アカデミー賞2016年02月29日

「スポットライト 世紀のスクープ」が作品賞を獲得!
監督賞と主演男優賞W受賞の
「レヴェナント」の圧勝の予想を覆しての受賞はインパクト大!

今週中にJ-WAVEから「スポットライト 世紀のスクープ」関連の
企画を発表しますのでこうご期待!!

spotlightsub.jpg

staff| 14:08 | カテゴリー:

ボーダーライン2016年02月22日

boarderline3.jpg

これは半端なく強烈な映画だ。
よく作ったと思うし、
実際に本作に描かれた闇世界があるのだろう。

舞台はアメリカとメキシコ国境の町。
最近ではあのトランプ氏発言も記憶に新しい。
この地域での麻薬、暴力、マフィア、腐敗警察を
描いた秀作は「トラフィック」を始め数多いが、
「ボーダーライン」はまさに無法地帯での極限の世界。

女性主人公は辣腕FBI捜査官。
その実力を買われて超党派特別部隊から
声が掛り、向かう先は・・・。


邦題「ボーダーライン」とは国境のみならず、
善悪の境界線も意味しており、
秀一なタイトルだと感心する。
一方、原題「SICARIO」はメキシコではヒットマンを指し、
映画を見れば、その意味・意図に深く肯くだろう。

出演はエミリー・ブラント、
ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリン ほか。
3人とも素晴らしい演技だが、
特にベニチオ・デル・トロの怪演振りは凄まじく、
ボーダーラインを遥か超えるのである!!

ボーダーライン
4月9日(土全国ロードショー。

個人的にとっても興味をもって見て、
期待以上に僕には刺さった!!!

boarderline2.jpg

(C)2015 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved. 
Richard Foreman Jr. SMPSP

staff| 10:16 | カテゴリー:

野口 健 × 藤巻亮太 写真展2016年02月19日

00090001.jpg

亮太君の写真がこれ程までに素晴らしいとは!

これは先日藤巻君から直接、
彼の写真集「Sightlines」を頂いて
じっくり見終わった後の感想だ。

彼はアルピニスト野口健さんと知り合って以降、
本格的な登山と秘境の地への旅をするようになった事は
公言していてファンの人達には知られている。

その際はアコギとカメラが旅友で、
撮り貯めた中からの選りすぐりがこの写真集「Sightlines」。

ヒマラヤ、アフリカ、アイスランド、アラスカ と、
空気が澄み渡って、見える物が色鮮やかな各所での
心に焼きつく場面が纏められている。

今日から始まった
「野口 健×藤巻 亮太 100万歩写真展」は
一時は写真家を志した野口健さんの素晴らしい山岳写真と
亮太君の「Sightlines」からのピックアップ、
さらに「Sightlines」には未収録の写真も加えた写真展。

場所は六本木Mid Town内のフジフィルムスクエア。
入場は無料、撮影・SNS公開もOKという
敷居の低い写真展なので、お近くの方は是非!!

00100001.jpg

来週には藤巻君のビルボード・ライブ公演ご招待企画
J-WAVEで始まります!!


staff| 17:43 | カテゴリー:

スティーブ・ジョブズ2016年02月17日

stevejobs_sub1.jpg

現在公開中、
アカデミー賞では主演男優・助演女優に
ノミネートされている実話ベースの作品。

最近の比較だと寡黙な「レヴェナント」の対極、
もの凄い量の台詞の洪水のような2時間。
そういえば
ザッカーバーグを描いた「ソーシャル・ネットワーク」も
同様な台詞の嵐だったが、
IT系のカリスマ主人公は誰もが饒舌、おしゃべりだ。

そして、もう一つの共通点は
『嫌な奴』ということ!!
(日本の某さんもそうだし)
強烈な自信家で、間違いは全て他人、『100%私は正しい!』
こんな奴は嫌われようとしているとしか思えないけど、
彼等が人々の生活に革命的進歩を与えている事実・・・。

本作でもスティーブ・ジョブズは存分に『嫌な奴』で、
人間的には歪み切っている。

演じるマイケル・ファスベンダーは
「X-MEN」シリーズや「悪の法則」が印象的だった正統派。

ジョブズをアシストする女性スタッフ役で共演の
ケイト・ウィンスレットは普段の美女オーラを完璧に消していて、
そんな彼や彼女をスティーブ・ジョブズとその助手に
見せてしまうのが映画マジックなんだなあと。

iTunes無しに生活出来ない僕にとって
その誕生秘話も垣間見える本作は
スティーブ・ジョブズを好きになれなくても
彼の弱さに充分人間味を感じられて
少しだけれど距離が縮まった気にさせた。


監督はダニー・ボイル。
「トレインスポッティング」「スラムドッグミリオネア」の人である。

stevejobs_sub3.jpg

staff| 14:27 | カテゴリー:

ザ・ブリザード2016年02月15日

ああ怖かった・・・。
いい歳してオネショするんじゃあないかって、
恐い夢見て寝られなくなるんじゃあないかって、
これが実話ベースだから恐ろしい。

舞台は1952年2月18日未明
アメリカはマサチューセッツ州沖。
超強力ブリザード(暴風雪)で航行不能になった
大型タンカーを救出しに荒海に向かった
湾岸警備艇の話である。

しかし警備隊だからって言って
無茶な事は無茶なのだ。
無謀・自殺行為のミッション・・・。
だから映画になるんだけれど、
彷徨う大型タンカーの姿は幽霊船そのもので、
だから僕は船には乗りたくない。
ああ映画で良かった。

主演は鮎貝健ちゃん似のクリス・パインです。

ザ・ブリザード
2月27日(土)全国ロードショー

main_DomTeaser_01.jpg
©2016 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

staff| 16:50 | カテゴリー:

幸せをつかむ歌2016年02月09日

誰もが認める大女優メリル・ストリープ。
大作揃いのイメージだが、
「プラダを着た悪魔」「マンマ・ミーア!」等
柔らかい作品も多数あり、
本作も気負わず見られるコメディだ。

役処は54歳の売れない女性ロッカー。
インディアナのセレブ家族を捨てて
LAでスターを夢見てスーパーのレジ打ちをしながら、
場末のライブハウスで酔客相手に歌い続けている。

バックバンドのギタリストとは恋仲?で
演じているのはリック・スプリングフィールド!!
実年齢はメリル・ストリープと同い年の66歳。
80年代は昼ドラマの主役で大人気を得た元アイドル・スター。
曲も大ヒットして何回も来日公演を行った人気者だった。
それこそ福山雅治やディーン・フジオカ的な
トップ・アーティストだったリック・スプリングフィールドが
劇中とはいえ、もの凄く落ちぶれたミュージシャン役で
これはビックリポンである!

加えてメリル・ストリープの実娘メイミー・ガマーが
娘役で出演していて親子共演を果たしているのだが、
物語ではこの娘が曲者、ドタバタ度を増していく。

本作の見どころはメリル・ストリープが
吹替え無しで多くのクラシック・ロックを熱唱する
ライブ・シーンの数々。
これはオールド・ファンには垂涎の選曲で
とっても楽しめる。

ちなみに原題は
「Ricki and the Flash」。
劇中でメリル・ストリープ率いる架空のバンドの名前で
実際に彼等が全て演奏している。

幸せをつかむ歌
3月5日(土)公開。


しかし「羊たちの沈黙」のジョナサン・デミ監督作品だという事に驚き、映画人は俳優も監督もカメレオンが一番ということなのかな。

rikkisub1.jpg

staff| 11:53 | カテゴリー:

キャロル2016年02月04日

主演女優と助演女優ダブルノミネートを含み
アカデミー賞レースで話題の「キャロル」。

これは女性の為の女性の映画。
僕は見ていて自分達の居場所が無くって
複雑な感情を抱き、長らく書く事を控えていた作品。
気が付いたら来週公開だ。

1952年のNYを舞台に
富裕夫人と百貨店アルバイトの若き女性が
互いの想いを貫けるか?という
50年代の保守的アメリカでは禁断の恋愛物語である。

主演は
数少ない大女優ケイト・ブランシェットと、
正統美形ルーニー・マーラ。
「ドラゴンタトゥーの女」以降も
「her/世界でひとつの彼女」「トラッシュ!」
「PANネヴァーランド」etcと
作品毎に全く違う役を演じ切っているルーニー・マーラは
最早若手と呼ぶのが失礼な実力派だ。

ノミネートは他に脚色・撮影・作曲・衣装デザインetc計9部門。
これだけでも本作がいかに美しい映像作品かが判るだろう。

そして、である。
物語については理解
する・出来る・しない・出来ない・したくない
と様々な反応があるだろう。
と言う事で論評を避けさせていただきます・・・。

キャロル
2月11日公開です。

carolposter2.jpg
(C)NUMBER 9 FILMS (CAROL) LIMITED / CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2014 ALL RIGHTS RESERVED

staff| 18:14 | カテゴリー:

レヴェナント:蘇えりし者2016年02月01日

DF-02086.jpg

壮絶、とはこの映画の事!
僕がアカデミー賞の選考委員だったら・・・
って「賞総なめ」を想像したくなる作品である。

原題「THE REVENANT」とは
「死の世界から戻った者」という意味だそうだが、
その通りの内容、そして実在した人物の話と知って
絶句してしまった。

19世紀アメリカ未開の荒野を舞台に
太陽と火の光のみ、人工照明を一切使わず撮影された
このサバイバル復讐劇を表現するに、
究極・壮絶・過酷・圧倒etcといった漢字ばかりが浮かんでくる。

監督・脚本・製作はアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ。
昨年の「バードマン」以前も「アモーレス・ペロス」
「21グラム」「バベル」と
人間の生き方について問うてくる映画人。
元々は地元メキシコのラジオ局ディレクターだったとの経歴に
親近感を覚えるのだ。

そして!
レオナルド・ディカプリオとトム・ハーディ。
この二人の映画と言って良い程、互角の演技である。

まず悪役トム・ハーディ。
彼が「マッドマックス」でなく、
こちらの助演男優賞にノミネートされたのは納得。
助演候補作品は5作品とも見たが、
スタローンとトム・ハーディの一騎打ちか。
こんな事を考えるのも楽しい。

そしてレオナルド・ディカプリオ。
台詞は極端に少なく、
それと反比例して彼独りの出番は物凄く多い。
極地・極限での演技は
常識を超えた執念が迸り、圧倒される。
ディカプリオ主演作で間違いなく最優秀だ。

音楽を坂本龍一が担当した本作
レヴェナント:蘇えりし者
4月22日(金)全国ロードショーです。

1_DF-03511sub.jpg

3_DF-18605sub.jpg
(C)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.

staff| 14:59 | カテゴリー:

バックナンバー