オデッセイ2016年01月29日

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これもまたアカデミー賞大量ノミネート作品。
最近テレビCM等でもよく見かけるSFだ。

宇宙に一人ぼっちが「ゼロ・グラビティ」だったが
火星に一人ぼっちの本作「オデッセイ」。
原題は「MARTIAN」ずばり火星人。
邦題の「オデッセイ」=「長い旅」のほうが良いね。

「ゼロ・ダーク・サーティ」のジェシカ・チャステイン
「ハウス・オブ・カード」のケイト・マーラ他
共演陣もなかなか豪華。
とはいえ、簡単に想像つくように
一人ぼっちのマット・デイモンの一人芝居が大半だから、
これはまさにマット・デイモンの映画と断言できる。

そして意外な事に巨匠リドリー・スコット監督と
マット・デイモンの組合せは今回が初めてということだ。

ちなみに火星は資料だと
・地球からの距離2億2530万キロ。
・外気温:-55℃
・酸素ほとんど無し
・水無し
・最大風速:400km/h

そして彼は通信手段無し
・食料:31日分
・NASAの次の探索ミッションまで4年
というシチュエーションだ。

以前よりは現実味が帯びてきている最近の宇宙モノ。
勿論これは空想の世界だけれど、
近未来に起こっても不思議ない題材だと実感した。

オデッセイ
来週2月5日全国ロードショー

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(C)2015 Twentieth Century Fox Film

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マネー・ショート 華麗なる大逆転2016年01月26日

この時期は毎年アカデミー賞関連の
作品紹介が増えるが、
それだけ作品力のある映画揃いだから。
確かに白人偏重と言われればそうだろうが、
作品単体で考えれば秀作である事に変わりはない。

そして本作
「マネー・ショート 華麗なる大逆転」。
リーマン・ショック時のアメリカ金融業界の実話で、
例えるならば
『大穴馬券に有り金を注ぎ続け大儲けしたような連中』の
話である。
まあ桁違いだし、人間的にも全く感情移入出来ない輩だし、
笑えない人々も多いだろう。
だから映画になるし、他人事だから面白いのだ。

金融用語の連発だから、少しは前知識があったほうが、
一層理解できる類の作品。
僕は自分の無知さ加減を恥ました。

これも正に群像劇。
クリスチャン・ベールを始め
俳優さん達は演じていて楽しかったんだろうなあ。
マネー・ショート 華麗なる大逆転
3月4日(金)全国公開です。

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© 2015 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

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スポットライト 世紀のスクープ2016年01月21日

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今年もアカデミー賞のノミネート発表後は
注目作品の試写は超満杯が続くが、
そうなる直前に見る事が出来た本作。

実に良く構成された、真面目な映画であり、
作品・監督・助演男優・助演女優・脚本・編集と
主要6部門に堂々のノミネートは納得だ。

ちなみに主演男優・主演女優のノミネートが無いのは
アンサンブル物・群像物で際立つ主人公はいないから。

実話に基づく本作の舞台は2001年のボストン。
地元紙「ボストン・グローブ」は
カトリック教会の神父達による虐待行為を
記事にしようと困難な取材活動を進めていた・・・。

言うまでもなく宗教と密接な関係にある大国アメリカで、
なかでもカトリック教会と対峙する事自体タブー視される事であり、
偏見・軋轢・妨害etc取材への障壁は無数。
それでも真実を追うジャーナリスト達がいたからこそ、
本作のような社会派映画が生まれるのである。

ノミネートされたマーク・ラファロ、レイチェル・マクアダムス以外でも
マイケル・キートンを始め名優揃いの
「スポットライト 世紀のスクープ」。
温くない衝撃の実話は必見である、と思います。

スポットライト 世紀のスクープ
4月公開!

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星ガ丘ワンダーランド2016年01月18日

都会人にとっては今日の5センチでも大雪だが、
本作は冒頭から本格的な降雪の中で始まる。

「星ガ丘」という田舎町が舞台。
そこで離散していた主人公家族の真実が
少しずつ明らかになって行く様を描く本作。
タイトル「星ガ丘ワンダーランド」とは
廃園になった「星ガ丘」の遊園地で、
勿論話の軸になって登場する。

主人公は星ガ丘駅の「落とし物預かり所」に勤務する駅員。
彼に20年前に姿を消した母の訃報が届いて・・・。

主演は中村倫也。
メインキャストの中で彼が最も知名度が低く、
他に新井浩文、佐々木希、菅田将暉、杏、
市原隼人、木村佳乃、松重豊 と今時な俳優陣による群像劇。
中でも佐々木希が佐々木希と気付かせない秀演だ。

田舎町での複雑な家族模様の先に
人々が頼るのは何なのか・・・。
一筋でも光は射すのか・・・。
資料だとジャンルは「ミステリー」となっているが、
真相の向こうにある希望を探す作品である。

星ガ丘ワンダーランド
3月5日(土)より全国ロードショー。
丁寧に作られた良作です。

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©2015「星ガ丘ワンダーランド」製作委員会


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エージェント・ウルトラ2016年01月14日

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原題がAmerican Ultra だから、
あまり変わらないんだけれど
想像していた内容やテンションとかなり違って
良い意味で裏切られた「エージェント・ウルトラ」。
凄く面白いヴァイオレンス・アクションだ。

ジェシー・アイゼンバーグ、クリステン・スチュワート と
若手男女がバカップルな主演を演じていて、
特にジェシー・アイゼンバーグは「ソーシャル・ネットワーク」と
限りなく重なるキャラクター役。
っていうか彼はこういう奴なんだろう、と素人的感想。
クリステン・スチュワートはフォーブス誌2012年の高額ギャラランキング1位!だったそうだが、とにかく美しく役柄と無関係に惚れた!!

この二人がCIAに追いかけられまくる96分。
何故?それは見てください。

前知識無しに期待せず見て、
とっても得した気分にしてくれた
エージェント・ウルトラ
1月23日公開!
やっぱり映画見ないとね。

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(C)2015 American Ultra, LLC. All Rights Reserved.


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人生の約束2016年01月06日

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例えば海外からの帰国便内で見る邦画は
とっても日本的で郷愁を覚え、
自分の住んでいる国を改めて実感させてくれる。
そういう経験を持つ人は多いだろう。
以前なら「寅さんシリーズ」とかね。

そして本作「人生の約束」もとっても日本的で
純和風映画と呼ぶに相応しい秀作である。

監督はテレビドラマ界の巨匠・石橋冠。
今年80歳を迎える石橋冠さんの
映画としてはなんと第1回監督作品だ。

内容を評価されヒットさせる事が真の巧技。とは言え、
まずその年齢で新たな挑戦をされた事だけでも
称賛に値する。

作品は昭和の時代にブラウン管のテレビで見ていた
日本の風景や心情を全面に打ち出した男の友情劇。

主演の竹野内豊を筆頭に
江口洋介 松坂桃李 優香 小池栄子 室井滋
柄本明 ビートたけし 西田敏行 他と豪華キャスト。

気が付けば今週末、
1月9日全国ロードショーである。

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(C)2016「人生の約束」製作委員会

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白鯨との闘い2016年01月05日

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昨年暮れ、最後に見たのが本作「白鯨との闘い」。

『バックドラフト』『アポロ13』『身代金』
『ビューティフル・マインド』『シンデレラマン』
『ラッシュ/プライドと友情』etc秀作を数多く監督した
名匠ロン・ハワードの最新作ということで
個人的期待も非常に高かった。

アメリカの名著『白鯨』は
過去何度も映像作品化されてきたが
本作はその元ネタの実話の映画化。
これが壮絶極まる話なのだ。

舞台は19世紀のアメリカで始まる。
生活必需の鯨油確保の為、捕鯨が盛んだった時代。
その中で船乗り達からモビィ・ディックと渾名され、
悪魔のように恐れられていた白い巨大マッコウクジラとの
死闘が産み落とした惨事。
様々な思惑で記憶から抹殺されそうだった事実を
ロン・ハワードならではのスリリングさで描いて行く。

ここでは登場人物達に感情移入するのは難しい。
それほど全員が欲に目が眩んでいるのだが、
だからこそ傍観者として結末に強い興味を持って
最後までハラハラしながら見てしまった。

主演は『アベンジャーズ』のクリス・ヘムズワース。
イメージと役柄が寸分違わないハマり役である。
白鯨との闘い
1月16日(土)全国公開です。

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©2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC ALL RIGHTS RESERVED.

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