2013年09月30日

魅惑の音楽グラムロックを解明せよ!

こんにちは! 亀田誠治です。
「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。

この番組は、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されているのには、一体どんな秘密があるのか?
毎日レコーディングやライブで音楽に接している、
僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー、
今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!

第296回目のテーマは…

魅惑の音楽グラムロックを解明せよ!

今日9月30日は、T・レックスのマーク・ボランの誕生日です。
T・レックスのボーカリストとして、「グラムロック」というジャンルを確立し、
29年の短い生涯をかけ抜けたマーク・ボラン。

皆さんは「グラムロック」という言葉からどんなイメージが沸きますか?
派手な衣装にメイク?
中性的なルックス?
サウンドはどんな音をイメージしますか?
そもそもグラムロックとは一体どんな音楽を指すのでしょうか?

今回はグラムの帝王、マーク・ボランの姿を通して、
グラムロックの魅力に迫ります!!

まずは、グラムロックの語源をたどりましょう!
グラムとはグラマラス(Glamorous)の略で、
「女性的な魅惑」「幻惑的な魅力」という意味。
「グラマーなボディ」なんて言いますよね。…今は、言わないか!(笑)
いずれにせよ、グラムと、セクシャルな世界とは、切り離せない関係。
「T・レックス+エクスタシー」から
「T・レクスタシー」という言葉まで生まれたんですよ。

続いて、T・レックスの音楽性について。
T・レックスの編成は、
ボーカル&ギター、ベース、ドラム、そしてパーカッション。
いたってシンプル!
ステージの格好からはギラギラしたサウンドを想像しますが、
音楽は実は原始的でシンプルです。
シンプルなサウンド、決して上手いとはいえない演奏技術にも関わらず、
T・レックスのサウンドは魅力的なんですよね。

そう、ここで、プロデューサー、トニー・ヴィスコンティの登場です!
デヴィッド・ボウイのプロデューサーとしても有名で、
『スペイス・オディティ』(1969)、『世界を売った男』(1971)
などの名作をプロデュースしています。
T・レックスはそもそも「ティラノザウルス・レックス」という名前で、
サウンドもアコースティックだった経緯がありますが、
トニー・ヴィスコンティの参加で、
そのサウンドは、まさに「グラム」になるんです!

だいたい、歌や演奏から、全てのパフォーマンスが、
いちいち、ねちっこいんです。
絡み付くようなボーカルに、絡み付くようなギター。
そして、絡み付くようなコーラス!
その背景をクールに彩る、
まるで映画のようなストリングスアレンジ!
トニーが、「T・レックス」という素材を料理して、
ロックンロールに、退廃的で、セクシャルで、しかも危険な香りを
絶妙にブレンドして、
陰影のある「グラム・ロック」というジャンルを
“発明した”と言ってよいでしょう!

T・レックスは、多くの影響を後続のミュージシャンに与えました。
1974年に入るとグラムロック・ブームが終わり、
急速に人気はしぼんでいきます。
マーク・ボランからは、自身のわがままな性格やドラッグなどが災いして、
全盛期を支えた仲間が次々と去っていきます。
そして、「俺は30歳まで生きられないだろう…」という自らの予言通り、
30歳を目前にして事故死してしまいます。

とはいえ、彼の死後も、マークのフォロワーは後を絶ちません。
マークさながらの派手なメイクをした中性的なルックスのバンドは、
どんな音楽を鳴らしても「グラム」と呼ばれてしまいます。
それほど、マーク・ボランの存在は、
アーティストにも、リスナーにも、
大きな影響力を持っているということですね。

ところで、グラムロックが「グラム」であるためには、
実は奇抜な格好やメイクをすることだけでなく、
ストイックな信念が必要です。
マーク・ボランは「魔女に弟子入りし、魔術、呪術、錬金術を教わった」
と言われています。
デヴィッド・ボウイは、ジギー・スターダストとして「宇宙人」になりました。

つまりは
「今ある自分を越えて、人間の煩悩を表現する」
ことによって表現される、現実世界からの開放!
派手なメイク、衣装、パフォーマンスはすべてそのためにあるんです。
グラムの持つ強烈なイメージは、そこから生まれているんですよ!

さあ、今日聞くのは、
絶頂期のマーク・ボランの魅力の全てがつまった無敵のこの曲です!

M. 20th Century Boy / T.Rex

20th Century Boy - T.Rex

どうです!
この絡み付くサウンド!絡み付くボーカル!絡み付くサックス!
どんだけ絡み付くの!!!
そして、そこに描かれているのは、賞味期限無限の近未来のイメージ。
こんな唯一無二のパフォーマンスを残した、
マーク・ボランに乾杯!


さて、この番組「BEHIND THE MELODY」では
リスナーの皆さんから「音楽に関するギモン」をお待ちしています。
「音楽に関するギモン」は、この番組のサイトからお願いします。


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亀田誠治オフィシャルサイト『亀の恩返し』では、
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STAFF| 17:26 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2013年09月26日

クイズ!カメオネア!!

こんにちは! 亀田誠治です。
「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。

この番組は、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されているのには、一体どんな秘密があるのか?
毎日レコーディングやライブで音楽に接している、
僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

第295回目のテーマは…

クイズ!カメオネア!!

ようこそ「クイズ・カメオネア」へ!
月に1度の恒例企画、今月もやりますよ!

これから「あの名曲」にまつわるクイズを出題します。
見事クイズに正解した方はなんと、賞金うん万円!!
…ではなく、「素晴らしい音楽の知識」が獲得できます。

クイズは3択です!
では、準備は良いですか??
早速、一問目いきますよ!

「クイズ・カメオネア」スタート!!!!!!


【Q1】
2020年東京オリンピック開催が決定しました!
前回のロンドンオリンピックでは、
いきものがかりの「風が吹いている」が
NHKのテーマソングとして使用されました。
僕プロデュースですよ!
さて、実はこの「風が吹いている」には、
「ロンドン」を意識したあるエピソードがあるのですが、
それは次のうちのどれになるでしょうか??

A. CDの値段が610円(ロンドン)だった
B. 曲の長さが6分10秒(ロンドン)だった
C. PVの撮影が全てロンドンで行なわれた

さあ、正解はこの中のどれでしょう??

…チチチチ…

ファイナルアンサー?

正解は…
A. CDの値段が610円(ロンドン)だった

そうなんです!
この曲のCDは610円で発売されたんですね。
なかなかない価格ですよね。
ちなみに曲の長さは7分40秒!!超大作です!

なんでも、PVはゆずの「栄光の架橋」と同じ、
埼玉県の熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で撮影されたそう。
まさにオリンピックづくしの一曲ですね!

さあ、続いての問題です!!!


【Q2】
まずはこのフラッシュを聞いてください。
BGM: Tearjerker / Red Hot Chili Peppers 〜 Sleeps With Angels / Neil Young
    〜 About A Boy / Patti Smith
これらの曲は、あるミュージシャンについて歌っています。
その人物とは一体誰でしょう?

A. ボブ・ディラン
B. ボブ・マーリー
C. カート・コバーン

さあ、正解はこの中のどれでしょう??

…チチチチ…

ファイナルアンサー?

正解は…
C. カート・コバーン

はい、ニルヴァーナの「カート・コバーン」です。

レッチリは
「真実が実はウソであってほしいと無駄に願いながら
 わかるかい?俺はこんなにも君を愛してる」
と歌っています。
カートへの友愛の気持ちが込められてるんですね。
ニール・ヤングもパティも、カート・コバーンの死に心を痛めました。

そして、ここにきて最近ではこんな人もカートについて歌っていますよ!
JAY-Zが、奥さんのコートニー・ラブにも承諾を得て、
「Smells Like Teen Spirit」の歌詞を使用した曲「Holy Grail」が
最近発表されました。
ジャンルは違えど、JAY-Zもカートをリスペクトしている一人だったんですね。

さて、カートとコートニーといえば、
この曲を忘れることはできませんね。
もう、13年前の作品です。

M. ギブス / 椎名林檎

ギブス - 椎名林檎


では、最後の問題!

【Q3】
ジャミロクワイの「Virtual Insanity」ですが、
この曲はジャミロクワイが日本のある場所を訪れたことがきっかけで
思いついたそうです。
では、その場所とは次のうちのどれになるでしょう??

A. 渋谷の歩道橋
B. 札幌の地下街
C. 道頓堀のひっかけ橋

さあ、正解はこの中のどれでしょう??

…チチチチ…

ファイナルアンサー?

正解は…
B. 札幌の地下街

ジャミロクワイが札幌を訪れた際に、地上に人がまったくいなくて、
人々が地下にいる様子を見て、少し異様に感じ、
その気持ちを曲にしたというものです。

「俺たち、役にも立たない歪んだニューテクノロジーを愛しちゃうのさ
 もう音もしない だって、俺たちみんな地下で暮らしてるんだぜ」

の、この地下は札幌だったぜよ!
人生のさりげない一コマからヒントを得て、作品として切り取っていく。
これってアーティストならではの人間力ですね!

この「クイズ・カメオネア」!次回もお楽しみに!


さて、この番組「BEHIND THE MELODY」では
リスナーの皆さんから「音楽に関するギモン」をお待ちしています。
「音楽に関するギモン」は、この番組のサイトからお願いします。

「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。
来週月曜日は、グラムロックの魅力に迫ります。


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STAFF| 14:04 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2013年09月25日

音楽職人 エルヴィス・コステロ

こんにちは! 亀田誠治です。
「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。

この番組は、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されているのには、一体どんな秘密があるのか?
毎日レコーディングやライブで音楽に接している、
僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

第294回目のテーマは…

音楽職人 エルヴィス・コステロ

■BGM: WALK US UPTOWN

エルヴィス・コステロ。
皆さんは、この名前を聞いて、どんな音楽性が思い浮かぶでしょうか?

今、バックで流れている最新のヒット曲「ウォーク・アス・アップタウン」は、
なんと!あの生HIP HOPバンドのTHE ROOTSとの共作です。
この曲も入ったニューアルバム『ワイズ・アップ・ゴースト』が
本日発売になりました。
ちょっと意外な一面を見せていますね!

そして、この「いつもちょっと違った一面を見せてくれる」のがコステロ。
この、一筋縄ではいかないところが、
英国パンク紳士コステロのコステロたる所以なんです。

例えば、コステロは、12月に来日公演を行うことが決定しているのですが、
そのライブが、ちょっと変わっているんですよ!
ステージ上に曲名が書かれたルーレットが置かれていて、
お客さんの中から選ばれた当選者がルーレットを回し、
当たったその曲を演奏していく…というものだそうです。
「SPINNING WHEEL TOUR」というそうですよ。

インターネットがあるこの時代に、敢えて、ネット投票なんかしない!
この心意気。
まさに、ルーレットのようにくるくる変わるエルヴィス・コステロ。
音楽の七変化を駆け足で振り返ってみましょう。

1977年、UKロックの長老!ニック・ロウのプロデュースにより
デビューしたエルヴィス・コステロ。
その頃のコステロは、風貌も楽曲もパンキッシュなものが多く、
「怒れる若者」と評されたりもしました。
ポリスと並んで、当時のパンクロックブーム、
しかも、ちょっとIQ高めのパンクロックシーンを牽引していましたね。

しかしその頃から、音楽性は幅広くて、
もはや「パンク」ではくくれない!
「RADIO RADIO」、「OLIVER'S ARMY」のような楽曲では
抜群のポップセンスを発揮し、
また「ALISON」、「I WANNA BE LOVED」のような
切ないバラードも歌ってきました。

そして80年代終わりには、
ポール・マッカートニーとの共作「VERONICA」の大ヒットが生まれ、
マクマナスという名前でソングライター、プロデューサーとしても活躍!
さらに2000年以降は、ジャズ、R&B、さらにカントリーやバレエ音楽まで…
その音楽性はさらに広がっていきました。

こんな風に、常に作品を発信し続けるエルヴィス・コステロ。
アルバムリリースの一覧を見ても、デビューの1977年以来、
ほぼ毎年、間が空いても2年〜3年のインターバルで
アルバムをリリースしているんです。
精力的!
しかも、その中に「同じタイプ」の音楽性のものは全くないんですね。
よく「今度のコステロは昔に戻ったね!」なんて言われるんだけど、
僕に言わせると、全然戻ってな〜い!(笑)
毎度、新しいコステロになっています。
しかも、それは時代の先端ということではなく、
様々なジャンルの音楽のルーツにしっかりと向き合った、
新しいコステロアラカルトを作り出しているのです。

こんな風に、
ジャンルを問わず幅広い音楽性を表現することができるコステロは、
ずばり、音楽インテリですね!
ジャズからブルース、ロックからクラシック、映画音楽まで、
ありとあらゆる音楽を吸収している。
そして、吸収したものを吐き出すことによって、
また新しいことに挑戦していくんですね。

さあ、今日聞いていただくのは、
そんなコステロの幅の広さが味わえる名曲です。
映画『ノッティングヒルの恋人』から…

M. She / Elvis Costello

She - Elvis Costello

ロマンティックでいいですよね!
でも、この曲はカバー。
まるで自分の曲のようにモノにしていますよね。
ボーカリストとしても素晴らしい!

コステロは、音楽だけでなく、歴史から社会情勢にも精通しています。
僕の持っているDVDに『エルヴィス・コステロ ウィズ スペクタクル』という、
コステロがホストになって進行する音楽トーク番組があるんですけど、
そこでコステロは、
あのエルトン・ジョンから、トニー・ベネット、クリントン元大統領まで、
余裕しゃくしゃくにエスコート!!
軽妙なおしゃべりから、奥の深い音楽ルーツの話まで、
あらためてコステロのすごさを思い知らされます。
特にね、ポリスとのデビュー同期生の頃の裏話は興味津々ですよ!

そんなエルヴィス・コステロ&ジ・インポスターズの
「SPINNING WHEEL TOUR」は、
12月11日(水)〜13日(金)、EXシアター 六本木で行われます!


さて、この番組「BEHIND THE MELODY」では
リスナーの皆さんから「音楽に関するギモン」をお待ちしています。
今さら聞けない、著名なアーティストについても、お話しますよ。
「音楽に関するギモン」は、この番組のサイトからお願いします。

「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。
明日は…あなたの音楽知識をチェック!
「クイズ・カメオネア」です!


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STAFF| 14:46 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2013年09月24日

音楽の日本らしさって!?

こんにちは! 亀田誠治です。
「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。

この番組は、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されているのには、一体どんな秘密があるのか?
毎日レコーディングやライブで音楽に接している、
僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

第293回目のテーマは…

音楽の日本らしさって!?

■BGM: 夕焼小焼

♪夕焼け〜小焼けで〜日が暮れて…

皆さん、このメロディー、
「それにしても、日本らしいメロディーだなぁ〜」って思いませんか?

そもそも、この「日本らしいメロディー」って、
一体何なんでしょう?
皆さん、考えたことありますか??

今日の「FM KAMEDA」では、
そんな「日本らしさ」を感じるメロディーを分析してみたいと思います。

実は、今聞いた「夕焼小焼」もそう、
日本に古くからある、耳馴染みのある曲の多くには、
ある法則があるんです。
その名も!

「ヨナ抜き音階」!!

■実演: ヨナ抜き音階

「ヨナ抜き音階」とは、日本固有の五音(5つからなる)音階です。
つまり、1オクターブに5つの音が含まれる音階のこと。

普通の音階はドレミファソラシ、の7つの音の中からなっています。

■実演: ヨナ抜きではない音階

この普通の音階から、4番目の音(ファ)と7番目の音(シ)を抜いた音階、
つまり、「ファ」と「シ」を抜いた
ド、レ、ミ、ソ、ラ、この5つの音で構成されているんです。
4と7を抜くからヨナ抜き!

■実演: ヨナ抜きの実演

この「ヨナ抜き音階」、どこか聴き馴染みのある感じがしませんか?

この「ヨナ抜き音階」で構成された曲、
有名なものがたっくさんあります。
例えば…

(例)
上を向いて歩こう / 坂本九
「サザエさん」の主題歌
昴 / 谷村新司
木綿のハンカチーフ / 太田裕美
夏祭り / ジッタリン・ジン
にんじゃりばんばん / きゃりーぱみゅぱみゅ

はい。これ全部「ヨナ抜き音階」で出来ているんですね。
時代やジャンルは違えど、どこか共通するものを感じませんか!?

では、何故、この「ヨナ抜き音階」というものが
「日本らしさ」を感じる旋律といえるのでしょうか?

お答えしましょう!

明治以降、西洋から伝わってきたドレミファソラシの7つの音階を、
日本人が歌いやすい5音に絞り込んだのが「ヨナ抜き音階」です。
今では信じられないことですが
昔は、
3から4(ミからファ)、
7から8(シからド)
という半音の動きが、
歌ったり、聞き分けるのが難しいとされていたんですね。
その頃に多くの童謡(唱歌)が作られたため、
「ヨナ抜き音階」の曲が多いんです。
例えば、皆さんご存知の「蛍の光」。
これは実はスコットランド民謡なんですけど、
日本でこれが奨励されたのは5音階だからなんです。

■実演: 「蛍の光」

ホントだ!5音しかない!
むちゃくちゃ和風でしょ!?

これこそ、日本で言うところの「ヨナ抜き音階」だったため
受け入れられ易かったのです。
当時作られた童謡には
「チューリップ」、「こいのぼり」、「海」、「桃太郎」などなど、
たくさんの「ヨナ抜き音階」の楽曲があります。

一方、朝廷や神聖な場で用いられた雅楽に
日本古来の音階があります。
古代中国から奈良時代に輸入された「呂(りょ)旋法」という音階は、
まったく今の「ヨナ抜き音階」と同じなんですよ。
これから派生して、
ヨナ抜き以外にも半音階をはさんだり、
いろんなタイプの5音階の旋律のバリエーションが生まれていきました。

このように、日本人は西洋から入ってきた音楽からも、
アジアから入ってきた音楽からも、
“自主的に”ヨナ抜きを選択していったのです。
「ヨナ抜き音階」からは和風風味を感じるのは、
つまり、我々が取り入れ、積極的に改良してきた
「生活文化」として耳に馴染んできたものだという理由があったんですね。

さあ、今日ここでお送りするのは…
なんと!洋楽なのに、リフがヨナ抜きよっ!
でもメロディーやハーモニーには7の音をたくさん使った、
とってもスイートなラブソウルです!

M. My Girl / The Temptations

The Temptations Sing Smokey - The Temptations

ちなみに「ヨナ抜き音階」は、
ドレミファソラシ、の中から4番目と7番目の「ファ」と「シ」を抜いたものでしたが、
ドレミファソラシから「レ」と「ラ」を抜いてみると?

■実演: ベースで実演BPM130のロックンロール8ビート

これ、「ニロク抜き」なんです。
どこか沖縄っぽい雰囲気がしてきませんか?
これが、いわゆる「沖縄らしさ」の音階になるんです。

「ヨナ抜き音階」でヨナヨナロックンロールなんていうのも
いいんじゃない!?


「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。
明日は、エルビス・コステロの魅力に迫ります。
お楽しみに!


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2013年09月19日

カッティングは芸術だ!ナイル・ロジャース

こんにちは! 亀田誠治です。
「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。

この番組は、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されているのには、一体どんな秘密があるのか?
毎日レコーディングやライブで音楽に接している、
僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

第292回目のテーマは…

カッティングは芸術だ!ナイル・ロジャース

■BGM: THINKING OF YOU / SISTER SLEDGE

く〜〜〜っ、このグルーブ、この音色!
何度聞いても気持ちいい、このカッティング!

そうなんです、このギターを弾いているのが、ナイル・ロジャース!
自らのバンド、シックでの活動はもちろん、
プロデュース・ワークにおいてもヒットを連発してきたナイル・ロジャースが、
この秋来日します。

場所はブルーノート東京。
11月7日から12日。(9日はお休み)
生のグルーブ、ヒューマンなノリがどれだけスゴいのか?
ぜひ体感していただきたいのですが…。

今日は、そんなナイル・ロジャースの素晴らしさについて
お話しようと思います。

まずは…
ナイルがどんな作品をプロデュースしたのか、ちょっとフラッシュで紹介!
スゴいぜ!

DIANA ROSS「DIANA」(1980)
DAVID BOWIE「LET'S DANCE」(1983)
MADONNA「LIKE A VIRGIN」(1984)
DURAN DURAN「NOTORIOUS」(1986)

これらの80年代に大ヒットしたアルバムの
数々のプロデュースが、いずれもナイル・ロジャースときたもんだ!

もちろん、これ以外にもシスター・スレッジやシンディ・ローパーといった
様々なアーティストの作品を手掛けています。
特に、70年代終盤から80年代にかけては、
毎年のように歴史に残るメガヒットをチャートに送り込んでいました。

ナイル・ロジャースのプロデュース・ワーク。
最大の特徴はね、
とにかくダンスがその音楽の中心にあること!
しかも、踊らせてくれるダンス・ミュージックがもたらす開放感と多幸感!
これに尽きます!
聞いている人をアゲアゲにするだけでなく、
日常の暗闇から開放して、明るく笑顔にする。
そんな、ダンス・ミュージックなのです。
ディスコブームの中で、ファンキーなだけでなく、
都会的で洗練されたコードワークを持ち込んだそのサウンドは
今なお多くのミュージシャンに敬愛されています。
もちろん、僕もです!

では、ギタリスト、ナイル・ロジャースの素晴らしさとは?
70年代後半、ベーシスト、バーナード・エドワーズらと共に、
ファンクバンド、シックを結成。
このバンドから生まれた数々のヒット曲は、ディスコブームの中心となり、
世界中のダンスフロアで愛され続けました。
その最大の特徴は、ナイル・ロジャースのファンキーなカッティングギター。
時代が変わって、どんなに打ち込みの技術が進化しても、
おそらく再現することは不可能な、ナイルにしか出せないヒューマンなグルーブ。
このグルーブが、世界中のどれだけの人をグルーブさせてきたことか!
そして、このナイルのグルーブは、
今の時代を代表するクリエイター、ダフト・パンクをも魅了!
今年に入っての「GET LUCKY」での共演と世界的ヒットはもうお馴染みですね。

楽曲のキャラを決めるキャッチーなギターカッティング。
フェンダーストラトキャスターからミキサーに直に繋がれただけの
シンプルなセッティングから生まれるサウンドは、
音楽通が聞いたら、すぐにナイルの音だとわかる!
このコードカッティングこそが、ナイルをナイルたらしめています。

じつは、この曲の頭からエンディングまで絶えず刻まれているカッティング、
シックでは、クリック(テンポキープのためのメトロノームトラック)を使っておらず、
グルーブマスターのナイルがテンポをキープするために
休まず常にカッティングをして、
バンドのグルーブを引っ張っていくスタイルになったそう!

今日は、このナイル・ロジャースのサウンドを世界に知らしめた大ヒット曲!
「おしゃれフリーク」を聞きましょう。

M. Le Freak / Chic

C'est Chic - Chic

この十数年で、ナイルは、
シックの中心メンバーであるベースのバーナード・エドワーズを1996年に、
ドラムのトニー・トンプソンを2003年に亡くしています。
そう、グルーブのハートを作り上げていた戦友を失ってしまったナイル。
そして、ナイル本人も、2011年に、自分が膀胱がんを患っていることを公表。
しかし、その年、東日本大震災の直後、
多くのアーティストが来日をキャンセルする中、
予定通り来日して、来日公演を行い多くの日本人を勇気づけてくれました。
ありがとう、ナイル。
この思いやりと、大きな愛。
どんな時にもいつも通りにやるという、本当の意味での強さ。
これがナイルの最大の魅力だと思います!

さあ、11月はブルーノート東京で、
ナイル・ロジャースのグルーブに身を任せましょう!


さて、この番組「BEHIND THE MELODY」では
リスナーの皆さんから「音楽に関するギモン」をお待ちしています。
今さら聞けない、著名なアーティストについてもお話しますよ。
「音楽に関するギモン」は、この番組のサイトからお願いします。

「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。
来週はまたまた火曜日スタート!
音階における不思議な法則「ヨナ抜き音階」についてお話します。


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STAFF| 16:20 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2013年09月18日

亀田誠治と奥田民生のスペシャル対談:その2

こんにちは! 亀田誠治です。
「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。

この番組は、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されているのには、一体どんな秘密があるのか?
毎日レコーディングやライブで音楽に接している、
僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組…

なんですが!昨日に引き続き、今日も
奥田民生さんをゲストにお迎えしてたくさんお話を伺いました!!

奥田「はいー、よろしくお願いいたしますーどもー。」

亀田「昨日はですね、民生さんのニューシングル「風は西から」初回限定版に
   収録されているマルチトラックデータを使って、我々、セッションをしましたが、
   民生さんも元々は『ユニコーン』というね…」

奥田「コミックバンド出身で…」

亀田「違う違う!!!コミックバンドじゃないコミックバンドじゃない!!
   みんなに愛されているバンド出身ですが。」

奥田「いやいや…だいぶ昔ですよ?ぁ、でも今もやってんだ。忘れてた。」

亀田「(笑) 絶賛再結成中?」

奥田「もう解散しないもん。こっから10年やんなくても別に解散じゃないから。
   やるやらないは…」

亀田「気分?」

奥田「スケジュール…(笑)」

亀田「(笑)」

奥田「わざわざ言うのもアレなんでね。」

亀田「そんな民生さんが、今の若いバンドマンを観て感じることとか
   あるんですか?」

奥田「僕らの頃よりは実力はあると思いますよ。演奏とかね。
   あと、やっぱり、いっぱい音楽聞いてる人多いじゃないですか。
   俺、若い頃音楽よく知らなかったもん、音楽。
   テレビで流れているような音楽しか聞いたことないくらい。
   それでバンドが流行ってきて…ヘヴィメタブームもあったんでね。
   今は最初からみんなよく音楽知ってるっていう感じはあるけどな。」

亀田「民生さん、事務所の大先輩として、たくさんの若い子を見てる
   じゃないですか。そこら辺って?」

奥田「正直、僕らのデビュー当時と比べたら…、不景気ですよね?単純にね。
   俺らはデビュー当時、あんま金無いじゃないですか?
   だから毎日事務所に行って誰か人捕まえて「飯食わせろ」っていう
   感じだったんですよ。
   先輩は快くいろんなもの食べさせてくれるっていうか。」

亀田「先輩やディレクターが「飯食いに行こう!」って言って連れてって
   くれましたね。」

奥田「要は、経費が使えたんですよ昔はっ。今…結構、せこいでしょ?」

亀田「(苦笑)」

奥田「結構せこいと思うんですよね、当時に比べたら。
   だってレコーディングとかヘタしたら「半分家でやってこい」みたいな
   勢いなんじゃないの?でっかいスタジオとか使えないもん。」

亀田「すごくそう。大きいスタジオを使う時間を短くしようみたいな。
   ラジオをお聞きの皆さん、僕と民生さんね、仕事始めの時代の雰囲気は
   バブルの名残がある“あの頃”の感じを共有してるんだと思うんですね。」

奥田「だから、ユニコーンが再結成した時に、昔のようなノリでデカ目のスタジオ
   抑えるじゃないですか。もう今はありえないんだってね?」

亀田「ない!ユニコーンだからできたんだね、これは。」

奥田「まぁ再結成したからそこは使わせてくれたんだと思うんですけど。」

亀田「でもユニコーンとか民生さんが若い世代に背中を見せられるっていうのも
   すごく大事だと思う。」

奥田「再結成の時に、ウチのキーボードの阿部義晴が言ってたのは…
   阿部は若いバンドをプロデュースとかしてて、すごい可哀想だって
   言ってたんですよ。だからそれを見せてやると。
   「レコーディングの贅沢な使い方」を(笑)って言ってたよ!」

亀田「俺達の贅沢見に来い!と(笑)」

奥田「ホントはこうやってレコーディングするんだ!そういうの見せてやるって
   言ってたけどね。」

亀田「今も昔も「本当のレコーディング」だろうけれども、ムダから生まれるもの
   ってたくさんあるじゃないですか。ムダに見えて、じつはムダじゃなかった
   って空気感は伝えていってあげれると良いですよね。
   では、そんな民生さんが影響を受けたり、心の中でルーツになっている
   アーティストの方っていらっしゃるんですか?」

奥田「そういう意味では、いないっちゃいないんですよ。
   例えばボーカリストを真似したとかいうのもそんなにないんですよ。
   ただ僕、ビートルズ好きなんで。」

亀田「全部が入ってる感がありますね、ビートルズは。」

奥田「声がジョンもポールも両方凄いじゃないですか。その二人の凄さが
   他のバンドにはないわけで。」

亀田「しかもソングライターとしてもね。」

奥田「そこがやっぱりね。
   声はジョンの方が出にくいから、憧れる部分あるんですけど。
   だからってジョン・レノンのソロが好きかって言うとそうでもなくて、
   俺は二人がいるのが好きですね。
   ギターに関してもAC/DCなんかは兄弟で凄いじゃないですか。
   何気に兄ちゃん(マルコム・ヤング)の方がグルーブを出しているわけで。
   しかもグレッチのね。他の人は使わないよ、あのギター。」

亀田「弾きにくいっていうかね。」

奥田「あれでこんな音出んのか!!っていう。」

亀田「コントロールしにくい楽器なのに!」

奥田「そこのね、ギターも二人いるっていうのが良いですね。」

亀田「でも、ジョンの声が出にくい、遠い存在だから憧れてたり…」

奥田「唇が薄いじゃないですか、ジョン・レノン。俺は厚いからムリだなと。
   なんか違くないですか?「ペッペッペッ」っていう感じ。」

亀田「考えたこともないけど…、ペッペッペッ?」

奥田「なんかね(笑)」

亀田「この流れだと、民生さんがこんな曲を書いてみたい!
   ドンピシャだったっていう曲を聞いてみたいんですけど。」

奥田「なんでしょう…、じゃあ『Please Please Me』にしましょうか。
   わかりやすいし。」

亀田「ハーモニカから歌うっていうのも気合入りますよね。」

奥田「しかもジョン・レノン、あの頃急に始めたんでしょ?
   そういうのも中学校くらいの時に色々本とか見ましたよ。
   「血が出るくらい練習して」…」

亀田「(笑)」

M. Please Please Me / The Beatles

Please Please Me - The Beatles


奥田民生さんは、10月14日からは全国ツアー「SPICE BOYS」がスタート!
皆さんも楽しみにしていてください!!

TAMIO-KAMEDA_DAY2


「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。
昨日と今日、2日間に渡り、奥田民生さんをゲストにお迎えしました。
ありがとうございました!


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STAFF| 22:21 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2013年09月17日

亀田誠治と奥田民生のスペシャル対談:その1


こんにちは! 亀田誠治です。
「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。

この番組は、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されているのには、一体どんな秘密があるのか?
毎日レコーディングやライブで音楽に接している、
僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組…

なんですが、今日と明日はスペシャル!
奥田民生さんをゲストにお迎えしてお送りします!

亀田「ようこそようこそ!」

奥田「いやいや、ありがとーございますぅ!」

亀田「なんだかんだ、久しぶりですか?」

奥田「そうですね、はい。」

亀田「でも、ステージでは、何度も共演していますよ!
   民生さんがソロで歌われている後ろで何回か…。
   で、9月11日に出ましたよ!ニューシングル!」

奥田「(笑)そりゃ出ますよ。一応、ミュージシャンですからね!」

亀田「これがね、このCD、
   ミュージシャンにはたまらなく面白い作りになってますね。
   なんと初回限定盤には、ビデオクリップ、レコーディングドキュメント、
   あとジャケの中にも使用楽器とか色々つぶさに書いてあって、
   これから音楽始めたいとか、
   バンドやっている子たちとかにはたまらん作り!
   そして、マルチトラックデータっていうのがあるんです。」

奥田「そーなんです。今回、一応実験として。」

亀田「これ実験?今回初めてですか?」

奥田「初めてですよ。」

亀田「これ、なんて説明してあげたらいいと思います?」

奥田「えーと、マルチトラックのデータですね。。。」

亀田「(笑)」

奥田「これ、普通にCDプレーヤーでかからないんですよね?
   パソコンにぶっこまなきゃいけないんだな。
   で、入れると録音されてる音がバラバラに入ってて、
   編集作業とかやりたきゃやってくれって感じです。」

亀田「ちなみに…
   Track1にはドラム
   Track2にはベース
   Track3にはギター(ギターはギターで全部まとまってる)
   Track4にはタンバリン
   Track5にはマラカス
   なんで、タンバリンとマラカスは分けたんですか?」

奥田「それは俺にもわからないんすよ…。
   俺、そんなこと言ったっけな?と思って。
   だったら、ギターわければ良かったのに。
   マラカスなんかいらなかったんじゃないかって。」

亀田「(笑)これ、ちょっと不思議ですね。で、Track6には、ボーカル。
   これ、どの楽器のプレーも民生さんなんですよね?」

奥田「そうですね。著作権とか色々問題あるかと思いまして、
   一人でやりました。
   ようするに、カラオケの進化版ですよ!
   歌だけじゃないでしょやりたいの。
   ギター弾きたかったり、ドラム叩きたかったり、
   マラカスやりたかったりすると思うんで…
   いらない楽器を消して、そこに自分のを足せばいいと思うんです。」

亀田「エアギターとかそういう次元を越した次のステップですね。
   自分で弾け!と。
   これはもう変幻自在ですね。自分のスタイルの入れたいギターとか。」

奥田「そうですよ。なんでもいい。琴でもいい。
   だから、パソコンのソフトみたいなのが必要になってくるんですけど、
   そういうのも最近は普及してますので。」

亀田「これ、ちなみに一つのスタジオで同じ日ですか?」

奥田「そうですよ。」

亀田「全部一人でってことは、最初は何から始めたんですか?」

奥田「はじめは、クリックと仮のギターとボーカルを聴きながら、
   ドラムを打って、そのあと、ベース弾いて、
   ギター弾いてみたいな感じ。」

亀田「で、やり遂げたあとに、歌を…孤独な作業ですね…?」

奥田「孤独…wあのー、いわゆる家で多重録音やってる方も
   たくさんいらっしゃるかと思いますけど、
   これは、割とちゃんとスタジオで録ってるので、
   俺ひとりじゃないんですよ。
   で、意味もなくレコード会社のやつが
   コーヒー飲んでたりするんですよ。
   まぁ、動いているのはほぼ俺だけ。」

亀田「で、今日はせっかくなんで、
   マルチトラックデータを使用してセッションしましょう!
   民生さんがギターを持ってきてくれて、
   僕もベースを持ってきました!」

M. 風は西から / 奥田民生×亀田誠治(半生演奏)

TAMIO-KAMEDA

亀田「やったー!」

奥田「さすがプロですね!
   ベースだけこっちに変えておいてもらえないですかね?」

KAMEDA

亀田「いやいや!」

奥田「本当にありがとうございました!」

亀田「奥田さんの弾きっぷりがサムライ感がありますね。」

TAMIO

奥田「そうですか?本当は、ギターも全部バラバラだったりとか、
   やろうと思えばできるんでね。考えてるんですけど。」

奥田「あと、考えていることとしては、
   ベースが3人分入っているっていうのはいかがですか。
   お好きなベーシストのバージョンでと。か」

亀田「その中に入れてもらえます?」

奥田「もちろんです。それを1個ずつダウンロードするっていかがですか?
   例えば、俺のベースは50円だけど、亀田さんのベースは100円で。」

亀田「で、根岸さんは、200円…」

奥田「いや、ねぎちゃんは80円…」

亀田「ひどい!!!(笑)」

奥田「どんなにギターを間違えても、ボーカルが動揺しないのがいいね。」

亀田「みなさんもそのトラックデータで楽しんでください。」


明日も、奥田さんとの対談をお届けします!
お楽しみに♪


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STAFF| 23:33 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2013年09月12日

宇宙で流れる音楽…

こんにちは! 亀田誠治です。
「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。

この番組は、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されているのには、一体どんな秘密があるのか?
毎日レコーディングやライブで音楽に接している、
僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー、
今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!

第289回目のテーマは…

宇宙で流れる音楽…

今日9月12日は、
宇宙飛行士の毛利衛さんがスペースシャトルで宇宙へ旅立った日を記念して、
「宇宙の日」に制定されています。

そして、皆さん!
NASAが宇宙空間にいる宇宙飛行士へ向けて送る
「ウェイクアップ・コール」と呼ばれる音楽があるのをご存知ですか?

宇宙空間では朝という概念がありませんから、
宇宙飛行士は、この「ウェイクアップ・コール」を聞いて
一日をスタートさせているのだそうですよ。
曲を選ぶのは、宇宙飛行士本人だったり、その家族や友人だったり、
時には管制塔のスタッフが行うこともあるそうです。

人類最初の「ウェイクアップ・コール」。
一体何だと思いますか!?
これは今から41年前。
1972年の「アポロ17号計画」まで遡ります。

■BGM: The City Of New Orleans / John Denver

ジョン・デンバーが歌う「シティー・オブ・ニューオリンズ」。
アポロ17号が地球を離れて4日目、
宇宙船が月の周回軌道に乗った朝、流れたそうです。
「Good Morning, America. How Are You?」という歌詞が登場します。

上手いですね!
まんまだけど、泣かせる演出!

そして、アポロが月を離れる日の朝、
「ウェイクアップ・コール」として流れたのは…

■BGM: We've Only Just Begun / Carpenters

カーペンターズの「We've Only Just Begun(愛のプレリュード)」だったそう。
人類と月、まさに、その新しい始まりを感じた時代…。

これも上手い!
洋楽だって歌詞を大切にしていることがわかりますね。
「We've Only Just Begun」この言葉にどんなに勇気づけられることでしょう!

この他にも、
ジョン・レノンの「イマジン」、
クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」、
U2の「ビューティフル・デイ」、
スタートレックのテーマもあれば、ロッキーのテーマ!
などなどの、ロックからポップスまでのスタンダードが勢ぞろい!

日本人宇宙飛行士だとこれまで、
毛利さんは、ゴダイゴの「銀河鉄道999」、
若田さんは、甲子園のテーマ「栄冠は君に輝く」、
野口さんは、となりのトトロの「さんぽ」などを
「ウェイクアップ・コール」に使っています。
皆さん、心のきれいな人なんですね!
素晴らしい選曲!

ちなみに、この「ウェイクアップ・コール」は、
NASAのサイトで実際に流れたときの音とともに、
一般の方でもチェックできるようになってます。
交信の様子まで聞くことができて、もう、わくわくしますよ!!!

(例) http://spaceflight.nasa.gov/gallery/audio/shuttle/sts-107/html/ndxpage1.html

こうして宇宙空間に送られ、
宇宙空間で聞かれている、この「音楽」という存在…。
暗闇の中、限られた空間、家族と離れた孤独の中、
そして美しい地球を眺めながら、
宇宙飛行士たちは、一体どんなことを感じてきたのでしょうか。

一緒に考えていきましょう!

音楽で目覚める。
なんて素敵なことでしょう。
これが、機械的なブザー音やベルだったら、きっと味気ないですよね。

いつしか、時間を音楽で知らせる手法は世界中で行われるようになりました。
「授業のチャイム」「夕方5時に街に流れる『夕焼け小焼け』」なんて、
ほら、我々の生活にも密着しています。

これが時代とともに、
一方的に決められて、多数に発信する音ではなく、
自分の意思で決めて、チームのみんなで共有するというカタチに
変わっていったんですね。
これが「ウェイクアップ・コール」の原点です。
宇宙船の中で「ウェイクアップ・コール」が流れるたび、
チームを構成するそれぞれが、自分の存在価値を確認することができるわけです。
こうして、仕事へのモチベーションが上がります。

携帯の着メロだって同じ発想ですよ。
自分の「お気に入り」に応援される、
つまり「人とは違う自分」を確認することでモチベーションが上がるんです。
生活のアクセントになるでしょ!

そして、地球を離れた非日常の空間での
過酷な作業をする宇宙飛行士のメンタルに、
音楽はとても優しい癒しになるはずです。
地球と宇宙、地球での生活と宇宙での生活をつなぐ、
温かいメッセージ・コール。

それから、我々地球人も「音楽の可能性」を信じているのです。
遠く離れた異星人に、音楽で気持ちを送りたいという原点が垣間見れます。
そして、少なくとも音楽、つまり音の波動は、
世界の、そして宇宙の誰をも傷つけることはないでしょう。
宇宙のどの星をも侵略することにはならないでしょう。
「こんにちは!我々は地球という星に住む、地球人ですよ!」
ということを、音楽を通じて伝えたいんですね。

さあ、ここでお送りするのはこちら。
これまでの膨大な「ウェイクアップ・コール」の中で
一番リクエストが多かったのは、この曲なんだそう…。

M. What a Wonderful World / Louis Armstrong

What a Wonderful World - Louis Armstrong

うーん、まさに時がゆったり止まるようですね。
ここで歌われる「World」とは、
宇宙のことなのか、はたまた、宇宙から見る地球のことなのか…
大変興味深いです。

そして、NASAは、無人探査機ボイジャーに、
地球上の音や言葉、画像、あらゆる科学、
文化を記録させた「レコード」を積み込んで、
いつか地球外生命体に発見されて、地球のことを知ってもらうために、
宇宙空間に放っています。
そのレコードの中には、あらゆる地域の音楽、クラシック、
さらに「ジョニー・B.グッド」まで収録されているそうですよ。

いつの日か我々の「音楽」が、
地球外生命体に聞かれる日が来るのでしょうか…。
夢が広がりますね!


「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。
今週もありがとうございました!亀田誠治でした!


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STAFF| 14:04 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2013年09月11日

9.11に想う

こんにちは! 亀田誠治です。
「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。

この番組は、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されているのには、一体どんな秘密があるのか?
毎日レコーディングやライブで音楽に接している、
僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー、
今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!

第288回目のテーマは…

9.11に想う

2001年の9月11日に発生した「アメリカ同時多発テロ事件」。
あの日から、もう12年が経ちました。

世界中の人々に衝撃を与えたあのニュース映像…。
あとに残された深い悲しみ、そして怒り。
なぜあんなことになってしまったのか?
あの出来事を体験した世界は、その後、平和になったのでしょうか?

答えは…

いえいえ、決してそうではありません、
人間は、今なお世界のどこかで、同じようなことを繰り返してばかり…。

今日は、どんなテーマでこのコーナーをお話しようかと色々考えましたが、
やはり、今日9月11日という日について、
僕、亀田誠治が感じることを、率直にお話してみようと思います。

皆さんは「平和」のありがたさをどんな時に感じますか?

つい先日のことです。
8月の中旬に、多摩川の花火大会を観に行ったんです。
今年の花火大会は、特に盛大で、川崎側と世田谷側の共同開催。
本当にたくさんの人が集まってにぎわいました。

というわけで、花火も大玉が「ドーン」「ドーン」って打ち上がるたびに、
みんなの「わーきれい!」の「わー」という歓声が、
街中に響きわたるんです。
この、平和で、何気ない、夏の光景。

ところが、これを、目をつぶって聞いていると
僕には、花火の打上がりの「ドーン」という音が爆撃の音。
「わーきれい!」の「わー」が、人々の逃げまどう悲鳴に聞こえてきたんです。
僕は、こんな恐ろしいことが、日常的に起こっていたとしたら、
自分の大切な人の命が奪われてしまったとしたら
どんなに辛いだろうと、恐ろしくて打震えてしまいました。

様々な問題を抱えながらも、日本は平和であることを感じると共に、
世界にはまだ平和でない地域もたくさんある…
ということを強く思ったんです。
自分はこれでいいのか!?
答えの無い自問自答の旅が始まります。

いつの時代にも、
多くのミュージシャンやアーティストが平和の願いを込め、
音楽や作品を発信しています。
それだけ、世界中のどこかで、常に争い事が起きている。

僕の作っている音楽の大半はラブソングで、
世界平和そのものを言及しているものはありません。
でも、いざという時に、
これらのラブソングが多くの人たちの心の中で「思いやり」の種として、
しっかりと育まれていることを願っています。
人として、何を大切に想い、どう生きていくべきかのヒントになる。
そんな音楽を作っていきたいです。

様々な国があり、様々な人がいて、様々な思想を持っています。
お互いの違うところを否定するのではなく、
お互いの違うところを認め合う。
そんな、人間でしかできない、
「愛」と「知恵」という行動に、気づきを与えるのが音楽。
そんな音楽が、みんなの日常の中にしみわたっていくことを
心から願っています。

さあ、去年の今日は9.11ということで、レノンの「イマジン」をかけたのですが、
今年は、ちょっと踏み込んだメッセージをみんなでシェアしましょう。
「平和にだって一度くらいはチャンスをくれよ!」
ジョン・レノンらしいウィットに富んだメッセージです。

M. Give Peace a Chance / John Lennon

Give Peace a Chance - Plastic Ono Band

全ての人が、一日でも早く、一日でも長く、平和を享受して、
そして、それが永遠に続くことを
みんなで「イマジン」しましょう。
今日9月11日を、そんな平和への想いの栞にして、
毎日を生きていきたいと思います。


「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。
明日は「宇宙と音楽の素敵な関係」についてお話します!


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STAFF| 14:10 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2013年09月10日

街で見かける音楽!

こんにちは! 亀田誠治です。
「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。

この番組は、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されているのには、一体どんな秘密があるのか?
毎日レコーディングやライブで音楽に接している、
僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

第287回目のテーマは…

街で見かける音楽!

皆さん、新しいアーティストや曲を発見する時ってどんな時ですか?

テレビに出ていた!ネットで!口コミ!
色々とあると思いますが…
今日、9月10日は「屋外広告の日」だそうです。
ということで今日は、僕らが毎日街で目にする屋外広告についてお話します。

街は屋外広告で溢れています。
それらは企業の商品やテレビドラマの広告の場としてはもちろん、
僕たち、音楽を奏でるアーティストのプロモーションの場としても
大いに役立っています。

さあ、今日は、若者文化の発信地、渋谷という街での屋外広告から得られる
具体的な効果を紐解いていきましょう!

まずは気になる渋谷での広告費、「3つのパターン」について調べてみました!

(1) 街頭ビジョン

スクランブル交差点前のビジョンに、15秒スポットを1日あたり60回放映すると…
約80万円〜。

あれ?意外に安い?

(2) 移動広告

大型トラックを渋谷の街で1週間走らせると…
260万円〜。

高い気もするけど、新曲を流しながら走行することもできるしお得?
でも、僕の個人的な意見なんですけど、エコの感覚からしてどうなんでしょうね?

(3) 屋外看板

SHIBUYA109の壁面に2週間掲出すると…
1,300万円!!!!!

高〜っ!
その他、僕らがよく目にする場所では、こちらも2週間掲出で
300万円〜500万円など。

皆さん、どうでしたか?

ちなみに、
日本テレビ、フジテレビ、TBS、テレビ朝日などの大手民放でTVCMを打つと、
15秒1本あたり、約40万〜75万円です。
しかも、CMの制作費が有名企業だと○千万以上かかるので、
やはり全国ネットで流そうとしたら億単位でかかるのも珍しくありません!

また、新聞の広告出稿料金は、契約内容によって違ってきますが、
15段の広告(1面)は、約2,000万円程度になります。
これも結構なお値段ですね!

ということは、屋外広告は案外、
割に合っているということがわかってきました。

ところで、渋谷という街についてフォーカスしてみましょう。
日本を代表する繁華街であり、ファッションや音楽など、若者文化の最先端の場。
そんな、渋谷駅の一日の乗降人数は約215万人!!

それをふまえて、先ほどの広告費を分析してみましょう。
例えば、最も高かった、あのSHIBUYA109の広告です!

2週間で1,300万!もかかりますが、
渋谷の街に毎日集まる215万人×14日=約3,000万人。
単純計算ですが、
2週間で約3,000万人もの人の目に触れる可能性があることになります。
ということは、
1,300万円÷3,000万人=一人当たり0.4円!!
オオオ〜!
急に安く感じてきたでしょう?

しかも渋谷という街の特性上、
「流行に敏感な若者」というターゲットに絞ってアプローチできるんです。

そしてもう一つ、屋外広告の意味を考えていきます。
最近のTwitterやFacebookなどのSNSの台頭や、
YouTubeの出現によって、視聴者が好みの音楽に関する情報を選べる時代。
そんな中で屋外広告の強みは、誰の目にもとまるということ。
自分の意思とは関係なく、広告の方から飛び込んでくる。
つまり、無意識層へのアプローチができるんです。
こうやって考えると、
屋外広告は、スマホが浸透してネットやSNSがどんなに盛んになっても、
俄然強い広告媒体なんですね。

さあ、今日オンエアする曲はこちら。
2011年2月17日(木)に、レディオヘッドの公式Twitterアカウントにて、
「渋谷 ハチ公広場 金曜日 18時59分」というツイートがありました。
当初、上記の時間に渋谷の街頭ビジョン3面をシンクロさせて、
新曲「Lotus Flower」のPV放映を行う予定だったが、
反響が大きく、あまりにも人が集まり過ぎたために急遽中止となった、
このお騒がせの1曲を聞きましょう!

M. Lotus Flower / Radiohead

The King of Limbs - Radiohead

そう、屋外広告自体は、動かないメディアに過ぎませんが、
TwitterなどのSNSと合体すると威力抜群!
逆に、もしかしたら本人が来るかも?という期待感があおられるのですね。
動かないメディアが、多くの人を動かしてしまう。
これが屋外広告の最大の魅力ですよね。

みなさんも携帯ばっかり見ていないで、
顔を上げて屋外広告に目を向けてみると、面白い発見があるかもしれませんよ!


さて、この番組「BEHIND THE MELODY」では
リスナーの皆さんから「音楽に関するギモン」をお待ちしています。
皆さんからのギモンは、
この番組「BEHIND THE MELODY」のサイトからお願いします。


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STAFF| 14:04 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2013年09月09日

アーティストが知りたい“音楽のヒミツ”!〜怒髪天 増子直純のギモン

こんにちは! 亀田誠治です。
「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。

この番組は、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されているのには、一体どんな秘密があるのか?
毎日レコーディングやライブで音楽に接している、
僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー、
今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!

第286回目のテーマは…

アーティストが知りたい“音楽のヒミツ”!〜怒髪天 増子直純のギモン

はい、この番組「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」では
ラジオの前のアナタからいただいた「音楽に関するギモン」を募集していますが、
今日は、アーティストからの「音楽のギモン」に答えてみたいと思います。

本日、ギモンを投げかけてくれるのは、この方です!

★増子直純さん ============

亀田さん、そしてJ-WAVEをお聞きの皆さん、こんにちは。
怒髪天ボーカルの増子直純です。

亀田さんとは「風とロック」以来ということでね、ご無沙汰しております。
よろしくお願いします!

====================

はい、怒髪天の増子直純さんです!
もう「風とロック」でいつも仲良しです!

そんな増子さんから届いた「音楽のギモン」、さっそく聞いてみましょう。

★増子直純さん ============

最近、なんと47歳にして初めてギターを買いまして。

これまでもギターをジャーンと鳴らしてジャンプして膝で着地…みたいなね、
そういうスタイルはロックですからね、憧れた部分もあったんですけど、
なかなか買うまでに至らなかった、ね。
人に借りたりして持ってみても重いしね、
ネックを握ったときに6本の弦を4本の指で押さえなきゃいけないってところに
不条理さを感じていたので、
なかなかギターには手を出さなかったんですけど。

先日、某音楽誌で自分のバンドのギターに教えてもらうってコーナーをやった時に、
「ギター、おもしれぇな!」と思って。
じゃ、やっぱ買おうかと思って買ったんですけど。
最初に何を買おうかいろいろ悩んだんですが、うちのギターの上原子に聞いたところ、
一番最初はルックスで買うべきだと。
いろいろ考えた結果、
高校生の時にTHE MODSが好きだったんで、
森山さんの持ってたムーンのレゲエマスターというギターを買いまして、
今、家でせこせこやっております。

まー、いろんな楽曲ありますよね。
で、練習していく中で、例えばビートルズ。
世界的なスタンダードだと思うんですけど、
ビートルズの中で一番最初にコピーしておくべき曲というのは、
亀田さんにしたら何でしょうか?
ぜひ教えてください。
オレ、そこからギター始めたいと思いますんで、ぜひともご教授ください。

====================

ご教授だなんて…僕、責任重大ですね!

それにしても47歳でギターに挑戦!
なんて素敵なんでしょう!!
きっとリスナーの中にも増子さんと同じような悩みを持っている人、多いのでは!?

では、お答えしましょう!

怒髪天のギター、上原子さんは、
「ギター選びはビジュアルから」と言っていたそうですが…
ハイ!まさにその通りだと思います。
はっきり言って、僕も同感です!

ビジュアルから入ることはすごく大事です。
一目惚れは特に大事!
一目惚れで恋すれば、相手に好かれるために一生懸命頑張るでしょう?
夢中になって練習するでしょう?
ようするに楽器自身を女の子にたとえると「タイプ」なわけですから、
その「娘」とたくさん触れ合いたいと思うし、
その「娘」に認められたいと思うからですね。

なんだか、楽器選びと恋人選びって、本当に似ているんです!
そりゃそうですよね。
お互い長い時間寄り添うわけですから。
そしてつき合っていくうちに、相手のことがだんだんわかってくる。
楽器もそうなったらしめたもの。
その楽器の見た目だけではなく、いい音の鳴らし方がわかってくるし、
楽器の方もいい音で鳴り始めてくれるんですね。

そして、さらに言うと、
見た目が良くて、その上、弾きやすいというのが大切。
信頼できる楽器屋さんやリペアマンに調整してもらいましょう。
弦高が高くて弾きにくいとか、ネックが反って押さえづらいとか、
せっかくのナイスなルックスでも、つき合うのがしんどくなっちゃいます!
ちなみに、僕も、もう30年以上も連れ添っている
「愛妻」と呼んでいるベースがありますが、
めちゃくちゃ弾きやすいです。
そっと触れるだけで鳴ってくれる感じですよ!

そして、ギターを弾く時にまず、やったほうがいいこと…。
まずは、好きな曲を練習する!
好きな曲なら、ずっと弾いていても飽きないはずです。
しかも、この「コピー」する時のポイントは、
「だいたい」弾けていればいいんです。
みんな「完コピ」しようとするから挫折しちゃう。
僕はビートルズ大好きだし、ポールのことも大好きだけど、
恥ずかしながら、一曲もベースで完コピできませんよ。
でも、フィーリングはばっちりつかんでいるから、
完コピするよりもかっこ良く弾けるゼ!
要は、楽器を練習することによって、
その曲に長く触れ合って、その曲に愛着がわいて、
自分のフィーリングが磨かれていけばいいんです。

それから、うまく弾けない時。
山を越えるポイントを伝授しましょう。

まずは、楽器と音楽を楽しむこと。

みんなギターやろうと思ったんだけど、「F」のコードで挫折した!
って言うでしょ?
あの、人差し指で1弦から6弦まで押さえる「セーハ」でつまづくんですよね。
これはね、「難しそう!?」って意識が働いて、
力が入りすぎて疲れちゃったり、指がつりそうになってしまっているだけなの。
指と手首と、心の基礎体力をつければいいだけなんです。

力を抜いて、人差し指1本でセーハして、
ポポポポポポーンて、6本の弦の音を鳴らす練習を
一日15分、一週間くらいすれば必ずできるようになりますよ!

僕、ちょっとやってみますね。
はい、「F」のコードです!

〜実践〜

こんな感じ。
うまく弾けないという人は、
まず、人差し指の親指側の指の横っかわをうまく使って、
均等に押さえて…はい!

ほら!セーハを制覇した!(なんつって…)

人差し指の力をつけるためにセーハだけしてみる。
これを毎日やる。
テレビ観ながらでもいいし。
こうやって、ギターを身近に置いて、いつもポロポロつま弾いてあげる。
しかも、そうしていると「楽器慣れ」してきて、
弾く姿まで「いい感じ」でサマになってくる!

さあ!
本題のビートルズの曲で一番練習に適している曲は?

まず、増子さんが「好きな曲」であることが大前提として…
私、亀田誠治が、

(1) エレキの弾き語りでもキュンキュンくる
(2) 初心者の難関のセーハがある
(3) そして、ストロークとアルペジオの両方が入っている

という3つのポイントから選びました!

M. Here, There and Everywhere / The Beatles

Revolver - The Beatles

増子さん、どうですか?
一目惚れしたギターで、
21、22日の芋煮会で、僕と一緒にジャムリませんか!?

というわけで、リスナーの皆さんも楽器ができると楽しいよ!
ぜひ、楽しくトライしてみてください。


今日はアーティストのギモンに答えましたが、
リスナーの皆さんからの「音楽に関するギモン」も大募集中です!
「BEHIND THE MELODY」のサイトからお願いします。
皆さんのギモンが集まったところで、番組でピック・アップしていきたいと思います。

「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。
明日は、屋外広告の持つ力をテーマにお送りします。
どんな話になるのか、お楽しみに!


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亀田誠治オフィシャルサイト『亀の恩返し』では、
動画やリリース情報などなど最新情報が載っていますので、ぜひチェックを!

STAFF| 14:04 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2013年09月05日

なんでも答えます、音楽のギモン!

こんにちは! 亀田誠治です。
「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。

この番組は、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されているのには、一体どんな秘密があるのか?
毎日レコーディングやライブで音楽に接している、
僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

第285回目のテーマは…

なんでも答えます、音楽のギモン!

はい、今日は、普段皆さんからいただいている「音楽のギモン」にお答えします。

それでは、さっそく!

●ラジオネーム:サミルキンビ

気持ちのいいチューニング、一般的に440hz=Aですが、
じつは、450とか430のが気持ちいいのでは?
ソニック・ユース然り、
「新しい音楽はチューニングにあり」みたいなことを言っていたので、
そこら辺、教えてください!

気持ちのいいチューニングは一体いくつなのか?
という質問。

お答しましょう!

確かに、現在ではサミルキンビさんの言う通り、
A=440hzという基準音が一般的ですね。
これは、1939年にロンドンで定められた「国際基準ピッチ」に準じています。
それまでは、時代、楽器、弾き手、楽団、作曲家によって
様々なピッチが設定されていて、
音程感は、よく言えば自由、悪く言えばマチマチだったわけです。
その後、ピアノの発達などで国際基準ピッチというものが定められました。

チューニングは時代とともに変わりました。
バロック音楽の頃は、
415hz=Aという、今より半音近くも低いチューニングが施されていたんですよ!
ところが、チューニングが高めの方がキラキラ華やかな響きを得られるということで、
演奏者同志、オーケストラ同志が競い合って、
どんどんピッチが上がっていったのです。

え?
チューニングが高めの方がキラキラ華やかな響きになるって、一体どういうこと?
と思う人も多いと思うので、
チューニングを高めに設定すると本当に華やかになるか、
ちょっと実験してみましょう!

では、435hzでチューニングしたコードと、
450hzでチューニングしたコードを比べてみましょう!

〜実験〜

ほほう!確かに450hzのほうがキラキラして派手ですね!
華やかです!

こうやって派手さやきらびやかさを求めて、
チューニングはどんどん上がっていったんです。
多くのオーケストラや演奏者が、
迫力を求めてチューニングを高くしていった理由は、
こんなところにあるんですね。

ちなみにあまり知られていませんが、
現在、我々プロのレコーディングでは441hzが主流です。
これは、楽器に負担のかからない範囲で
力強く明るい、安定した音を得るために、
80年代以降自然と441hz=Aが基準になってきた感じです。
よく440か442か、なんてネット上で論争されていますが、
プロの現場では、じつはその間の441hz=Aが使われているわけです。

ところが、時代はさらに変わってきています。
最近ではソフトシンセといって、
コンピュータにインストールしたピアノやストリングス、ベースなどの音が
プロの現場でも使われるようになり、
それらのデフォルト(基本設定)が440hzということで、
いわゆるデジタル世代の若い子達の作り出すサウンドが、
疑いも無く(そりゃそうですよ、デフォルトですからね)
440hzのチューニングに戻ってきている
という傾向があります。
アーティストが宅録してきた音源に
現場で441hzでチューニングした生ギターを入れようとしたら
なんかギターのピッチが高く感じられて、
「ひょっとしてこれ440でチューニングした?」なんて聞くと
「はぁ?440ってなんですか?」
なんて、チューニングの概念すらなくなっていること、よくありますよ!

ちなみに、先日僕が東京国際フォーラムAで行った
クインシー・ジョーンズのトリビュートコンサート。
これね、
クインシーのバンドと、亀田のトリビュートバンドと、小曽根真さんのバンドが
出たんですけど、
じつは、それぞれのバンドのチューニングが全部違っていました。
クインシーのバンドは440hz、
亀田バンドは441hz、
小曽根さんのバンドは、きらびやかなブラスのサウンドが欲しいということで、442hz!
ということで、現場で使われたピアノはなんと3台!
そんな贅沢な話もありました。

ちなみに、ソニック・ユースが「新しい音楽はチューニングにあり」と言ったのは、
440hzとか445hzということではなく、
おそらくギターの変則チューニングのことかと思います。
では、そんなソニック・ユースの変則チューニングがうねる、この曲をどうぞ!
カーペンターズの珠玉の名曲がこうなる!
チューニングひとつで、音楽の表情はこんなにも変わるんです!!

M. Superstar / Sonic Youth

If I Were a Carpenter - Various Artists

さて、この番組「BEHIND THE MELODY」では、
ラジオの前のアナタから、「音楽に関するギモン」を引き続きお待ちしています。
どんなに基本的なギモンでもOKですよ!
僕に聞きたいギモンは、この番組「BEHIND THE MELODY」のホームページから
送ってください!

「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。
来週月曜日は、怒髪天の増子直純さんからの「音楽のギモン」にお答えします!


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STAFF| 14:03 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2013年09月04日

ハッピー・バースデー! ビヨンセ!

こんにちは! 亀田誠治です。
「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。

この番組は、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されているのには、一体どんな秘密があるのか?
毎日レコーディングやライブで音楽に接している、
僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

第284回目のテーマは…

ハッピー・バースデー! ビヨンセ!

今日9月4日は、歌姫、ビヨンセの32回目の誕生日。
おめでとうございます!
つーか、まだ32歳!?若い^^^^!!!

1981年、テキサス州ヒューストン生まれ。
7歳からダンススクールに通い、
98年、17歳の時に、
伝説のガールズグループ、デスティニーズ・チャイルドとしてデビューしました。

幼なじみ4人で結成されたデスチャ。
なんと結成は、驚くなかれ、8歳の時!
それから何度かメンバーチェンジを繰り返し、
最終的にはビヨンセ、ケリー、ミシェルの3人。
このデスチャが皆さんにはお馴染みかもしれませんね。

サード・アルバム『サヴァイヴァー』で大ブレイク!
アメリカ、イギリスを始め、
10カ国以上でアルバム・チャート1位を獲得することになります。

そんなデスチャの活動と並行して、
2002年に初ソロ・シングル「ワーク・イット・アウト」をリリースしたビヨンセ。
ソロ・アーティストとしての歴史がスタートしました。
そんな彼女の魅力、改めて考えてみると…

≪熱すぎないのがちょうどいい?新しいディーヴァの形≫

ビヨンセといえば、歌って踊れるアーティストですが、
意外とソウルフルにシャウトしたり、歌い上げている感じではないんですね。
ちょうどいい感じに力が抜けていて、ダンスと平等的に彼女を見ることができる。
日本でいうと、安室ちゃんみたいな感じですかね?
その熱すぎない感じが、ビヨンセ“テク”なのかも??

たとえば、映画『ドリームガールズ』では、
ジェニファー・ハドソンが“コテコテ豚骨味”に歌い上げるのに対して、
ビヨンセは、抑制をきかせて“サッパリ塩味”で歌います。
あのモータウンの社長のベリー・ゴーディ・ジュニアに扮する
ジェイミー・フォックスに、
「声が細い!」なんて言われながら。

続いて…

≪ゴシップ知らず?!優等生なビヨンセ!≫

ビヨンセのこれまでを振り返ってみると、
あまり悪いゴシップがないと思いませんか?
デスチャでデビューをし、ソロでも成功を収め、
プライベートでも、2008年には、長年付き合っていたジェイ・Zと結婚。
そして、2012年に長女を出産。

これだけ聞くと、とても幸せな人生ですよね!
順風満帆!
彼女の人気に陰りが出るような気配はないんです。
よくある、サクセスストーリーの後に待ち構える、
ドラッグに溺れたり、精神的に病んだり…といったニュースもまったくありません。
たしかに、父親の不倫騒動や隠し子発覚がキッカケで両親が離婚をしてしまったり、
ファーストマネージメントだった父親と「ビジネス上での決別」…
つまりステージパパだったんですね…
といったことはあったりしますが、これらは彼女自身の問題ではありません。

この、絵に描いたような、順風満帆で幸せな生活。
これこそが、アメリカが心から求めている伝統的な感情なんです。
アメリカン・ドリームなんです。
それを達成しているビヨンセ。
そして、多くの家庭が、それを達成できないところに、
アメリカという社会が抱える問題がある。
ビヨンセの存在は、そこに、ブレずに存在して、
光と希望を与えているんです。

さて、今日お届けするのは…
ビヨンセのルーツには、圧倒的なR&Bがあるということを証明しているこの曲。
デスチャのナンバーから、
こんなスローバラードで見せるビヨンセの圧倒的な、
でもトンコツじゃない、サッパリ出汁の効いた、
このボーカルワークを聞いてください。

M. Stand Up for Love / Destiny's Child

Stand Up for Love - Destiny's Child

白人のデヴィッド・フォスターがプロデュースしたトラックなのに、
この熱唱!
このR&Bのフィーリング!!
ビヨンセは間違いなく、スーパー・ディーヴァの一人です。

ところで、彼女自身はマイケル・ジャクソンを敬愛していると言われています。
ビヨンセは、女版マイケルになるのか?

いえいえ、ビヨンセとマイケルは別もの。
ビヨンセはビヨンセであり続けるでしょう、

隅々までコントロールできる歌唱法。
隙のないダンス。
そして、社会貢献。
そんな共通点はたくさんあります。
これからの数年間で、ビヨンセがそのキャリアの中で、
例えば「スリラー」のように、
大人から子供まで誰にも愛される大きなヒット作に出会えれば、
前人未到の領域に到達するかもしれません。
とは言ってもビヨンセは、21世紀型アーティストです。
「KING OF POP」と言わしめたマイケルとは対照的に
「QUEEN OF R&B」と言わしめ、
ブラックミュージックを牽引していくのではないでしょうか!?


さて、この番組「BEHIND THE MELODY」では、
リスナーの皆さんから「音楽に関するギモン」をお待ちしています。
今さら聞けない、あの有名なアーティストに関してでもOKですよ!
「音楽に関するギモン」は、この番組のサイトからお願いします。


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STAFF| 14:06 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2013年09月03日

ベッドのある風景…

こんにちは! 亀田誠治です。
「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。

この番組は、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されているのには、一体どんな秘密があるのか?
毎日レコーディングやライブで音楽に接している、
僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

第283回目のテーマは…

ベッドのある風景…

今日9月3日は、「9」と「3」で、「グッ」「スリー」!(笑)
「グッド・スリープ・デー」ということで「ベッドの日」なんです。

忙しい毎日。
疲れた体をしっかり休ませ、ぐっすり快眠!
僕も毎日お世話になってる、この「ベッド」ですが…。

おいおい亀田さん!「音楽とベッド」、一体何が関係あるの!?
そう思うなかれ。
意外とこの「ベッド」は、音楽の中にたくさん登場してくるんですよ。

例えば!

■シングルベッド / シャ乱Q

ご存知、シャ乱Qの大ヒット曲「シングルベッド」。
もう戻ってこない過去の恋に想いを馳せる、切ない歌詞ですね。
だって、
「シングルベッドで夢とお前抱いてた頃」
ですから…。
この「シングルベッド」は一人暮らしの部屋の象徴でもあり、
まだ成功していない、苦労していた時代を重ね合わせることもできます。

■BED / DOUBLE

こちらは、DOUBLEの「BED」。
KC松尾さん節が炸裂のR&Bナンバーです。
「ベッドの真ん中が一番淋しい。
 二人で抱き合えば何もいらなかったはず…」
この歌い出しですからね。
まさに「ベッド」の上で繰り広げられる、
女性の深い恋心が巧に綴られています。

ということで、この「ベッドと音楽」の関係。
海外でも歌われています。
例えば!

■California King Bed / Rihanna

リアーナの「カリフォルニア・キング・ベッド」。
(「シングル・ベッド」、「ダブルのベッド」ときて、今度は「キング・ベッド」!
 いい流れだ!
 さすがスーパーセレブ!リアーナはいつもキング・ベッドで寝ているんでしょうか!?)
「ベッドの上の二人の距離は、1万マイル離れている…」
隣で寝ている愛する人との気持ちをこんなふうに表現しています。
すぐ隣にいるのに気持ちの距離は1万マイル…。
何とも繊細で複雑な恋心…。

そして、こんな名曲も!

■Between the Sheets / Isley Brothers

キマシタ!
アイズレー・ブラザーズの名曲「ビトウィーン・ザ・シーツ」。
ちなみに邦題は「シルクの似合う夜」です。
AORとR&Bの交差する時代をうまく表現していますよね。
これはもうベタベタ。
ベッドの上での男女の気持ちをトロットロに歌い上げています。
お昼時なので、気になる方、歌詞はご自分でチェックを〜。

さあ!
ということで、古今東西で歌われる「ベッド」を舞台にした音楽。
そこには一体どんな秘密があるのでしょうか?

お答えしましょう!

はい、ここは単刀直入に言いますよ。
単純にベッドは、恋愛のクライマックスの象徴なんです。
ここは恋人たちにとっては、愛し合う場所。
でも、その愛し合う行為を具体的に歌ったって、
所詮「誰もが同じことをする」わけなので、
そこんところをつぶさに描写しても、歌としては面白くないんです。
だから、ベッドというステージだけを提供して、
そこで繰り広げられる恋愛のストーリーは、
聞き手の経験からくる、想像の世界に任せているわけです。

言いかえれば、ベッドルームという部屋の中に、
さらに、ベッドという小部屋が用意されているようなものなんです。
部屋の中のまた部屋。
そこは、恋愛行為が行われ、時に孤独な時間が過ぎていき、
つまり、リアルな社会と隔離された、非常に純度の高い空間なんです。
そこで愛し合い、時にののしり合い、最後には一人になってしまう。
これだけの場面設定ができる小物は、ベッド以外にありません。
つまり、ラブラブの時間も、孤独の時間も、
ベッド一つで網羅できちゃう!

その他心理的に、例えば、
眠れない夜、
いろいろ考えてしまうこと、
闇の中から夜明けを迎えること、
そういった人生の喜怒哀楽、様々な人生の動きが、
ベッドという舞台さえあれば表現できるんです。

皆さんは、お芝居を観に行ったことありますか?
お芝居の世界でもベッドがぽつんと舞台の上に置いてあって、
そこからストーリーが展開していったりするでしょう?
これもまったく同じしくみですね。
ベッドがそこにあるだけで、僕たちはそこで繰り広げられるストーリーに
自然に引き込まれていくのです。

さあ、ここで1曲お送りしましょう。
数あるベッドソングの中で、
別れの情景を、ベッドとピアスをからめて、
自分の心と相手の心に幕を引こうとする…
切ない切ないラブソングです。

M. 真珠のピアス / 松任谷由実

PEARL PIERCE - 松任谷由実

ラストのサビで「ベッド」を「蒼い心の海」と翻訳する
ユーミンの研ぎすまされた感性がスゴ過ぎます。

さあ、いろんなベッドソング。
まだまだありますね。
そのうちベッドソング2をやりたいです!


「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。
明日は、「ビヨンセ」の魅力に迫ります。お楽しみに!


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STAFF| 16:35 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2013年09月02日

アーティストは、なぜカバーソングを歌うのか?

こんにちは! 亀田誠治です。
「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。

この番組は、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されているのには、一体どんな秘密があるのか?
毎日レコーディングやライブで音楽に接している、
僕、亀田誠治が解き明かそう!
そんな番組です。

普段何気なく聞いているアノ曲、
昔から耳にしていたヒット曲の知られざるストーリー、
今の音楽シーンとどんなつながりがあるのか?
僕と一緒に探っていきましょう!

第282回目のテーマは…

アーティストは、なぜカバーソングを歌うのか?

■BGM: ロビンソン / スピッツ

はい、聞こえてきたのは…?
そうです、スピッツの「ロビンソン」!
彼らの中でも1、2を争うこの人気曲は、
イントロ、Aメロ、サビ、歌詞…
どこを斬っても切なくて、素晴らしい名曲でもあります。

でも、今日はこの曲の素晴らしさを話すワケではないんです。
奇しくも最近、この「ロビンソン」を
2組のビッグ・アーティストがカバーしているんです。

■BGM: ロビンソン / ゴスペラーズ

日本が誇るコーラスグループ、ゴスペラーズ!
彼らが先週リリースした最新シングルは、
初のカバーダブルAサイドシングル。
原曲とは全く違い、こんな感じになるんですね。

そして…

■BGM: ロビンソン / 絢香

こちらも日本が誇る歌姫、絢香!
今週リリースになるニュー・アルバム『遊音倶楽部〜1st grade〜』は全曲カバー。
このアルバムの中で、「ロビンソン」を取り上げています。

絢香とゴスペラーズ。
まさに同じタイミングでリリースされる2つの「ロビンソン」。
これは、偶然なんでしょうか?

アーティストは、常に良い曲を歌いたいと思っています。
良い曲を探しています。
そんな中で、
「ロビンソン」のような誰もが知っている名曲をカバーするということは、
そのアーティストのプロフィール代わりになるんですね。

たとえば、Twitterのプロフィールでその人がフォローしている人を見ると、
その人の好みがわかりますよね?
それと同じように、カバーする楽曲を聞くと、
聞き手の方も
「ふむふむ、絢香も『ロビンソン』のことが、スピッツのことが好きなんだな」
「名曲はいつになっても色あせないんだな」
という、
新しい世代に対する安心感や信頼感のようなものが芽生えてくるんです。

そう!
時代と時代、世代と世代を繋いでいくのが、カバー曲の最大のミッションなのです。
これは、カバーするアーティスト、カバーされるアーティストの双方にとって
光栄なことではないかな?

しかし、一方、カバー曲に対して、時々否定的な意見も出ますよね。
「オリジナルのほうがよかった!」と。
たしかに、オリジナルのファンの皆さんの気持ちもわからなくないですが、
逆に言うと、オリジナルの印象を、新しい今の時代色に染めるのも
カバーソングの醍醐味です。
だからオリジナルファンの皆さんも、
新しいカバーバージョンも受け入れて欲しいと思います。
そこで「あれ?これ誰が歌っているんだろう!?」と思わせればしめたもの。
カバーするアーティストが生きているのは「今」。
そして「今の水準のスキルとハート」で、
オリジナルにはなかった魅力を引き出している場合もたくさんありますよ。

とはいえ、昨今のカバーアルバム・ブームの中には、
・各時代のヒットソングを並べただけ
・その楽曲が流行った頃のオリジナルのファン層を取り込める
といった、ある程度成功が見えることから、
やむを得ずカバーアルバムを作っているのではないか?
と思われてしまう作品も少なくありません。
悲しいかな、そんな志で作ったカバーアルバムは、
楽曲の魅力は伝えることはできても、アーティストの魅力を伝えることはできません。
「本当にこの曲好きでカバーしている?」って思われてしまったら負けですね。
目の前のビジネス的には美味しいかもしれませんが、
長く続いていくものではないと思います。

もう一つ大事なこと!
カバーアルバムは、楽曲を作らないことで、
アーティストの負担がかからないというメリットがあります。
アーティストにとっては、俗に言う「産みの苦しみ」と呼ばれる作曲期間がいらない、
というメリットもあります。
CDからの収益よりも、ライブ稼働の収益に重きがおかれている昨今、
コンサートツアー、プロモーションなどで多忙を極めるアーティストにとって、
作詞・作曲が既にコンプリートされているカバー曲は、たいへんありがたい存在です。
しかもカバー曲は、即戦力。保証書付きの名曲です。
少なくとも楽曲ではずすことはないのですから。
となってくると、カバー曲は、
それをカバーするアーティストの個性でいかに表現できるか?
というところにかかってきますよね。

さあ、今日聞いていただくのは、今年、僕の手がけたカバー曲です。
80年代の尾崎豊の代表曲「I Love You」を、
BIGBANGのD-LITEと、バイオリニストの葉加瀬太郎さんがコラボして、
切なく仕上げたカバーです。

M. I Love You / D-LITE(from BIGBANG) feat. 葉加瀬太郎

I LOVE YOU - D-LITE(from BIGBANG)

いかがですか?
オリジナルの尾崎さんのバージョンの素晴らしさ。
そして、この歌を愛するD-LITE君のハート、葉加瀬さんの歌うバイオリン。
25年前に生まれた「I Love You」に、今の普遍的な思いを込めた、
素晴らしい音楽の化学反応がここにはあります。

これからも、きっとたくさんのカバー曲が生まれてくるでしょう。
それらが、時代を繋ぐ名曲になりますように!


「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」。
今日はカバーソングについて、お話しましたが、
こんな感じで、このコーナーでは音楽に関する色々なお話をしています。
皆さんからも「音楽についてのギモン」、「こんなテーマで話してほしい」など、
メッセージをお待ちしています。
この番組の応募フォームから送ってください。

「FM KAMEDA」、明日は「ベッドで歌われる曲のヒ・ミ・ツ」をお話します。


♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪

亀田誠治オフィシャルサイト『亀の恩返し』では、
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STAFF| 14:04 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA