はじまりのうた2014年12月24日

年末に紹介するのは希望に満ちた作品を!
ということで「はじまりのうた」。

キーラ・ナイトレイとマーク・ラファロ主演で
ダメ男プロデューサーと
傷ついた英国ギター女子が創り出す
素晴らしい音楽映画!である。

まず、マーク・ラファロは
間違いなく来年のアカデミー賞で話題になる
「フォックスキャッチャー」にも出演していて
風貌も役処も「はじまりのうた」とは対極。
辛い実話なので、年明けに改めて紹介しよう。

そのマーク・ラファロが演じるのは、
ヒットからも家族からも、そして自分が創設した会社からも見放された、しかし全て自業自得の中年音楽プロデューサー。
酔いどれた彼が偶然聴いたのが、
キーラ・ナイトレイ演じる無名ミュージシャンの弾き語り。
そこから映画は歌満載で進んで行く。

キーラ・ナイトレイは吹き替えずに
自分で歌っているのだが、
例えばザ・コアーズの如くアコースティックが良く似合う歌声で、とっても気に入った!

彼女の恋人役がマルーン5のアダム・レヴィーン。
ソロ・シンガー役で新曲をバンバン歌ってくれるので
その満足度も凄く高い。

監督は「ONCEダブリンの街角で」のジョン・カーニー。
元々アイルランドのロックバンド「ザ・フレイムス」の
メンバーだったジョン・カーニーだから音楽的なこだわりや
レベルが高いのは当たり前なのかも。

物語としても良く練られていて、
とても面白かったですよ、これは。

はじまりのうた
2月7日(土)公開です。

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さよなら歌舞伎町2014年12月17日

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歌舞伎町のラブホテルが舞台、
そこで起きる様々な人間模様を描いた135分。

当然のように愛欲シーン多数、
裸裸裸!!!
R15+指定ということで
「高校生は見れるんだ・・・」
「僕が高校生の頃は絶対あり得なかったなあ」
等と思い、満員の試写室はややバツが悪い感じ・・・。

それでもここで紹介できる良く出来た作品だった。

主演は染谷将太。
今は何と言っても「寄生獣」だろうが、
僕は「WOOD JOB!」の彼が印象強い。

他に前田敦子、南果歩、松重豊、村上淳etc
持ち味を存分に引き出された俳優さんたち勢揃いだ。

大人の群像劇、面白いけれど
出来れば一人で見に行ったほうが
相方との摩擦を避けられるでしょう。

さよなら歌舞伎町
1月24日(土)公開です。

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ビッグ・アイズ2014年12月12日

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今年も多くの醜聞が起きたが、
佐村河内守氏の騒動はその中でも
ワースト3に入るだろう。

そして同じような事件が1960年代のアメリカで
起こっていた事を本作で知った。

実話を元にティム・バートンが監督した
最新作「ビッグ・アイズ」。

社交下手な妻が描いた大きな瞳の子供の絵画を
口八丁な夫が自作と偽って売りまくり、
夫は超有名アーティストとしての名声と大金を、
妻は実娘との幸福な日々を手にしたが・・・。

『アメリカン・ハッスル』他のエイミー・アダムスと、
タランティーノ作品で有名になったクリストフ・ヴァルツ。
二人が演じる夫婦が架空ではないのが驚き。
しかし[何でもアリ]な世の中だから、
と達観させられてしまう。

ティム・バートン映画としては
「ビッグ・フィッシュ」にも通じる<まっとう>な作品。

人間のもつ虚栄心と善人性の葛藤は
全ての人が持ち合わせる矛盾であり、
だから作り話のようで面白いのだ。

ビッグ・アイズ
1月23日(金)全国順次ロードショーです。

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ジャッジ 裁かれる判事2014年12月10日

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父は犯人なのか。
こんなキャッチ・コピーの秀作!

ロバート・ダウニーJRとロバート・デュバル、
二人のロバートが親子役で共演する法廷モノだが、
法廷に至るまでの人間劇が実に良く練られていて
流石本気のハリウッド映画は違う、と唸った。

ロバート・ダウニーJRは
「アイアンマン」シリーズや「アベンジャーズ」
「シャーロック・ホームズ」シリーズ等
いわゆる《力技》大型作品での主演が続いていて
演技よりイケメン度に注目が行き易い俳優さんだが、
僕は素晴らしい役者さんだと思うなあ。

さらにロバート二名に加えて
相対する判事役がビリ−・ボブ・ソーントン。
カメレオン俳優の名をほしいままに出演する彼は
作品の質を確実に高める名優だ。

粗筋だけ読まれるとステレオタイプな浅い映画と
思い込まれがちな作品かもしれないが、
良い意味で期待を裏切るお薦め作です。

ジャッジ 裁かれる判事
1月17日(土)公開です。

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©2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS(BVI)LIMITED,WARNERBROS.ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

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ゴーン・ガール2014年12月08日

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これはもう見てもらってから話すしかない。
デヴィッド・フィンチャー監督最新作は
改めてデヴィッド・フィンチャーが
一筋縄ではいかないクリエイターだと痛感させられる。

先週あたりからテレビをつけるたび本作のCMを見るくらい、猛烈に宣伝されているが、その先に待っているのは闇である。だからこそ見たくなるのだろう。

主演はベン・アフレック、
そして失踪する妻役はロザムンド・パイク。
この美しいイギリス人女優は「プライドと偏見」で一目惚れしたほど好みなのだが、美しい花には棘、いや毒がある事を思い知らされた。

すみません、表現を放棄します。
見てください。

ゴーン・ガール
12月12日全国ロードショー

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©2014 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.

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味園ユニバース2014年12月01日

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大阪に実在するグランド・キャバレーをタイトルに、
その味園ユニバースを始め全篇大阪ロケで作られ、
さらに実在する大阪のバンド「赤犬」を
話題の中心に据えた、
まさに100パーセント大阪映画。

主人公は出所直後に襲われて
記憶喪失になった、やたら歌のうまい「人間のクズ」。
演じるのは関ジャニ渋谷すばる。
ソロとしても大型音楽イベントにも参戦する彼は、
元々歌のうまさに定評のある大阪出身33歳。

共演は二階堂ふみ。
今ならば「軍師官兵衛」での茶々役で、
多くのベテラン俳優達をも食ってしまう
怪演を存分に披露している20歳の若手NO.1女優だ。

話の始まりは・・・
不意に襲われて傷だらけの顔で、目を覚ますと記憶喪失。呆然とする中で、この男に興味を持ったカスミ(二階堂ふみ)は、彼を“ポチ男”と名付け、祖父と暮らす自分の家で面倒を見ながら、自分がマネージャーを務めるバンド「赤犬」のボーカルに迎えようとする。しかし、ポチ男の記憶はフラッシュバックで徐々に・・・。
というもの。

監督は一般的には「リンダリンダリンダ」等青春映画で有名な、僕個人的には「天然コケッコー」の山下敦弘。
ひたすら大阪下町臭を放ちながら、1時間43分とコンパクトにまとめた人間劇に、僕はかなり魅かれた。
とにかく音楽、それも生歌満載です。
味園ユニバース」は
2015年 2月14日(土)全国ロードショー

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 (C)2015『味園ユニバース』製作委員会


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