2014年02月07日

最強ロックプリンセス!アヴリル・ラヴィーン、来日公演!

■AVRIL LAVIGNE
JAPAN TOUR 2014

Photo by Yoshika Horita
AVRIL_2.4_BUDOKAN(c)Yoshika Horita_2 (1).jpg

■2014年2月1日(土) 新木場STUDIO COAST[追加公演]
*SET LIST
INTRO VIDEO
1. TAIKO
2. HELLO KITTY
3. GIRLFRIEND
4. ROCK N ROLL
5. DON'T TELL ME
6. HERE'S TO NEVER GROWING UP
7. ALWAYS GET WHAT I WANT
8. WISH YOU WERE HERE
9. LET ME GO
10. MY HAPPY ENDING
11. COMPLICATED
12. BAD GIRL
13. HE WASN'T
14. LOSING GRIP
15. SK8ER BOI
〜EN.
1. TAIKO
2. WHAT THE HELL
3. SMILE
4. I'M WITH YOU

Photo by Yoshika Horita
AVRIL_2.4_BUDOKAN(c)Yoshika Horita_2 (2).jpg

■2014年2月4日(火)、5日(水) 日本武道館
*SET LIST
INTRO VIDEO
1. TAIKO
2. HELLO KITTY
3. GIRLFRIEND
4. ROCK N ROLL
5. DON'T TELL ME
6. HERE'S TO NEVER GROWING UP
7. ALWAYS GET WHAT I WANT
8. HUSH HUSH
9. LET ME GO
10. MY HAPPY ENDING
11. COMPLICATED
12. BAD GIRL
13. HE WASN'T
14. LOSING GRIP
15. SK8ER BOI
〜EN.
1. TAIKO
2. WHAT THE HELL
3. SMILE
4. I'M WITH YOU

PRESS向け資料より
============================
聖地、武道館を巨大なライヴハウスに変えた、稀代のロック・プリンセス=アヴリル・ラヴィーン!
============================

 大阪のZepp Nambaに、東京の新木場スタジオコーストというレアなライヴハウスでの追加公演、続いて神奈川のパシフィコ横浜公演と、約2年ぶりとなる来日ツアーでソールド・アウトを連発しているアヴリル・ラヴィーン。次なるステージは、日本武道館2DAYSである。その初日を観たのだけれど、間違いなく過去最高で最強のライヴだった。

 さかのぼること11年。デビュー翌年の2003年に行われたアヴリル・ラヴィーン初来日公演の会場が、いきなりの武道館だったことを、ご記憶のファンも多いだろう。しかも、ゴブとシンプル・プランという、同郷カナダの先輩バンド2組をサポート・アクトに従えた、17歳にして大物感たっぷりの公演だった。ちなみにその時のツアー・タイトルが、“Try To Shut Me Up Tour”。「私を黙らせてみなさいよ」ってわけだ。思えば、確かに当時のアヴリルは、夢多き10代の女の子的な感じで接することをきっぱり拒絶するような、ヒリヒリした空気を放っていたし、言いたいことは臆せずにはっきり言う頑強さを持っていた。そしてそんな真っ直ぐさが、大きな魅力でもあった。

 では、現在のアヴリルはどうか。基本的には何も変わっちゃいない。ただ、そこに大人の女性としての分別や寛容さが加わったため、かつてのような尖り方をしなくても、彼女は自分であり続けることができるのだ。男目線で見ても、実にカッコいい生きざまだし、だからこそ同性からの支持も絶えないのだろう。本人が意識しているかどうかは別として、やっぱりアヴリルの根底に流れているスピリットは、パンクなんだと思う。

 さて、今回のツアーは、通算5枚目のアルバム『アヴリル・ラヴィーン』を携えてのもの。 前作のツアーでは、「ワット・ザ・ヘル」での和太鼓との共演で驚かせたアヴリルだったが、今回はオープニングのフラッシュバック映像に続いて、なんとその和太鼓からライヴがスタート。彼女は再び、和太鼓パフォーマンス集団<無限-MUGEN->を迎えていたのだ。雄々しく勇壮なビートが、武道館に響き渡る。そのまま和太鼓を入れたバンド編成で繰り出されたのが、「ハローキティ」。登場したアヴリルは、キティがたくさんあしらわれたドレス姿で、♪カ・カ・カ・カワイイ!♪とキュートかつシャープなラップ・ヴォーカルで魅せる。そこから続けざまに「ガールフレンド」へ。ぎっしり埋まった会場は、冒頭から怒涛の盛り上がりだ。瞬時に黒のノースリーブとレギンスに着替え、ヒット・シングルの「ロックンロール」や「ネヴァー・グローイング・アップ」、ボートラ曲ながら最高のポップ・パンク「アイ・オールウェイズ・ゲット・ワット・アイ・ウォント」などキラー・アンセムの連打で、何度もクライマックスを迎えた前半戦。そのステージングは、凄まじくロックだった。ぐっとラウドになったバンド演奏に乗せて、まだこんなに伸びしろがあったのかと唖然とするほど、パワーも深みも格段に増したヴォーカルを炸裂させる。客席にマイクを向けてのコール&レスポンスや、「もっともっと!」「歌って!」と煽るパフォーマンスも含め、こんなにもロックに振り切れたアヴリル・ラヴィーンは見たことがない。

 そして、「ハッシュ・ハッシュ」「レット・ミー・ゴー」「マイ・ハッピー・エンディング」などのバラードと、デビュー作の1曲目を飾った「ルージング・グリップ」や「バッド・ガール」(悪魔コスチューム&バックにマリリン・マンソンの映像)といったヘヴィ・チューン、さらには鉄板の「コンプリケイテッド」「スケ8ター・ボーイ」で歓喜のフィナーレを迎えた後半戦。ここでの彼女は、乱暴な表現で恐縮だけれど、凄まじくオンナだった。こんなにも女性としての哀切を、激しい情念を、セクシーさを体現したアヴリル・ラヴィーンも見たことがない……というか初めてだ。

 アンコールでは、もう1度<無限-MUGEN->が登場しての「ワット・ザ・ヘル」でパーティ・ハードし、「アイム・ウィズ・ユー」の大合唱で熱い余韻を残して終幕。ライヴ・アクトとしての飛躍的な進化が刻み込まれた、特濃の90分だった。デビューから12年、今年で30歳、人妻。アヴリル・ラヴィーンの本当の旬は、これからなのかもしれない。(鈴木宏和)

AvrilLavigne_J.jpg
最新アルバム 『アヴリル・ラヴィーン』 絶賛発売中!!
大ヒット・シングル「ロックンロール」「レット・ミー・ゴー」収録!
(¥2,310(税込) EICP-1588 解説・歌詞・対訳付)
*通算5作目にして堂々のセルフ・タイトル・アルバム!
ロック・プリンセス=アヴリル・ラヴィーンの11年の美しき進化を随所に堪能できる最高傑作!これぞまさしく、純度100%のアヴリル・ラヴィーン!
*日本盤ボーナス・トラック『ワンピース フィルム ゼット』のW主題歌“バッド・レピュテーション” “ハウ・ユー・リマインド・ミー”収録!

staff| 20:29 | カテゴリー:J-WAVEイベントJ-WAVEイベント


バックナンバー

カテゴリー