エンド・オブ・ホワイトハウス2013年04月26日

これは凄い映画だ、絶句・・・と、
試写を見ながら思った本作。
勿論娯楽作の範囲なのだが、
例えるならば超激しい「ダイハード」か。

原題は「OLYMPUS HAS FALLEN」。
OLYMPUSとは、あの偉大なカメラ・メーカー、ではなく、
神々が住む天、ということで
ホワイトハウスを指すスラングであり、
つまりは「ホワイトハウス陥落!」という題。

アメリカ映画は時代によって
旧ソ連、旧東欧、中東etcと、
劇中の仮想敵国を変えてきたけれど
今作では北朝鮮である。
そしてあまりにもタイムリーな内容となっていて、
現実に北朝鮮首謀によるテロが起きた場合の
アメリカ政府にとって最悪なシナリオが描かれていると言ってよい。

主演はプロデューサー兼任のジェラルド・バトラー。
前回書いた「マーヴェリックス」では苦悩するサーファー役。
そして本作ではシークレット・サービス役。
過去にもファイター役など基本肉体派の彼にはピッタリ!
他にモーガン・フリーマン、アーロン・エッカート、
アンジェラ・バセット、アシュレイ・ジャッドetcと
馴染みの演技派揃いな中で、
強烈なインパクトを放つのがテロリスト役のリック・ユーン。
韓国系アメリカ人の彼はどういう想いで
北朝鮮のテロリストを演じていたのか知りたいところだ。

エンド・オブ・ホワイトハウス」は
6月8日(土)全国ロードショー!
特に男性諸氏にお薦めしますよ。

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(C)OLYMPUS PRODUCTIONS,INC


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マーヴェリックス/波に魅せられた男たち2013年04月19日

2001年に22歳の若さで亡くなったサーファー、
ジェイ・モリアリティ。
彼に懇願され師となり導いたベテラン・サーファー、
フロスティ・ヘッソン。

マーヴェリックスと呼ばれる伝説の大波への
二人の挑戦の日々を、実話を基に描いた本作
マーヴェリックス/波に魅せられた男たち」は、
サーフィン映画の形を借りた感動のヒューマン・ストーリー。
特に!男性に見て欲しいお薦め作品だ。

まず、実写版のサーフィン映画として
どれだけ本気か、というエピソードを。
ベテラン・サーファーを演じたジェラルド・バトラーは、
北カリフォルニアの実在する町マーヴェリクスで
サーフィン・シーンの撮影中に大波にのまれて、
海に引き込まれ救助されてジェットスキーで浜へ運ばれると、
そのまま救急車で病院へ運ばれた、という。
幸いにも大事には至らなかったが、
文字通り決死の撮影を敢行した本作のサーフィンは
想像以上の迫力に満ちている。

ただし、それは主人公達の本気の挑戦を描く為の
必須の映像であり、本筋は人間ドラマ。
親子ほど年の離れた二人の男達が
互いの崩れかかった精神をいかに鍛錬して
人として成長して行くのか、という点である。

脆いのは十代だけではない、という
大人に成り切れない男達の、
またそれを癒してくれる存在の有難味を
全篇滲ませてくれる本作。

公開は6月15日(土)ということで覚えておいてください。

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グランド・マスター2013年04月15日

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僕はブルース・リー、ジミ・ヘンドリクスと誕生日が同じ!
というのがプチ自慢なのだが、
僕、は関係なく
永遠のカンフー・スター、ブルース・リーの
唯一の師として知られる伝説の武術家・葉問(イップマン)。

作品資料の言葉を拝借すると、
本作「グランド・マスター」はイップマンの実話をもとに、
中国武術の技と精神を磨き上げて、
継承していった宗師〈グランド・マスター〉たちを描いた、
愛と宿命の物語。

まあこれをカンフー映画とは呼び難いし、
実話ベースと言っても、
大半の部分は創作されてCG処理された寓話となっている。
その映像美がハンパ無く、
(文才に欠けて説明が上手く出来なくて申し訳ないが)
スローやらクローズアップやら
雨やら夜景やら家具破壊やらが多用されていて
もう美しい極致!!なのである。

主演でイップマンを演じるのはトニー・レオン。
そして多分創作上?の女性宗師をチャン・ツィイー!
監督・脚本はあのウォン・カーウァイ。
もう香港黄金トライアングル!!!
ウォン・カーウァイにしてみると珍しく
字幕で時代設定を説明してくれるので、意外と解り易い。

アクションと同次元で精神性と静を表現した2時間、
名言・格言も溢れるように出てくるので
カンフー・ファンでなくても飽きません。

5月31日(金)公開です。

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© 2013 Block 2 Pictures Inc. All rights reserved.

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欲望のバージニア2013年04月12日

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最近数多いアメリカ荒くれ時代を描いた作品の中でも
抜きん出て面白かった本作「欲望のバージニア」。
原題は「LAWLESS」。
つまり、無法、理不尽、手に負えない、法など守らないetc
悪者総出演な、なんと実話ベース!の
クライム・バイオレンス・ムービーである。

時代は1931年。
禁酒法時代のアメリカの片田舎が舞台。
「俺達は絶対に死なない!」という
ボンデュラント三兄弟、
正確には屈強な兄二人と頼りない末っ子の
密造酒商売を巡る顛末を中心に、
次々と現れる悪人がストーリーを一層荒ませて行く。

三兄弟のさらに中心人物、次男役はトム・ハーディ。
最近だと「バットマン ダークナイト・ライジング」での
フェイスマスクで覆われた敵役が印象的だったイギリス人俳優。
それが見事なまでのアメリカ田舎訛りも披露してくれる。
その相手役が「ゼロ・ダーク・サーティ」で
数々の賞にエントリーされたジェシカ・チャスティン。
やっぱり役によって雰囲気は全く違うものだ、と実感。

さらに
伝説のお尋ね者をゲイリー・オールドマンが、
勿論超悪徳!な役人をガイ・ピアースが
それぞれキレキレに演じていて
こんな名優が脇を固めるのだから
それはもう面白いのである。

賄賂や脅迫って何時の世にも蔓延って
無くならないものなんだなあ・・・
しかし善悪って何が基準なんだろう・・・
そんな不条理を全面に漂わせる
欲望のバージニア」。
6月29日(土)より全国順次ロードショーです。

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17歳のエンディングノート2013年04月05日

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人気子役の宿命、
それは当り前だが成長するということだ。

「あんなに可愛かったのに・・・」
と言われてしまう元子役って多いが、
それをも上回る演技力や、
成長しても美貌に恵まれる人達も多い。

そしてダコタ・ファニング。
「アイ・アム・サム」での映画デビュー以来
ショーン・ペン、シャーリーズ・セロン、
デンゼル・ワシントン、ロバート・デ・ニーロ、etcと
名立たる超一流俳優達と
ヒューマンからホラーまでノー・ジャンルで共演し、
世界的大人気子役となったダコタ・ファニングも
気が付けば実年齢で19歳!

そんな彼女は主演最新作
17歳のエンディングノート」原題「Now Is Good」で
一流俳優としての道を着実に歩んでいる事を実証している。

余命数カ月を告げられ、半ば自暴自棄に
やりたい事リストを実行して悪態を曝け出す主人公。
周囲の愛情をも要らぬ同情と憎むほど、
心も弱ってしまう日々だが、強がってしまう。
そうしなければ未来の無い自分を支える事が出来ない。
そんな役も見事に演じきっているのだ。

決して笑える状況ではない物語だが、
教えてくれる事も多い「17歳のエンディングノート」。
「死」がテーマだが、生きている「今」が素敵なんだ、
という原題「Now Is Good」どおりの作品の意味に
見終わって涙目になってしまいました。
4月27日公開です。

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BOOWY1224 FILM THE MOVIE 20132013年04月03日

変換が出来ないのでBOOWYでいくが、
上映中の1987年12月24日渋谷公会堂公演の
完全版「BOOWY1224 FILM THE MOVIE 2013」は一言、凄い!

僕は当時BOOWYファンではなかったし、
今も思い入れ等は無い。
それでもリアルタイムで彼等の活動は知っているし、
絶頂期のライブも見に行った事はある。
その程度の音楽ファンが見ても、凄い!のだ。

バンド・メンバー4人が放つエネルギーは圧倒的で、
ライブ=生だからこそ時代を超越できるステージがある。
それは例えば60年代を生きた
ジミ・ヘンドリクスのライブ・パフォーマンスに
今も誰も敵わないのと同義だ。

最近僕が見たバンドだと
バンド色はBOOWYとは全然違うが
ONE OK ROCKのエネルギー量はハンパなかったなあ。

まあそれは余談として、頂上にいるバンドが
解散をファンに告げる覚悟をしながら演奏した
最高のライブを余す処無く追体験出来るLIVE CINEMA、
世代や想い入れ度は気にせずに
見に行ってください。
僕はアンコールで泣きそうになりました。

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箱入り息子の恋2013年04月02日

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僕らにとっては番組ナビゲーターであり、
超人気ミュージシャン、という面をまず考えるけれど
星野源は役者さんなのである。

そんな俳優・星野源の魅力が炸裂している
主演最新作「箱入り息子の恋」。

演じる役処は
35歳、独身、両親と同居、ド近眼メガネ、
公務員、無遅刻無欠勤、昇進歴なし、
彼女いない歴35年、つまり童貞、
あがり症、無口、ペットはカエル、趣味は格闘ゲーム、
お金が勿体無いから昼休みは自宅で食べる毎日・・・。

ああ、なんと星野源ピッタリな役なんだろう!!
(決して素の星野源とは違う・・・と思うけど)

彼を想う両親(平泉成&森山良子)が婚活して
なんとかお見合いをする事に。
その相手は幼少で視力を失ったお嬢さん(夏帆)。
彼女が宝な両親(大杉漣&黒木瞳)も
見合いの行く末が気が気でない・・・・・・・。

と物語は始まるのだが、
達者な共演者達が存分に魅力を発揮する中で
それはもう星野源の「ゆるキャラ・オーラ」が充満していて
星野源の為の作品といっていいだろう。

ストーリーは想像の範囲か、と油断すると
とんでもない方向へ歩みだすのだが、
見てのお楽しみ!

余談だが
「天然コケッコー」での中学生役、
「うた魂」での女子高生役が記憶に新しい夏帆も
すっかり美しい20代に、
と思ってしまった僕はやっぱりおっちゃんだった。

箱入り息子の恋
6月8日(土)公開です。

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©2013「箱入り息子の恋」製作委員会

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