2014年03月31日

走り続ける男、ボブ・ディラン!

こんにちは! 亀田誠治です。
「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。

この番組は、人々に愛される曲、
メロディの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されているのには、一体どんな秘密があるのか?
毎日レコーディングやライブで音楽に接している、
僕、亀田誠治が解き明かそう! 
そんな番組です。

第391回目のテーマは…

走り続ける男、ボブ・ディラン!

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「フォークの神様」、、、
4年ぶりとなるボブ・ディランの来日公演が、
いよいよ今日からスタートします。
「えっ、ボブ・ディラン?名前くらいなら聞いたことがある!」
という人は、今日このFM KAMEDAで
ボブ・ディランを一緒に学びましょう!

レジェンド、ボブ・ディラン。
実は、レジェンドがレジェンドになる、その道のりには、
いくつかターニング・ポイントがありました。

アメリカ公民権運動の賛歌、
と言われたこの曲「風に吹かれて」。
時代の代弁者となったボブ・ディランの人気は
このようなメッセージソングをきっかけに
どんどん上昇していきました。
しかし、ディラン自身は、フォークの騎手といった
限定されたイメージに違和感を持ったと語っています。


本来、ディランが放ったメッセージは文学性に富んでいて、
その自由さ・想像性が人々の共感を得たのです。

そしてこの、自由さ・そして創造性が、
次なるアクションを生む事になっていきます。

1960年代半ばからは、
それまでのアコースティックギター一本のスタイルから
エレキギターなどを用いるサウンドに移っていきます。
この時期、一部のフォークファンから
バッシングを受けた・・・という話もありますが、

この時の映像を見た事があるんですけど、
ボブ・ディランを観に来たお客さんが、
ボブ・ディランを愛するあまりに、
「ボブ・ディラン=フォーク」でなければならない!
という固定概念が出来上がってしまっていたんですね。
しかし、ディランはその固定概念から離れたかったのです。
「自分の歩んで来た道をぶっ壊す」
ここが、ディランが数々の
ロックアーティストに愛される所以です。

「自分自身が変わる」。
このことが、結果的に「ロック」の
定義になっていくのです!

ロック、リズム&ブルースなどの
アレンジに乗った新しいボブ・ディランの世界は
結果的に大きな評価を得ることになります。

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幅広いファンを獲得し絶好調だったボブ・ディランでしたが、
1966年に起こしたバイク事故の治療のために、
一時期身を引くことになったんです。
しかし、その翌年から、
バック・バンドだったザ・ホークスと共にスタジオに籠り、
レコーディングに明け暮れたそうです。
ザ・ホークスは、後にザ・バンドと名前を変えてデビュー!

ザ・バンドとの出会いも、
ボブ・ディランにとって欠かせないターニング・ポイントです。
アーティストが、ボブ・ディランが、
ボブ・ディランのサウンドを手に入れた瞬間ですね!

このザ・バンドの登場は、のちに、
ソロのロックアーティストが、
自分のバンドサウンドを持つひな形になります。
(ニール・ヤングのクレイジー・ホース、
スプリングスティーンのEストリートバンド etc.)
そして!

1978年、ディランは、
事故以来12年ぶりとなる大きなツアー、
ワールドツアーを再開。 
このツアーの後、「ボーン・アゲイン・クリスチャンの洗礼」
を受けたボブ・ディラン。
リリースされた楽曲にも、キリスト教、
そしてゴスペルミュージックの影響が感じられました。

「フォークなの?ロックなの?ゴスペルなの?」
「僕の好きだったメッセージソングを歌う
ディランはどこに行ったの?」
このサウンドの変化に、
これまでのファンはとまどいを見せ、
コンサートの動員も伸び悩んだそうです。

しかし、これこそ大事な時期。
ディランは、またもや、自分自身を塗り替えるのです!

1988年にはトム・ペティや
ジェフ・リン、ジョージ・ハリスン、
ロイ・オービソンと共に覆面ユニット、
トラヴェリング・ウィルベリーズを結成。
数々のヒットを飛ばしました。

ここでも、ボブ・ディランの歩んで来た道のりが
「ものを言います」。
「自分自身を塗り替える」その生き様に共鳴する
多くの後輩アーティストやプロデューサーが、
ディランをリスペクトして
最高のロックン・ロールを聞かせてくれるのです。

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10年単位で、大きな周期で走り続けているから、
世代を越えた出会いがあるんですね。

さぁ、このへんでボブ・ディランの
代表曲とも呼べる1曲、お届けしましょう。

M. Like A Rolling Stone / Bob Dylan

MHCP-806.jpg

Like a Rolling Stone。
そう、ディランは、転がる岩のように、
とどまる事なく走り続けます!
そのキャリアの始まりに、
まさに自分の運命を予言していたんですね!

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さて…1990年以降、
自作曲のスタジオ・アルバムを作らなくなった
ボブ・ディランでしたが
若い人たちが、自分のライブに来ていることを知り、
彼らのために新曲を作ろう!
ということで制作されたのが
1997年のアルバム
「TIME OUT OF MIND」。
このアルバム、プロデューサーにはU2で知られる
ダニエル・ラノワを迎えています。

ダニエル・ラノワの提案で、
自宅や別荘のリビングやキッチンで、
そしてマイアミのスタジオで、
終始リラックスしたムードの中でこのアルバムは作られました。

そして、今回の来日。
数年のブランクはあったかもしれませんが
ボブ・ディランは、今でも走り続けています!

今回は、ライブハウスツアー!
つまり、これはオールドファンだけではなく、
若いファンにも会いに来てくれることを意味しているんです!

ちなみに今回の来日公演ですが、
ワールドツアーの一環などではなく、日本限定の特別公演!
チケットをゲットした皆さん、その目で、その耳で、
ボブ・ディランの音楽、ありがたく受け止めてください!
僕も観に行きます!

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STAFF| 21:58 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2014年03月27日

亀田博士の音楽レントゲン!その1

こんにちは! 亀田誠治です。
「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。

この番組は、人々に愛される曲、メロディーの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されているのには、一体どんな秘密があるのか?
毎日レコーディングやライブで音楽に接している、僕、亀田誠治が解き明かそう! 
そんな番組です。
普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー、
今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか? 
僕と一緒に探っていきましょう!

第390回目のテーマは…

亀田博士の音楽レントゲン!その1

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ようこそ。ドクター亀田の実験室へ!
(このごろ、僕何でもやりますね、今日は博士になってしまいましたw)
今日3月27日は、X線を発見したドイツの物理学者、
レントゲンの生誕の日なんです。

これまで見えなかったものを見えるようにしてしまった「レントゲン」ですが、
ここからは音楽界のレントゲン博士?=ドクター亀田が
X線ならぬ、プロデューサー目線=(P線?)を当てて
音楽に「レントゲン」していきたいと思います!
まずは、こちら!

(BG:デイ・ドリーム・ビリーバー/モンキーズ)

はい、おなじみのモンキーズの「デイ・ドリーム・ビリーバー」
いつ聞いても素晴らしい!名曲ですよね。

ところが、この曲、最後のサビの一番盛上がるところで
最後でベースが1音間違えちゃうんです。

サビの繰り返しの頭で、勢い余って間違えて、おっとっとと狼狽しながら、
慌てて正しい音を弾き直しているのがわかります。
これって普通にメロディーを追いかけて聞いていたら、絶対に聞こえてこない。
レントゲン的な聞き方しないと気がつかないですよね。

もう一度!

(2分50秒あたり)

あちゃー!!!
そう、名曲、名演奏にもこんな、おちゃめな間違いがある。

音楽レントゲンが解明したのは、名曲はミスさえはねのける力がある!
ということです。

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(BG:ビューティフル/クリスティーナ・アギレラ

はい。クリスティーナ・アギレラの大ヒットチューン「ビューティフル」!
このバラード、曲の後半では、バックトラックが抜けて、
ボーカルのみで聴かせる部分が出てきます。
ちなみに、ここ!

(3分40秒くらいから)

はい。ボーカルだけになったあと、
曲がエンディングに向かうという肝的な部分!
なんですが、皆さんもう一度よーく聴いてみてください。
ボーカルの奥に何やらうっすらと…。

(3分40秒くらいからもう一度!)

どうですか?
何やら、「スチャチャチャ」と隣の部屋から
漏れ聞こえているようなリズムを刻む音が!
実はこの音、ほんとにかすかな音ですが、
曲の頭から、歌が伸びているところには、ずっと入っているんです。
つまり、ボーカルトラックに、このマシンの音が薄く乗ってしまっているんですね。
ドクター亀田が分析するに、
アギレラはこのリズムトラックを聞いて歌っていたのではないかと予測されます。
バラードなのに、歌のグルーブがうねるのは
このリズムを聞きながら歌ったのではないでしょうか?

では、今日は、その珠玉のボーカルテイクをお届けしましょう。

M. Beautiful / クリスティーナ・アギレラ

Beautiful_クリスティーナ・アギレラ.jpg

ひとつの音楽(楽曲)に潜むいろいろな音の存在。まだまだあります。
レントゲンをあてることによって、
レコーディングの時に、入り込んでしまった音が、
たくさん浮き上がってきます。
たとえば!
ギターのキュキュっという音や、ピアノのペダルを踏む音、リズムをとる足音、
アクセサリーの音(We are the worldのシンディ・ローパーは有名!)。

今でこそハードディスクにレコーディングするの、コンピューターでいくらでも編集して
不意に入り込んでしまった音を消すことができます。
ところが、編集では作れない大切なものがあります。
それは一期一会の「奇跡のテイク」つまり、
レコーディングに神様がおりて来た時の奇跡の空気感です!

そう!レコーディングはスナップ写真。その時の空気も含め
瞬間を永遠にする作業なんですね!

アーティストの演奏や歌が素晴らしかった場合は、
何か問題があった一カ所のために、もう一度演奏をやり直しても、
そのテイクを越える素晴らしい演奏がレコーディング出来る保証はありません。

ちょっとしたミス、偶然レコーディングされてしまったノイズ。
たとえレントンゲンで浮き上がってきそうな音でも、アーティスト本人が
イケている!って思える力強い楽曲やテイクをレコーディングすることが重要なんですね。


とはいえ、
人間の耳はすごい!耳をすませば、X線の必要なしで
いろんな音を感じ取ることができる!だから音楽はいつまでも愛されるのかもしれません!


「BEHIND THE MELODY〜FM KAMEDA」
今週もありがとうございました。
来週月曜日は、ボブ・ディランにフォーカスを当ててお送りします。


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STAFF| 18:31 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2014年03月26日

ブラックミュージックを超えたポップスターライオネル・リッチー

こんにちは! 亀田誠治です。
「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。

この番組は、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されているのには、
一体どんな秘密があるのか?
毎日レコーディングやライブで音楽に接している、
僕、亀田誠治が解き明かそう! 
そんな番組です。

第389回目のテーマは…

ブラックミュージックを超えたポップスター
ライオネル・リッチー

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きょうは、明日から27年ぶりの来日公演をおこなう
ライオネル・リッチーに注目します。

ライオネル・リッチーは、グループ、ソロ、音楽プロデューサーと、
幅広いフィールドで成功した数少ないアーティストです。
なんとアルバムのトータルセールスは、1億枚を超えています!

そんな彼は、1949年生まれの64歳。
1968年にコモドアーズを結成、あのモータウンレコードと契約し、
最初の仕事は、ジャクソン5のライブツアーでのサポートだったそうです。
ライオネル・リッチーは、当時サックス!を担当していました。
(こんなビハインドストーリーがあるんだなぁ)

その後コモドアーズは1973年、
アルバム「マシンガン」でデビューを飾ります。
スポーツイベントや映画のBGMで定番のこの曲、
皆さんも聞き覚えありますね!
この「マシンガン」によって
コモドアーズはデビューしていきなり、
人気アーティストの仲間入りを果たします。

そして、コモドアーズの人気を不動のものにしたのは、
ライオネル・リッチーの甘い歌声をフィーチャーした「EASY」です。
この曲は、全米4位を記録しました。
これまで、ファンク色の強かったコモドアーズでしたが、
この曲をキッカケに、POPでキャッチーなR&B路線になってゆくんですね!

作曲を手がけたライオネル・リッチーは
「EASY」をきっかけに、メロディーメイカーとして認められ、
数多くのアーティストに楽曲提供をするようになります。

例えば、1980年の全米NO.1ソング、
ケニー・ロジャースの「LADY」ですね!
カントリー界でのスターだったケニー・ロジャースを
ポップシーンでも一躍有名にした曲ですね!
白人のカントリー界のスーパースターに、
黒人R&Bアーティストが曲を書く。
これは、当時革命的なことでした。

ライオネル・リッチーの書く曲は肌の色を越えたのですね!

ここに、全米の音楽業界が注目したのです。
これが世界的ヒットを量産する
ポップスターへの座に、ライオネルを導きます!

この頃のライオネル・リッチーは旬です!
油が乗ってきました!
翌年には、ダイアナ・ロスとデュエットした「エンドレス・ラブ」が
全米NO.1ヒットとなりソングライター、
ボーカリストとしての人気もつかみます!
さあ、メロディーメイカーとして、そして、
シンガーとしてのライオネル・リッチーの
魅力がみっちり詰まったこの曲を聞きましょう。懐かしい!

M. エンドレス・ラブ / ライオネル・リッチー&ダイアナ・ロス

エンドレス・ラブ-ライオネルリッチー&ダイアナロス.jpg   


そして、満を持して、1982年、ライオネルは、
コモドアーズを脱退しソロデビューを果たします!

ソロデビューシングル「トゥルーリー」がいきなり大ヒット、
こちら、グラミー賞で
「Best Male Pop Vocal Performance」を獲得します!

そして、翌1983年のアルバム「オール・ナイト・ロング」も大ヒットし
R&Bシンガーというだけでなく、
アメリカを代表するスーパースターとなったんですね!!!
当時の活躍は、「オフ・ザ・ウォール」「スリラー」と大ヒットを飛ばした
マイケル・ジャクソンの快進撃ともシンクロしています。

まさに、時代が黒人ポップスターの登場を受け入れた時期ですね!

そして、ライオネル・リッチーの快進撃は、まだまだ続きます!

1985年、マイケル・ジャクソンとの共作で、
USAフォー・アフリカのチャリティー曲、
あの「ウィ・アー・ザ・ワールド」を作曲するのです!

「ウィ・アー・ザ・ワールド」といえば、
マイケルの曲というイメージですが、
プロデューサー、クインシー・ジョーンズは
最初にライオネル・リッチーに作曲の依頼をしているんですよ!
それだけ、彼は、信頼されていたんですね。
みなさん、「ウィ・アー・ザ・ワールド」の
ミュージックビデオ、覚えていますか?
あのそうそうたるのスーパースターたちの中で、
ライオネル・リッチーが名誉あるトップバッターをつとめたのは
こんなビハインドストーリーがあったんですね!

そんな、たぐいまれなメロディーメイカー、ライオネル・リッチーですが、
アルバム『セイ・ユー、セイ・ミー(Dancing on the Ceiling)』を
リリースした後、
一旦、表舞台から退いてしまいます。

その理由は、故郷の父親の介護に専念するため。

こんな家族を大切にするところにも、スーパースターであるとともに
人間的にも信望の厚いライオネル・リッチーの素顔が見えてきます。

そして、ライオメル・リッチーは
1992年、「BACK TO FRONT」で活動を再開。
現在もバリバリ現役で活動をして、
今回の来日に繋がります!
来日公演、めちゃくちゃ楽しみ!

「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」、
明日は、いろんな楽曲の内側を分析する
亀田博士の音楽レントゲン!?をお届けします!
お楽しみに!

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2014年03月25日

街づくりと音楽の関係

こんにちは! 亀田誠治です。
「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。

この番組は、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されているのには、一体どんな秘密があるのか?
毎日レコーディングやライブで音楽に接している、
僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

第388回目のテーマは…

街づくりと音楽の関係

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〜「環状第2号線(新橋・虎ノ門間)開通記念ウォーキングイベント」参加の模様〜

サッシャ:
 亀田さん!ついに、ウォーキングがスタートしました!

亀田:
 ちょっともう、いいお天気で!
 正面に虎ノ門ヒルズが見えていますね。
 ワクワクする〜!
 アーチをくぐって、トンネルに入っていきます。

WalkingEvent_Arch

サッシャ:
 今日3月23日は特別なイベントということなんですが、
 開通後は人は通行できない!自転車もダメ!
 ということですから!

亀田:
 記念すべき第一歩ですよ、僕たち!

サッシャ:
 目の前にこれ、トンネル名もついてますね?

亀田&サッシャ:
 「築地虎ノ門トンネル」!

WalkingEvent_Tunnel

亀田:
 僕たちは築地側から入っています。抜けると虎ノ門に出るという。

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亀田:
 はい、こんな感じで…
 実はね!一昨日の日曜日、3月23日。
 サッシャと一緒に、出来たてのトンネルの中を歩いてきました。ね?

WalkingEvent_Kameda_Sascha

サッシャ:
 亀田さん、今のオープニングの1分ぐらいを録るために、
 私たちしゃべり過ぎてテープが1時間になってたという…(笑)
 感情が昂り過ぎ!

亀田:
 環状2号線の「環状」が「感情」なんじゃないかという(笑)

サッシャ:
 それにしても、お忙しい亀田さんが取材にいらっしゃるなんて!
 参加なさったのはなぜですか?

亀田:
 実は僕、都市とか、街とか、そういったものが大好きなんです。

サッシャ:
 亀田さんが熱く、そして詳しく語ってらしてビックリしたんですけど。
 昔からなんですか?

亀田:
 まず、地図を見るのが好きで。
 地図から空想でその上の空間を膨らませていくのが好きなんですよ。
 幼少時、大阪に住んでる時から東京の地図を買って、
 港区とかを開いて、ビルが建っている様子を想像するわけ。

サッシャ:
 “エア”Googleマップ、してたんですか!?

亀田:
 そう。小学校5年生ぐらいで。
 僕は、部屋で「FM KAMEDA」もやってましたし、都市計画もやってましたし、
 非常に忙しい小学生でしたね。

サッシャ:
 (笑)
 てことは、今も音楽と同じぐらい、
 街づくりや都市計画に興味があるってことですか?

亀田:
 あります!大好きです!
 あのね、法則が見えてくるんですね。
 例えば、地下鉄はたいてい、大きな道路の下を通っていて、
 主要な街に駅がある。
 で、高速道路も大きな道の上か、川の上を走っている。
 この構造がわかった時に、
 「もう1本、ここに高速をひくと便利になるのにな」とか、
 「なんで、渋谷と六本木の間に地下鉄が走ってないんだろうか」とか。
 そういうことを空想しちゃうんです。信号待ちの間とかに(笑)
 でも、時々思うんですけれど、
 僕は今、プロデューサーとして音楽を作っているじゃないですか。
 音楽を組み立てていく時の脳のプロセスと、
 こうやって都市のこと、街のことを考えるのってすごく似てるんですよね。
 ポイントは、
 「より良いものを目指して、
  今起こっている問題を解決するアイディアを集めていく」っていう。
 そこに集約されるんですね。

サッシャ:
 しかも東京は密集してますからね、問題の解決が非常に難しい。

亀田:
 そう。
 その、共存、共生の仕方を考えるっていうのが、
 音楽を作っているのとそっくりなの。
 音楽って、ドラムやベース、ギターやピアノなど、
 たくさんの音が、一つの曲の中に入っている。
 それぞれの楽器に大切な役割があるんです。
 僕たちミュージシャンは、どうすればそれらの音が共存できるか?
 それをちゃんと考えながら作っていかなきゃいけない。
 それが街づくりと共通していて。
 音って低音から高音まであって、
 まさに、都市の立体的な構造とそっくりなんです。

サッシャ:
 おぉ!地下から地上200mぐらいまでとか?

亀田:
 そう!
 例えば今回完成する、環状2号線の新虎トンネルは、
 虎ノ門ヒルズの地下を通っています。
 地下は、英語で「basement」といいますよね。
 そう、新虎トンネルはベースの役割、この街の重低音なんです。
 となると、虎ノ門ヒルズの1階あたりは、ドラム!
 ドラムも色々高さがあるからね!
 3階、5階、10階ぐらいまで、シンバルとか色々あるかもしれない。
 で、オフィス層あたりはギターかなとか。
 その上、見晴らしのいい中に中層階、高層階の住居があって、
 最上階のホテルは、キラキラ輝くストリングスみたいな。
 こうやって考えると、音楽の構造と街や都市の構造って似てるんですよ。

サッシャ:
 なるほどー!
 ということは、街の変化と音楽の変化っていうのも共通しているし、
 あと、時代の変化もありますよね。

亀田:
 そうなんです。
 トンネル内のウォーキングイベントに参加した時に
 江戸時代の武家屋敷の埋蔵品とか出てきましたよね。
 都市って、必ず前の時代から「人々の暮らし」というバトンを
 引き継いでいくんです。
 これって、音楽もまったく同じ。
 例えば、ジャズが生まれて、そこからリズム&ブルースが生まれて、
 ロックが生まれていったように、
 音楽も、必ず前の時代の、偉大な先人たちのDNAを引き継いで、
 それをさらに進化させていく。
 そういうところも、そっくりなんです。

サッシャ:
 突然できるわけじゃないですもんね。

亀田:
 時代や歴史にフィットするように、人々の生活と一緒に歩んでいく。
 音楽も色んなかたちに変わっていくじゃないですか。

サッシャ:
 時代に合わない音楽っていうのは違和感があるし、
 時代に合わない街っていうのもちょっと違和感が生まれるっていう。

亀田:
 そう。ちょっと先をいって、また次の世代に繋げていくっていうのが、
 すごく重要かなって思うんですよね。

サッシャ:
 さあ、今日は亀田さんに曲を選んでいただきたいんですが。

亀田:
 日曜日に開通イベントに参加した時、
 澄み切った青空にとけ込むように、虎ノ門ヒルズが凛として建っていて、
 僕はそれを見て、
 ここに、たくさんの人の生活が繋がって、
 虎ノ門っていうエリアだけではなく、東京中、日本中に、
 この空が繋がっているんだろうなと思いました。
 今日選んだのはこの曲です。

M. 東京の空 / 小田和正

どーも - 小田和正

サッシャ:
 日曜日、トンネルを抜けた時に、
 虎ノ門ヒルズに東京の空が写り込んでいて、
 存在感のある建物なんだけど、すごく街と空に調和しているなって
 思いました。

亀田:
 そう、すごいとけ込んでるの。
 なんか、エラそうな感じがしないんですよね。慎ましやかっていうか。
 素敵でした。

 「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。
 今日は、J-WAVEのスタジオを飛び出して、
 まさに生まれ変わろうとしている街、虎の門エリアからお送りしました。
 ここまでのお相手は、亀田誠治でした!

Kameda_Sascha_Toranomon

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2014年03月24日

アーティストが知りたい“音楽のヒミツ”!〜ハマ・オカモトのギモン

こんにちは! 亀田誠治です。
「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。

この番組は、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されているのには、一体どんな秘密があるのか?
毎日レコーディングやライブで音楽に接している、
僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

第387回目のテーマは…

アーティストが知りたい“音楽のヒミツ”!
〜ハマ・オカモトのギモン

この番組「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」では
ラジオの前のアナタから「音楽に関するギモン」を募集していますが、
今日は…アーティストからの「音楽のギモン」に答えてみたいと思います。

本日、ギモンを投げかけてくれるのは、この方です!

★ハマ・オカモトさん =========

亀田さん、そして「FM KAMEDA」をお聞きの皆さん、こんにちは!
OKAMOTO'Sのハマ・オカモトです。

====================

ハマくん!
5月に行われます「第二回亀田杯 ベース選手権大会」
ゲストとして登場してもらうハマ・オカモトくん。
ご存知、OKAMOTO'Sのベーシストです。

そんなハマくんからの「音楽のギモン」、さっそく聞いてみましょう。

★ハマ・オカモトさん =========

今日は、僕から亀田さんに「音楽のギモン」を投げかけたいと思います。

今回、「亀田杯 ベース選手権大会」が行われるわけで、
言い換えればオーディションということでございますけれども…
ベースのフレーズね!大事な一つだと思うんですけど。

亀田さんに普通に質問してもあれなんで、挑戦状じゃないですけど、
OKAMOTO'Sに「The M Song」という曲がありまして、
その「The M Song」っていうのは、デビューして5年経ちますが、
唯一5年間の中で、メンバーから「こういう風に弾いてくれ」と
オーダーがあった曲でして、
それが、
ザ・ゴールデン・カップスのルイズルイス加部さんって方がいまして、
僕も大好きなベーシストなんですけど、
その加部さんが、「銀色のグラス」って曲がありまして、
その「銀色のグラス」みたいなベースラインを弾いてくれって
オーダーがありまして。
僕も大好き過ぎて、ものすごい悩んで寝れずに考えたフレーズなんですよ。

で、僕、結構気に入ってまして、
「これ、ホントかっこ良くね?」ってずっと思ってるんですけど(笑)、
亀田さんだったら、どう弾くのかなって。
「The M Song」ぐらいのBPMの楽曲に対して、
亀田さんも今回ね、亀田さんが提案したリズムトラックに対して
ベースを入れてくるものをオーディションするわけですから、
若さあふれるOKAMOTO'Sの「The M Song」という曲のベースを、
亀田さんだったらどうやって弾くのか?
まぁ、亀田杯に出る方もヒントになるというか…
「あ、亀田さんこういうものに対してこうやってアプローチするのか」
という風に、みんなのためにもなると思うので、
なんか強引ですけど、亀田さん、よろしくお願いいたします!
お待ちしております!

以上、ハマ・オカモトでした。

====================

はい、ハマ・オカモトくん、ありがとうございます!
ハマくんからのギモン、というかオーダーは、
OKAMOTO'Sの「The M Song」のベースラインを
僕、亀田誠治が弾いたらどうなるのか?
というものでした。

これって、もしかして、ハマ君からの挑戦状!?
いえいえ、つまり…
これは「亀田杯 ベース選手権」を前に、
(1) そもそもオーディションとはなんぞや!?
(2) 課題に対してどう取り組めば良いのか?
を僕に説明してくれって…
OK!!
もちろん受けて立ちます!

では、まずハマ君から僕への課題曲となっている
OKAMOTO'Sの「The M Song」、聞いてみましょう。

M. The M Song / OKAMOTO'S

オカモトズに夢中 - OKAMOTO'S

OKAMOTO'S、「The M Song」でした。
スピード感のある、かっこいいイケイケナンバーですよね。
てか、ベースうまいよ、ハマくん!!

「この曲のベースライン、亀田さんだったら、どう弾く?」という
ハマ・オカモトくんからの「疑問」、「課題」?
さっそく応えていきましょう。

まず、オーディション。
目の前にたくさんの審査員がいて、机に座って自分のことを審査する!!!
あ〜、明らかに上から目線だ〜〜〜、ドキドキ、ドキドキ…
これだけでビビってしまいそうです…けど!

実は、オーディションってね、
新しい才能、未来の人材を探すために行われるんですね。
だから、審査する人は、
その場のミスや失敗なんて、全然気に留めていないんです。
それよりも、その人の「人間の幅」を見ている。
その人に、どんな個性があって、
これから先、どれくらい伸びていく力があるかを見ているんです。

だから、今回は僕も、ハマくんが審査する僕のベースラインに対して、
僕らしさを出すことだけに集中しました。

とはいえ、自分らしさ?個性?
これは一夜漬けでは生まれるものではありません。
ローマは一日にしてならず!
自分が生きている間に、音楽や楽器と向き合ってきたすべての経験と時間が、
その人らしさに繋がっていきます。

つまり、自分らしさとは、その人が普段からどんな生き方をしているか!?
ということなんです。

というわけで、よし!ふっきれた!
「今回の俺は、自分らしくいくぜ!」

とはいえ、今回の「お題」は「OKAMOTO'Sの曲のベースラインを考える!」
ここを見逃すと、オーディション失格です。
例えば、「ダンスオーディション」に「ベース」で応募しちゃったら
恥ずかしいでしょ!?

というわけで、今回僕は、「自分らしさ」だけでなく、
この曲と苦楽を共にしたメンバーの顔を思い浮かべました。
ショウ君(Vo)、コウキ君(g)、レイジ君(ds)、
つまり、OKAMOTO'Sの一員になったつもりで弾きました。

もちろん、ザ・ゴールデン・カップスの「銀色のグラス」も聞きましたよ。
グループザウンズっぽい甘酸っぱさに、テクニカルな速いパッセージ!
ポイントはこれだ!

というわけで…
僕、亀田誠治がOKAMOTO'Sの「The M Song」を弾いたらこうなりました!

♪ OKAMOTO'S「The M Song」〜亀田誠治によるベースライン、完成デモ!

ハマくん、どうだったかな?
ハマ君のベースとは違った、カメダ・オカモトになれたかしらん!?
僕、亀田が弾いたベースライン、ハマくんの元に届けるので、
ぜひ審査してくださ〜い!

そしてベース・プレイヤーの皆さん、
よかったら、「第二回亀田杯 ベース選手権大会」に参加してみませんか?
応募の締め切りは3月31日(月)!まだ一週間ありますよ!
詳しくは「第二回亀田杯 ベース選手権大会」のウェブサイトをご覧ください。


「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。
明日は、「街と音楽」というテーマでお話します。
お楽しみに!


♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪

亀田誠治オフィシャルサイト『亀の恩返し』では、
動画やリリース情報などなど最新情報が載っていますので、ぜひチェックを!

STAFF| 14:12 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2014年03月20日

アナログレコードができるまで! Part 2

こんにちは! 亀田誠治です。
「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。

この番組は、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されているのには、一体どんな秘密があるのか?
毎日レコーディングやライブで音楽に接している、
僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

第386回目のテーマは…

アナログレコードができるまで! Part 2

はい、今日3月20日は「LPレコードの日」ということで、
「大人の社会科見学」シリーズ、
「アナログレコードができるまで! Part 2」!

昨日は、レコード作りの「命」とも言える「カッティング」の作業で、
アセテート盤に「FM KAMEDAのテーマ」を焼いてもらうところまで
お聞きいただきましたが、今日は、その後の工程!
マスター盤、マザー盤、スタンパー盤を作る「メッキ作業」、
レコードが形成される「プレス作業」、
そして、「包装作業」の仕上げの現場、
つまり、レコードが完成して出荷されるまでを追っていきたいと思います!

====================

*メッキ作業

最初に、ラッカー盤の表面に銀をつける作業があります。
大元のラッカー盤から、いかに音を変化させずに
レコードプレスまで持っていくかが、ここの役割です。

*プレス作業

アイスホッケーのパックみたい!
これを伸ばして丸くしてレコードにしていくんです。

AnalogRecord_Part2_01

大体、100トンの力がかかり、温度は180度ぐらい。
機械化されてるけど、スピード感がアナログですね。
1枚作るのに約30秒。1台で、1日800枚しか作れない!
デリケートに、丁寧に作られています。
これは、魂宿りますね!

AnalogRecord_Part2_02

*仕上げ作業

ジャケットに入れるのは手作業。最後のビニールがけも手作業です。
あとは、日本盤独特の帯。
外国人の方には「オビ」と呼ばれていて、人気があるそうです。
最後に箱詰めをして運ばれていきます。

====================

はい!
今、各現場の様子を順番に聞いてもらいましたが、
こうやってレコードができていくんですね。

昨日、カッティングしたラッカー盤は、
「マスター」と呼ばれるたったの1枚。
そこからメッキ作業によって、マザー盤、スタンパー盤を作ります。
これを元に、皆さんが手にするレコード盤がプレスされていくんですね。
最後に、ジャケットに入れたりという、仕上げの工程が行われます。

驚くべきことは、部分的には機械化されていても、
これらの工程のほとんどに、職人さんの熟練の技が光っているんですね。
常に細やかに目を配り、丁寧な丁寧な手作業によって、
一枚一枚調整されて作られていくのです!

さて、今日お届けする曲はこちら。
僕が手がけた楽曲も、一部アナログ盤で発売されています。
その多くは限定発売で、発売直後以降は手に入りにくかったりします。

こちらは2010年の作品。アナログ盤で聞くのは久しぶり♪
スピッツのアルバム『とげまる』から「シロクマ」!

M. シロクマ / スピッツ

AnalogRecord_Part2_03

いや〜、やっぱりCDで聞くのと全然違う!
ラジオで聞いていても、その違い伝わるかな???

では、最後に東洋化成の小林美憲さんに、まとめのお話を伺いました。

====================

亀田:
 今、アナログレコード作りに関して、どのような想いを持っていますか?

小林:
 もう、国内唯一となってしまいましたので、
 まずは、アナログレコード作りを守り抜くということと、
 あとは、若い方々にレコードの良さを広めていきたいなと。
 そういう想いで頑張っています。

亀田:
 単純に、いい音ですもんね。
 アナログ盤って、情報量がとにかく多いんですよ。

小林:
 明らかにデジタルの音とは違う鳴りで。
 両方に良さがあり、向き不向きもあるけど、
 違う良さがあるということですかね。

亀田:
 一番印象に残ったのは、
 10代、20代のクリエイターが作った音楽を、
 ベテランの、熟練の技術者の方々が、
 一生懸命、心を込めてプレスしてくださっているところを見て、
 ここで、音楽の良い繋がりが生まれているんじゃないかなって。
 アナログレコードを作るってそういうことなんじゃないかな、
 とも思いますね。

小林:
 そうですね。
 作っている我々が常にそれを感じていて、
 その良さを、もっと色んな方々に知ってもらえるように、
 これからも努力していきたいと思います。

亀田:
 僕も、アナログの良さを広く伝えていきたいと思います。
 小林さん、どうもありがとうございました!

小林:
 ありがとうございました。

AnalogRecord_Part2_04

====================

一つ一つ手作りで作られているこのアナログ盤が
今でも作り続けられているのは、
一音一音手作りで作られている音楽と相性がいいからなんですね。
だから、音楽の一番大事な部分、
つまり、ハートを大切にしているアーティストは、
アナログ盤で作品を出すことを決して止めないのだと思います。

アナログレコード。
この素晴らしいサウンドと熟練の技を、
未来の音楽のために、ぜひとも残していきたいですね!

皆さんもこれを機会に、
アナログレコードの音に触れてみてはいかがでしょうか?


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STAFF| 16:11 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2014年03月19日

アナログレコードができるまで! Part 1

こんにちは! 亀田誠治です。
「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。

この番組は、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されているのには、一体どんな秘密があるのか?
毎日レコーディングやライブで音楽に接している、
僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

第385回目のテーマは…

アナログレコードができるまで! Part 1

====================

亀田:
 「FM KAMEDA」、 今日は「アナログレコードについて知りたい!」ということで、
 日本で唯一のアナログレコードプレスメーカー、
 <東洋化成>の横浜市鶴見区にあります工場にお邪魔しています!

====================

AnalogRecord_Part1_01

改めまして、こんにちは!
亀田誠治です。

今日の「FM KAMEDA」は、「大人の社会科見学」シリーズ!
テーマは「アナログレコードができるまで! Part 1」です。

明日、3月20日は、
63年前にLPレコードが日本で初めて発売されたことから、
「LPレコードの日」となっています。
だったら、実際にアナログレコードができる工程を見に行っちゃおう!
ということで、現在、日本…いや、アジアで唯一となった
アナログレコードプレスメーカー<東洋化成>の工場へ潜入してきました!

====================

亀田:
 まずは、レコードの「命」とも言える「カッティング」の作業です。
 ここで、なんと!
 「FM KAMEDAのテーマ」をカッティングしていただけるとのことで…
 今日は音源を持ってきました〜!
 よろしくお願いします!
 今日のカッティングエンジニアさんは、西谷俊介さんです。

西谷:
 よろしくお願いします。

亀田:
 まさにココで、音がレコードに刻まれるんですね…!
 長い長いアナログレコードの歴史の中で、進化していることもあるんですか?

西谷:
 現代ですと、レコーディング技術もデジタル化に進化しましたが、
 そういった音源を元にレコードをカットすることがほとんどですので…。

亀田:
 元はデジタルで収録されているものに対して、
 最終的にアナログになるってことですよね。

西谷:
 そうですね。これがレコード全盛期の70年代の時ですと、
 大体はマスターテープからカッティングすることがほとんどだったんですが、
 今はレコードよりも後に出た「デジタルメディア」をマスター(元)にして
 カッティングすることが多くなったので、
 それに対して上手く溝が刻めるかというのを、
 スタジオでも音の検証をしています。

亀田:
 技術革新というか、へぇ…!

西谷:
 あとは、レコードの材料、塩化ビニールも、
 70年当時の材料とも変わってきていまして。
 当時使っていた薬品や材料が、今は使えなくなっているものもありまして。

亀田:
 時代とともに、「この材料は使っちゃいけない!」みたいな?

西谷:
 薬品の有毒性であったり、環境問題も関係しつつ、素材は変化しているんです。

亀田:
 そういう問題にも対応してレコードは作られていくんですね。
 僕ね、アナログレコードの独特な塩化ビニールの匂いが好きで!
 毎回嗅いじゃうんですよね(笑)
 でも、匂いの変化も当然…?

西谷:
 あります。
 匂いに関しては、レコードもそうなんですが、
 こちらのカッティングスタジオで作業する際に、
 お客様からマスター(元)音源を預かり、
 何も刻まれていない「ラッカー盤」というツルツルのプレートに溝を刻むんですが、
 この「ラッカー盤」も匂いが独特なんですね。

AnalogRecord_Part1_02

亀田:
 じゃあそれでは、さっそくカッティング作業に…。

西谷:
 入らせていただきます!

亀田:
 よろしくお願いします!!
 「FM KAMEDAのテーマ」は、全くアナログにカッティングされることを想定せずに
 作られている、オールデジタル音源です。

西谷:
 ではモニターをしていきます…。

亀田:
 今、西谷さんがつまみをいじって、音を調整してくださっていますね…。

AnalogRecord_Part1_03

亀田:
 今度はカッティングマシーンに移られて…、
 入力レベルを調整しているんですかね…、
 …、えっ!もう始まってる!?

AnalogRecord_Part1_04

西谷:
 だいぶ溝が左右に…

亀田:
 太くなったり細くなったり、うねっていますね!
 素敵です!感動しました!

西谷:
 ラッカー盤、よろしかったら持ち帰って聞いてみてください。
 ラッカー盤は、再生回数が20回を超えると、
 溝が削れてノイズが入ってくる場合がありますので、
 限界は、30回くらいまでしか聞けないかもしれません。

亀田:
 ありがとうございます!有りがたく頂戴します!

====================

では、さっそく聞いてもらいましょう!

M. ラッカー盤「FM KAMEDAのテーマ」 / 亀田誠治

AnalogRecord_Part1_05

皆さん、アナログレコードで聞く「FM KAMEDAのテーマ」はどうですか?
いつも聞いている「FM KAMEDAのテーマ」と全然違いますよね!?

例えば、この「FM KAMEDA」のテーマは、基本打ち込みで作られているんですね。
僕の弾いているベース以外は、シンセのようなデジタル音源で作られています。
つまり、アナログでヒューマンな楽器は、僕が弾いているベースしかないわけです。

ところが、それがアナログ盤になった途端に、
デジタル信号で記録されたものが、
針と盤というリアルなアナログの振動に変換されるので、
すべての楽器に息吹が吹き込まれるんです。
手と手を繋ぐ感じ。
体温がちょっと上がって、生き生きと躍動的な感じになるんですね。
孤軍奮闘していた僕のベースに味方ができたんですね!

打ち込みにバンドサウンドのような温かみと迫力が出る!

この息吹が吹き込まれる感じは、他のデジタル楽器にも言えていて、
今までデジタルという、数値で割り切られていた音域、
切り取られていた周波数帯域の始まりと終りが曖昧になるんです。
その結果、サウンドのクリアなトゲトゲしさや角がとれて、
良い意味で温かさが生まれるんです。
それが、結果として立体的、全部の間口が広がった感じを生んでいるんですね。

ラッカー盤に、音の溝が掘られて行くのを見ていると、
それはまるで、
「音楽が、瞬間から永遠に刻み込まれていく場面」
を見ているような気持ちになりました。
そして、実際アナログ盤の音を聞いていると、
なぜ、多くのアーティストが未だにアナログ盤を出すのかがわかる気がします!
僕らが、実際にスタジオで弾いている時の楽器の音や歌を、
空気と一緒に感じることができるからです。

アナログ盤には、数値では割り切れないことも包み込んでしまう、
包容力があるんですね。


ということで、今日は、カッティングの作業の模様をお届けしました!
明日は、レコードが出荷されるまでの作業工程を見ていきます!
お楽しみに!


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2014年03月18日

「竹の子族」は今につながっている!

こんにちは! 亀田誠治です。
「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。

この番組は、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されているのには、一体どんな秘密があるのか?
毎日レコーディングやライブで音楽に接している、
僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー、
今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!

第384回目のテーマは…

「竹の子族」は今につながっている!

「竹の子族」。
皆さん、このコトバ、ご存知ですか!?

竹の子族とは、
1980年代初頭に原宿の歩行者天国で独特な衣装をまとって集まり、
ディスコサウンドに合わせて踊っていた若者たちのこと。

その最盛期は、1980年〜81年。
休日のホコ天(歩行者天国)には、およそ50のグループ、5000人が踊り、
それを見る人々が10万人も集まったと言われるほどの社会現象となりました。

当時、僕は16歳。まさに…リアル竹の子族世代。
竹の子族には入ってませんでしたよ!
けど、ちなみに、ちょっと恥ずかしけど、高校の遠足は「原宿」でした!

この頃、僕はバンドに夢中でしたが、
この竹の子族と原宿がキラキラしていた時代のことならお任せください!

BGM: Hello Mr. Monkey / Arabesque

はい、聞こえてきました〜。
竹の子族は歩行者天国(ホテ天)の路上で、
こんなディスコサウンドをラジカセで大音量で流しながら、
それを囲むように踊っていたんですね。

注目すべきは、その衣装!
金・銀のラメが入った派手派手の衣装は、
どこか「着物」や「モンペ」を感じさせる「和風」な装いです。

で、この竹の子族の着る専用の衣装を売っていたお店があったんです。
その名も、「ブティック竹の子」。
実は、このお店がオープンしたのが、
まさに今から36年前の今日、1978年3月18日なんです。

さあ、今日は、「ブティック竹の子」がなければ、
今の原宿ストリート発の若者カルチャーはなかったかも知れない!
という“仮説”のもとに、お話をしてみたいと思います。

まず、竹の子族に欠かせないのが…

(1) ファッション
一発で竹の子族とわかる衣装があった!
竹の子族にエントリーするためには、このオンリーワンの衣装が必要だった。
衣装、つまり、まずはファッションありき!

次に、竹の子族に欠かせないのが…

(2) 音楽
ファッションを身にまとい、そこで行われるのは、ダンス!
竹の子族はその中心にダンスと音楽があったというところも見逃せません。

そしてもう一つ、竹の子族と言えば…

(3) 社会現象
ここから、アイドルやタレントが続々と誕生!
沖田浩之、清水宏次朗など、カリスマ芸能人を生み出した!
つまりソーシャルな発展になっていったんですね!

つまり、オンリーワンのファッションと音楽がリンクして、
当時の最先端の若者カルチャーとなり、
アイドルやカリスマを輩出した!
あれれ?これって、今の原宿カルチャーとまったく同じですね。

そう!
つまり、竹の子族は、
今の『音楽カルチャームーヴメント』を作り出すための雛形を作ったのです!

竹の子族は、1980年代初頭のピークを境にして、
その勢いは徐々に衰退していきますが、
実は、竹の子族が残したこの「雛形」が当てはまるもの、結構あるんです!

竹の子族から分岐して、数々のストリートパフォーマンスブームが生まれます。
一世風靡セピアの出現、
ジュンスカなどに代表されるホコ天バンドブームもやってきます。
その他にも、ローラースケートブーム(光GENJIの出現?)、
そしてブレイクダンスブーム!
これはHIP HOPに繋がっていきます!

と、色々なムーヴメントが起こります。
中には仕掛けられたものもあるかもしれませんが、
どれもが「ストリート×音楽×カリスマの出現」のキーワードで
拡散していったことは見逃せません!

今の原宿ストリート発で言うと!
「きゃりーぱみゅぱみゅ」もこの延長線上にあることがわかります。

ここで1曲お届けしましょう。
きゃりーの登場はホントにインパクトがありましたね!

M. PONPONPON / きゃりーぱみゅぱみゅ

もしもし原宿 - きゃりーぱみゅぱみゅ

今でこそ、ネットでコミュニティーを共有できますが、
当時はインターネットもスマホもありません!
竹の子族のコミュニティーは、いわば完璧な「リア充」です。

つまり、竹の子族は、
リアル社会での「繋がり」が大前提にあったわけですね!

あれほしい!あれやりたい!
つまり、小さな波が起こっていて、そこから、
「自分もあの輪の中に入りたい!」
と思わせるのが若者カルチャー。
これは、どの時代にも共通なんですね。
その波が重なって行くうちに、
「原宿」というリアルな聖地が必要不可欠になっていったのです。

ちなみに現在でも竹下通りに「ブティック竹の子」はあるようで、
今はコスプレ衣装を主に扱っていて、竹の子族の衣装とは関係ないようです。


「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。
さて、明日は、LPレコードのヒミツに迫ります!
なんと、僕、亀田誠治が、レコード製造業者の工場に潜入取材!
お楽しみに!


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2014年03月17日

コミックと音楽の関係

こんにちは! 亀田誠治です。
「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。

この番組は、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されているのには、一体どんな秘密があるのか?
毎日レコーディングやライブで音楽に接している、
僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー、
今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!

第383回目のテーマは…

コミックと音楽の関係

今日、3月17日は、
1959年に、日本初の少年向け週刊誌、
「少年マガジン」、「少年サンデー」が発刊された記念日なんです。
「漫画週刊誌の日」です。

「コミックと音楽の関係」というテーマでお送りするのですが、
今日はゲストの方をお迎えしています!

青木:
 こんにちは!はじめまして、漫画家の青木琴美と申します。

亀田:
 青木先生の大ヒット作『カノジョは嘘を愛しすぎてる』は昨年、映画化され、
 僕も音楽プロデューサーを担当しました。
 改めて、映画の感想はいかがですか?

青木:
 もう素敵でした!本当に感動と喜びだけですね。
 漫画って音楽聞こえないじゃないですか。
 それを皆さん、ゼロから作ってくれて…。

亀田:
 あの、僕、覚えているのは、
 青木先生が試写会とか完成パーティーの時に、
 超感動して、「ありがとうございます」ってすぐ泣いちゃうの!(笑)

青木:
 もう、感謝の気持ちがいっぱいになっちゃって!感動が止まらなくて。

亀田:
 僕も音楽を作る立場として、青木先生と一緒に色々な課程を積み重ねました。
 オーディションやレコーディング現場を先生が見に来てくれて…。
 「絵を描く参考にさせて下さい」って。
 僕ね、映画化の前から『カノ嘘』をファンとして読んでたんですけど、
 描写が凄く丁寧!
 物凄く細やかに場面が描写されていて、
 そこに恋愛ドラマ、人間模様が繰り広げられているんで…。
 どのような取材をなさってるのですか?

青木:
 本当に分からない世界なので…。
 音楽をやっている方にお話をきいて、写真を撮らせてもらったり。
 でも、この漫画を描くまで、
 ベースの弦が4本、ギターの弦が6本って知らなかった(笑)
 それくらい素人なんですよ、本当に。
 凄く取材をして、勉強しました。まだまだ勉強不足なんですけど。

亀田:
 リスナーのみんな、人生勉強ですよ!
 それと、「小枝理子」を決めるオーディションの時も、
 オーディション会場に青木先生がやってきて、
 もうパシャパシャ写真を撮られていて…。

青木:
 二度と無い機会なんで(笑)
 実際にその場所で感じた雰囲気は、
 次に漫画でオーディションの場面を描く機会がある時に、
 凄く反映されることなんで…。

亀田:
 現場に行かなきゃダメなんですね。
 本当にスタジオ中ウロウロされてて(笑)

青木:
 はい(笑)

亀田:
 でも、そうやって細やかに描写した漫画からこの映画が生まれました。
 今日は青木先生にもそこから1曲選んでいただきたいんですけど…。

青木:
 ここはやはり、CRUDE PLAYの「卒業」をお願いします!

M. 卒業 / CRUDE PLAY

カノジョは嘘を愛しすぎてる〜MUSIC BOX〜

亀田:
 『カノ嘘』を描いてきて、
 音楽に関わる人間模様を描くことで気づいたことはありますか?

青木:
 何かやっぱり…「絆」なんだなって。
 亀田さんが以前、「バンド(BAND)」の語源は「ボンド(bond)」だって
 おっしゃってて。そうなんだ〜…って、凄く納得できて。
 映画の役者さんも凄く絆がありましたよね。
 リアルの人が集まって、そこで生まれてくる様子を見せられると、
 漫画でも描きたいと思って。
 CRUDE PLAYのメンバーでも、描かれきれてないキャラクターも
 一人一人ちゃんと描いてあげようと思って、
 そういうエピソードを入れ始めたりしていますし…。

亀田:
 それも新しい続編に入ってるんですね。あ〜、楽しみだなあ!
 これからもステキな漫画を描き続けてください!

青木:
 ありがとうございます。頑張ります!


♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪

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STAFF| 14:26 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2014年03月13日

進化し続けるアーティスト、佐野元春!

こんにちは! 亀田誠治です。
「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。

この番組は、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されているのには、一体どんな秘密があるのか?
毎日レコーディングやライブで音楽に接している、
僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

第382回目のテーマは…

進化し続けるアーティスト、佐野元春!

BGM: アンジェリーナ

はい、佐野元春さん!
なぜに、“進化し続ける”アーティストなのか!?
その魅力を紐解いていきたいと思います!

そして、佐野元春さん、今日がお誕生日です!
おめでとうございます!58歳になられました!

東京は神田生まれの佐野さん。
僕もお会いしたことがあるのですが、
ちゃきちゃきの江戸っ子で、粋なんですよ。
「亀田といいます」なんて自己紹介するとね、
「どこかで君に会っているかもしれないね〜」
なんて返ってくる。

ということで、“進化し続ける”佐野元春さん、
その源流はどこにあるのかを、僕と一緒におさらいしましょう!

BGM: グッドバイからはじめよう

佐野さんの歌詞の持つ文学性、哲学性は、
テレビで「ザ・ソングライターズ」という番組をなさるくらい、
多くのアーティスト、そして音楽ファンから注目されています。

歌詞のテーマ、着眼点が、
文学、テクノロジー、社会問題など様々な部分に及ぶんですね。
もはや自然科学全般!
狭い意味での「ラブソング」に収まっていないんです。
そして、佐野さんの書く歌詞には、物語があります。
常に、現実社会のノンフィクションに基づいた物語を歌っている。
佐野さんの作品は「創造的なフィクション」なので、
僕ら聞き手は、佐野さんの言葉に力強さを感じるんです。

シンガーとしての幅広い表現力も見逃せません。
時に、正統派なロックンロール的なシャウトで感情の高まりを表現したり、
時に、ポエトリーリーディングによって抑制の利いた感情を表現したり、
佐野さんは、その文学的な歌詞を伝えるために、
最適なパフォーマンス、つまり発信の仕方を選択しています。

僕が魅力を感じる“佐野元春式ソングライティング”の一番の特徴は、
佐野さんの歌は、一番二番で歌詞の譜割りが全然違うんです。
多くのロックやポップソングって、
定型を重んじるから、みんなゴロ合わせにはいるんです。
ところが佐野さんの歌詞は、言いたい言葉が必要なら、
語呂や字数を無視してどんどん言葉を詰め込んでいく。
もしくは言葉を省いていく。
そこに、カラフルな景色と、独特なグルーヴが生まれるんです。

今日は、そんな佐野元春式ソングライティングの魔法がいっぱいの
この曲を聞きましょう!

M. YOUNG BLOODS / 佐野元春

Cafe Bohemia - 佐野元春

そして常に進化する佐野さんの
チャレンジャーとしての側面を、ちょっと見て行きましょう!

BGM: SOMEDAY

1983年、アルバム『SOMEDAY』が大ブレイクする中、いきなりの渡米を決意!
音楽シーンの変化を感じ、今後のために音楽ビジネスを学ぶために、
ニューヨークへ行かれたんですね。
一番いい時に、守りに入らず、新しい次のことを始める。
この姿勢から、僕も多くのことを学ばせてもらいました。
そして、当時生まれたての黎明期のHIPHOPに出会い、
佐野さんは、翌年発表のアルバム『VISITORS』で早速ラップを取り入れます。

BGM: COMPLICATION SHAKEDOWN

諸説ありますが、
佐野さんが初めて日本語でラップを始めた人と言われています。
まあ、メジャーアーティストがシーンに影響を及ぼしたという意味では
正解でしょう!

さらに、これ、あまり知られていないことですけれども、
日本で初めてアーティストの公式ホームページを立ち上げたのは佐野さん!
そして、そのホームページ発信で、
インターネットを通じての音楽活動をいち早く展開、
ネットでのライブ中継や、国内初の有料ダウンロード販売を始めたのも
佐野さんなんです。

そして、2004年には、24年間在籍した大手メジャーレーベルを離れ、
自分でレーベルを立ち上げて活動を始めたり、
相変わらず、ジャンル、世代、全てを超えて、
色んなアーティストと共同作業にチャレンジする姿勢!
佐野さんを聞いてきた世代の若手たちをバンドメンバーにしたり、
なんと!先月リリースの最新作は、あの雪村いづみさんとの共演による1枚!

それから、
佐野さんがラジオという媒体をいつの時代にも大切になさっているところも、
僕は、おおいに共感できます。

そして、
『進化し続けること。
 それは、何も“目新しいことをする”ということではない。
 時代と音楽に真摯に向き合っていくことなんだ!』
そんなことを、佐野さんは教えてくれている気がします。

あらためて、ハッピー・バースデー!佐野元春さん!
これからのご活躍、そして、その進化を期待しています!


さて、この番組では、
リスナーの皆さんから「音楽に関するギモン」をお待ちしています。
今さら聞けないアーティストから音楽用語まで、何でも聞いてください!

さらに!皆さんが知りたい・聞いてみたい年代のチャートを振り返る
「BACK TO THE CHART」では、こちらにもオーダーをお待ちしています。
あなたのバースデーや記念日、
その時、世の中ではどんな音楽がチャートを賑わせていたのか?
聞いてみたい人は「いつのチャートを知りたいのか?」を書いて、
この番組のウェブサイトからオーダーしてください。

「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。
来週もお楽しみに!


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亀田誠治オフィシャルサイト『亀の恩返し』では、
動画やリリース情報などなど最新情報が載っていますので、ぜひチェックを!

STAFF| 14:12 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2014年03月12日

心ウキウキ!ホリデーソング!

こんにちは! 亀田誠治です。
「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。

この番組は、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されているのには、一体どんな秘密があるのか?
毎日レコーディングやライブで音楽に接している、
僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー、
今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!

第381回目のテーマは…

心ウキウキ!ホリデーソング!

皆さま、お仕事に、学校に、家事にご苦労さまです!

なんで、祝日でもない今日に、ホリデーソングだって?

実は、3月12日は、
1876年に、官公庁で土曜半休・日曜休日制が実施されたことから、
サンデーホリデーの日になったそうです。
これは、日曜日に礼拝をする外国人の方にとって都合がいいとの理由により、
欧米風の休日制を導入することになったんですね!
(へ〜〜)

もう今はあまり耳にしませんが、
土曜日を「半ドン」と呼ぶのは、(え、言わない?おじさんだけ?)
オランダ語で休日である日曜日を「ドンタク」と言い、
土曜日はその半分なので「半ドン」って言うそうです。
(へ〜〜)

すごいぞ!今日の「FM KAMEDA」、勉強になりますね!

ということで、今日は、聞くだけで休日気分??
心踊る「ホリデーソング」を紹介していきます。

BGM: 洋楽ホリデーソング フラッシュ
 Holiday / Madonna 〜 Holiday / Vampire Weekend 〜
 Saturday in the Park / Chicago 〜 Sunday Morning / Maroon 5

いくつか洋楽のホリデーソングをフラッシュで聞いてもらいましたが、
結構あるんですね!
しかも名曲ぞろい!

これって、日本のサクラソング並の勢いじゃないですか?
日本の「サクラ」は、「一年の中」で出会いと別れを象徴する、
大切な季節の代名詞です。

そして、欧米にとって「ホリデー」はキリスト教の礼拝にも関わっていて、
やはり、リセットと言う意味で、非常に重要な意味を持つんですね。

つまりホリデーは、一週間の栞になっている。
終わりと始まり、つまり、
人生は休日をはさむことによって、リセット可能なんだよ!
と教えてくれているんです!

例えば、マドンナの「Holiday」は、
「世界中のいたるところで わたしたちはおいわいするの
 良き日々を糧とし 悪しき日々を忘れてしまう
 共に歩む一日であり 歓びをわかつ日よ
 それがおやすみの日」
と歌っています。
まさにリセット&栞パターンでしょ!

そしてヴァンパイア・ウィークエンドは、
「休日は 一年で最高の日 僕は両耳を塞いで シーツに包まってまどろむ」
疲れたあなたにはこちらですかね。
コレも共感できますね!

では続いて、J-POPのホリデーソングを聞いてみましょう。

BGM: J-POPホリデーソング フラッシュ
 にちようび / ジッタリン・ジン 〜 休日 / 奥田民生 〜 王者の休日 / KREVA

J-POPのフラッシュを聞いていただきましたが、ツワモノぞろいですね!

例えば、奥田民生さん。
「君の顔さえ 忘れてしまう
 僕が誰だか わからなくなる
 ねむくなったら いつでもねむればいい」
君の顔は忘れちゃダメだけど(笑)
さすが、民生さん、日曜のまったりした過ごし方の典型を提案!

では、数あるホリデーソングには、一体どんな魅力が隠れているのでしょうか?
1曲聞いていただいた後に、お答えしましょう。

休みの日が終わってしまう。そんな切なさを歌った曲です。

M. 休みの日 / JUN SKY WALKER(S)

START - JUN SKY WALKER(S)

このように、ホリデーソングは、色んな感情が見え隠れします。
休みの日に何をするかがポイントなんですね。
例えば、このジュンスカの「休みの日」は、
君と一緒にいられる時間が終わってしまうことを嘆いています。

一方、早く来い来いお正月!的な、
デートしたり、ゲレンデにスキーに行ったり、海に行ったり、
そんな、日常からの解放ソングも共感できますよ。
ホリデーにやりたいことがあって、ウキウキ、ワクワク、ドキドキ!
待ち遠しい気持ちを歌ったものもたくさんあります。

休みがあると、力が抜けてリラックスできるんだけど、
そのホリデーに向けて仕事を頑張ったり、
ホリデーがあることで癒されて元気が出たり。

結局、ホリデーソングは、「頑張れ!」なんて一言も言っていないのに、
なぜか心が救われる、究極の応援ソング!
なんですね!

リスナーの皆さんは、ホリデーソングを聞くと、
とても慌ただしい日常から離れた、浮世離れした「幸せな自分」を
イメージできるんです。
やっぱり、ONとOFFが大切ですね!!!


この番組「BEHIND THE MELODY」では、
ラジオの前のアナタから「音楽に関するギモン」をお待ちしています。
今さら聞けないアーティストから音楽用語まで、何でも聞いてください!

さらに!皆さんが知りたい・聞いてみたい年代のチャートを振り返る
「BACK TO THE CHART」では、皆さんのオーダーにもお応えします。
あなたのバースデーや記念日、
その時、世の中ではどんな音楽がチャートを賑わせていたのか?
聞いてみたい人は「いつのチャートを知りたいのか?」を書いて、
この番組のウェブサイトからオーダーしてください。

「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。
明日は、佐野元春さんに、僕、亀田誠治が注目します。
お楽しみに!


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STAFF| 14:09 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2014年03月11日

3.11に想う

こんにちは! 亀田誠治です。
「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。

この番組は、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されているのには、一体どんな秘密があるのか?
毎日レコーディングやライブで音楽に接している、
僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

第380回目のテーマは…

3.11に想う

3月11日。
東日本大震災から今日で3年…。
ラジオをお聞きの皆さんは、
今日という日をどんな想いで迎えていらっしゃるでしょうか。

ここからは、今日2014年3月11日に、
僕、亀田誠治が感じることをお話させていただきたいと思います。

まず、あの震災で受けた大きな傷みは、
3年という「月日」で、簡単に区切ってしまえるものではないですよね。

あれから、僕は何度も東北を訪れています。
少しずつ復興が進んでいるなと感じたり、
でも、原発のまわりでは、まだたくさんの問題が山積みになっていて、
未だに、今後何年も自分の家に帰れない人がいたりすることを思うと、
色んな思いが行き交い、胸が痛みます。

ここ1年、今僕が一番感心あることが、心の回復、心の復興です。

僕は「風とロック LIVE福島」での活動で、
津波や原発事故で家族と離ればなれになってしまった人たちにも、
たくさんお会いする機会がありました。
それぞれが、それぞれの事情で、色んな思いを抱えています。
サイン会やトークショー、バックステージや駅のホームで、
被災され、移住された先の沖縄でも、
東北の皆さんのお話を聞く機会がありました。
辛くて泣いたり、嬉しくて笑ったり、
そんなたくさんの人の声を聞いていると、
僕は、僕自身にできることを考えます。

それは、結局、音楽です。
音楽を作り、音楽を鳴らし、音楽を届けること。
結局、僕にはそれが一番、僕ができる力強いサポートになる気がします。
みんなの日常に流れている音楽を作りたい。

もしかしたら、今まで僕が作った作品も、
みんなの心の中に宿っているかもしれないけれど、
そんな、心の再生装置でいつでも流すことのできる強いメロディーを、
これからもたくさん作っていきたいと思います。
そして、そのメロディーが、
東北だけでなく、日本全国で愛されていれば、
みんなが音楽で繋がっていくことになります。

生の演奏を届けることも忘れてはいけません。
音楽フェスで東北を訪れると、
みんなの元気な笑顔に、逆にこちらが勇気をもらうことが多々あります。
ライブ会場に訪れるみんなは、心から音楽を楽しんでくれています。
だから、僕はミュージシャンとして東北に行きます。

しばしば「この経験を決して風化させてはいけない」と言われています。
僕が知る限り、決して、風化はしていません。
様々な形で、音楽を通じて支援活動が続いています。
先日も、東北に向けた楽曲を作りましたよ。

一方、僕らは、この気持ちを世界にも向けていかなければなりません。
例えば昨年末、フィリピンを台風が襲った時、
僕は、本当にもどかしかったです。
未曾有の巨大台風が来る。
それがわかっているのに、手をさしのべられない。
この悔しさ。

今、できることをやる。
困っている人がいたら助けてあげる。
このシンプルな人としての行動を重ねていきたいです。

今日は、そんな想いを込めて、この曲をシェアさせてください。

M. Two Shot / THE HUMAN BEATS

Two Shot - THE HUMAN BEATS

震災で傷ついた人々に、直接問いかける歌、
そして、直接は届けていないんだけれども、
素晴らしいメロディーが、
困難な時にみんなの心の中から聞こえてくるような、
そんな音楽を作り続けることが、僕の使命だと思っています。

今日、3月11日という日を心に刻みましょう。
それから!
「備えあれば憂いなし!」「備えあれば憂い少なし!」
できる限りの知恵と愛と技術で、災害に備えておきましょう。
大切な人の笑顔と命をこの手で守っていきましょう。
音楽。がんばれ。


「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。
ここまでは、亀田誠治でした。


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STAFF| 15:54 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2014年03月10日

チキチキビートで世界制覇!ティンバランド

こんにちは! 亀田誠治です。
「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。

この番組は、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されているのには、一体どんな秘密があるのか?
毎日レコーディングやライブで音楽に接している、
僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

第379回目のテーマは…

チキチキビートで世界制覇!ティンバランド

BGM: Up Jumps da Boogie feat. Aaliyah & Missy Elliott / Timbaland & Magoo

こちらはティンバランド&マグーの「Up Jumps da Boogie」。
歌とラップでアリーヤ、そしてミッシー・エリオットが参加していた、
1997年のヒット作です。

このチキチキビート!ていうか、なんじゃ?このヘンテコなサウンド!
ビートがひたすらループして、その上でラップが…歌が…ヒラヒラ展開していく。
この中毒性!!!
こんなトラック、一体誰が作ってんの?
J-POPではなかなかあり得ないかっこよさです。

そう、これを作ったのが、本日のお話の主役、ティンバランド。
ラッパーであり、この特徴的な音づくりで世界を制覇した大プロデューサーです。
ちなみに、本日3月10日がティンバランドのバースデー。
42歳になりました。
おめでとうございます!

ここで改めて、ティンバランドが関わってきたアーティストの楽曲、
ちょっと聞いてみましょう。

■Try Again / Aaliyah (1996)

諸説ある中、ティンバランドのベストワークスのひとつに挙げられるのが、
シンガー、アリーヤのプロデュース・ワーク。
この曲「Try Again」で聞かれるような、
ちょっとダークなビート、近未来的なサウンドが、
アリーヤの声と出会って素晴らしい化学反応を起こしました。

■Get Ur Freak On / Missy Elliott (2001)

この曲「Get Ur Freak On」のエスニックなフレーズ、
テンテケテケテン♪は一世を風靡しましたね。
90年代から2000年代前半に多くのヒットを飛ばしたミッシーの
個性的な楽曲やラップにマッチしたのが、
ティンバランドのサウンドプロデュースでした。

■Cry Me A River / Justin Timberlake (2002)

そのキャリアにティンバランドの存在が大きく影響している…
といってもいいのが、ジャスティン・ティンバーレイク。
ジャスティンが、アイドルグループ「インシンク」から
ソロになった時に制作したアルバムでティンバランドを起用。
そしてジャスティンが、マドンナやJAY-Z、ビヨンセなどと
コラボレーションする時の重要なつなぎ役になっています。

そう、ブラックミュージックの枠を越えたティンバランドのビートは、
異国情緒、多国籍、エスニックなフレーバーを多用し、
白人、黒人アーティストのコラボの仲介役を見事に演じたんですね。

ジャンルを越えるといえば…

■Earth Intruders / Bjork (2007)

唯一無二の個性で圧倒し、
まさにジャンルを限定できない、アートな活動で知られるビョーク。
その“超”個性と融合したのがティンバランドのサウンド。
二つの個性はぶつからずにしっかりと溶け合っています。

ちなみにビョークは、ティンバランドとのスタジオワークについて
「タンゴを踊るようだった…」と絶賛していたそうですよ。

■4 Minutes / Madonna (2008)

ビョークとは、また違った意味で個性的なアーティスト、マドンナ。
時代を代表する新進気鋭のプロデューサーと作品を作っているマドンナですが、
この曲「4 Minutes」では、ティンバランドを起用!
ティンバランドがマドンナをモノにしているのか、
マドンナがティンバランドをモノにしているのか、
とにかく、音が強い!

さあ、皆さん、
なんとなくティンバランドの音の傾向、おわかりになりましたよね?
クセになるんだよな…。
その辺について、1曲お送りした後でお話しましょう。

今をときめくビヨンセが、
ティンバランドのサウンドと混じり合うとこんな感じ!

M. Partition / Beyonce

Beyonce - Beyonce

すごいですよね。
ビヨンセの新しい側面が引き出される。
なんか、これも、エキゾチックでしょ!

ティンバランドのサウンドの特色は、
とにかく、その摩訶不思議なビートに集約されます。
エキゾチック?エスニック?と、R&Bマナーのミックス!

このバランスが、聞く人を「非日常」の「異国の地」に引き込むのです。

しかも、そのビートが、
いわゆるオールドクラシックをサンプリングするという、
それまでのHIP HOP方程式を覆しています。
面白いビートを、自分の感覚で、ハンドメイドで、サクサク打ち込んでいく。
民族楽器から、普通のドラムから、ガラスが割れる生活音まで、
「面白い」と感じた音色を組み合わせて、
スタジオで自分の手でどんどんリズムパターンを作っちゃうんです。

つまり、マシンを多用したリズムなのに、
それを生み出しているのは、
ティンバランドの「生身」の、ミュージシャン、アーティストとしての感覚!

そう、ティンバランドサウンドは、
もはや一期一会の「生」の精神性で作られているんです!
このリズムトラックが、一聴して「この曲だ!」と思わせる、
いびつでキャッチーなティンバランドらしさを醸し出すんです。

実は2000年頃、ティンバランドがね、ブイブイいわせている頃ですね、
僕は、そのサウンドを徹底的に研究したんです。
「どんなすごい機材を使っているんだろう?」って。
そしたら、自分の使っているコルグやヤマハといった、
普通の楽器屋さんで売っている、
いわゆるアマチュアが使っているのと同じシンセで
イエーイとかワイワイいいながら、リズムトラックを作っているの。

これには衝撃を受けました。
あの複雑怪奇なリズムが、
こんなにシンプルな作業から生まれているんだ!って。
自分もこうやって、音楽を楽しみながら、
音楽の可能性を追求しなくちゃいけないって思いました!

テクノロジーに操られるのではなく、
ミュージシャンが、自らの感性を信じて、
そこにある音楽に情熱とアイディアとユーモアを注ぎ込む!
ティンバランドを多くのアーティストが支持するわけは、
この「人間味」にあるのかも!


さて、この番組「BEHIND THE MELODY」では、
リスナーの皆さんから「音楽に関するギモン」をお待ちしています。
今さら聞けない著名なアーティストについてもお話しますよ。
「音楽に関するギモン」は、この番組のサイトからお願いします。

明日は…3月11日。
僕、亀田誠治が思うこと、感じることをお話しようと思います。


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2014年03月06日

ASIAN KUNG-FU GENERATION 後藤正文さんと対談!〜Part 2

こんにちは! 亀田誠治です。
「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。

この番組は、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されているのには、一体どんな秘密があるのか?
毎日レコーディングやライブで音楽に接している、
僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

第378回目のテーマは…

ASIAN KUNG-FU GENERATION 後藤正文さんと対談!
〜Part 2

亀田:
 さて、今日も昨日に引き続き、この方と一緒にお送りしたいと思います!

後藤:
 こんにちは、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文です。

亀田:
 引き続き、よろしくお願いします!
 昨日はアジカンの10年史を年表にしてお話を伺いましたけれど、
 今日はゴッチ本人の活動にフォーカスしたいと思います。
 アーティスト、ミュージシャン、編集長、プロデューサー…
 色んな顔を持ってますよね!
 ここ数年、ゴッチはすごい活動をしているよね。

後藤:
 そうですね、特に震災後に自分で新聞を立ち上げたっていうのは
 ひとつ大きな活動で。

亀田:
 『The Future Times』フリー新聞だね。

後藤:
 色んな人に面白く未来を話していただく新聞ですね。

亀田:
 それをTwitterとかを絡めて、
 自分の考え、他者の意見をしっかりと伝えていこうとしているのは
 本当に素晴らしいですよね。

後藤:
 ありがとうございます。僕もそう言っていただけると嬉しくて。
 「一番なのはこういう未来だ!」と言いたいというよりは、
 プラットフォームみたいな形で、面白い人の意見をみんなで読み合って、
 未来をもっと面白くしていくような場所になったら良いな、
 と思って新聞を作っているので。

亀田:
 今まで考えていなかったことも、
 東日本大震災をきっかけに始めてみようと思った?

後藤:
 ちゃんと発信しないといけないと思いました。
 でもTwitterやFacebookでやっていても相手に響かないと思って、
 “画面から出そう”と思ったんですよね。
 そしたらレコードと同じように「紙だ!」って思ったんですね。

亀田:
 物事には多面性があって、それぞれに良さがある。
 SNSと紙新聞、どちらも一緒に推し進めるところが、
 ゴッチの発信者としての最大の武器だと思いますね。

後藤:
 そういうのは意識しています。
 音楽でも、作ったデモをSoundCloudにアップして、
 タイムリーに聞くことができる時代だし、
 それとは別に、時間をかけてマスタリングしてリリースする。
 どちらにも魅力があると思うんです。

亀田:
 今、話が出ましたけど、ゴッチがSoundCloudに上げている、
 今度4月に発売する初のソロアルバム『Can't Be Forever Young』
 に入る予定の曲を夜に聞いてしまって…
 亀田誠治 49歳、泣きました!

後藤:
 (笑)嬉しいです。

亀田:
 僕が聞いたのは、アルバムに収録される前の状態でしたが、
 この後何か変わった?

後藤:
 ほとんど変わっていないですけど、ミックスをちゃんと、シカゴでしてきました。

亀田:
 お!出来たてホカホカ!!

M. Blackbird Sings at Night / Gotch (後藤正文)

Gotch

亀田:
 これはもう…。
 ビートルズの「Blackbird」へのオマージュっていうのもわかるし、
 歌詞の中の「あの子」って言葉にも感動して泣いちゃうんだけど…。
 日本人が日本語で音楽をやる素晴らしさを感じて。

後藤:
 日本語にも、僕らが脈々と受け継いできた言霊がある…。

亀田:
 ありますよね!すごくそれが音楽的に伝わってくる曲で…。
 ゴッチ、これエンジニアも全部やったって?

後藤:
 今度出るソロアルバムは、75%くらいは自分でマイク立てて収録して。

亀田:
 セルフプロデュースっていうかね、モノを発信することを自分からする。
 それが“ゴッチ”こと後藤正文の最大の看板ですね。
 プロデューサーとしても色んなアーティストの方を手掛けているじゃないですか?
 プロデューサーとして関わる時は、どういう感じで?

後藤:
 僕のイメージだと「血の巡りを良くする人」みたいな。

亀田:
 ちょっと、僕メモしていいですか?(笑)
 こういえば良いんですね!

後藤:
 どこかに機能していない臓器があるとしたら、
 そこに血が巡るようにするというか。
 基本的にはバンドのやりたいことをやってもらう。
 それをしながら、どちらかというといらない音を省いていくって方が多いですね。
 そして一番気にしているのは、スタジオの空気を良くすることです。

亀田:
 これね、チャットモンチーに聞いたんだけど、
 「本当にゴッチさんはスタジオの空気を良くしてくれる!」と言ってましたよ!

後藤:
 嬉しいですね!

亀田:
 「そこは亀田さんも同じ!」だって!

後藤:
 (笑)

亀田:
 なぜ僕はこんなところで話をまとめたんだろう(笑)

後藤:
 でもこうやって、笑ってたりしているのは一番良いと思うんですよね。
 一番空気が良くなったエピソードがあって、
 ブース内のアーティストに話しかけるためにスタジオから、
 トークバック(会話)ボタン押してるのに全然通じてないから
 「おかしいな」って思ってたら、
 僕、自分で持ってきたマウスをクリックしてた(笑)
 「ゴメン!ずっとマウス押してた!」みたいな(笑)

亀田:
 (笑)一気に打ち解けるね!

後藤:
 一気に緊張の糸がほぐれました(笑)

亀田:
 色んな顔を持つゴッチ。今後の活動が楽しみです。
 4月19日に、なんとアナログ盤でアルバムが出る!しかも2枚組!
 『Can't Be Forever Young』、これはどういう意味ですか?

後藤:
 これは「若いままじゃ居られないぜ」っていうことですね。
 アルバムでは死ぬこと、生きることを歌っています。
 そういう意味も込めて。
 年老いていく良さもあると思うんですね。

亀田:
 ゴッチの様々な角度から物事を見て、ポジティブな方向に伝えようっていう。

後藤:
 大震災があって、悲しいことがいっぱいありましたけど、
 あれから「もっと生きたい!」って思ったんですよね。
 色んなことを楽しんで。
 そう思ったら、生きていることがどんどん愛おしくなって。
 だからそうやって生きていきたいなという想いも込めたアルバムなんです。

亀田:
 …ということで、まだまだしゃべり足りないんですけれども、
 この続きはまだどこかで!!
 「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。
 2日間にわたって、後藤正文さんにお越しいただきました。
 ゴッチ、ありがとうございました!

後藤:
 ありがとうございましたー!


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STAFF| 18:28 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2014年03月05日

ASIAN KUNG-FU GENERATION 後藤正文さんと対談!〜Part 1

こんにちは! 亀田誠治です。
「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。

この番組は、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されているのには、一体どんな秘密があるのか?
毎日レコーディングやライブで音楽に接している、
僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

第377回目のテーマは…

ASIAN KUNG-FU GENERATION 後藤正文さんと対談!
〜Part 1

亀田:
 今日は、この方と一緒にお送りしたいと思いまーす!

後藤:
 皆さん、こんにちは。ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文です。

亀田:
 ありがとうございます!

後藤:
 ありがとうございます、お久しぶりです。

亀田:
 お久しぶりです、去年の福島でのライブ以来かな。
 僕達の出会いって覚えてます?

後藤:
 いやー…亀田さんが東京事変の時に、大阪の万博記念公園でのライブで…。

亀田:
 そこー!!(笑)
 アジカンもデビュー1年目くらいで、
 僕も東京事変としてデビューしたてで、ピチピチで…。

後藤:
 (笑)

亀田:
 そこから10年近く、ことある毎に楽しくお話させていただいています。
 今日はね、【ASIAN KUNG-FU GENERATIONの10年】
 っていうところにフォーカスして、
 10年間のアジカン年表を書いていただいて…。

後藤:
 このスタジオにホワイトボードが「ダスンッ!」とありますけど、
 これに…?(笑)

亀田:
 これに!
 2003年から始まってますね。

後藤:
 バイオリズムみたいな線を書くんですね?

Asiankung-fu-10years

後藤:
 デビューして、
 2004年にセカンド・アルバム『ソルファ』がめちゃくちゃ売れたんですね。
 それで売れたんですけど、その後、僕すごい疑心暗鬼になって、
 ズダーって下まで落ちたんですよ。

亀田:
 すごい疑心暗鬼っぷり!
 何をそんなに恐れた?

後藤:
 「この熱気はホンモノか??」みたいな。

亀田:
 (笑)

後藤:
 2008年くらいから上がってきたんです。
 「行くぜー!」って思ってたら、2011年で…線がよくわからないというか、
 東日本大震災が起こったので、なんとも自分の気持ちの点を打つよりも、
 社会的なフィーリングが自分を追い越していったので、
 2011年のことは線に書けない感じで…
 ちょっと点線にさせてほしいんですけど。
 で、最近またフラットな所に戻ってこられた、みたいな。

亀田:
 点線が実線になってきた!

後藤:
 そうですね、2014年からは、もう一回実線を引き直せるんじゃないかと。
 それが今のアジカンですね。

亀田:
 2008年から上昇していったカーブが素敵ですね。

後藤:
 ここからは、どんどん“シンプルにしていこう”って気持ちになってから、
 みんな…。

亀田:
 シンプルにしていこうっていうのは、何がキッカケで?

後藤:
 ホントに些細な、友人から「難しいよね、アルバム」と言われたって話を
 メンバーでするようになって、
 「俺達、コネすぎてるのかな」みたいな。

亀田:
 でも、やっぱりバンドメンバーひとりひとりがお互いの意見をぶつけ合ったり、
 相手の言うことを聞いたりっていうところが素晴らしいというか。
 今、2014年になって実線になって、
 手応えがあるっていうのに繋がっているのかな?

後藤:
 それもあるかも知れないですね。
 よくロックバンドにありがちな“シンガーソングライターがバンド内で暴君”
 みたいなバンド、多いじゃないですか。
 そういうバンドの端くれだったんですけど、活動している内に…
 例えば、ライブだとドラマーと一番ケンカするんですよね。
 リズムの有り様とか、テンポとか。
 それでケンカしていたんですけど、
 「こいつのことを否定しても良くなるわけがない」と思って。
 「どう思って、どうドラムを叩いているのか聞いてみよう」
 と自分を変えていったら、最近はライブも、リハーサルも空気が良いし。

亀田:
 ゴッチは“暴君”って言葉を使っていたけど、
 僕はいつも言うんですけど、バンドって実は暴君が必要だったりして、
 「ゴッチの言うことならしょうがないな」ってメンバーが共鳴してくれて、
 一緒にモノを作る時に、
 すごい強力な作品が作れたりするってこともありますよね。

後藤:
 だから「引っ込めて良いエゴ」と「引っ込めちゃいけないエゴ」があるっていう。
 結局みんなで合わせた時にどうなるかって話をしているので、
 僕だけの願いが叶ったから良いってわけじゃないっていうのが、
 どん底期で学んだっていうこともあります。

亀田:
 こんな質問するのも野暮なんだけど、
 一番転機になった曲をあげてくれって言ったら、何になります?

後藤:
 そうですね…「君という花」を選びたいです。
 これはエポックメイキングな感じが自分でもするというか、
 日本の音楽シーンにも影響があったかなって。

亀田:
 僕はこの曲でアジカンに惚れてですね、本当に心を鷲掴みにされました。

M. 君という花 / ASIAN KUNG-FU GENERATION

君という花 - ASIAN KUNG-FU GENERATION

亀田:
 ということで、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの10年を伺いました。
 明日も登場していただいて、明日は後藤さんご自身、個人としての活動に
 スポットを当てていきたいと思います。
 ゴッチ、明日もよろしくお願いします!

後藤:
 よろしくお願いします!

Gotch_Kameda


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亀田誠治オフィシャルサイト『亀の恩返し』では、
動画やリリース情報などなど最新情報が載っていますので、ぜひチェックを!†

STAFF| 22:47 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2014年03月04日

アンジェラ・アキさんとスタジオセッション!〜Part 2

こんにちは! 亀田誠治です。
「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。

この番組は、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されているのには、一体どんな秘密があるのか?
毎日レコーディングやライブで音楽に接している、
僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

第376回目のテーマは…

アンジェラ・アキさんとスタジオセッション!〜Part 2

亀田:
 今日もこの方と一緒にお送りします!

アンジェラ:
 アンジェラ・アキです!

亀田:
 今年は心機一転!新たなチャンレジをするアンジェラさん。
 昨日のオンエアでは、その意気込みをお話いただくと共に、
 「サクラ色」を一緒に演奏させていただきました。
 色々な曲を作って、歌ってきたアンジェラさん、
 時には僕、亀田誠治もご一緒させていただきました。
 一番印象に残っている曲は?

アンジェラ:
 それぞれが、自分のミュージシャンとしてのシーンを
 揺さぶるような体験なんですよ。
 ベスト盤に入らなかった曲も全部、私を音楽家として成長させてくれたんです。
 これが一番って言えないし…全部がプレシャスでプライスレス!!!(笑)

亀田:
 とはいえ、ここで日本の音楽シーンでの活動はいったんお休みとなりますが、
 10年間を振り返ってみて、ご自身の中でブレなかった点は?

アンジェラ:
 デビューするまで10年かかったので、
 デビュー曲の「HOME」をリリースした時点で、
 断片ではなく、実際、500曲持ち曲があったんですよ。
 500曲の中で「HOME」を選び抜いて出した曲だったんで、
 デビューした時点で自分はどういうアーティストなのか、
 わかった上でデビューできたので、
 逆にベスト盤を聞き返すと、妥協していない線とか芯みたいなものは、
 客観的にも感じますね。
 遅咲きの特権!?

亀田:
 すごい!遅咲きの特権!
 ラジオの前の皆さん、メモっておいたほうがいいですよ(笑)
 その特権のきっかけになった「HOME」を演奏しましょうか!

アンジェラ:
 500曲作った中から選んだこの曲は、私のふるさと、徳島のことを思いながら、
 ここにはいないおばあちゃん、育ててくれた彼女のことを思いながら、
 色んな場所や人がふるさとだってことを思いながら作った曲だから、
 みんなもそういう気持ちで聞いてくれたらなって思います。

M. HOME / アンジェラ・アキ×亀田誠治(LIVE)

TAPESTRY OF SONGS - THE BEST OF ANGELA AKI - アンジェラ・アキ

亀田:
 やったー!
 僕は、この曲を聞いてアンジェラ・アキというアーティストを知って、
 「こんな素晴らしいアーティストがこんなことを歌っている」
 と自分のコラムに書いて…。

アンジェラ:
 嬉しくて、切り抜いてとってましたもん。

亀田:
 昨日の「サクラ色」といい、「HOME」は僕のプロデュースではないですが、
 出会いのきっかけになった曲が5年、10年という月日を経ていくっていうのは、
 ものを作っている僕たちにとっては本当に嬉しいことですよね。

アンジェラ:
 私のキャリアの帰る場所…ただ単にふるさとっていう言葉が、
 実家…とかじゃなくて、私のキャリアの原点にもなって、
 この先20年、30年経って歌っても、
 デビュー当時のあの頃をちゃんと思い出せるような、
 そんな1曲になってるから、私にとっても思い入れ深い曲ですね。

亀田:
 そんな曲…ここJ-WAVEでやっちゃったね。

アンジェラ:
 ピアノとベースってなかなかない組み合わせですね。

亀田:
 じゃあ、アメリカにもベース持っていくから!

アンジェラ:
 来てください!デュオりましょ!
 で、一緒にグラミー獲りにいきましょ!

亀田:
 明日は、アンジェラさんのベスト盤
 『TAPESTRY OF SONGS - THE BEST OF ANGELA AKI』がリリースですね。
 そして4月からは全国ツアーがスタートしますよね?
 東京は8月4日、日本武道館!

アンジェラ:
 はい。頑張ります!

亀田:
 「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。
 昨日と今日の2日間は、アンジェラ・アキさんをお迎えしました!
 ありがとうございました!

アンジェラ:
 ありがとうございました!

AngelaAki_Kameda


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STAFF| 14:16 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2014年03月03日

アンジェラ・アキさんとスタジオセッション!〜Part 1

こんにちは! 亀田誠治です。
「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。

この番組は、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されているのには、一体どんな秘密があるのか?
毎日レコーディングやライブで音楽に接している、
僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

第375回目のテーマは…

アンジェラ・アキさんとスタジオセッション!〜Part 1

亀田:
 今日は、この方と一緒にお送りしたいと思います!

アンジェラ:
 アンジェラ・アキです!!

亀田:
 僕らが出会ったのは何年前ですか?

アンジェラ:
 2005年?ほぼ10年前ですね。
 来週リリースするベスト・アルバム
 『TAPESTRY OF SONGS - THE BEST OF ANGELA AKI』で
 10年近いキャリアを振り返って、
 改めて亀田さんでいっぱいだなと(笑)
 亀田さんが自分の音楽をどれだけ豊かにしたかということを感じられて、
 今回この場で感謝の気持ちが言えるのがすごく嬉しくて…。

亀田:
 早くも泣きそうです(笑)
 そして、アンジェラは次のステージへチャレンジすることを発表しました!

アンジェラ:
 4月から全国ツアーが始まり、8月の武道館を終えた後は、
 日本での活動を休止して、アメリカの音楽大学へ入ります。

亀田:
 すごい決意ですね。

アンジェラ:
 いや〜、すごく迷って悩んだし…。
 デビューまで本当に長くかかって、10年かかったから。
 ここまでいかに苦労して辿り着いたか、自分が一番わかってるので。
 この決断はすごく大きかったんですよ。

亀田:
 何年くらい前から考えてたんですか?

アンジェラ:
 ちょうど1年前。

亀田:
 なるほど。
 でも前から、一緒にアンジェラとは、
 レコーディングの合間に夢を語り合ったりしてたんだよね。
 もう忘れもしないのは…グラミー!「私、グラミー獲りたい」って…。

アンジェラ:
 そう!

亀田:
 俺も獲りたい!一緒に獲ろうよ!!って…。
 そんな話したよね。
 しかも受賞した時のスピーチまで考えてたんだよね?

アンジェラ:
 歯磨きのチューブをマイクに見立てて、「サンキュー!ベリーマッチ!」って(笑)

亀田:
 ねえー!
 …でも、本当に楽しい10年間だったね。

アンジェラ:
 ホント楽しかったです。

亀田:
 今はどんなことを準備しているの?

アンジェラ:
 秋から始まるクラスの内容を選んでいて…。
 武道館の2週間後から授業が始まるから、今は何も準備できないので、
 とりあえずあっちへ行って、住む家を探して、子供の保育園を探して、
 車を探して…って、ドタバタな新生活が始まりますね。

亀田:
 新生活って言えるアンジェラ・アキ、カッコイイぜ!

アンジェラ:
 (笑)
 でも20歳くらい若い子がクラスに入ってきて、
 先生と間違われたらどうしよう(笑)
 ドキドキしちゃいますね。

亀田:
 ドキドキすることが人生のこんなタイミングで待ってる!
 アンジェラは日本の前にはアメリカでやってたんだよね?

アンジェラ:
 下積み時代の一部はね。
 アメリカの路上やバーでライブやってましたけど…。

亀田:
 これ映画にできるね!“アンジェラ・アキ物語”!

アンジェラ:
 この先に何が待ってるかで、その映画ができるかできないか(笑)
 ほんまに頑張ります!

亀田:
 でもこうやって振り返ると、僕とアンジェラの間にある歴史も良いですね…。
 じゃあ今日は、その歴史を振り返る曲をやりましょうか!

アンジェラ:
 はい!
 この曲はね、私にとって最初の結婚と離婚の時で、再出発の曲だったの。
 初めて亀田さんとレコーディングして…。
 また再出発をする今の自分にぴったりな曲になってくれると思います。

M. サクラ色 / アンジェラ・アキ×亀田誠治(LIVE)

TAPESTRY OF SONGS - THE BEST OF ANGELA AKI - アンジェラ・アキ

亀田:
 あ〜〜〜〜っ……。染みたね…。

アンジェラ:
 何か色々思い出しました。

亀田:
 思い出したね。
 桜ソングは世の中に色々あるけど、
 ホントこの曲はね、大好きで、僕の中でNo.1ソングなの。

アンジェラ:
 前にもその言葉言ってもらったけど、お世辞だと思ってました(笑)
 ホント、亀田プロデューサーにそう言っていただけて、
 とってもとっても嬉しいですし、誇りです。
 ありがとうございます。

亀田:
 というわけで、「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。
 実は、明日もアンジェラに登場してもらいます!!
 しかも、♪アンコ〜ル! ♪アンコ〜ル!ということで、
 もう1曲、スタジオ・ライブやっちゃいましょう〜!
 明日もよろしくお願いします!

アンジェラ:
 よろしくお願いします!


♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪

亀田誠治オフィシャルサイト『亀の恩返し』では、
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STAFF| 18:34 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA