PAN 〜ネバーランド、夢のはじまり〜2015年10月26日

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今週末公開、話題のファンタジー最新作。
来日していたヒュー・ジャックマンが言葉の壁を軽々打ち破って、数々のバラエティーTVに出演して告知していたので、作品認知度はけっこう高いだろう。

しかし僕が見ようと思った理由は監督がジョー・ライトだから。
「プライドと偏見」「つぐない」そして「アンナ・カレーニナ」とキーラ・ナイトレイ主演三作品の監督というだけでも僕にとっては充分なモチベーションとなった。

さて本作はご存じのとおりピーター・パン誕生秘話。
まさに世界的寓話だから、親しみやすいし3Dが良く映える活劇だ。しかし3D字幕版を見た眼鏡君の僕は3Dメガネonマイメガネ。かなりうっとおしい・・・。
まあ近未来には3Dも進化してメガネ不要になるんだろうけれどね。

この手の作品を見ていつも思うのは「子供たちはどう思うんだろう?」ということだ。
悪役はバンバン裏切るし、人は死ぬし傷つくし、結構恐いしetc。
そんな大人の取越し苦労などは全く気にせず、子供たちはスクリーンに釘付けになりながら社会を学んでいくんだね。

僕も充分楽しみました。

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(C)2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC.

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ディーン、君がいた瞬間(とき)2015年10月20日

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永遠のスクリーン・ヒーローと呼べる数少ないスター、
ジュームズ・ディーンが1955年交通事故で
わずか24歳で亡くなって60年。

生前に公開されたのは「エデンの東」のみ。
「理由なき反抗」の公開は事故の1ヶ月後だったのだが、
本作は「エデンの東」完成後から
「理由なき反抗」の主役の座を射止めるまでの
数カ月の実話が基になっている。

主役はジェームズとカメラマンのデニス・ストック二人。

新人俳優ジェームズ・ディーンとパーティーで出会ったデニス。
独特な空気感に満ちたジェームズの大成功を確信して、
有名雑誌LIFEのための密着撮影を持ち掛ける。
同世代の自分とはオープンに接するが、
撮影の了解がなかなか得られず焦れるデニス。

そんななかジェームズの生れ故郷インディアナまで
二人で旅することになる・・・。


その後ジェームズ・ディーンの代名詞の如く
世界中で知られるようになった写真が撮影された秘話、
そして数々のジェームズ・ディーン伝説が
スクリーン上で明らかにされる112分。
興味深くって面白くって、
あっという間にエンドロールになっていた。

監督はポートレイト写真家として名高いアントン・コービン。
ジェームズ・ディーンが亡くなった1955年生まれ、
今年で60歳のアントンの長編監督デビューは
52歳と遅く、これが4作目となる。

派手ではないし、主役も有名俳優ではない。
しかし、題材自体が世界屈指のスターだから
派手さや有名キャストなど必要ないのである。

いやあ、良い映画を見た!
ディーン、君がいた瞬間(とき)
12月 全国順次公開。
今年のTIFFにも出品されます、売切れだけどね。

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Photo Credit:Caitlin Cronenberg, ©See-Saw Films

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ひつじ村の兄弟2015年10月19日

アイスランドの、それも人里ではない、
どちらかと言うと人を遠ざけるような地域を
舞台にした本作「ひつじ村の兄弟」。

おとぎ話、というか
日本に暮らす僕には現実離れしていて
見る場面が全てお初のような92分だった。


主人公は
広大な敷地になんとなく境界線を作って
牧場を分け合っている不仲の兄弟。
40年も互いに会話していない程、
犬猿の仲だが、生業は共に羊飼い。

この兄弟のみならず地域にとって
生活の基盤となる羊が伝染病に
侵されてしまったところから物語は始まる。

この先は見てのお楽しみ・・・
ということで筋には触れないが、
本作で世界には様々な営み方がある事を改めて知り、
生き方の優先順位も正義も人それぞれ。
そして周囲との心理的・物理的な距離と
孤独感の天秤の存在を痛感した。

アイスランド辺境の風景があってこそのストーリー、
他では成立しない世界がある「ひつじ村の兄弟」。
映画上級者にお薦めします。

12月19日(土)公開です。

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劇場版MOZU2015年10月15日

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内容を完全に理解できないことが前提で、
それが新たな謎を呼び熱烈ファンも多い「MOZU」。
その劇場版が公開される。

TVシリーズのキャスト
西島秀俊、香川照之、真木よう子、池松壮亮、伊藤淳史、長谷川博己、小日向文世に加えて
敵役で伊勢谷友介、松坂桃李、ビートたけし!と豪華すぎる面々が集まった。

TVでも相当なハード・バイオレンス描写だったが、それを上回る過激さで、伝わる痛みは半端無い。
中でも初の超悪役を演じた松坂桃李はぶっ飛んでいて驚いた!

自分で見るまで内容を一切知りたくない!
という人も多いだろうから触れないが、
MOZUはやっぱりMOZUなのだ。

11月7日公開!

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(C)2015劇場版「MOZU」製作委員会
(C)逢坂剛/集英社


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俺物語!!2015年10月13日

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面白かった!
試写室内がお偉いさん達?空気だったから
クスクス笑いだったけど、ホントは大笑いしたかった。

これが別冊マーガレット連載中の少女コミックが
原作だなんて知らずに見たのだが、
僕が見ようと思った大きな理由は
主題曲が槇原敬之の「NO.1」のセルフリメイクだったから。
マッキーさんには昨年のJ-WAVE LIVE〜AUTUMNに出演頂いてアンコールで「NO.1」を出演者全員で歌ってもらったという、個人的にも大きな意味ある大好きな「NO.1」。
ほぼ原曲どおりのリメイク、そしてこの曲のイントロ部分が劇中ずーっと上手く使われていて、それだけでも嬉しくなったよ。

さて主役の鈴木亮平は体重を30キロも増やして本作に臨んだそうだけど、その甲斐あって着ぐるみとは違う本当の重量感を見せてくれる。
しっかしこんな15才が現実にいたら絶句だよ。

そしてヒロインの永野芽郁(めい)。現役高校生16才の彼女はカワユくって、おっちゃんの目もハート入り!

コテコテのコメディ、見る世代も選ばないから、気になっている人は劇場へどうぞ。
俺物語!!
10月31日(土)公開。笑えます。

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(C)アルコ・河原和音/集英社
(C)2015映画「俺物語!!」製作委員会

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黄金のアデーレ 名画の帰還2015年10月06日

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素晴らしい映画だ。
ここ数週間、正直ハズレばかり見ていたのを挽回!
本気でお薦めしたい実話ベースの作品である。

原題は「Woman In Gold」
これは「黄金のアデーレ」として知られる絵画の別名。
有名画家グスタフ・クリムトが1907年に描いた傑作のひとつで、世界で最も高額な絵画TOP10に入るそうだ。

主人公はこの絵画のモデル アデーレを伯母にもつマリア。
そして映画が描く実話はマリア82歳の1998年に始まる。
第二次大戦時ナチスの迫害から逃れる為に
オーストリアからアメリカに亡命したマリア。
民間人からの略奪を日常的に行っていたナチスは
「黄金のアデーレ」も当然のように没収、
戦後それは不透明な経緯の中でオーストリア政府に渡り
国立美術館に所蔵されたのだった。

そんな不遇の伯母の肖像画を取り戻すため、
マリアはオーストリア政府を訴える。
アメリカLA在住の老婆が母国を相手に起こした裁判の行方を、本作は様々な人の思惑を写しながら描いて行く。

マリアを演じるのは大女優ヘレン・ミレン。
僕には彼女が出演した「マダム・マロリーと魔法のスパイス」が昨年のNO.1ムービー。いずれにしても名優中の名優だ。

マリアの依頼で裁判を進める若くて頼りない弁護士役はライアン・レイノルズ。この弁護士の成長振りも本作の大きな魅力。

実話だからといって結末を調べたりせず、
僕はハラハラしながら109分楽しみました。

黄金のアデーレ 名画の帰還
11月27日(金)公開です。

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