外事警察 その男に騙されるな2012年03月28日

最近見た中で、個人的に最も気に入った作品、「外事警察 」。
原作は同題の警察小説で、
NHK土曜ドラマ枠でも全6話放映された秀逸作の続編的映画版である。

外事警察、正式には警視庁公安外事課とは
国際テロや諸外国の諜報機関の活動を調査する、
いわば日本版のCIA、MI6のような存在。

基本的に水面下・裏社会でのスパイ活動は
場合によっては海外にも及び、CIA等との連携も必然となる。
警察内でもその活動は秘されており、
ゆえに一般市民の目に触れる事はなく、
我々がその存在を知らなくても当り前なのだ。

だからこそ、この作品で描かれている諜報活動が、
現実のモノとは思えないのだが、『本当』の世界なのである。

キャストは基本的にテレビ版と同じ。
冷徹な主人公が渡部篤郎。
共演に「カーネーション」の尾野真千子、石橋凌、遠藤憲一、余貴美子 等。
それに映画版の重要人物として
真木よう子、田中 泯、韓国スターのキム・ガンウ 他が加わって
正に演技派オールスターの様相だ。

監督は土曜ドラマ「外事警察」同様に堀切園 健太郎。
過去にNHKで「ハゲタカ」「篤姫」「ちゅらさん」等を手掛けた辣腕である。

例えば「インファナル・アフェア・シリーズ」や「ハゲタカ」が好みな貴方には
絶対のお薦め作「外事警察 その男に騙されるな」は6月2日(土)公開。
その前にDVDレンタルされているテレビ版を見ることをオススメする。
テレビ版は正直全く話題にならなかったが、
こちらも緊張感に溢れた、抜群に優れた内容で、
物凄く面白いです!!

(C)2012「外事警察」製作委員会

staff| 07:31 | カテゴリー:

裏切りのサーカス2012年03月22日

最近立て続けに諜報部員モノの秀作を見た。
イギリス映画「裏切りのサーカス」と日本映画「外事警察」。

まずは公開の近い「裏切りのサーカス」から。

ゲイリー・オールドマンが初めてアカデミー主演男優賞に
ノミネートされた事で、気になっている人も多いであろう本作。
1970年代前半のイギリスMI6とソ連KGBとの情報戦を
MI6側から描いた、実にハードボイルドなスパイ活動劇である。

特筆すべき事実は、本作の原作者が
実際にMI6で諜報活動に従事していた人物である、ということ。
つまりは、当時のスパイ達のリアリティを徹底追求しているので、
過演出されずに淡々としている分、
心底からの恐怖や疑念・緊張が画面から滲み出てくるのだ。

物語は複雑で重要な登場人物も多く、
場面も回想シーンを含めて少なからずフラッシュバックするので、
事前にHP等を読んで背景等を理解してから見ることを
映画会社も強く勧めている。
普段は読まない僕も従ったが、その通りだった。


さて、見ながら思ったことは、
一般人達が全く知らない裏社会で
「国家の保全」を大義にスパイ活動が当たり前のように
積極的に行われ続けていること、そして
それでもテロを防ぎきれない世界の無情を憂いてしまう。

この手の作品が好みの方は必見、
4月21日(土)公開です。


staff| 08:46 | カテゴリー:

ブラック&ホワイト2012年03月19日

映画だからこそ、ホラは大きいほど大袈裟なほど喜ばれる。
そんなおバカ系娯楽作品である「Black & White/ブラック&ホワイト」は。
監督は『チャーリーズ・エンジェル』『ターミネーター4』のマックG、
ヒロインはリース・ウィザースプーンだから当然と言えば当然ね。

キャッチコピーは
『史上最大の“職権乱用”』 『白黒決めたい、危険な関係』。
同じ女性に互い譲れないほどの恋に落ちてしまった
親友でもあるCIAの最強コンビ。
2人は、彼女を射止めるためにスパイのあらゆる諜報テクニックを駆使して、
恋のバトルを開始する・・・。
と、これだけ読んだら
「バカらしくって」と鼻で笑う人も大勢いるでしょう。
確かにそうなんだけれど、
「シビアな世の中、映画くらいはゆるーい気持ちで笑いたい」
という気分なときに98分の夢を見せてくれる作品は意外と貴重だったりする。

ちなみに資料を抜粋して少し勉強すると、
CIA(アメリカ中央情報局)は大統領の直轄組織であり、
米軍やその他政府の機関から独立して存在する。
徹底した秘密主義で、反米政府の転覆、
情報操作によって戦争を引き起こすなど、
世界の情勢に裏側から介入し、
コントロールするなどお手の物。
イスラエル諜報特務庁(モサド)やイギリス情報局秘密情報部 (MI6)と
つながりが深い。
ということは、本作はある意味CIAを徹底的にオチョクッている訳だな。

あのアンジェラ・バセットまでチョイ役で登場する
「Black & White/ブラック&ホワイト」
4月20日(金)公開です。



(c)2011 Twentieth Century Fox

staff| 02:36 | カテゴリー:

ジョン・カーター2012年03月13日

キャッチコピー「ウォルト・ディズニー生誕110周年記念作品」どおりに、
多くのファンの期待と想像を裏切らないであろう本作「ジョン・カーター」。
先週末公開になった全米では初登場2位スタートだったけど・・・。

この「ジョン・カーター」、原作は
「スター・ウォーズ」「アバター」等に多大な影響を与えた、と言われる
1917年のSF小説「火星のプリンセス」。
正にその2作品や「グラディエイター」も連想させるスペクタル超大作だ。
(スペクタクルという言葉久々に使った・・・)

肝心な内容は
『地球から惑星バルスームに時空トリップした主人公が繰り広げる冒険活劇』
といった荒唐無稽なSFなので、詳細を紹介する事は控えるが、
決して単純な勧善懲悪の綺麗事に終わらず、
人間の持つ残忍さや暗黒面・争い事もしっかりと表現されている。
僕にはそこが最もディズニーらしく感じた点で、
これを見るであろう世界中の子供達にも
本作を通じてディズニー流の社会啓蒙が図られるのだと思う。

さて主演ヒーロー/ヒロインはテイラー・キッチュとデジャー・ソリスの二人。
何といっても共に見事な肉体美!
正直あまり馴染みはない役者さんだが、
その分、他の作品イメージに引きずられずに新鮮に見ることが出来た。

僕はいつも資料をあえて読まずに試写に望むのだが、
下準備をしなくても解り易い作りのSFなので
安心してデート・ムービーでも、家族連れでもOKな2時間13分です。

そうそう、どう見てもガチャピンなクリーチャーも出てくるよ!!
4月13日(金)3D・2Dロードショー!

© Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

STAFF| 01:41 | カテゴリー:

ロボット2012年03月02日

『ワケわからんが面白い』
というキャッチコピーが付いたインド映画「ロボット」。
試写の後、思考回路が壊れそうになりながら
そのとおりだ!と頷いてしまった。

資料によれば製作費37億円!と巨額が投じられている本作。
確かに色々な意味においてゴージャスで規格外。

まずはハリウッド大作並みな大々的なアクション・ロケ!
そして徹底的なCG!!
さらに大掛かりに繰り返される様々なダンス・シーン!!!
「マトリックス」「ターミネーター」「トランスフォーマー」etcの
美味しいとこ取り+インド印の集団ダンスで繰り広げられる
SF・ラブコメ・アクション・ムービー・・・
書いていても『ワケわからん』のである。

ただし粗筋はシンプルで
主人公の博士が10年以上の年月を費やして完成させた
高性能ロボットに人間の心を持たせてしまったら・・・
というモノ。
そこには当然のように絶世のインド美女がフィーチャーされて
なんでも彼女94年のミス・ワールドに輝いた後、
モデルから女優に転身した人だそうだ。

おバカを楽しめるユトリをもって
決して真面目に批評なんてしてはいけない、
インド映画「ロボット」。面白いですよ。
5月12日(土)公開
なんか今晩夢に出てきそうだ・・・


staff| 08:45 | カテゴリー:

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