2012年09月27日

杉山ハリーのギモン

「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」…
古今東西、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはいったいどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、どんな秘密があるのか?
毎日音楽と向き合っている、亀田誠治が解き明かしていきます!

第99回目のテーマは…

「杉山ハリーのギモン」

今日は僕の目の前にゲストをお迎えしています、
杉山ハリーくんです!

●ハリーくん、今日はFMカメダがスタジオに来ちゃいましたよ!
 〜パクスカは今日で終了という事で、
 思わず駆けつけちゃいました!


●「BEHIND THE MELODY〜FM KAMEDA」、
 毎回いろいろなテーマでお送りしているんですが、
 ハリーくん的に、どんなテーマの時が印象に残っている?

〜以前、東京スカイツリーの特設スタジオから、一緒にやったこともありましたね。

●今日は、残念ながら「パクスカ」最終回ということで、
 なんと!ハリーくんが思っている「音楽のギモン」に答えようと思います。

<Q>
 最近では日本のバンドやアーティストでも
 英語で歌うバンドも増えていて、人気の人たちも増えています。
 (たとえば、ELLEGARDENやTHE BAWDIESなど…)
 そこで、英語の詞に関して質問させてください。
 日本の人たちに英語で歌った歌詞のニュアンスを伝えるのは
 けっこう難しいと思います。(僕はもちろん好きですが。)
 ただ、最終的に人の心に残っていくのかな? 
 という感じがするのですが
 この「英語の歌詞」で歌う、という事をどんな風に思いますか?

英語で歌うことのネガティブな点はただ一つ!
日本人には、歌詞が伝わりづらいということ。

では、英語で歌うことのポジティブな側面を考えましょう。
①『英語のリズムが欲しい時!』

英語は子音と母音の組み合わせで
アタック感があって
リズム感を出しやすいんですよね。

たとえば、ハリー君の大好きなビートルズで試してみましょう。
「抱きしめたい」=「I Want hold your hand」

ハリーくんも歌って!

(int F/G) (C/G/Am/E7/C/G/Am/E7)
       C       G Am E7
Oh yeah I’ll tell you somethng I think you’ll understand
When    I’ll say that something I wanna hold your hand

F G C Am   F G C
I  wanna hold  your  hand          I  wanna hold  your  hand
だきし   め   た   い〜い〜い〜い  だきし   め   た   い〜

ね!?
「い〜い〜い〜い」
「ha〜a〜a〜and」のほうがだんぜんハマりがいいでしょ。
「い〜い〜い〜い」は子音のアタックが弱くて
語尾がだらだらすっぽ抜けちゃうんですね。
ところが「ha〜a〜a〜and」のほうは、
handのdが、リズムを出しているんですね。
ギターでいうカラピックのような役割です。

というわけで、
英語で歌うと、リズミックかつダイナミックに聞こえます。
多くの日本人アーティストが
英語で歌う手法をとるのはこの英語のリズム感が欲しいんですね。

あと、もう一つ、

②『英語のサウンド(=響き)が欲しい時』もありますね。
 英語で歌うと、歌詞がはっきり伝わらない分
 聞く人は、メロディの美しさやサウンドから
 音楽全体をイメージすることができる。
 夜空を見上げて、星一つ、一つの名前は知らなくても
 星空全体を奇麗だな、、、と思う感じ。
 これも英語の歌詞で歌う良さではないでしょうか。

まあ、あまり理屈で考えなくて
思いが伝わるのならば、日本語でも英語でもよいと思います。

音楽なんだからかっこよくて、気持ちよければよい。

ひとつだけアドバイスすると
英語の歌詞だからといって文法に縛られたり、難しく考えないで
たとえばライブで、みんなで歌える、
シングアロングできる歌詞だとさらにいいですよね。
シンプルが一番!
本当に、中学校で習うくらいの
英語で思いを伝えられると最高ですね。

では、今日はハリー君の大好きな
ビートルズのこの曲を送ります!
こんなに素敵な曲なら英語の歌詞でも大歓迎!

M.  I Want to hold your hand  / The Beatles   
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このコーナー「BEHIND THE MELODY〜FM KAMEDA」ですが
10月からも続くんですよね!

⇒Saschaさんナビゲートの新番組「BEAT PLANET」の中、
1時から1時10分ぐらいに登場!
放送時間が10分早まるので、みなさん気をつけてくださいね。

「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」
今日は「パクスカ最終回」という事で、
ハリーくんをゲストに迎えてお送りしました。

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亀田誠治オフィシャルサイト『亀の恩返し』では、
動画やリリース情報などなど最新情報が載っていますので、ぜひチェックを!

STAFF| 13:30 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2012年09月26日

僕の山下達郎!

「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」…
古今東西、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはいったいどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、どんな秘密があるのか?
毎日音楽と向き合っている、亀田誠治が解き明かしていきます!

第98回目のテーマは…

「僕の山下達郎!」

伝説のバンド シュガーベイブ時代の1975年から、
2012年という幅広い時代の曲、それに新曲が収められた、
オールタイム・ベスト・アルバム「OPUS」が本日リリースされました。

実に40年近くに及ぶ歴史の中で、
まったくブレない、一貫した「達郎サウンド」を聞く事ができる山下達郎さん。
その音楽へのこだわりは、僕も先輩ミュージシャンとして、
音楽家として心からリスペクトしています。

派手なテレビ出演もない…
ことさらメディアにも多く登場しているわけではない…
でもね、みんなのCDライブラリーの中にも、
きっと達郎さんのアルバムってあるでしょ?

世代を超えて「山下達郎の作品」が
愛されている理由は、どこにあるのでしょうか?
お話ししてみたいと思います。

♪ 悲しみのJODY
達郎さんの音楽は、ドゥー・ワップ(DooWap)という
アメリカのリズム&ブルースからはじまったストリートミュージックに
多大な影響を受けています。
(どうしてドゥー・ワップ“DooWap”と言うかというと、
バックコーラスに「ドゥワドゥワ〜」って入る、あれですね)

つまり、達郎さんの音楽は
あんなにも、緻密にしっかりと構築されたサウンドにもかかわらず
マインドはストリートミュージックからはじまっているんです。
そう、路上から生まれた音楽を、ビーチボーイズのペットサウンズ顔負けのこだわりと、
クオリティの作品として磨きあげている。
だから、理屈抜きで楽しめる身近なPOPミュージックなんです。
音楽ファンだけでなく、一般の人の心にも、永遠に残るんですね。

そして僕は、達郎さんほど、
自分の作り出す「サウンド」へこだわりをもって向き合うミュージシャンを知りません。
時代が変化して、デジタル化が進んでいく中、
自分が愛してきた音楽の持つアナログなフィーリングを一欠片も失わないように、
努力していらっしゃる。
たとえば、ライブコンサートもデジタル化せず、
今となっては手作業で手間がかかるアナログのミキサーでやっていると伺った時には、
本当に頭が下がりました。
時代の音を追いかけるのではなく、
時代の中で、音楽家が奏でる理想の音楽がリスナーにどう届くか、
ということに、真摯に向き合っていらっしゃるんですね。

山下達郎さんの歌詞には、時代の言葉が出てきません。
たとえば、「メール」や「携帯」みたいな、
時代を象徴するような小道具が登場しないんですね。
そのかわり、どの時代にも、どの世代にも通用する普遍的な言葉で、
情景や心情を鮮やかに描写します。
だから、時代が変わっても古くならない。
いつの時代でも聞けるエバーグリーンな音楽になるんです。

そして、歌唱力ですね。歌い回しだけで表情豊かに表現できる
素晴らしいボーカルテクニックを持ち合わせているので、
達郎さんは、音符が長い大きなメロディを歌えるんです。
今どきのJ-POPみたいに、メロディに言葉をつめ込む、ということがないので、
聞く人はメロディと言葉の行間を、たっぷりと感じる事ができるのです。
あたかもね、映画館で映画を見ているような、ゆったりとした気持ちで、
達郎さんの音楽の中に引き込まれていくんです。

今日聞いていていただいたのは、達郎サウンドの真骨頂ですよ。
伸びやかなメロディと美しい歌詞は、「がんばれ!」なんて一言も言わないのに、
いつ聞いても聞く人に勇気を与えてくれます

いつか(SOMEDAY) / 山下達郎

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素晴らしい曲ですね。
この曲にこめられている思いが、
達郎さんの、大きな、大きな音楽愛
そして人間愛を象徴していると思います。

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STAFF| 13:42 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2012年09月25日

イエロー・マジック・オーケストラ

「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」…
古今東西、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはいったいどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、どんな秘密があるのか?
毎日音楽と向き合っている、亀田誠治が解き明かしていきます!

第97回目のテーマは…

「イエロー・マジック・オーケストラ 」

坂本龍一、細野晴臣、高橋幸宏…
この3人により1978年に結成された、YELLOW MAGIC ORCHESTRA。
テクノ・ミュージックのムーブメントを巻き起こした伝説の
グループとして知られています。

そんなYMOの代表曲、「テクノポリス」「ライディーン」が収められたアルバム
「SOLID STATE SURVIVOR」が発売されたのが、
1979年の今日、9月25日でした。

音楽ファンのみならず、お茶の間レベルでも大ヒットしたこのアルバムは、
当時77万枚を超える大ヒット。
翌年、1980年末に行われた「レコード大賞」で
「ベストアルバム賞」を受賞しています。


忘れもしません、高校1年の春、
僕も夢中になってレコードを聞きまくりました。
だって、駅の広告からテレビまで街中がY.M.O一色なんですもの。
それまでに存在しなかった「テクノ」という音楽を
ワクワクしながら聴いたのを覚えています。
買いたてのウォークマンに入れて! …なんだか時代を感じますね。

このように、Y.M.O.の作りだした音楽は時代を超えて
世界中のアーティストに愛され、受け継がれています。
ちょっと紹介しますよ!

♪ BEHIND THE MASK / ERIC CLAPTON
エリック・クラプトンがカバーした「BEHIND THE MASK」。
マイケル・ジャクソンがアルバム「スリラー」を作っている時に、
レコーディングしたものの… 様々な事情で当時発表されなかった。
と、いうのは有名な話ですね。
元々あった歌詞に、
マイケル自身が書いた歌詞をプラスしたモノを歌っているのが
このクラプトンのバージョン。
テクノだった曲が見事にロックになっていますね。
のちにマイケルのヴァージョンも発表されました。

♪ I’M REAL / JENNIFER LOPEZ
イントロの部分でYMOの「ファイアークラッカー」のフレーズを
フィーチャーしているのはジェニファー・ロペス。
このフレーズのおかげで、どこかしらオリエンタルな雰囲気をゲットしていますね。
YMO効果です!。

♪ 君に、胸キュン / 土岐麻子
YMOの3人が踊るミュージックビデオで
お茶の間にも衝撃が走った「君に、胸キュン」のカバー。
土岐麻子さんのバージョン。

ところで、「君に、胸キュン」 すばらしい、タイトルですね。
松本隆さんのタイトルキャッチと歌詞がいいですね。
「え!?意外!?キャッチコピーっぽいタイトルだから
糸井重里さんだと思っていた。へー、松本隆さんなんだ!?」
って思われた方いらっしゃるのでは!?
実は、松本隆さんと細野さんは、
「はっぴいえんど」という同じバンドのメンバーだったんですね。
細野さんの書いた曲に、松本隆さんが歌詞をつけるという名コンビは
イモ欽トリオの「ハイスクールララバイ」や
松田聖子さんの「ガラスの林檎」などで聴く事が出来ます。

♪ 君に、胸キュン / KREVA
KREVAのバージョンです。
テクノサウンドをうまくヒップホップに落とし込むセンス、
さすがKREVAです!
言葉の錬金術師KREVAがカバーする「君に、胸キュン」
いかにこの曲の完成度が高いかを物語っていますね。

Y.M.Oはホントに印象的な曲が揃っていますね。
こんな風に例を挙げればキリが無いのですが
一過性のブームではなく、時代を超えて愛されるYMOの音楽。
ファンションや文化の面では、
たくさんの人が解説していらっしゃるので
今日はY.M.Oを「Musician’s Point Of View」
音楽家としての三人を掘り下げていきます!

Y.M.Oの音楽は、テクノミュージック。
いわゆる自動演奏を基本にしているんですけど、
坂本さんも、細野さんも、幸宏さんも、
三人ともミュージシャンとして、むちゃくちゃうまい!
日本のニューミュージックの黎明期を支えた
超一流の腕前のセッションミュージシャンなんです。

たとえば細野さんのベース!
日本のチャック・レイニーか!?というくらいのグルーブメイカー!
音符が長くて気持ちいい!
この、細野さんのリズム&ブルースが根っこにある音楽性は、
Y.M.Oのテクノにダンスミュージックの普遍性を与えているんだと思います。

たとえば坂本さんのこのピアノ!
一つ一つの音にこめられたこの深みのある表現力!
坂本さんのピアノには奥行きがありますね。

たとえば!幸宏さんのこのドラム
木村カエラちゃんをボーカルに迎えた、サディスティックミカバンド
このドラムめちゃくちゃタイト!でかっこいいですね。
このタイトさが自動演奏との相性が抜群!
Y.M.Oのグルーヴを支えていたんですね。


このように、バックグラウンドも音楽性も違う、
超一流の音楽シェフ三人が化学反応をおこし、
最高の料理を作ったのがY.M.Oというわけです。

テクノという自動演奏の一見、無機質な音楽の仮面の裏で、
三人は圧倒的な表現力と想像力で新しい音楽を作り上げたんですね。
だからY.M.Oの音楽は、メロディ、リズム、言葉、どれをとっても
生き生きと「歌っている」んです。
だから、時代を超えて愛されているんですね。

ひとつだけ / 矢野顕子

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この曲「ひとつだけ」が入っている矢野顕子さんの
「ごはんができたよ」は1980年の作品!
「SOLID STATE SURVIVOR」と同じ頃に
こんなに温かい曲を奏でるミュ−ジシャンとしてのY.M.O
その懐の深さ恐るべし!

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STAFF| 13:34 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2012年09月24日

なんでも答えます、音楽のギモン!

「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」…
古今東西、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはいったいどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、どんな秘密があるのか?
毎日音楽と向き合っている、亀田誠治が解き明かしていきます!

第96回目のテーマは…

「なんでも答えます、音楽のギモン!」

はい、今日は、普段皆さんからいただいている
「音楽のギモン」にお答えしました。

●ラジオネーム:ズズ

私の質問は、1stアルバムに宿るマジックについてです。
作品をたくさん出しているアーティストでも
1stが一番いいと言われることって多くないですか?
私はWEEZERの1stを聴いて、背中に雷が落ちたような衝撃を受け、
それ以来、今でもとっても大事な一枚になっています。
でも、演奏力も自分たちのイメージを具現化する力もキャリアを重ねるほど、
高まると思うのですが、どうしてなんでしょうか?
聴き手が入れ込み過ぎなんでしょうか?
そのことをアーティストは意識しているんですか?
2枚目を出すときはかなりプレッシャーなのでしょうか?教えてください!


はい。面白い質問です!
2ndは1stを越えられるか?という命題ともとれますね。
僕も考えてみました。お答えします。

まず、ズズさんのおっしゃる「1stアルバムマジック」は
なぜ生まれるのかを考えてみましょう。

大きな違いは、制作環境の違いです。
1stアルバムは、アーティストがアマチュア時代から
書き溜めていた曲が中心になって作られています。
つまり、曲の在庫(=ストック)が豊富なんですね。
ところが2ndアルバムは、1stアルバムを受けて
ツアーをやったり、プロモーションをやったり、
アーティストもプロとしての活動が入ってくるために、
生活環境がガラりと変わるわけです。
例えば、アマチュア時代は書きたい時に書けばいい、
思い浮かんだときに書けばよかった楽曲も、
ひとたび、デビューをすれば、
締め切りとの戦いになってしまいます。

10曲入りのアルバムで
1stの時は30曲のレパートリーの中から選べたものが
2ndの時は、0から書きおろさなければいけない。
10曲入りのアルバムでMAX10曲しか書けないかもしれない。
これだと、選べるサンプルの数が
1stにくらべて圧倒的に少ないわけです。

というわけで、パワーが落ちるということは、考えられなくもないですね。

ちなみに、僕がプロデュースする場合は1stアルバムの時点で
2ndアルバムまで視野に入れて、2枚作れる曲を集めておいて
その中から、選曲してレコーディングします。

こうすると、客観的なアーティスト像を
アーティスト本人やスタッフが同じビジョンを持って進めますし、
ふいのタイアップなどの発注などにも、スピーディーに対応できます。
まさに先手必勝ですね。


●モチくん
ズバリ「ユニゾン(斉唱)」について、亀田さんはどう思われますか?

広く(特に欧米の)ポピュラー音楽を見ると、
コーラス=良い、ユニゾン=拙い、というイメージがあるような気がします。
ところが一転、日本ではスマップの「夜空ノムコウ」を始め、
皆の心を打つ、数々のユニゾン大ヒット曲が存在します。

最近では、AKB48が歌ってるのを耳にすると、
AKB48自体に興味が無くても、
大人数で同じ旋律を歌う曲のパワーに釣られて、
ついつい見入ってしまいます。
そこで、亀田さんにユニゾンの魅力について聞いてみたくなりました。
世界と日本の考え方の違い、ユニゾンを効果的に聞かせる曲の作り方など、
亀田的ユニゾン観を教えてください。


はい。
ユニゾン、同じメロディを複数の人が歌ったり
複数の楽器が奏でたりすることですね。

確かに、歌のユニゾンは効果がありますね。
同じメロディを複数の声で強調するために
音圧的にもパワーが出るからですね。

文章でも、大切なところ、強く伝えたいところは、
くっきりとした太文字にすると相手に伝わるのと同じです。

それと、ユニゾンは、メロディだけが強調されているのではないのですよ。
つまり、歌っている人の人数分だけ
人格が倍増されるのですね。
だから、こもる「思い」や「念」みたいなものも倍増するんです。

あ、それから、同じメロディを
大人数で合唱とかすると
ぞくぞくすることってありません?
お寺のお経や、賛美歌なんかもそうですよね。
あれもユニゾンのパワー。
同じメロディを多くの人で唄い、共有することで
心が一つになるのです。

では、ハモりの効果って何でしょう。
ユニゾンが太文字だとしたら、ハモりはアンダーラインですね。
どちらも、そのメロディを強調するということでは同じなんですけど、
ユニゾンは押し出し。
ハモリは広がり。
そんなイメージです。

ひとりで歌うよりも、
たとえば3人など人数を増やしてユニゾンすることで、
迫力が出てきます。
しかも三人それぞれ声がちがうし、
それぞれの気持ちがこもっているから
パーティー感もでてきます!

また、ユニゾンではなく、ハモってみると、
言葉の景色が広がるんですね。
華やかになる。
というわけで、ユニゾンとハモは
どっちが優れているとか劣っているとかではなく、
それぞれに、役目があるということですね。

みんなも
ユニゾンとハモ
うまく使い分けると楽し楽し!

というわけで、
今日はSMAPでは大ユニゾンの曲を
作詞したご本人が一人でユニゾンしないで
歌っているこの曲を聴いてもらいました。

夜空ノムコウ / スガ シカオ                                            
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大人数のユニゾンにしなくても伝わるのは、
スガ君の歌に
素晴らしい表現力と「念」がこもっているからですね。


●ケロケロ

CDの発売日ですが、
最近は水曜日発売がほとんどのようです。
何か理由があるのでしょうか?
また、いつ頃からそうなったのでしょうか?

はい。これはですね。
オリコンのチャートの集計が月曜日の夕方だからですね。
土日は発送もできないし、、、
火曜日は店着日。
となると、ちょうどいいのが水曜日ということになります。
水曜日に発売して、
水木金土たくさんのTVやラジオでプロモーションして、
日曜日にはお店で買ってもらう。
それが月曜日の集計に繋がっていく。
これが、チャートカウントのサイクルになっています。

ちなみに、火曜日は店着日(CDがお店に着く日)といって、
この店着日にCDを買うのが、いわゆるフラゲですね。

オリコンのチャートにこだわらないで
水曜日以外にリリースされる作品もまれにありますが、
やはり、チャートの上位に食い込んで
『初登場1位!とか、発売週でミリオン越え!』
など、華やかに色を添えたいのが人情。
しかも、このようなキャッチがつくと、
新聞、雑誌やワイドショーなどで取り上げられ、
何よりも、アーティストの次のステップに繋がるので
この水曜日発売の傾向は続いています。

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世の中のベーシストの皆さんにスポットライトがあたる
素敵なお知らせです!

第1回亀田杯ベース選手権大会を開催します!
明日のベース界をしょって立つ
全国のスゴ腕ベーシストを集めたコンテストです。
僕、亀田誠治の愛ある審査基準により、グランプリを決定します!

グランプリを取ると
最終審査であなたがプレイした自由曲のベースラインを
僕がプロデュース!
そして、僕のオフィシャルホームページ「亀の恩返し」で配信します!!

審査は課題曲と自由曲の2段階。
詳細はWeb「亀の恩返し」をチェックしてくださいね。

課題曲の〆切は今日まで!
あなたのご自慢のプレーを僕に聴かせてください!
待ってます!

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亀田誠治オフィシャルサイト『亀の恩返し』では、
動画やリリース情報などなど最新情報が載っていますので、ぜひチェックを!

STAFF| 13:30 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2012年09月20日

カンヌの音はひと味ちがう!!

「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」…
古今東西、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはいったいどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、どんな秘密があるのか?
毎日音楽と向き合っている、亀田誠治が解き明かしていきます!

第95回目のテーマは…

「カンヌの音はひと味ちがう!!」

ドイツのベルリン、イタリアのヴェネツィアと並ぶ
世界三大映画祭の一つ、フランスのカンヌ国際映画祭。
現在は5月に開催されるカンヌ国際映画祭ですが
実は、第1回目は1946年の今日、
9月20日に開催されたんですって。

カンヌ国際映画祭は、日本映画とも関わりが深いですよね。
なんだか、日本人が身近に感じる映画祭だと思いません?
北野武監督や大島渚監督は、みなさんもご存知の代表格ですね。
(北野監督はヴェネツィアのイメージもあるけど?)
※実は最高賞のパルム・ドールも獲得しています。
 衣笠貞之助監督の「地獄門」/黒澤明監督の「影武者」
 今村昌平監督の「うなぎ」&「楢山節考」
 河瀬直美監督の「殯の森」は。グランプリを獲得!
 「殯の森」の、尾野真千子さん本当に素敵でした。
 ぼくは後の朝ドラ「カーネーション」で
 尾野真千子さんに出会い、今でも大切な友人です。

この様に、日本にゆかりの深いカンヌ国際映画祭。
今日のFM KAMEDAでは、
カンヌで賞を取った音楽の魅力をたっぷりとお伝えします!

【Un Homme Et Une Femme/Francis Lai 男と女より】
 フランス映画ですね〜
 セクシーで大人の色気を感じる音楽、
 フランシス・レイの甘いメロディがたまりません。
 1966年(第19回)、パルム・ドール受賞作品です。

【Here's To You/JOAN BAEZ 死刑台のメロディより】
 オルガンが印象的なナンバー。
 ヨーロピアンな陰影のあるメロディのがささります。
 1971年(第24回)、男優賞を獲得した、
 イタリアとフランスの合作映画です。

【Merry Christmas Mr.Lawrence/Ryuichi Sakamoto 戦場のメリークリスマスより】
 日本が世界にほこる坂本龍一さんの代表曲です。
 大島渚監督が手がけた、
 「戦場のメリークリスマス」は
 なんと日本、イギリス、オーストラリア、
 ニュージーランド合作なんですね。
 だからこそ、坂本さんの異国情緒たっぷりの、
 アジアを感じさせるメロディが際立っているんですね。
 1983年グランプリ最有力と言われていましたが、
 惜しくも受賞を逃してしまいます。

【I've Seen It All/Bjork with Thom Yorke ダンサー・イン・ザ・ダークより】
 2000年、パルム・ドール受賞作品!
 デンマークの映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」。
 サウンドトラックは、なんとビヨークが担当しています。
 ちなみにビヨークはこの作品で女優賞も獲得!
 ほんとうに、息が詰まる、胸が締め付けられる映画でしたね。

こうやって並べて聴いてみるとカンヌ映画祭の音楽は、
たとえば、アメリカ・アカデミー賞の音楽とは
ひと味も、ふた味も違います。
いわゆる、ハリウッド的な、絢爛豪華な
セレブスターが歌う主題歌とは
まったく別の匂いを持っているんですね。
どこか一筋縄では行かない、陰影がある。

これはね、
アカデミー賞が映画芸術科学アカデミー会員、
つまり映画界の人の投票によって決まるのに対して、
カンヌ映画祭は映画界だけでなく、
著名な文化人の投票によって決まるんです。
だから、よりアーティスト、作り手側の目線を重視した
審査結果になっているんです。
ここにカンヌ映画祭の音楽の個性の秘密があるんですね。

選ばれる映画に深みがあると、
選ばれる音楽にも深みがあります。
僕は、カンヌ映画祭で選ばれる音楽には
我々日本人にも通じる、ワビサビのようなものがあると感じているのですが、
こんなところに理由があるのかもしれません。

さあ、今日僕がかけるのは、
僕が一年に一回、一生見続ける映画です!
こんなに切なく、美しい映画音楽を僕は知りません。
1989年(第42回)、グランプリ受賞作品、
日本でも大ヒットしたイタリア映画ですね。
(アカデミー外国語映画賞も受賞。)

M.   Nuovo Cinema Paradiso Theme/ Ennio Morricone      

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エンニオ・モリコーネによる切ないこの曲。
もう、音楽だけで号泣もんですね。
次回のカンヌ国際映画祭は
2013年5月15日から開催されます。
来年も素晴らしい映画、そして音楽に出会えるんでしょうか?
楽しみです!

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世の中のベーシストの皆さんにスポットライトがあたる
素敵なお知らせです!

第1回亀田杯ベース選手権大会を開催します!
明日のベース界をしょって立つ
全国のスゴ腕ベーシストを集めたコンテストです。
僕、亀田誠治の愛ある審査基準により、グランプリを決定します!

グランプリを取ると
最終審査であなたがプレイした自由曲のベースラインを
僕がプロデュース!
そして、僕のオフィシャルホームページ「亀の恩返し」で配信します!!

審査は課題曲と自由曲の2段階。
詳細はWeb「亀の恩返し」をチェックしてくださいね。

課題曲の〆切は2012年9月24日(月)。
あなたのご自慢のプレーを僕に聴かせてください!
待ってます!

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亀田誠治オフィシャルサイト『亀の恩返し』では、
動画やリリース情報などなど最新情報が載っていますので、ぜひチェックを!

STAFF| 13:30 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2012年09月19日

Music In The Sky

「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」…
古今東西、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはいったいどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、どんな秘密があるのか?
毎日音楽と向き合っている、亀田誠治が解き明かしていきます!

第94回目のテーマは…

「Music In The Sky」

今日は空にある公園…
 「PARK IN THE SKY」ことパクスカのタイトルとぴったりリンクしたトピックですよ、
大きな公園に集まってみんなが音楽を楽しむ。いいですね。

「公園」と「音楽」というと、必ず思い出す風景があります。
それは… サイモン&ガーファンクルの
ニューヨーク、セントラル・パークでの再結成コンサートです。

元祖、美しいハーモニーと、元祖、美しいメロディ。
ニューヨークで小学校時代からの親友だった
ポール・サイモンとアート・ガーファンクルによるサイモン&ガーファンクル。
1964年にデビューし、数々のヒット曲で知られています。
中でも、1970年に発表したアルバム「明日に架ける橋」は、全世界で大ヒット。
しかし、このアルバムを最後に、二人はそれぞれの道を歩み始めます。

そんなサイモン&ガーファンクルが
ニューヨークのセントラル・パークで再結成コンサートを開いたのが
1981年の今日、9月19日 なのです。

「無料のフリーコンサート」だった、とはいえ、、、
なんと50万人!以上の人がセントラル・パークに集まったというのですから
いかに彼らの音楽が人々に愛されているのか、わかりますね。

映像でも発売されているので、ご覧になった方も多いと思いますが、
僕にとって、このコンサートが作り出した世界は
野外コンサートの「バイブル」になっています。

まずねこのセントラル・パークでの再結成コンサートは
「都市型の野外コンサートのひな形」になっているんですね。
今でこそ、野外フェスって当たり前のものになっていますが、
その多くは、郊外で開催される自然と一体化した野外フェスです。
それに対して、今から30年前、
ニューヨークという大都会のセントラル・パークで
都市と音楽を見事に合体させたところに意味があるんです。

この日、NY市は
当時人口700万人のアメリカで最大の都市・NYの機能をとめて、
このコンサートに集中したわけです。
これって、すごいことですよ。

オープニングにN.Y市長が出て来て挨拶するシーンが感動的!
もちろんサイモン&ガーファンクルが、NY市民に愛されていたということもあります。
それでも、NYという大都市という舞台で
これだけの大きい規模のライブコンサートを成功させたということは
それ以後の、音楽に多大な希望を与えました。

一方、都市で働く人にとってみれば
毎日の生活の中で、毎日自分が訪れる公園という場所で、
「日常の中の非日常の娯楽」を体感したわけです。
音楽と公園とは、日常生活の中で、
人々に「ほっと一息」の「癒し」を与えるという意味でとても相性がいいんですね。
もっと、都市型野外フェスをやるといいのに。。
って思います。

バックのミュージシャンもすごい!
スティーブ・ガッド、アンソニー・ジャクソンといった
ニューヨークの腕利きミュージシャンが、
サイモン&ガーファンクルの歌を支え、
そして50万人に届く繊細で解像度の高い演奏を提供しています。
こんなミュージシャンになりたい!こんな瞬間に演奏したいっす!

さて、このコンサート。ぜひ映像でご覧になってください。
やがて、夕方から夕闇に変わっていく瞬間。
それらの時間の変化が本当に美しいんです。
都市という人々の暮らしの中に、音楽と夕陽と公園の木々、
そして人々が溶けあっていく。
これは、郊外の夏フェスでは味わえないファンタスティックな世界です。
ニューヨークという街が、そこで生活する人々の息づく街の灯りそのものが、
ロマンチックなステージセットになっているんですね。

M. The 59th Street Bridge Song  / SIMON&GARFUNKLE
(THE CONCERT IN CENTRAL PARK)

545.jpg

完璧なライブパフィオーマンスは歌と演奏だけではありませんよ。
この曲の演奏された時間が、
僕が知っているニューヨークの一番美しい時間です!

それから…
このフリーコンサート、入場自体は無料でしたが
記念バッチやTシャツなどの販売による売り上げ100万ドルを、
公園緑化運動のために寄付したそうです。


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課題曲の〆切は2012年9月24日(月)。
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STAFF| 13:36 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2012年09月18日

楽器の革命家たち

「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」…
古今東西、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはいったいどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、どんな秘密があるのか?
毎日音楽と向き合っている、亀田誠治が解き明かしていきます!

第93回目のテーマは…

「楽器の革命家たち」

9月18日は、天才ギタリスト【ジミ・ヘンドリックス】の命日です。

ワウやトレモロ、新しいエフェクターを積極的に導入し、
斬新でめくるめくギターサウンドを見せつけてくれた
ジミ・ヘンドリックスですが、最も知られているのは、
左利きのジミが、右利き用のギターを左右逆さまにして弾く姿。
あれ、かっこいいですよね。
その他にも、ジミヘンは、歯で弾いたり、背中で弾いたり、
挙句の果てに、ギター燃やしちゃったり…
まさに奇想天外、縦横無尽、ロックな人物でしたね!


こんな風に、既存の楽器を独自のアイディアと奏法でプレイすることによって
新しいサウンドを生み出したミュージシャンたち、
たとえば、こんな人たちがいます。

■VAN HALENのライトハンド奏法
はい!弾きまくっていますね。エディ・ヴァン・ヘイレン!
ギターのフレットの上を、
右手(ピックを持っている方の手)を使って叩きつける(ハンマリング・オン)のと、
ひっぱる(プリリング・オフ)を繰り返し、
速くて滑らかなフレーズをダイナミックに弾くのが
ライトハンド奏法です。
これ、見た目もカッコイイんだ! 
ハイ。「見た目重視の方向性」これ重要!

■ LARRY GRAHAM & GRAHAM CENTRAL STATIONのチョッパーベース
はい、いわゆる、ベースのスラップ奏法です。
弦を叩き付けるように弾くため、
70年代は、スラップのことをチョッパーと呼んでいました。
チョッパーの起源は、ドラムのいないファミリーバンドで
ラリーが、バスドラの代わりを親指でたたく(サムピング)
スネアの代わりを、人差し指で引っ張る(プル)
という奏法を思いついたというのが、始まりと言われています。
以降、このチョッパーベースはファンクベースの代名詞ですね。

■MIYAVIのスラップ&タッピング・ギター
日本が世界に誇る侍ギタリストMIYAVI。
彼が得意とするのがスラップを交えたタッピング奏法。
ギター一本でベースの役割までやっちゃうという
まさに二刀流のサムライ!
しかも、ベースアンプも、ギターアンプも鳴らしているので
ステージ上はド迫力!
僕は今、MIYAVIとアルバムを作っているので
身近でそのプレイを目撃していますが…イカします!
しかも、基本はラブ&ピース。
だから、テクニックがテクニックに聞こえない。
温度がググっとアガるんですね。

こんな風に、楽器を今までとは違った使い方で、かき鳴らし、
カッコいい音を出す「楽器の革命家たち」。

音を聞いた時のインパクトは絶大!
でも、その音をどんな風にして出しているのか? 
わかった時のインパクトはもっとスゴい!
音もすごい、見た目もすごい、
つまり、これらの奏法を目の当たりにした瞬間に
誰もが、彼らのプレイに恋に落ちるのです。

よく、「この奏法の起源(オリジネーター)は!?誰誰ではなく、誰誰だ!」
なんて、論争や都市伝説が生まれたりしますが、
僕が思うに、誰が始めたかは、重要ではなく
どれだけ、沢山の人の心を動かしたかどうか、がポイントだと思います。

そうでないと、革命的な奏法も、
ただの「テクニック」つまりただ「技術」になってしまう。
「技術」は人の心を動かし、役立ったときに
初めて、意味を持ちます。音楽はハートで奏でるもの。
アーティストのプレイは、もれなく、すべて、あついハート付きです。
今日は、そんな「革命的な名曲」を選んでみました。

M. More Than Words /  Extrem

MORE THAN WORDS.jpg

アコギの弾語り。
弦をたたく音、こすれる音、すべてを音楽にしてしまった、美しい曲です。
最後の最後にアコギのタッピングと、ネックを曲げる音に注目。
でも、大切なのは…メロディとハート!

素晴らしい楽曲、だから何度でも聴けるんですね。
たくさんの人に愛される。
エジソンの発明と同じ、発明は、長く愛され、使われないとね!

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STAFF| 13:32 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2012年09月13日

アーティストが知りたい“音楽のヒミツ”ASIAN KUNG-FU GENERATION編

「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」…
古今東西、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはいったいどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、どんな秘密があるのか?
毎日音楽と向き合っている、亀田誠治が解き明かしていきます!

第92回目のテーマは…

「アーティストが知りたい“音楽のヒミツ」

はい、この番組「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」では
ラジオの前のアナタから、「音楽に関するギモン」を募集していますが、
アーティストからも、質問をいただいています。
今日質問してくれたのはASIAN KUNG-GENERATION!

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フェスで一緒になったり、スタジオが隣同士だったり
共通のミュージシャンがたくさんいたり、
何よりも、僕自身がアジカンの音楽が大好きなんです!
それでは… 【アジカンの皆さん】から届いた音楽の疑問、
紹介しましょう。

<ASIAN KUNG-FU GENERATIONの質問>
 ぶっちゃけてね…。
 「プロデューサーってどういう仕事ですか!?」
 という疑問があります。
 僕、後藤も最近、プロデューサーみたいな仕事を頂くのですが、
 イマイチその役割が、難しいというか…。僕がやっているのは、
 ほぼディレクターの役割で、良いテイクを選んだり、
 「ちょっとここを整理したほうが良いよ」とか言う構成というか…。
 もちろんバンドやアーティストによってやり方は違いますが…。
 亀田さんは、それぞれの人によって違うとは思いますが、
 一般化すると、どういう役割で
 どういうことをしているのかを知りたいです。
 うちのバンドのベースの山田貴洋も以前、
 プロデューサーをやりましたけど、
 僕、後藤よりもアレンジャーなニュアンスでやってたよね。
 僕も自分でプロデューサーって名乗っていいのかという迷いもありつつ、
 僕は人にプロデューサーだよね!?
 と言われると「ディレクション」という言葉で
 濁しちゃうんですけど…。
 その辺のお話を聞かせていただけると嬉しいです。

プロデューサーって、ぶっちゃけ何ですか?
これはラジオの向こうのみなさんも
きっと知りたがっていることじゃないかな?

突っ込んで・・・お答えしましょう!

◆プロデューサーはチームリーダーです。
 作品をよくするために、選ばれたリーダー。
 作品をよくするためなら、なんだってやるリーダー。
 あ、別に怖くなくてもいいんです(笑)
 業界用語知らなくってもいいんです(笑)
 都度都度、方向性を見ながら、
 アーティストの背中を押すのがプロデューサーです。

◆そして、プロデューサーはアイディアマンです。
 この曲をこんなアレンジにしよう。
 こんなテーマを歌った歌詞にしよう。
 この歌詞にこのサウンドはちょっと軽すぎないか?とか、
 あのアーティストとコラボしてみれば!?とか。
 ジャケットのデザインはあの人に頼もうとか、、

 などなど、作品を良くするために、
 自分から、どんどんアイディアを出します。
 アイディアも絶対的権限みたいな堅苦しいものじゃなく、
 根っこにある方向性がブレなければ
 どんでん返し系の事件が起こっても、柔軟に対応すると
 頼れるプロデューサーだなぁ。
 
 あ、僕もよくあるんだけど(笑)
 自分のアイディアが却下されたときも(ガーン)
 違うパターンを提案したり
 また、人のアイディアのいいところを
 素直に受け入れられる
 無邪気さも大切ですね。

アイディアといえば、アレンジもプロデュースの重要な要素です。
楽曲という生まれたての、赤ちゃんに
どんな衣装を着せようか、、
楽曲というとれたての素材に
どんな味付けをしようか、、
とても大切な仕事ですね。
でも、プロデューサーは
アレンジ自体を自分でやらなくてもいいんですよ。
得意分野の人を呼んで
トラックを作ってもらってもいい。
そんなプロデューサーの方も沢山います。
とにかく大事なのは
アイディアを出し、
作品の方向性を見据えて
最初から最後まで、どんなときも
作品と一緒に歩んでくれる
コーチになるということなんですね。

たとえば、スタジオで、いろんなアイディアが出た時
その中から、みんなで共有できる
一番いいアイディアを選び出す。
「これでいこう!」
「これはイマイチ!」って
判断できることが大切です。
だからプロデューサーがいると
レコーディングがはかどります。
レコーディングが楽しくなります。

◆あ、それから、プロデューサーは応援団長です。
 たとえば、『アジカンの後藤正史プロデュース』って聴くと
 なんとなくその曲の「サウンド像」が見えるでしょ。
 これが大切ですね。
 その人自身の積み重ねてきた音楽が
 言葉じゃなく、音そのもので
 アーティストの背中を押して、
 その音楽を輝かせれば
 それは、間違いなく、一流のプロデューサーです!

さあ、今日は
プロデューサー&ギタリストのナイル・ロジャースが
(バーナード・エドワーズ、トニー・トンプソンという)
CHICのメンバーと一緒に作り上げた、
痛快でファンキーなこの曲を聴いて
プロデューサーのパワーを感じとってください。

M. I’m coming out  / Diana Ross  

51A+ebvorTL._SL500_AA300_.jpg                       
(曲ジメ〜)
このギターのカッティング、いきいきとした演奏、
のびのび歌うダイアナ・ロス!
新しい時代に飛び込んでいった、
ダイアナ・ロスの背中を押す
素晴らしいプロデュースですね。
ナイル・ロジャースは天下一品の応援団長です!

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STAFF| 13:33 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2012年09月12日

バンドやろうぜ!

「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」…
古今東西、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはいったいどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、どんな秘密があるのか?
毎日音楽と向き合っている、亀田誠治が解き明かしていきます!

第91回目のテーマは…

「バンドやろうぜ!」

今日のパクスカは「バンド」がテーマということで、FM亀田も参加します!
毎日100%「音楽」と奮闘している僕から見たすべての「バンド」に起こりうる
BEHIND The STORYをお話します。

そもそも「バンド」とは何か? 
普段僕らが何気なく「バンドサウンドっていいよね!」
なんて言いますが、いったいバンドサウンドって何なのか。
今日は一緒に考えていってみましょう。

僕が思うにバンドとは
「運命的に出会ったメンバーが、同じ夢を追いかけて走っている状態」をいいます。

「運命的な出会い」
バンドを結成する際には、いろんな「出会い」があるんです。

学校の同級生、これ一番多いですね。
ビートルズもストーンズもレッチリもこれ。
それから、兄弟や従兄弟!
オアシスやビーチボイズなんてそうですね。
そして友達の友達の加入、オーディションで結成、
それぞれ自分の音楽をやっているプロミュージシャン同士が集まったバンド、、、
東京事変とかこのタイプですね。

などなど、出会いの数だけ
バンドがあるといっても過言ではない!

そして、「同じ夢」。
この夢は、最初は「文化祭のヒーローになる」とか「ビッグになって武道館に立つ!」
といった身近なモチベーションなのですが、
やがて、これが「音楽の中身」へと変化していくんですね。
メンバーそれぞれに自我が目覚め、
「次のアルバムではこんなことをやりたい!」という夢が膨らんでいく。
この夢を長い間共有するためには、
メンバーがお互いを尊敬、尊重しあわなければいけません。
音楽業界だって普通の社会です。バンドだって普通の社会です。
楽しい時期、辛い時期、いろんな時期を乗り越えていく
バンドの語源は絆を意味するbondからきているのにも、うなずけますよね。

「サウンド」
バンドサウンド魅力は、演奏がよくも悪くも
メンバーの演奏に縛られる、というところにあります。
これが、曲によって様々な客演ミュージシャンを呼ぶことができる
ソロアーティストとの大きな違いです。

そして、そのメンバーでしか鳴らせない音、不器用な音が
結果的にそのバンドの音になるんです。
ドラムが同時に鳴らせる音は、バスドラ、ハイハット、スネアの3つ。
ギターは最大で6本の弦、ベースは4本の弦のうちの一本、、
たったこれだけで、オーケストラをもしのぐ、サウンドを生み出すバンド。
ビートの瞬間瞬間に、
出会いの奇跡が生まれている、といってもよいのではないかなあ。

それから、大きく育つバンドには必ず、「ワンマン」なリーダーがいます。
良い意味でのワンマン。
「あいつのいうことなら、しゃあない。やってみようや!」
と、メンバーやスタッフが心から思えるバンドの心臓になる人です。

ミスチルの櫻井君
スピッツのマサムネ君
エレカシの宮本君
バンプの藤原君
アジカンのゴッチ、
RADWIMPSの洋次郎君

彼らは曲を紡ぎ、言葉を書き、サウンドをデザインし
メンバーやスタッフ、そしてプロデューサーまでも
ひっぱって行きます。

このブレない心臓を持つバンドから発信される音楽は
同じ方向を向いて輝き続け、永遠にバンドっぽいです。

さあ、今日ほど選曲に迷った日はありません。
たくさん、たくさんかけたいバンドがあるのですが、
こいつに決めました!

一度は離れたジョン・フルシアンテが復帰して、
プロデューサー・リック・ルービンのもとにメンバーが集結。
もう一度同じ方向に全員で全力で向かった結果
素晴らしいバンドサウンドが響き合うこの曲をお届け!

SCAR TISSUE / RED HOT CHILI PEPPERS
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バンドは何度も生まれ変わることができるんですね。
その時に、運命的に出会ったメンバーが同じ方向に向かって音楽を鳴らす。
この姿に、僕らは感動するのだと思います。

ここで、スタッフから僕に聞きたい秘密があるそうです(笑)

『亀田さん流、バンドの音にビビッとくるポイントは?』

はい。曲が鳴った瞬間に感じる鳥肌絶頂度数!です!!!

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STAFF| 13:36 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2012年09月11日

Peace & Love & Music

「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」…
古今東西、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはいったいどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、どんな秘密があるのか?
毎日音楽と向き合っている、亀田誠治が解き明かしていきます!

第90回目のテーマは…

「Peace & Love & Music」

今日は、2001年の9月に発生した「アメリカ同時多発テロ事件」から丸11年。
そして、去年の3月に発生した「東日本大震災」から、
ちょうど1年半という日になります。

パクスカでも「PEACE & LOVE」というテーマで、
「今願っていること」について、メッセージを募集していますが、
BEHIND THE MELODYでは、
音楽にこめられた、「平和」のメッセージについて考えていきたいと思います。
災害、戦争、、、さまざまな困難に立ち向かう表現手段として、
数々の音楽が生まれてきました。

<Do They Know It's Christmas?  / Band Aid>

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ポール・マッカートニーやスティング、デヴィッド・ボウイといった
イギリスとアイルランドのスーパースターが集まって結成された
チャリティー・プロジェクト、「Band Aid」。
この曲は、1984年、エチオピアで起こった飢餓を受け、
発起人のボブ・ゲルドフ(ブーム・タウン・ラッツのVo)と
ミッジ・ユーロ(ウルトラ・ボックスのVo)により書かれました。
クリスマスというウキウキする季節に
それどころではない、別の世界で苦しみの中にいる
“they=彼ら”に思いをはせよう、と歌っています。
「Band Aid」は 「助けるバンド」という意味ですが、
絆創膏にかけているところがUKっぽい
ユーモアが効いていてかっこいいですよね。

スターたちの呼びかけの効果は大きく、全英チャート1位になりました。
そして、この曲に触発されて誕生したのが…

<WE ARE THE WORLD / USA FOR AFRICA>

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1985年に、アフリカの飢餓と貧困層を
解消する目的で作られたキャンペーンソング。
作詞・作曲はマイケル・ジャクソンとライオネル・リッチー、
プロデュースはクインシー・ジョーンズ。
時代を代表する、大物ミュージシャン達が
国境、ジャンルや肌の色を越えて結集!
ミュージックビデオは圧巻でしたね。

最終的には、アメリカだけで750万枚のシングルが売れ、
そのすべての印税はチャリティとして寄付されました。
2010年ハイチ地震が発生した際には、
被災者支援のため、「We Are The World 25 Years for Haiti」として、
再レコーディングが行われました。
人々が困難にぶちあたるたびに、
歌い継がれていく歌になりましたね。

音楽が伝わっていくスピードと威力は、とても力強いものです。
ましてや、スーパースターやカリスマアーティストなら、なおさら。
瞬時にして、人々の心を勇気づけ、
しかも、一度にたくさんの、同意、つまりお金を集める事ができます。
なによりも、アーティストは日頃からメロディを紡ぎ、歌詞を綴り、
感受性が豊かで、繊細で感じやすい人間です。
ですから、アーティストは戦争、災害といった、
人を傷つけるものに対して、とても敏感です。
これは、環境問題の時もお話しましたね。
彼らの、素直な心の叫びは、言葉とメロディにのせて
沢山の人の心にささります。
これがチャリティーソングのビハインド・ザ・ストーリーです。

悲しい出来事(incidents)が起こってから生まれた名曲達。
そして、悲しい出来事が、起こる前からそこにある名曲達、
どっちが先で、どっちが後など、たいした問題ではありません。
それらの音楽は、多くの人の心の中で、、愛、勇気、
癒し、支えとなって、育まれていくんですね。

平和を歌う音楽。
今日は、そんな音楽を聴きながら、歌いながら、
二度と、同じ過ちをおかさないように心に誓う日にしてもいいかもしれません。

そんな今日O.A.した曲は、
平和を願う歌として、絶対にはずせない曲。
ベトナム戦争の真っただ中、1971年にリリースされ、
「兵士の戦意を喪失させる」という理由で、放送禁止にもなりました。
それでも、40年以上たった今でも世界中の人に愛されています。

IMAGINE  /  JOHN LENNON
JOHN.jpg

メロディ、サウンド、歌、歌詞、すべてから愛が溢れています。
20世紀を代表する愛の歌ですね。

ちなみに、アメリカ同時多発テロ事件の犠牲者追悼ライヴで、
ニール・ヤングがこの曲を歌いました。
この「Imagine」はずっと歌い継がれていくのではないかな。

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STAFF| 13:32 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2012年09月10日

ベースバンザイ!

「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」…
古今東西、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはいったいどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、どんな秘密があるのか?
毎日音楽と向き合っている、亀田誠治が解き明かしていきます!

第89回目のテーマは…

「ベースバンザイ!」

「いまさら、亀田さんどうしちゃったの?」
って感じかもしれませんが、
僕が、ベーシストとして毎日プレイする楽器であり
様々なジャンルの「音楽」において
とても重要なパートを奏でる楽器、「ベース」。

皆さんは音楽を聞く時に、どれぐらいベースに注目し、
ベースに耳がいっているんでしょうか?
音楽に詳しくない人が、
ベースという楽器をどれくらい聞き分けられるか
僕の駆け出しの頃の家庭内での出来事から紹介します!

僕が初めてプロミュージシャンになった時、
たしか25歳の時です。
中野サンプラザホールで
崎谷健次郎さんというシンガーソングライターの
ツアーのバックでベースを弾いたんですね。
でね、息子の晴れ舞台を観てもらおうとね、両親を呼んだんですよ。
コンサートもいい感じで終わって、
家に帰ったら、テーブルの上に父親から手紙が置いてあって、
お疲れさま、がんばったね、の一言でも書いてあるかと思いきや、、

誠治の弾いているベースという楽器は、何をやっているのかわかない。
ベースなんてやめて、明日から、ギターに転向しなさい!

って、書いてあったんですよ。
これマジですよ。
バンドのことなどよく知らない父親の世代には、
ベースという楽器はそのような存在に見えたんですね。
自分の息子の晴れ舞台を応援しにいったのに、
存在感のない息子を観て、がっかり、、、みたいな。

そんなわけで...
今日は「縁の下の力持ち上等!」
ほんとは、みんな大好きな「ベース」の重要性を、
アピールさせていただきます。


ベースはあらゆる楽器の接着剤。
和音もリズムもコントロールすることができて、
メロディだって奏でられる。
曲全体の印象を決めるのはベース次第!
といっても過言ではないんですよ。
こんな魅力的な楽器は他にないぞ!

今日は、ベースのアプローチが変わると
こんなにも曲の雰囲気がかわるのかという実験をしてみました。


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ベースが変わると和音が変わるんですよ!
ベースはコードのルート、
すなわち、和音の根っことなる音を提示します。
つまりベースの弾くルートが、
その曲の和音を支配するということです。

その支配率がどれくらいの影響力があるか…。


<1> CGCこれは、自然ですね。

<2> CGBbちょっと、最後のルートだけ変えてみました。
        ぐっとおしゃれでシックになりますね。


次に、リズムコントロール係としてのベースの役割を教えてあげますね。
ベースが変わると、ホントにリズムが変わるんです。
ベースのリズムで、どれくらい曲のイメージが変わるかを
毎日流れている、おなじみの
「FMカメダのテーマ」のベースラインで考えてみました。


<1> はじめは白玉。ほらしっかりと、支える感じ。
        きれいな和音ですね。

<2>次は4分音符を感じて、縦を強調しますよ。
    ずんずん歩いていく感じ勇ましい感じ。

<3>今度は8ビートです。これはちょっとロックぽくなりますね。

<4>次はディスコなどで定番のオクターブ奏法。踊りたくなって来た!

<5>お次はモータウンやリズム&ブルースっぽい感じ!
    黒っぽくなってきました!

といった具合で、
ベースラインが違うだけで
楽曲の表情が全くかわることを
お分かりいただけたのでは。
縁の下の力持ち上等!
僕は、ベースが大好きです。

ということで
今日は、ベースの魅力をお伝えしてきましたが、
日頃から、リスナーのみなさんからもリクエストが多い、
FM KAMEDAのテーマをフルバージョンでお聞きいただきました!

FM KAMEDAのテーマ / 亀田誠治


はい、今日はフルバージョンでお届けしました。
演奏は全て僕です。
リードをとっているのもベースですよ。
ほら、ベースって無限大でしょ!
ベースは本当に大事!
もっと僕にやさしくして!!


♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪

さて、今日は「ベースバンザイ!」というテーマでお話ししましたが、
ここで、世の中のベーシストの皆さんにスポットライトがあたる
素敵なお知らせです!

第1回亀田杯ベース選手権大会を開催します!
明日のベース界をしょってたつ
全国のスゴ腕ベーシストを集めたコンテストです。
僕、亀田誠治の愛ある審査基準により、グランプリを決定します!

グランプリを採ると
最終審査であなたがプレイした自由曲のベースラインを
僕がプロデュース!
そして、僕のオフィシャルホームページ「亀の恩返し」で配信します!!

審査は課題曲と自由曲の2段階。
詳細はWeb「亀の恩返し」をチェックしてくださいね。

課題曲の〆切は2012年9月24日(月)。
あなたのご自慢のプレーを僕に聴かせてください!
待ってます!

♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪

亀田誠治オフィシャルサイト『亀の恩返し』では、
動画やリリース情報などなど最新情報が載っていますので、ぜひチェックを!

STAFF| 13:32 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2012年09月06日

バカラックに訊け!

「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」…
古今東西、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはいったいどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、どんな秘密があるのか?
毎日音楽と向き合っている、亀田誠治が解き明かしていきます!

第88回目のテーマは…

「バカラックに訊け! 」

バート・バカラックをよく知らなくても
バカラックが作曲した曲は、
皆さん絶対どこかで聞いたことがあるはず。
例えば… カーペンターズのこの曲、
「(THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU」。
1970年、全米ナンバーワン・ヒットとなったこの曲も
バカラックが生み出したメロディーです。
ところで… この曲をはじめ、
バカラックとコンビを組んだ偉大なる作詞家、
ハル・デイヴィッドが今月1日、お亡くなりになりました。 
91歳でした。(亀田さんひとこと?)
ご冥福をお祈りします。

このカーペンターズの曲以外にも…
そして、この曲も
バカラックの美しいメロディーと
ハル・デイヴィッドの歌詞で大ヒットしたナンバー。

<RAINDROPS KEEP FALLIN’ ON MY HEAD / B.J.THOMAS>
 この曲も聴いたことあるでしょう?
 B.J.トーマスが歌う「雨にぬれても」。
 映画「明日に向かって撃て」のために書かれたこの曲は
 バカラックにとって、最も重要な曲のひとつ。
 アカデミー賞でも「主題歌賞」を獲得しました。
 そして40年の歳月を経て、
 パクスカリスナーにもお馴染みの、
 マニック・ストリート・プリーチャーズがカバーした
 「雨にぬれても」です。
 メンバーが、いかにこの曲が好きか、
 バカラックをリスペクトしているか、ということが伝わってきます。
 名曲は時代を超えて、ジャンルも越えて愛されるということですね。

<THAT’S WHAT FRIENDS ARE FOR / DIONNE & FRIENDS>
 ディオンヌ・ワーウィック&フレンズという名義で
 1986年にNo.1ヒットとなった「THAT’S WHAT FRIENDS ARE FOR」
 スティービー・ワンダー、エルトン・ジョン、グラディス・ナイトという
 豪華すぎるアーティストとの共演となったこの曲は、
 米国エイズ研究財団のためのチャリティー・シングルとなりました。
 60年代ブレイクのきかっけとなったディオンヌと組んでNo.1ヒット。
 まさに「バカラックの恩返し」ですね。

<THE LOOK OF LOVE featuring FERGIE / SERGIO MENDES>
 そうそう、これもバカラックなんですね。
 ブラック・アイド・ピーズのファーギーをフィーチャーした
 セルジオ・メンデスの「THE LOOK OF LOVE(恋の面影)」。
 セルジオ・メンデス自身も60年代にカバーした曲を
 リ・アレンジしています。
 バカラックの書いたメロディーが、
 時代を超えて愛されている証拠ですね。
 このように、たくさんの愛されるメロディーを生み出した
 バート・バカラック。
 その秘密はどこにあるのでしょうか?

その秘密を
今日はバカラックの言葉から探っていきましょう。

◆まず、一つ目。バカラックは
 「ヒットソングを作ろうと思って書く事なんて一度もないよ。
 なぜって作ってみないと、どんな曲になるか分からないじゃないか。 
 ただ心の感じるままに、
 ベストと思える作品を作ること、ただ、それだけさ。」
 と言っています。
 この「作ってみないと」
 というところがポイントですね。
 バカラックは、シンガーへの作曲提供から、
 映画音楽まで、たくさんの音楽を手がけています。
 このたくさんの仕事の中から、
 人々が何に感動するのかということを
 現場で一流の歌い手、プロデューサーと仕事をしながら
 時代とシンクロして掴んでいったんですね。

◆それから、もう一つ。これもバカラックの言葉です。
 「映画音楽を作る時には、
  その映画が僕に語りかけてくるものを材料に書くんだ。 
  そうすれば、その作品が言わんとしていることに合ったメロディーが
  浮かんでくるのさ。」
 う〜ん、ここに真実あり。
 音楽をつくる時には
 すべてゼロから生み出すのではなく、
 例えば映画音楽なら
 映像や脚本やそれを歌うアーティストの歌から、
 どんどんヒントが見えてくるんです。
 自分を鏡で写すように、相手から答えが見えてくる。
 そうすると、音楽は
 水が流れるがごとく、スーっと生まれてくる。
 自然に生まれて来たものだから、
 リスナーのみなさんのもとにも自然に届いていく。
 だからヒットしていくんですね。
 そう。クリエイティブの好循環が生まれてくるんです。

 さらに、バカラックには
 たくさんの出会いがありました。
 たとえば、歌手ディオンヌ・ワーウィックとの出会い。
 彼女の歌った「サンホセへの道」(68年)は、
 当時リズム&ブルースと言われたゴリ押しの黒人音楽に
 白人の洗練されたソフトなフィーリングの歌を唄い、
 バカラックの名を世に知らしめました。

 もう一つは作詞家ハル・デイヴィッドとの出会い。
 この出会いによって、バカラックのメロディーは、
 美しい情景と、美しい響きを得て、
 普遍的な「ラブ・ソング」になることに成功しました。
 あ、それから、バカラックの音楽は、
 これね、僕も何度となく研究したことがあるんですけど、
 一見シンプルそうな、ソフトなサウンドなんだけど、
 その裏には
 洗練されたコードと変拍子など
 ちょっと複雑なスパイスが、
 実はたくさん散りばめられている音楽です。
 そして、初期のバカラックは
 作曲から、アレンジまで手がけています。
 これって、今どきのトラックメーカーと
 同じ発想なんですね。
 メロディを、そしてボーカリストの個性を
 最大限に生かしたアレンジを
 自分でコントロールしているんですね。

 そう、つまりバカラックの音楽は
 大量生産された既製服ではなく、
 オーダーメードで作られたオートクチュールなんです。
 だから、アーティストにとても似合うし、丈夫で長持ち!
 こういうわけです。
 
M. ニューヨーク・シティ・セレナーデ / CHRISTOPHER CROSS

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この曲がヒットした80年代には
バカラックは、自分でアレンジをしなくなりました。
アレンジは、新しい時代の音をつくる
先鋭のサウンドプロデューサーに任せていったんですね。
そんなところにも、
時代の音に包まれて
ヒットを飛ばしていくことになる、理由があるんですね。

さて、今日お話ししてきたバート・バカラック。
来週月曜日、火曜日にはビルボードライブ東京で
スペシャルなライブが行われます。
数々の名曲をバカラック自身が指揮してくれると思います。
さあ、バカラックを訊け!

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この番組「BEHIND THE MELODY」では
リスナーの皆さんから“音楽に関するギモン”をお待ちしています。
コチラ」からお願いします。

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STAFF| 13:29 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2012年09月05日

どこを切っても完璧! プリンス!

「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」…
古今東西、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはいったいどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、どんな秘密があるのか?
毎日音楽と向き合っている、亀田誠治が解き明かしていきます!

第87回目のテーマは…

「どこを切っても完璧! プリンス! 」

シャウト!ギターソロ!ドラマティックなアレンジ!
まさにワン・アンド・オンリーな存在、プリンスですね。
僕も80年代にリアルタイムでプリンスの登場を目の当たりにして
「なんじゃこりゃ!」と腰をぬかしたのを覚えています。

皆さんはプリンスというアーティストのイメージを
どんな風に捉えていますか?
ギター、キーボード、ドラム、ベース、、、全ての楽器をこなし、
さらにボーカルの表現力も素晴らしい彼は
他のアーティストのプロデュースや新人発掘も行い、
曲の提供、プロデュースも行います。
そして自分自身の見せ方を含め、セルフ・プロデュースも完璧。
さらにビジネスの才能も発揮…どこを切っても完璧な人物。
そんな印象を持つ方、多いのではないでしょうか?

1986年の今日、9月5日は、
プリンスが初めて来日公演を行った日です。
そんなワケで、今日は、プロデューサー亀田誠治から見た、
プロデューサー・プリンスの魅力についてお話をします!

♪ : NOTHING COMPARES 2 U / SINEAD O’CONNOR (楽曲提供)

なんといっても、プリンス・プロデュースの最も有名な作品といえば
シネイド・オコナーの「NOTHING COMPARES 2 U(愛の哀しみ)」。
元々はプリンスのバンド、ザ・ファミリーに提供した曲でしたが
それをカバーしたのが、アイルランドのアーティスト、シネイド・オコナーでした。
後にプリンス自身もセルフカバーしていますね。
1カメで、スキンヘッドにしたシンニード・オコナーが
切々と歌うPVが今でも忘れられません!

♪ : MANIC MONDAY / BANGLES (楽曲提供)

1980年代に活躍したアメリカのガールズバンド、
バングルスのヒット曲「MANIC MONDAY」。
プリンスがメンバーのスザンナ・ホフスを気に入り提供した曲と言われています。
大きな声では言えませんけど、プリンスの「女好き!」は、
いまや伝説になっていますね(笑)
ただし、どこにもプリンスの名前は無く、
作詞・作曲には「クリストファー」と言う、ペンネームがクレジットされています。

後に、自分の名前を記号化して、
あのオスマークとメスマークが合体した、
いわゆる『The Artist Formerly Known As Prince』となる彼は、
この頃から、自分を限定せず、
謎めいた存在感を放っていたんですね。

♪ : LOVE SONG / MADONNA

マドンナとプリンスの共作! しかも一緒に歌っちゃっています。
一時期この二人には交際のウワサもありましたね。。。
ここでまた浮上する「プリンス女好き」説(笑)
ちなみに、実はプリンスとマドンナはタメ! 同じ1958年生まれなんですよ。
すごい才能が生まれた年なんですね。

これ以外にも、プリンス自らのバンド・メンバーでもある美人すぎる
パーカショニストのシーラEなど
多くのアーティストにも関わっているプリンス。
彼のプロデュースの特徴は、どんなところにあるんでしょうか?

お答えしましょう。

プリンスのプロデュースの最大の特徴は
これだけ長いキャリアの割には、プロデュース作が少ないといことです。
多作では無く寡作。しかし!駄作は一つもないという!
これは、一つ一つのアーティスト・プロデュースに対して深く入り込んで、
納得のいくまで徹底的に作り込んでいるからなんですね。
その分、出来上がった作品には、
プリンス印の、ものすごいインパクトがあります。

音楽的には、メロディの構築がリズミックでパーカッシブです。
そして、ゴスペル調のダイナミックなコーラスがボーカルをあおります。
リズム&ブルーズ、ゴスペル、ファンクといった
黒人音楽のトンコツ出汁(ダシ)が効いているんです。

そして、一見簡単なコードなんだけど
共通音などをうまく使った、
広がりのある美しいコード進行にも特徴があります。
プリンスのバンドを遅刻してクビになった、
ジャネット・ジャクソンを手がける名プロデューサー・チーム、ジャム&ルイスも、
プリンスのコード感とグルーヴへのこだわりから
多大な影響を受けたと言っています。

今日はプリンスのプロデュースの中で
最も気に入っている曲をお届けしました。

LOVE...THY WILL BE DONE / MARTIKA

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はい。めちゃくちゃかっこいい!プリンス印炸裂でしょ!
このふわ〜と広がっているのに、
ボーカルが目の前にド〜ンといる存在感。
最近は一時期に比べると表舞台で見ることが少なくなったプリンス。
またド派手な花火を打ち上げてくれるのを待ってますよ!

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リスナーの皆さんから“音楽に関するギモン”をお待ちしています。
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STAFF| 13:17 | カテゴリー:

2012年09月04日

潜入! レコーディング・スタジオ!

「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」…
古今東西、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはいったいどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、どんな秘密があるのか?
毎日音楽と向き合っている、亀田誠治が解き明かしていきます!

第86回目のテーマは…

「潜入! レコーディング・スタジオ!」

レコーディング・スタジオ。 
アーティストの仕事場であり、遊び場でもありますね。
日本にも、特に東京にはたくさんのレコーディング・スタジオがあって、
僕もいくつかお気に入りの場所がありますよ。

素晴らしい演奏、人を感動させる歌、
エンジニアのアイディアから生まれる音の奇跡…
そんないわゆるスタジオマジックが起こる(と言われている)
レコーディング・スタジオとは僕たちアーティストにとってどんな場所なのか? 
ライブとは違って、表舞台ではない勝負の空間
 “レコーディング・スタジオ” についてお話ししました。

例えば、世界的に有名なレコーディング・スタジオと言うと…

ロンドン アビーロードスタジオ
縁のあるアーティスト…BEATLES など 

ロンドン郊外 リアル・ワールド・スタジオ 
縁のあるアーティスト…PETER GABRIEL など

N.Y.  パワーステーション
縁のあるアーティスト…POWER STATION など

L.A. OCEAN WAY STUDIO
縁のあるアーティスト…Avril Lavign など

バハマ コンパス・ポイント・スタジオ
縁のあるアーティスト…Lenny Kravitz など

各国に有名な場所が何点かありますね。
でも、その「スタジオ」の違いって分かりますか?
正直、僕も分かったり、分からなかったり、というか、普通、分からないです。
それでも、アーティストがこだわるスタジオ選びの
ポイントはいったいどこにあるのか!

基本的に、僕らにとってスタジオ選びは、
みんなにとってのお部屋選びだと思ってください。
お値段、ロケーション、居心地、どれだけ自分の希望とマッチするかどうか。
ここがポイントです。

では、スタジオの場合、その「希望」とは?

まずは、「音」ですね。
気にいった「音」が鳴るかどうか、録れるかどうか。
これは、基本中の基本。

例えば、バンドサウンドだったら
タイトな音が録りたいのか、ライブな音が録りたいのか、
オーケストラだと、大きな部屋の鳴りが絶対必要。
とても影響します。

次に、そのスタジオでレコーディングしたアルバムが、ヒットしたりすると、
験担ぎじゃないんだけど、そのスタジオがホームになったりします。
いいイメージが持続するんですよね。
その逆もあって、ずっと同じスタジオ使っていて
そろそろ環境変えてみようか!?
お引っ越ししてみようか、、、 みたいな。

それから、居心地。
僕たちアーティストにとってレコーディングスタジオは、
一日10何時間も過ごす部屋ですよ。
とにかく居心地が良くないといけません。
例えば、ボーカリストがボーカルをレコーディングしている間は
他のメンバーは、歌い終わるまで待っていなければいけない。
つまり、レコーディングをしている間って
待ち時間がたくさんあるわけです。
だから、スタジオのホスピタリティやアメニティはすごく大切。
しかも、くつろぐスペースだけではなくて、
打ち合わせができる個室スペースがあればさらにベター!
どんなに最新機材が充実していても
この居心地が良くなくては
やっぱりクリエイティブな気持ちにはなりませんね。
バブルの頃は、プール付きのスタジオとか、
ビリヤードが出来るスタジオとかあったんですよ。
でも、今はさすがになくなっちゃった。
時代はどんどんコンパクトになっています。

デジタルレコーディングが発達して
コンピューターさえあれば生楽器以外は、
正直、自宅でもレコーディング出来ちゃうんですね。
というわけで、都内のスタジオでも
ドラムやオーケストラがせーので一緒に録れる
大きな部屋のあるスタジオが激減しています。
小さなボーカルブースに、コンピューターがあるコントロールルームという、
お求めやすい価格の、1LDKタイプが人気なんですね。
とはいえ、例えば僕は、バンドレコーディングでも、ソロアーティストでも
ドラム、ベース、ギター、ピアノなどを「せーの」で一発録りします。
ドラム、ベース、ギター、ピアノでしょ。
つまり最低でも4LDKが必要なわけ(笑)

一発録りの空気感と、緊張感が産む
一期一会ののいきいきとした音楽は
絶対に聴く人の魂を揺さぶる、って信じていています。
でも、このままコンパクトなスタイルのレコーディングが進むと
一発録り、絶滅の危機が予想されます。
ほとんどのレコーディング・スタジオは
1LDK化が進んでしまっている現状だけど、
居心地がいい、4LDKくらいのスタジオも生き残ってほしいな。
っていうか、僕が残します!!!


REHERSAL / ALEXANDRE DESPLAT

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実は9月4日は、BEATLESが結成後、
初めてアビーロードスタジオでレコーディングした日なんだそうです。

BEATLESと共に一躍有名になったアビーロードスタジオ。
一時はこのアビーロードスタジオも売却の噂がありました。
全世界的にスタジオ存亡の危機なんですね。
なんとか継続したいものです。

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STAFF| 13:33 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

2012年09月03日

ライブアルバム・マジック!

「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」…
古今東西、人々に愛される曲、
メロディーの裏にはいったいどんなストーリーがあるのか?
そして、その曲が愛されるのには、どんな秘密があるのか?
毎日音楽と向き合っている、亀田誠治が解き明かしていきます!

第85回目のテーマは…

「ライブアルバム・マジック!」

<甘い罠/Cheap Trick at Budokan より>

1978年の『Cheap Trick at Budokan』。
お客さんの黄色い歓声と
チープトリックのやんちゃな演奏が
まるごとパッケージされてますね。
世界中に「ニッポンブドウカン」の名前を轟かせた
ライブアルバムの名作です。

さて、今日は、そんなライブアルバムの魅力を、紐解いていきました。


<ハイウェイ・スター/Deep Purple『LIVE IN JAPAN』より>

ディープ・パープルの『LIVE IN JAPAN』
1972年の初来日の模様を録音した作品。
ロック史に燦然と輝く名盤です。
日本武道館と大阪フェスティバルホール公演からの
いいとこ取りですね。
このころはPAシステムがまだまだ発展途上で
ギターアンプ山積みでやっていましたね。

<Time Is Running Out/MUSE 『HAARP』より>

続いては、現在のUKから。
ハリー君も大好きなミューズ!
イギリスの3ピースでは
最強のライブバンドと呼ばれる彼らですが、
これは、2007年、
ウェンブリー・スタジアム2days(16万人動員)の模様が収められた一枚。
『HAARP』。
絶叫する8万人!のお客さんの声が生々しいですね。


<You’ve Got A Friend/ Carole King & James Taylor 『Live at the Troubadour』より>

先程のロックな雰囲気とは打って変わって、
ライブ盤は、ほっこりあたたかい音楽にも有効です。
キャロル・キングとジェイムス・テイラーの「トルバドール・リユニオン」。
2007年の36年ぶりとなる歴史的再会ライブを収録。

このライブは、僕も観に行きましたが
まさに、自分の観たライブのセットリストが
そのままライブ盤になるというのは、
DVDになるのとは、また違う歓びがあります。
とても嬉しいですよね。

ということで、どれも一期一会のライブ。
これを映像化ではなく、音源作品化することは、
アーティストにとって
いったい何を意味するのでしょうか?

・・・お答えしましょう!


ライブアルバムは、DVDやBlue-rayのように、映像がないので
演奏や会場の様子も、耳からの情報しかないんですね。
DVDで観る事のできる、
ステージセットや、お客さんが手を振ったり、タオルまわしたりという
実際のライブ会場の一体感が、耳から入ってくる情報しかない。
つまり、主役が、シンプルに音楽と、お客さんの拍手と歓声の
二つに集約されるんです。


僕たちミュージシャンやアーティストも
ライブレコーディングがあるときはちょっぴり緊張するけど、
その、緊張感も逆に良かったりしますよ。
一期一会のワクワクドキドキする感じ。
あ、それからね、やっぱりね、ミュージシャンたるもの
いい演奏をしたいんですよ。
だからみんな、演奏の出来は気にしますよ!
「あ〜、間違っちゃった!」なんて、一瞬へこむんだけど
すぐに気持ちを切り替えます。


先ほども言いましたが、
ライブアルバムは
絵があるときと、ないときとでは大違い。
絵があると、鑑賞する人は目からの情報もあるので
映像のダイナミクスやストーリーが
先にインプットされるんです。
逆に、音の方の、多少のミスは見逃してしまうんですね。
でも、これがライブアルバムだと、耳からの情報しかないので
ちょっとしたミスが目立っちゃう!
でも、聞こえてくる音から、いろいろ想像しますよね。
そこがライブ盤の醍醐味です。


ですから、僕らは、
演奏のダイナミクスも、できるだけ正直に再現して
曲間の歓声や拍手は大きく混ぜたりと、
いろいろ細かな演出をしています。
オーディエンス・マイクというんですが
客席にもマイクが何本かセッティングしてあって
オーディエンス、つまりお客さんの歓声や拍手も
レコーディングされているんですよ。

そしてね、
ごくたまに、ライブ盤の奇跡がおこるんです。
時としてオリジナルを超える瞬間があるんですよね。
それが残れば、後世に残る名演奏になること間違いなし!

では、今日はカバー、そしてライブにも関わらず
マーヴィン・ゲイのオリジナルに
勝るとも劣らないピカイチの出来映えになった
奇跡のテイクを聴いてください。


What’s Going On / Donny Hathaway

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絶頂期のダニーの歌も素晴らしいし、
ウイリー・ウイークスのベースが神ですね。
みなさんも、DVDやBlue-rayだけではなく
こんなふうにライブアルバムを楽しんでみたらいかが?


♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪

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STAFF| 13:31 | カテゴリー:BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA


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