WISH I WAS HERE 僕らのいる場所2015年04月20日

いわゆる中2病の売れない俳優が主人公の家族映画。
35歳で妻子あり、限りなくプー太郎な彼。
生活費は妻が稼ぎ、
二人の子供の私学の学費は父親頼み。
そして自分は役者の夢を追い続ける、という
言ってみればロクデナシ・ダメ男。

昼間の留守宅ではハンドジョブ。
妻が職場でのセクハラと格闘している事も
全く気付かない、そんな無責任男に
父の重病という逃げられない現実が訪れる。
言い訳ばかりの日々を過ごす中2病男は
果たして・・・。
という始まりだ。


主演のザック・ブラフが監督・脚本も務める本作。
といっても彼自体あまり日本で馴染みがない俳優さんで、
共演者も妻役のケイト・ハドソンくらいしか
知名度のある人はいない。
しかし、
中味に魅力のある作品はそんな事関係無いのである。

ダメ男だけど、どこか愛されキャラの主人公には
男目線で簡単に感情移入でき、
一家を支える妻の描き方も、
きっと女性達から応援されるはず。
そんな巧みなキャラクター作りと、誰にも起こりうるエピソードが本作の親しみ易さを生んでいるのだろう。
音楽の使い方もセンスいいし、
舞台ロサンゼルスの天候も悩みを消し去ってくれるプラスオーラに満ちている。

こんな秀作の映画化の資金集めは
クラウドファンディングで行なわれ、
たった48時間で目標金額を達成したんだそうだ。

派手さはないけれど、見て学ぶ事も多々ある
WISH I WAS HERE僕らのいる場所
6月12日(金)公開。
お薦めします。

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(c) 2014, WIWH Productions,
LLC and Worldview Entertainment Capital LLC All rights reserved.


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グッド・ストライプス2015年04月15日

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とっても気に入った作品、「グッド・ストライプス」。

場面写真からも分かるように
結婚する20代後半カップルの物語。

といっても実は倦怠期で別れそうな時に
妊娠している事が判り、そこから話は始まる。

ストーリー自体は淡々としていて
何か特別な事ではなく、
主人公カップルの日常や悩みや、
家族付合いや友人やetc
等身大の20代の喜怒哀楽が
季節と共に映し出されていく。
そしてこれが、無理がなくって自然で良いんだなあ。

主演は人気モデルそして女優の菊池亜希子。
そして中島歩。中島歩はご存じ「花子とアン」で蓮子の駆け落ち相手として大ブレイクした俳優だが、草食系と呼ばれた優柔不断世代をとっても上手く表現していて好印象!

また映画の設定としてカフェでの音楽ライブがフィーチャーされているのだが、劇中演奏しているのはsugar meという女性ソロプロジェクトで中々良い。ちょっとmoumoonのアコースティックセットに近いかも。
主題曲は大橋トリオが担当していて音楽的なセンスも光る作品だ。

見る側が同世代じゃあなくっても、
とっても素直に時間が流れる2時間はお薦めです。

グッド・ストライプス
5/30(土)公開!

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(C)2015「グッド・ストライプス」製作委員会

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ロング・ムービー2015年04月14日

先日、20世紀FOXホームエンターテイメントの新作プレゼンテーションに参加した際に説明された「ロング・ムービー」という言葉。

名のある監督達が映画からフィールドを変えて製作する、
ドラマ・シリーズの事をそう呼ぶんだそうだ。

古くはデビッド・リンチの「ツイン・ピークス」だろうし、
最近だとデビッド・フィンチャーの「ハウス・オブ・カード」が思い浮かぶが、それは増加の一途で、参加したプレゼンでも3作品が一部映像と共に紹介されていた。

まずコーエン兄弟がヒット映画を再構築、ビリー・ボブ・ソーントンが文字通り怪演する「ファーゴ」。
あの「シックス・センス」のM・ナイト・シャマランがマット・ディロンを主役に迎えて作る脱出ミステリー「ウェイワード・パインズ」。
そして「パシフィック・リム」のギレルモ・デル・トロ監督のSF作「ストレイン」。
どれも興味をそそるシリーズだった。

さてアメリカで「ロング・ムービー」が増加する一番の理由は様々な制約から解放されて自由な製作が保障されるという事。作品の長さは言うまでもないが、表現方法の自由さが最も大きいという。
ゆえに言葉を含む暴力描写が想像以上に多くなるのも「ロング・ムービー」ならではの特性。これも見たい人だけが自己責任で視聴する作品ゆえに許される手法だ。

最近ではTV放送せずに配信が発表の場となる作品が増加しているし、当たり前のようにエンタメ業界も変化のスピードは早い、追いつけるかなあ・・・。

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ワイルド・スピード スカイミッション2015年04月09日

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残念ながらポール・ウォーカーの遺作となってしまった本作だが、作品自体はいつも以上に振り切った大作。
最近珍しいくらいド派手に展開する中味は「ワイルド・スピード」ファンの期待に充分応える事だろう。

ヴィン・ディーゼルはいつも通り不死身だし、
ザ・ロックことドウェイン・ジョンソンも笑わせてくれるし、
新たに加わったカート・ラッセルにジェイソン・ステイサムも中々だし、
特にジェイソン・ステイサムの悪役は絶対に死なないよな、
って納得の暴れっぷり。

どれだけ車や建物を破壊したんだろう・・・と途方にさえ暮れる超荒唐無稽ちょっぴりセクシー娯楽作。
きっとまた次作があることを予想しつつ、
面白かったです。

ワイルド・スピード スカイミッション
4月17日金曜日公開です。

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しあわせはどこにある2015年04月06日

僕は元々ロザムンド・パイク好きで、
しかし「ゴーン・ガール」が余りにショッキングだった為に、
その口直し的に本作「しあわせはどこにある」に関心があった。

まあロザムンド・パイクはあくまで共演で、
主役はサイモン・ペッグ。
これは基本コメディアンの彼が持ち味を存分に出した『自分探しの旅』物語だ。

粗筋は・・・
精神科医の主人公。
美しく気の利く秘書のようなガールフレンドとロンドンで何不自由無くエグゼクティブな日々を過ごしている。
が、しかし、何が自分の幸せだか分からないまま、
患者たちに接している事に大きな疑問を感じ、
幸せの答え探しの旅に出る事を決意する!

ということで主人公が旅する世界各地でのエピソードが映画の主軸。
原作はフランス人精神科医が書いたそうで、
主人公の視線はあくまで裕福な欧州の白人男性のモノで描かれており、その立振る舞いに正直違和感もある。
それでもジャン・レノ他ベテラン俳優達の力も借りて、物語は良く練られて辻褄も合っていて、最後まで飽きさせなかった。

難しい作品ではないので、気軽に見たほうが楽しめます。

しあわせはどこにある
6月13日(土)から公開です。

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靴職人と魔法のミシン2015年04月01日

アメリカと日本で人気の落差が大きい
コメディアン・俳優の一人がアダム・サンドラー。
気付けば彼も48歳と大ベテランの域にいる。

そんなアダム・サンドラーの最新作は、
監督・脚本家・俳優で映画通を唸らすトム・マッカーシー作品。


内容を簡単に・・・
NYマンハッタンで老いた母親と暮す主人公は、
絵にかいたような孤独な中年。
蒸発してしまった父から否応なしに継いだ家業の小さな靴修理店で、
地味で単調な日々を送っている。

ある日、愛用のミシンが故障、仕方なく
倉庫に放置していた先祖伝来の古いミシンを使って
靴を直して試し履きした瞬間・・・。
他人に変身して未知の体験!
勿論思いがけないトラブルに巻き込まれて・・・。


これは気軽に見れる、
言うならばヒューマン・コメディ・ファンタジー。
演技派ダスティン・ホフマンやスティーヴ・ブシェミを相手にアダム・サンドラーは、
流石に若手コメディアンとは違う 実に地味な押さえた味わいを醸し出している。
彼もそういう年齢になったんだなあ、と。

とは言え、ちゃんと小笑いできる下町コメディしていて、疲れずに楽しめます。

あと、小ネタで
エレン・バーキンが出ているんだけど
僕はキャメロン・ディアスが特殊メイクで演じていると思い込んでいました。

靴職人と魔法のミシン
6月公開です。

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