛する気質が流れている。

僕はそんなフランス発の文化が大好きです。

"フレンチポップスに触れてみたい!"という方は、
ぜひ今日の初級編でご紹介した
楽曲を入門編として聞いてみてはいかがでしょうか。

----------------------------

「BEHIND THE MELODY〜FM KAMEDA」
さて、来週火曜日、7月19日は、
FM KAMEDAが選ぶ、夏ソングをお届けします!
お楽しみに!

♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪

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2016年07月13日

亀田ロードショー「AMY」

こんにちは!亀田誠治です。
BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA
この番組は、人々に愛される曲、
メロディの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、
どんな秘密があるのか?
毎日、レコーディングやライブで
音楽に接している、僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー。
今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!


第833回目のテーマは…

亀田ロードショー「AMY」

====================

僕、亀田誠治が愛して止まない
とっておきの、「映画」と「サウンドトラック」を
紹介していく「亀田ロードショー」。
今日は、最新作からのピックアップです。
今週末、7月16日(土曜日)に
公開となる「AMY」をご紹介しましょう。

「AMY」、この映画は
27歳の若さでこの世を去ったアーティスト、
エイミー・ワインハウスの生涯を追ったドキュメンタリー映画。
僕も大好きなアーティストで、
一足先に作品を見せていただきました。

-----------------------------

1983年、イギリス生まれのエイミー・ワインハウス。
10代でレコード会社と契約を結び、
デビュー・アルバム『Frank』を20歳で完成。
続くセカンド・アルバム『Back To Black』は、
全世界1200万枚のセールスを記録、
シングル「Rehab」の大ヒットもあり、
2008年のグラミー賞で5部門受賞!
一気にスターに登りつめました。

ミック・ジャガー、レディ・ガガ、
ジャスティン・ビーバーからアデルまで
多くのアーティストからも絶賛され、
そして世界中の音楽ファンから愛されたエイミー。
この作品では、ギターを弾きながら歌詞を考えている様子…
プライベートなパーティー…
ライブ直前のバックステージなど、、
貴重な映像や家族や関係者へのインタビューなど、
見応えタップリの作品でした。

それではここで、1曲お送りした後、
映画の見どころ、そして
エイミー・ワインハウスの魅力について
お話ししましょう。

M. Rehab / AMY WINEHOUSE

20160713_1_fm.jpg

依存症のリハビリを歌に。
強烈な歌詞ですよね。

やはり、エイミーの魅力は、その「声」でしょう。
通称僕ら業界でいうところの「声オバケ」です。
その声だけで、エイミーということがわかり、
その声だけで、聴く人を一発でとりこにしてしまう。
つまり、その歌声からエイミーの人生が見えて来る…

さらに、天性なのか、努力して身につけたのか、
JAZZを知り尽くしたグルーブ感。
JAZZ独特の、ブールーノートのような
微妙な音程も自由自在にコントロールし、
自由奔放かつ、常に安定した
素晴らしいボーカルを披露するエイミー。

その実力はビリー・ホリデイや
エラ・フィッツ・ジェラルドの再来と言われたほどです。

気になる映画の中身ですが、
スキャンダラスな部分がニュースになりがちな
エンターテイメントの世界。
その裏で彼女はどんな風に音楽を愛し、
人生を楽しみ、そして悩んでいたのか?

映画の中でエイミーは、自分の人生を
衝動的に歌詞にして、歌にしていただけの少女。
世の中に溢れかえった、作り物の歌に飽き飽きしていた少女。
そんなエイミーは、自分で歌う道を見つけると
もう、それは、音楽の神様にみちびかれるように、
唯一無二の楽曲と、歌声で、瞬く間に世界中を虜にします。

ドラッグ、アルコールへの依存。
恋人と一心同体の関係、
家族のミュージックビジネスへの介入。
瞬く間に、エイミーは、
パパラッチの標的になっていきます。

アーティストだって、
プライベートのある一人の人間なのに、
「正義」と「真実」の旗をかかげて、
傷付いているエイミーをしつこく追い回す、
マスコミとパパラッチ。

この映画の中では、
マスコミの取材やまとわりつくパパラッチに、
どんどん疲弊していくエイミーの姿が収められています。

とはいえ、どんなにつらいことがあっても、
音楽に没頭しているときが一番いきいきとしていたエイミー。
彼女にとって、曲を作り、歌うということが、
まさに生きていることの証だったのです。

トニー・ベネットとのデュエットの収録のスタジオで
リスペクトする超大物アーティストを目の前に、
緊張して、うまく、歌えずナーバスになるエイミーを、
トニーは
「エイミー、やるたびに、よくなっている!一緒に最後まで頑張ろう!」
と励まします。
そんな、エイミー・ワインハウスという
稀有なアーティストを通して、
素晴らしいアーティスト同士の
ハートフルなつながりが観れる貴重な映画ですよ。
友人に愛されたエイミー。
家族を愛したエイミー。恋人を愛したエイミー。
なんといっても、音楽を愛したエイミー。
ほんとうにピュアな女性です。

そして、利益と名声を重視する、
エイミーの父親のマネジメントへの介入。
幼い頃から理想の父親との関係に恋い焦がれていたエイミーは、
父親のいう通りに、無謀な契約やツアーを、
疲弊した体に鞭をうちながら挑んでいきます。

そしてその辛さが、さらにアルコールや
ドラッグの引き金になってしまう悪循環。
その悪循環の中で、エイミーのカラダは悲鳴をあげ
アルコールとドラッグの過剰摂取で、
彼女の心臓は止まってしまったのです。
この映画を見るまで、エイミーの死に、
こんなにも長期にわたる悲しいビハインド・ストーリーが
あるとは想像もつきませんでした。

エイミーの死は、最高のミュージシャンを
失ったことを意味します。
ほんとうに悲しいことですが、
彼女の歌声は、作品になって永遠に残っています。

「FM KAMEDA」、今日は、
今週末、7月16日(土曜日)から
角川シネマ有楽町、
ヒューマントラストシネマ角川ほか、全国ロードショー。
映画『AMY』をご紹介しました。

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「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」、
明日7月14日は、「フランス革命記念日」ということで、
フレンチミュージックの魅力についてお話しします

♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪

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STAFF| 13:55 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2016年07月12日

亀田文庫「はじまりの日〜FOREVER YOUNG〜」

こんにちは!亀田誠治です。
BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA
この番組は、人々に愛される曲、
メロディの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、
どんな秘密があるのか?
毎日、レコーディングやライブで
音楽に接している、僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー。
今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!


第832回目のテーマは…

亀田文庫「はじまりの日〜FOREVER YOUNG〜」

====================

亀田文庫の文庫は、学級文庫の文庫!
ミュージシャンが奏でる音楽を聴いて、
感動するのと同じように
素敵な言葉を読んで感動する…
そう、思いを伝えるという意味では、
「音楽」と「文学」はとても似ていると思います。

一冊の本から、素晴らしい言葉をご紹介する「亀田文庫」。
僕の書斎にある「亀田文庫」から、ご紹介しましょう。
今回ピックアップしたのは…
ボブ・ディランの名曲をモチーフに作られた絵本、

「はじまりの日〜FOREVER YOUNG〜」です。

20160712_fm1.jpg

『Forever Young』は、1974年発表の楽曲。
息子ジェイコブ・ディランへ向けて書かれたものですね。
この絵本は、その『Forever Young』の
歌詞のストーリーをそっくりそのまま、
絵本にしたものです。
絵はポール・ロジャース、それに詩人アーサー・ビナードの
日本語訳詩が加わって、子供から大人まで読める、
希望あふれる絵本になっています。

この本は、今年の誕生日に、妻の友人からプレゼントされました。
はじめは「僕に絵本?」と思ったのですが、
実は、ちょうどその頃辛い気持ちになっていた僕の気持ちを、
まるで読み取っていたかのような、
気持ちが救われる、素晴らしい内容でした。

カントリーミューッジックの世界では、
友情と尊敬の証として、一人のアーティストが
自分の大切なギターをもう一人のアーティストに
プレゼントする伝統があります。
この絵本は、一人の少年がそんなふうに、
街角のおじいさんから、一本のギターを渡されるところから
ストーリーがはじまります。

そこからはじまる、少年の人生の旅。
この人生の旅が、『Forever Young』の歌詞に乗って、
様々な登場人物や、歴史的事件、音楽の聖地、
素晴らしい絵とともに進んでいくのです。
ギターを持って、歌い、メッセーッジをかかげて、
毎日を生きて大人になった少年。
さあ、最後にこの少年は、何をするのでしょう。

今日の「FM KAMEDA」では、
ボブ・ディランの楽曲『Forever Young』を
モチーフに作られた絵本「はじまりの日」
をご紹介しています。
ここで1曲お送りした後、
僕、亀田誠治がこの本を読んで感じたこと、
受けたメッセージについてお話しします。

M. FOREVER YOUNG / BOB DYLAN

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「FM KAMEDA」、
一冊の本から素晴らしい言葉をご紹介する「亀田文庫」。
今日はBOB DYLAN作の絵本。
「FOREVER YOUNG 」をご紹介しています。

心に刻んだ素敵な言葉を少しご紹介させてください。

この絵本の中では、何度も繰り返される言葉があります。

「毎日が きみの はじまりの日
きょうも あしたも
あたらしい きみの はじまりの日」

実は、これは、

「Forever young, forever young, May you stay forever young.」

という「Forever young」で
ディランが繰り返し歌ったことの
意訳なんですね。
なんて素晴らしい解釈なんでしょう!

さらに
「きみの手が ずっとはたらきつづけますように
きみの足が 遠くまで 走っていけますように」
ともあります。

悲惨な事件、憎悪の連鎖のような事件が
毎日のように繰り返される毎日。
僕たちは、こんな「無償の愛」を、
今、僕たち人間は忘れてしまっていませんか?

そこにあるのは、ディランの目から見た、
人生観だったのかもしれないけれど、
それを、そっくりそのまま僕らの人生にあてはめると、
人生もっと楽しくなる。
まさに、ディランの音楽に触れたくなります。

ちなみに、この本には絵本ならではの仕掛けや遊び心が
絵になってちりばめられています。
そこには、60年代から70年代の時代を動かした
「人」、「物」、「こと」が
鮮やかに描かれていて、音楽ファン、
ディランファンには、絵の中に隠された、
たくさんの遊び心を探すのも楽しいですよ。
しかも、巻末にその答え合わせもついていますから、
そっちも読んでみてください。

どんな人に読んでもらいたいかというと、
今、ちょっと落ち込んでいる人には、「元気の素」
として、
なんだか幸せな人には、「感謝の素」
として、
大人が読める、大人がさわやかに泣ける、
希望に溢れた絵本です。

もちろんお子さんにも読んであげてください。
親子で一緒に、大きな愛と夢を持って、
自分らしく生きることの
大切さを教えてくれる、とても素敵な絵本です。

「亀田文庫」、
今回は、ボブ・ディラン作
「はじまりの日〜FOREVER YOUNG〜」を
ご紹介しました。

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「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」、
明日は、エイミーワインハウスの映画「AMY」を特集します。
お楽しみに。

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2016年07月11日

ヒット曲製造マシーン! マックス・マーティン

こんにちは!亀田誠治です。
BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA
この番組は、人々に愛される曲、
メロディの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、
どんな秘密があるのか?
毎日、レコーディングやライブで
音楽に接している、僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー。
今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!


第831回目のテーマは…

ヒット曲製造マシーン! マックス・マーティン

====================

マックス・マーティン。
アーティストではありません、音楽プロデューサーです。
いまバックで流れているテイラー・スウィフトの
「SHAKE IT OFF」をはじめ
数々のナンバーをヒット、いやメガヒットに導いている
スウェーデン出身の音楽プロデューサーで、現在45歳。

その活躍は、ACE OF BASEの
プロダクションに関わったことからスタートしていて
J-WAVEでも彼の手掛けた曲がオンエアされない日はない!
と断言してもいいほどヒット曲を量産しています。
それでは改めてどんな曲を手掛けているのか、聞いてみましょう!

----------------------
♪I WANT IT THAE WAY / BACKSTREET BOYS
♪BABY ONE MORE TIME / BRITNEY SPEARS
♪IT'S GONNA BE ME / N'SYNC
♪IT'S MY LIFE / BON JOVI
♪SINCE YOU BEEN GONE / KELLY CLARKSON
♪SO WHAT / P!NK
♪TEENAGE DREAM / KATY PERRY
♪WHAT THE HELL / AVRIL ALVIGNE
♪WE'RE NEVER EVER GETTING BACK TOGETHER / TAYLOR SWIFT
♪CAN'T FEEL MY FACE / THE WEEKND
♪DANGEROUS WOMAN / ARIANA GRANDE
♪SEND MY LOVE / ADELE
----------------------

いかがですか? スゴいでしょ!
そして、もしかしたら意外な曲も
マックス・マーティンの手掛けた仕事と
再確認したものがあったのでは?

それでは、ここで…
マックス・マーティンの手掛けた作品の中から1曲お送りしましょう。

M. Teenage Dream / Katy Perry

20160711_fm.jpg

さぁ、ここからは、
マックス・マーティンのすごさを説明していきますよ。

まずは…
マックス・マーティンの魅力、その 屮櫂奪廛垢らの引用」!

<♪ CAN'T STOP THE FEELING / JUSTIN TIMBERLAKE>

この曲、初めて聞いた時、僕は鳥肌が立ちました。
実はこの曲、ビージーズの「ジャイブ・トーキン」への、
アツいオマージュが込められているんです。
ちょっとビージーズのジャイブ・トーキンを聞いてみましょう!

イントロの16ビート。
ベースライン。
キャッチーな「踊ろう」メッセージ。

ビージーズという白人アーティストの70年代ディスコサウンドへの愛情が、
2016年、同じく白人のマックスのプロデュースで、
カバーでもなくパクりでもなく、
「スピリットを引き継ぐ」という形で最新型のサウンドで蘇ったのです。
それを白人のジャスティン・ティンバーレイクが歌い、
踊るっていうのがまたいいですよね。

----------------------

マックス・マーティンの魅力、その◆屮瓮蹈妊主義」

マックス・マーティンがあらゆるジャンルのアーティストを
プロデュースできるのは、キャッチーなメロディーを心から愛していて、
どんなアーティストの楽曲も、誰もが口ずさめる
キラキラのポップチューンに仕上げるところにあります。

早い話が、マックス・マーティンは
「キャッチーなメロディーを世界の共通言語」として捉えているのです!

それは、スウェーデンというお国柄もあるかもしれません。
ABBAに Roxcette にACE OF BASEに、トーレ・ヨハンセン。
スウェーデンの音楽には、胸キュン系っていうか、
日本人にも通じるキャッチーなワビサビがあるんですよね。

たとえば、テイラー・スウィフトの大ブレイク曲。
WE'RE NEVER EVER GETTING BACK TOGETHER

この曲の誰もが一緒に歌いたくなる、
「ウーウウウッ〜」のパートはマックスが考えた言われています。
テイラーがサビのメロディーを歌ったたら、マックスが、
すかさずこの合いの手を入れてきたと。
この「ウーウウウッ〜」が、あるとないとでは大違いですよね?
「もう、二度と会ったりしないわ!」という歌詞が
とてもキャッチーで、力強く、前向きな意味に聞こえてきます。

メロディーそのもの力で、聞く人に力を与えてくれる。
こんなところがマックスの音楽にかける魔法なんです。

----------------------

では、マックスの魅力、その「サウンドのバリエーション」

常に最新ヒットを生み出す、マックスプロデュースですが、
実はサウンドは分業制にして、
サウンドプロダクションチームに委ねるのがマックス式!

例えば、昨今のEDM系などのサウンドメイキングは…
若手プロデューサー「シェルバック」のサポートを得ています。
マックスは、70年代/80年代の古き良きポップミュージックの
メロディーメーカーの立ち位置をくずしません。

そんな中でも実は、マックスサウンドには特徴があります。
ディスコとかR&Bとか、ロックとか、
POPとかジャンルでいうリズム感ではなく、
思わず体を揺らしてしまうような、
「踊れる」ビートが基本にあるのです。

なぜ、「踊れる」ビートになるかというと、
キック(バスドラム)とベースが大きい!
まるでキックとベースが曲の中心になっている。
これは、キックとベースの低音の振動が、
リスナーの「心をひらかせ」、本能的に「躍らせる」ことを
マックスは確信犯でやっているんです。

さらに、ボーカルもキックもベースも、
ステレオでいうところのセンター(真ん中)の
位置から聞こえてくる音ですよね。
左でも右でもない。真ん中!

楽曲の中で、一番大切なものを、
潔く「ど真ん中」に持ってくる。

そして、聞く人は自然に真ん中から聞こえてくる、
リズムとメロディーに集中してしまう。

そして、身も心も踊り出す!

これが、マックス・マーティンのヒットの秘密です。

こうやって、マックス・マーティンのプロデュース術をみていくと、

ジャンルを超えて、聞き手であるリスナーも、
演じ手であるアーティストをも、気持ちよくシアワセにさせる音楽の達人。
マックスの人柄は、たいへん明るく人懐っこく、
多くのアーティストが一度彼にプロデュースされると、
またスウェーデンまで行って彼に会って仕事をしたいと思うそうです。
18作の全米No.1ヒット獲得記録は、
マライア・キャリーを抜いて歴代3位の大記録。
マックス・マーティン。先輩方が作り上げてきた
POPミュージックへの深い愛情と造詣を持った
最高の音楽プロデューサーです。

----------------------

「BEHIND THE MELODY〜FM KAMEDA」
明日は… 僕がお気に入りの1冊をピックアップする亀田文庫。
今回もかなりオススメの1冊です! お楽しみに。

♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪

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2016年07月07日

七夕〜会いたいソング〜

こんにちは!亀田誠治です。
BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA
この番組は、人々に愛される曲、
メロディの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、
どんな秘密があるのか?
毎日、レコーディングやライブで
音楽に接している、僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー。
今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!


第830回目のテーマは…

七夕〜会いたいソング〜

====================

今日、7月7日は「七夕」。
天の川を境に織姫と彦星が一年に一度、出会う日ですね。
「会いたい」「会いたい」と願う二人の想いを反映したような
「会いたいソング」に注目してみましょう。

J-POPの中に数多くある「会いたいソング」。
どんなものがあるでしょうか?
少し、昔のものから遡り聴いてみましょう!

------------------
♪『会いたい』 沢田知可子
♪『あなたに逢いたくて〜Missing You〜』 松田聖子
♪『Winter, again』 GLAY
♪『あなたに』MONGOL800
♪『会いたいくて、会いたくて』西野カナ
♪『Aitai』加藤ミリヤ
------------------

J-POPの「会いたいソング」、たくさんありますね!
「会いたいソング」がヒットする理由、お答えしましょう!

日本人の性格上。
「愛している」と面と向かって言うのって、
ちょっと大げさなんですね。
さらにSNS全盛の今、「愛している」なんて書き込むと、
「お前!重いよ!」みたいな反応が返って来ちゃう。

でも「好き!」というのでは
ちょっとものたりない。でしょ?

この「愛している」と「好き」の両方の
「いいとこどり」をしたのが
「会いたい」なんです。

「会いたい」という言葉には、
「愛している」し「大好き」だよ。だから……「会いたい!」
という、何段階ものストーリーが感じられるんですね。

つまり、「会いたい」という言葉の中には、
「会いたい」気持ちにいたる時の流れがあり、
たくさんの物語や情景を感じることができる。

これは、手紙で思いを伝えていた時代でも
電話で思いを伝えていた時代でも、
メールやSNSになっても同じ!
「会いたい」は愛を伝える普遍的な<ラブ・ワード>なんです。

一方、「会いたいけど会えない」状況は、
せつなさを倍増させます。
聴き手は「会いたいけど会えない」という状況も、
恋愛のストーリーとして感情移入して聞いているんです。
「会いたい」からの一発「OK!」だと、
なんだかうまく行き過ぎていて盛り上がらないですよね。

そうなんです。聞き手はうまくいかない恋ほど共感し、
主人公に自分の人生を重ねあわせることができる。
「なぜ会えないんだろう
という考える時間が、
また相手を思う恋愛時間になっているんです。

では、一曲聴いた後、「会いたいソング」が
ヒットする理由、もう少し探っていきましょう。

「会いたい」も「愛してる」も両方使い分けている、
最新型「会いたい」ソングです。

M. サイン / 大原櫻子

20160707_fm.jpg

「あ・い・た・い」、母音の組み合わせにインパクトが大!
こちらを解説してください。

あ〜
い〜
た〜
い〜

は、あ行の母音が交互にでてくる。
この「あ」行は、口が大きく広がり、声も心も広がって拡散するんです。
ですから、歌っていても声が遠くまで響くので気持ちがいいんです。
つまり、感情を思う存分込めることができる。

あ〜
い〜
し〜
て〜
る〜

は入り口は、あ行の母音だけど、その後、なんだか響きが広がらないでしょう?

ちなみに、

お〜
か〜
あ〜
さ〜
ん〜

は、あ行の母音が3つも含まれています。
心も喉も大きく開くので、リラックスした精神状態になれる。
ボーカルレコーディングの前に
「お〜か〜あ〜さ〜ん」
と発声練習をするアーティストもいるくらいなんですよ!

まさに、言霊は言葉のエネルギー。
音楽には言葉の持っているエネルギーが大きく作用しているんですね。

というわけで、あ行の母音をたっぷり含んだ
「あいたい」は、最強のラブ・ワードだということが証明されました!

さあ、今日は七夕。
あなたはどんな「あいたいソング」に共感しますか?

------------------

「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」、
来週は、ヒットメイカー、マックスマーティンを特集します。
お楽しみに。

♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪

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STAFF| 08:53 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2016年07月06日

ピアノロックバンド

※今日は「ピアノロックバンド」について特集する「FM KAMEDA」ですが…
いきなり"亀田誠一"なるキャラが出てきます。ご了承ください♪

------------------

亀田誠一:僕の名前は、亀田誠一!
ロック、R&B、EDM、J-POPと
なんでも聴いてる音楽好きの19歳!
これからも、もっと素敵な曲を知りたいなぁ
で、最近ピアノロックにハマっている僕…、
あのピアノの綺麗な旋律が「アモーレ」なんだなぁ
きょう7月6日は、ピアノの日ってことで、
僕もピアノ弾きたくなっちゃって、
楽器屋さんにきちゃいました!

と、いうわけで
第829回目のテーマは…

ユキヒロ先輩:
ピアノロックバンド

====================

亀田誠一:あれ?いきなりユキヒロ先輩?

ユキヒロ先輩:おう、亀!
お前、こんな所で、なにやってんだよ?

亀:(この人、いつもタイミング良くでてくるよなぁ…)
先輩、きょうはピアノの日と言う事で、
僕もピアノ始めようと思って楽器屋さんに
来ちゃいました!

ユ:で、ピアノで何弾きたいんだ?

亀:やはり、いま流行の「ピアノロック」
が気になってます。

ユ:なに!!!
じゃぁ、お前が最近気にいってる
「ピアノロックバンド」とやらを聞かせてみな。

<♪ HARD TO SAY I LOVE YOU〜言い出せなくて / WEAVER>

亀:ダイナミックなイントロがいいんだよな〜
しかも、ボーカルの杉本くんが
ピアノを弾きながら歌うのも圧巻…
そして、プロデューサーは、亀田誠治さん…鉄板ですな

ユ:鶴だか、亀だか知らないけどサ、亀!
イントロのピアノで魅了しているならこいつらだろ!

<♪ The Galaxy Express 999 / ゴダイゴ>

亀:確かにイントロ、キャッチーでいいですね!
どこの新人なんですか?

ユ:な〜に言っちゃってんだよ亀! こちらは、結成41年
プログレッシブバンドの草分け、ゴダイゴだよ!
キーボーディストでリーダーの
ミッキー吉野さんのこのテクやばいだろ

<亀:先輩の昔話はいいです! 次聞いてください!>

私以外私じゃないの / ゲスの極み乙女

亀:川谷くんの絶対的なメロディセンスと
「ちゃんMARI」ちゃんのピアノ、合うわ〜
ゲスの極み乙女、なんだか色々あったけど、
僕は好きだな〜。

ユ:ゲス…俺もなぜか名前、知ってるぞ
うん、な、なかなかいいじゃねーか。
でもな、亀…

<♪ 希望の轍 / サザン>

ユ:川谷のメロディセンスも凄いが、こっちもヤバいぞ
日本が誇る、スーパーバンド、サザンの桑田さんだ!
くーーーいいね
また、ライブで見せる原坊のピアノとコーラスも素敵!

亀:次…いきま〜す

<♪ UN-SCIENCE / SHE'S>

亀:なんだろ、この初々しさ
4人組バンドSHE'S!
ボーカルの井上龍馬くんの奏でるピアノ、元気がでるね!

ユ:おい亀。
男4人組なのに、SHE'Sって、紛らわしいな
じゃあおれは、激しくて男らしいこいつらだぜ

<♪ FOREVER LOVE / X-JAPAN>

ユ:日本最強のメタルバンド、X-JAPANの名バラード
小泉元総理もお気に入りの1曲
なんだか涙が出てくるぜ!

(小芝居 終了♪)
------------------

亀田誠治:
…はい、というわけで、
新旧のピアノロックバンドの名曲をお届けしましたが、
1曲お届けした後、ピアノロックバンドの魅力を解説しましょう!

M. キラーチューン / 東京事変

20160706_fm.jpg

なんと、僕もピアノロック版でのメンバーだったんです。

では、ピアノロックバンドの魅力をお話していきましょう!

ピアノという美しい音のアコースティック楽器は
ラウドなドラムスや、電気で増幅した
エレキギターやエレキベースの中で
存在感抜群。

ギターでは押さえられない複雑な和音や、音色がだせるので
激しい曲からバラードまでどんなタイプの楽曲にもフィットして、
表現の幅を広げてくれますよね。

さらに、ピアノという大きな楽器に向かって、
立ちながら弾いたり
鍵盤を叩きつけるように弾いたり、
ピアノロックバンドは見た目のインパクトも十分。

さらに、ピアノというクラシック由来の楽器は
ロックの中で、荘厳でアカデミックなイメージを
演出することもできます。
YOSHIKIさんの弾くピアノとかそうですよね。

このように、ピアノの存在は、
音楽的にも、ビジュアル的にも、
たいへん威力があるんです。

さらに、ロックとピアノの相性って抜群にいいんです!

ピアノは打楽器でもあり、弦楽器です。
鍵盤を弾くことによって持ち上がったハンマーに叩かれて
音が出ます。

つまり、鍵盤を叩き、その先では
弦をかきならしているわけですから、
その美しい音色とは裏腹に、
たいへんロックなスピリットを持っている楽器です。

------------------

ちょっと実験してみましょう。
ストーンズの「サティスファクション」のピアノフレーズ。

(♪サティスファクション/ローリング・ストーンズ)

生=ピアノ
歪むと=ギターのリフ

ほぼほぼ、ギターの音色ですよね?
というわけで、ピアノとギターは親戚なんです。
弦楽器なんです。
ピアノはアコースティックな響きだけでならしているから、
ひずんだギターのような感じには
聞こえないんですけど、成り立ちは同じ。
つまり、波形でみていくと、
ピアノとギターの波形はそっくりだということです。

ピアノロックバンド増えてますよね!
先ほどご紹介したSHE'Sをはじめ、
今、ここにきてピアノロックが脚光を浴びてきています。
ましてや、PC環境で、誰もがいとも簡単に
作曲やレコーディングが出来る時代。
ピアノという楽器が中心のピアノロックバンドや
ピアノロックアーティストが
これからどんどん増えてくることは
間違い無しではないかな!

------------------

「BEHIND THE MELODY〜FM KAMEDA」
明日は…七夕…1年に1度しか会えない織姫と彦星のために…
会いたいソング特集です!

お楽しみに!

♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪

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2016年07月05日

海外ライブみやげ話

こんにちは!亀田誠治です。
BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA
この番組は、人々に愛される曲、
メロディの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、
どんな秘密があるのか?
毎日、レコーディングやライブで
音楽に接している、僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー。
今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!


第828回目のテーマは…

海外ライブみやげ話

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実は、僕、亀田誠治、6月10日から
ベルギー、ロンドンに渡り、
ある大物アーティストのライブをチェックしてきました!
そこで、今回のBEHIND THE MELODY FM KAMEDAは、
その大物アーティストの
ライブみやげ話をお届けしたいと思います!

まずは、ベルギーで観たこのアーティスト、

Adeleです!

20160705_fm_2.jpg
Adeleのライブでゲットしたパンフレット♪

ライブ会場は、ベルギーの首都ブリュッセルから車で40分ほど、
ベルギーとオランダの境のある、
ベルギー最大の商業都市アントワープにある、
Sportpaleisという多目的アリーナです!
東京でいうところのさいたまスーパーアリーナっていう感じかな。

実は僕、このアデルのアントワープ公演を
6月12日と13日の2日間、チケットをとって見に行ったんです。

アデルは、「あの」曲で登場するんだけど、
オーディエンスは、「待ってました!」の大喝采。
そして大合唱!
日本と海外のコンサートの違いはね、みんな大合唱するの。
ほんとうに、合唱が響き渡る感じは鳥肌もんだよ。

僕が見た12日は、アメリカオーランドで、
クラブで銃乱射事件が起きた日。
コンサートはその事件の数時間後の開演だったのです。

この日のアデルは、涙ながらに、
オーランドの事件の犠牲者と家族に哀悼の意を表し、
「もうこれ以上悲しいことはおこらないで」
と震えながら訴えてました。

そして、2日目の13日は、
EURO2016のベルギーとイタリア戦。
アデルはこの日、ベルギー国旗と、
さらに、オーランドの事件に哀悼の意を示すために
レインボーカラーの国旗二枚を持ってステージで歌いました。

ちなみに、この日はなぜか10分巻きでスタート。
これには、わけがあったんです。
途中でアデルもベルギーのユニフォーム、しかも背番号25を
着て歌ったこと。
しかも、
「今、試合が一番の佳境よ!5分間だけサッカーを応援しましょう!」
って巨大スクリーンにサッカー中継を映し出したの!
もう、会場中がベルギー応援の大合唱!
生のアデルは、ほんとうに
「ゴキゲンな隣のお姉ちゃん!」て感じで
よく笑いよくしゃべります!

僕は、グラミーでアデルを見た時に、
とてもナーバスな印象を受けて
「この人の魅力はここじゃないだろう!」
って思っていました。
ほんとうに生でみてよかった。
歌えば神!でもひとたびしゃべると、
ほんとうにそのしたしみやすい人間力に
惹かれていく。そんな素敵なアーティストでした。

それでは、ここでそんなAdeleのライブで、
僕が一番魅了された1曲をお届けします!

M. SOMEONE LIKE YOU / ADELE

20160705_fm.jpg

お送りしたのは、ADELEで「SOMEONE LIKE YOU」でした。
僕、亀田誠治が、ベルギー、ロンドンに渡り、
大物アーティストのライブをチェックしてきた
"ライブみやげ話"をお届けしています!

さぁ、続いてロンドンでチェックしたのは…

Coldplay!!!

20160705_fm_3.jpg
こちらは、Coldplayのライブチケット。

ライブ会場は,、
ご存知、ウエンブリースタジアム!
なんと最大9万人を収容するサッカー専用のスタジアム。

そもそもColdplayの登場の前に、
オープニングアクトがいるんです。
reef(ロン・ウッドの息子がギター弾いている、しぶいバンド。)と
Lianne la Havas(ギターを弾きながら歌う、
ジャマイカンとギリシャのハーフで、素晴らしい歌声の持ち主。)の
2組のオープニングアクトがあったんだけど、
この2組とも素晴らしかった!
Coldplayのような大物が、
このようにコツコツと素晴らしい音楽をやっている
アーティストを紹介する。
アーティストがアーティストをつなげていく。
オーディエンスもそれを楽しみにしている。
「この音楽愛の連鎖を見習わなきゃな!」と想いました。

だって、自分たちのステージセットのこともあるし、
大物アーティストがオープニングアクトと一緒にやるって
物理的にすごく大変なことのはずなの。
「それを、超えても、繋がっていくことに意味が有る。」
そんな音楽を大切にする姿勢がとても勉強になりました。

オープニングアクトが夕方6時から登場して、
満を持して、夜8時ちょうどにColdplayが登場。
実は、登場するときね、
ステージ裏を歩いてくる彼らが見えちゃんだけど、
全然気にしてない。
そんな構えないで自然体でフランクな感じが
Coldplayの魅力ですよね、

「もう、愛しかない!」
そんなライブでした…
最初から、最後までこちらも全曲オーディエンスが大合唱!

いまでは、日本人アーティストのコンサートでも
頻繁にみられるようになった、
光るリストバンドも、実は最初はコールドプレイが始めたの知ってた?
これが、実際つけて、手元が光るとね、
ただの演出というよりも、
オーディエンスの気持ちがあがりますよね。
そう、みんなを幸せにしているんです。
光るリストバンドはそんな演出のノーベル賞ですよ!

まあ、とにかくColdplayはアンセム王だなってこと。
VIVA LA VIDAの時は、8万人の大合唱で
体が宙に浮きそうになりました。

さらにこちらも、先日亡くなったモハメドアリの映像を流して
人種差別に対して徹底的に反対するという意思表示をしていました。

とにかく、洋楽アーティストのライブを海外(同じ言語圏)で見ると
社会と音楽、スポーツと音楽の深い繋がりを
感じた素晴らしいコンサートでした。
特にスポーツと音楽は、みんなの生活の中に、文化として息づいている。
アーティストも全力で楽しみ、オーディエンスも全人生をかけて
コンサートを楽しんでいる。そんな貴重な体験でした!

ちなみに、ウエンブリーでは、帰りの地下鉄が整列乗車になるんだけど、
「次のブロック進んでよし!」のサインが出ると、
みんなが、「オオオ、オーオーオー」ってVIVA LA VIDA歌って歩き出すの。
音楽の力って素敵でしょ!

ということで、今回は、僕、亀田誠治が、ベルギー、ロンドンに渡り、
大物アーティストのライブをチェックしてきた
"ライブみやげ話"をお届けしました。

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「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」
明日は、ピアノの日!とうことで、
ピアノロックバンドに注目します。お楽しみに!

♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪

亀田誠治オフィシャルサイト『亀の恩返し』では、
動画やリリース情報などなど
最新情報が載っていますので、ぜひチェックを!

STAFF| 15:23 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2016年07月04日

18歳のアーティスト

こんにちは!亀田誠治です。
BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA
この番組は、人々に愛される曲、
メロディの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、
どんな秘密があるのか?
毎日、レコーディングやライブで
音楽に接している、僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー。
今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!


第827回目のテーマは…

18歳のアーティスト

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今週土曜日、7月10日、何がある日か?
ご存知ですよね。
そう、参議院選挙の投票日です。
今回の選挙、話題のひとつになっているのが、
選挙権年齢が20歳以上から18歳に引き下げられてから
初めての国政選挙、だということ。
つまり、18歳・19歳の人たちも投票に行ける、
「自分の意思を社会に反映できる」
ことになったわけです!…が
と、言っても今日のこのコーナー、
選挙の話をするわけじゃありません。
18才という、この年齢について、
音楽の面からお話ししてみたいと思います。

まずは、イメージするために、現在18才、
そして19才というアーティスト、
どんな人がいるのか? ピックアップしてみましょう。

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だいすき。 / 井上苑子

作詞作曲、アコースティックギターを弾く
シンガーソングライターですが
今までのギター女子とはちょっと違う?
井上苑子さん。現在18歳。
以前から関西圏ではインディーズでの活動が人気でしたが
昨年夏、満を持してメジャーデビュー。
10代女子を中心に絶大な人気を誇っています。

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心理の森 / シンリズム

昨年、高校2年生の時にリリースしたこの曲「心理の森」が、
J-WAVEでも話題になったシンリズム。
現在高校3年生、まだ在学中です。
「シティポップブーム」では括れない、音楽性の高さ、
オトナなサウンドと現在の年齢「18歳」の
絶妙なバランス感が魅力です。

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かけてあげる / DAOKO

彼女は、すでに19歳。
ラッパーのDAOKOです。
15歳の頃からニコニコ動画に作品を投稿していた彼女は
映像やビジュアルの世界観も
併せての発信が話題となり、昨年メジャーデビュー。
強いメッセージというよりも、
自分の日常・感情など「イマの気分」をあらわした、
そんな刹那的なコトバの数々が、
聴く人に響いているのではないかな?

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パッチワーク / ぼくのりりっくのぼうよみ

こちらもラッパー、この春高校を卒業したばかりの18歳。
ぼくのりりっくのぼうよみ。
彼もまた若いころから動画投稿サイトに
作品を投稿したことがデビューのキッカケとなり
昨年メジャーデビューを果たしました。

まあ、すごいコトバの選び方。
短編小説のように、
聴く人の心の奥深くまでとどくラップですよね。
それから、オラオラ感のないラップがいいですよね。
かえってコトバが耳に残る。
ミュージックビデオもメッセージ性が高く、
とても深い仕上がりになっています。

それでは、ここで…
ぼくのりりっくのぼうよみ、
先日配信でリリースされた新曲をお届けしましょう。


M. Newspeak / ぼくのりりっくのぼうよみ

https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/91960btnkRL._SL1500_.jpg

今日は、「18歳」という年齢から
生まれる音楽について考えている「FM KAMEDA」。
お送りしたのは、ぼくのりりっくのぼうよみ で
「Newspeak」でした。

つい5年くらい前までは、「驚異の16歳!」とか
「15歳のディーバ誕生!」とか、
年齢に対してどれだけのパフォーマンスができるか?
みたいな、「年齢軸」の評価基準があったと思うんです。

つまり、「若さ自慢」的傾向が強かったんです。
僕自身も、新人アーティストを手がける時に
せめて、「10代」のうちにデビューさせたい…
なんてよくレコードメーカーに言われたりしたものですよ。

ところが、ネットやSNSの発達によって、
年齢に関係なく、誰もが作品を投稿したり
発表できるようになりました。
そうなってくると、アーティストを
「若さ」でくくっちゃうと、
もう数字的には飽和状態。
今や、若さという評価軸よりも、
音楽の「中身そのもの」が
重視される時代になってきたんです。
10代も20代も、いや、30代だって
同じ土俵に立てる時代になったんですね。

一般的に考えると、18歳という年齢は、
ココロもカラダも男女問わず思春期からオトナへ変わる時代。
このアンバランスさにつきると思います

そして、アーティストにとって18歳は、
「音楽的」は、好きな音楽を自分で選択し、
楽器やパソコンなどで必要最低限の
演奏スキルなどが確立される頃。
「人間的」にも、「若さ」ゆえの
「元気感?不安定感?焦燥感?達成感?」が満ち溢れ、
絶妙なバランスとなって、ブレンドされている状態なのです!
まさに、才能が開花するのに
全てがみちあふれてくる歳頃が18歳というわけです!

しかも、多くの若者が10代の前半で
スマホを手にする時代です。
SNSを使えば、リアルな情報や
フィードバックを即座に得ることができます。
そんな毎日を彼らは経て18歳になりました。
このように、「情報」という外的要素により、
「SNS世代」独特の勘・感性が積み重なって、
花開いたのが、今の18歳という
年齢なのではないでしょうか?

僕らは、よく「10代マジック」という言葉を使います。
16〜18歳の頃に、無意識に書いたメロディ、
歌詞、歌声が、奇跡の名曲になって
多くの人を魅了し、ブレイクするケースが多数あります。
(よく「この曲は私が高校生の時に書いたものです!」
なんてアーティストが言ている大ヒット曲がありますよね。)

さらに、めざましい吸収力で成長するのが
18歳頃のアーティスト。
僕は「成長痛」と読んでいますが、
この頃のアーティストは、あまりにも、
早いスピードで成長するので、
自分の成長に自分自身や周りがついてこれずに
壊れてしまうこともしばしばあります。
多くのアーティストが、
18歳の自分を超えられずに苦悩するのです。

そのためには、
アーティストもリスナーも
時間を超えていく音楽を一緒に育ていく。
一緒に愛していく。
音楽を一過性の情報にしない
ということが大切かもしれません。

さあ、今、花開いている18歳の若い才能を、
暖かく見守っていてあげたいですよね。

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「BEHIND THE MELODY〜FM KAMEDA」
明日は… 先日ぼく亀田誠治が海外で見てきた
2組のアーティストのライブについて
お話しさせていただきます。
(いやぁ〜感動した!)
お楽しみに。

♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪

亀田誠治オフィシャルサイト『亀の恩返し』では、
動画やリリース情報などなど
最新情報が載っていますので、ぜひチェックを!

STAFF| 17:15 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA


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